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誰かイケメン達を止めてくれませんか!!.11
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そのあと、帰った来た母親には、友だちの誕生日会を家でやったということでなんとか誤魔化した。
「はあ~。亮くん、カッコよかったな。あ~んなんて、信じらんない」
本当にさっきまで亮くんがこの家にいたんだよね。
料理だって残ってる。
絶対的な証拠だ。
だって、あんな料理どう転んだって自分で作れないし。
だから、夢じゃない。
少しだけでも触っておけばよかった。
でも同じ空気を吸えた。というより、亮くんが吐いた空気を吸ったかも。(ほぼ変態の考え)
ああ~、やっぱり、死ぬ。
みゆうは亮くんの残像を全力で脳裏に焼き付けた。
「月影、おすすめ書籍のチラシってもうできた?」
昼休みの図書室で伊吹が話しかけてきた。
「うん、こんな感じなんだけど、どうかな」
伊吹は一通り目を通した。
「お、バランスいいんじゃない」
「でしょ~」
みゆうは他の図書委員の意見も取り入れて、できるだけ色んなジャンルのものを載せてみた。
同じジャンルで特集を組むのも面白いけれど、今回はあえてバラバラにしてみた。
色々と変化をつけるのも楽しい。
とにかく、本を紹介できること自体が嬉しいのだ。
一人でも多くの人に興味を持ってもらいたい。
だから、できるだけ内容が画一的にならないように心がけている。
そんなみゆうのことを、今日も伊吹はドキドキしながら見つめていた。
特に、大好きな本の話をしている時のみゆうの表情は格別だ。
それに、なんだか最近一段と可愛くなったような気がする。
今のところ、みゆうに告白した奴はいない様子だが、いつだれが出し抜くか分かったものじゃない。
そろそろ、自分の気持ちに決着をつけなけばならないと、伊吹は一人勝手に盛り上がっていた。
みゆうがこのところ一段と可愛くなったのは、伊吹の気のせいなどでなない。
例のおかしな出来事のせいだ。
あれだけ極上のイケメンに頻繁に会えば、女性ホルモンは最高レベルで放出されるだろう。
そして、次はどんなイケメンと出会えるのかというドキドキが常に彼女をときめかせているのだ。
そんな状態が続けば、いやでも女っぷりが上がる。
気づいていないのは、みゆう本人だけだ。
以前からみゆうに思いを寄せていた男子たちはもちろん、それ以外の男子もざわつき始めている。
伊吹は気が気ではなかった。
「はあ~。亮くん、カッコよかったな。あ~んなんて、信じらんない」
本当にさっきまで亮くんがこの家にいたんだよね。
料理だって残ってる。
絶対的な証拠だ。
だって、あんな料理どう転んだって自分で作れないし。
だから、夢じゃない。
少しだけでも触っておけばよかった。
でも同じ空気を吸えた。というより、亮くんが吐いた空気を吸ったかも。(ほぼ変態の考え)
ああ~、やっぱり、死ぬ。
みゆうは亮くんの残像を全力で脳裏に焼き付けた。
「月影、おすすめ書籍のチラシってもうできた?」
昼休みの図書室で伊吹が話しかけてきた。
「うん、こんな感じなんだけど、どうかな」
伊吹は一通り目を通した。
「お、バランスいいんじゃない」
「でしょ~」
みゆうは他の図書委員の意見も取り入れて、できるだけ色んなジャンルのものを載せてみた。
同じジャンルで特集を組むのも面白いけれど、今回はあえてバラバラにしてみた。
色々と変化をつけるのも楽しい。
とにかく、本を紹介できること自体が嬉しいのだ。
一人でも多くの人に興味を持ってもらいたい。
だから、できるだけ内容が画一的にならないように心がけている。
そんなみゆうのことを、今日も伊吹はドキドキしながら見つめていた。
特に、大好きな本の話をしている時のみゆうの表情は格別だ。
それに、なんだか最近一段と可愛くなったような気がする。
今のところ、みゆうに告白した奴はいない様子だが、いつだれが出し抜くか分かったものじゃない。
そろそろ、自分の気持ちに決着をつけなけばならないと、伊吹は一人勝手に盛り上がっていた。
みゆうがこのところ一段と可愛くなったのは、伊吹の気のせいなどでなない。
例のおかしな出来事のせいだ。
あれだけ極上のイケメンに頻繁に会えば、女性ホルモンは最高レベルで放出されるだろう。
そして、次はどんなイケメンと出会えるのかというドキドキが常に彼女をときめかせているのだ。
そんな状態が続けば、いやでも女っぷりが上がる。
気づいていないのは、みゆう本人だけだ。
以前からみゆうに思いを寄せていた男子たちはもちろん、それ以外の男子もざわつき始めている。
伊吹は気が気ではなかった。
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