俺と俺の彼女のモノガタリ!!!

佐藤 ライム

文字の大きさ
3 / 5

第2章

しおりを挟む
第二章 
(俺と俺の彼女は真反対?)
  そろそろ7月に入る。
 夏に近づき、教室の中も暑くなってきていた。 
「中学最後の夏だな。」 
「この感覚を味わえるのも最後なんだよね。」
 周りからはそう聞こえてきた。
 だが昼からは雨が降ってきた。
 まあ、まだ梅雨が終わってないからな。 「暇だな~。よし、亜衣のところ行ってみよう。」
 亜衣の席は、俺とは真反対の場所にあった。 
「亜衣~。」
 「あら、卓也から話しかけてくるなんて珍しいわね。」
 「たまたま、暇だったんだよ。」 
と、言いつつ亜衣の横の席に座った。  よく見ると亜衣の机の上に多教科の参考書が置いてあった。
 「お前が勉強しているなんて、珍しいな。」
 「部活が終わったもの。次の受験に向けて勉強しないと。」
 「じゃあ来週のテストまでお前の勉強見てやるよ。」
 「本当っ?」
 「ああ。」
 「じゃあ言葉に甘えて教えてもらおうかな。」
 「まかせとけ!」
 と、いうことで俺と亜衣の勉強習慣が始まるのだった。
  翌日、運が良く今日から三連休だった。 
俺は亜衣に勉強を教えるべく、亜衣の家へ向かった。
 亜衣の家は俺の家の近くのマンションにある。
 だから昔から仲が良かった。
 亜衣の家に着いた。
 俺は特に何も意識せず、インターフォンを鳴らす。 
ピンポーンと音が鳴る。
 「はーい」 扉を開けてくれたのは亜衣のお母さんだった。
 「あら卓也君、いらっしゃい。」
 「おばさん、お久しぶりです。」
 「本当久しぶりね、何年ぶりかしら。」 「4,5年ぐらいですかねー。」
 「もうそんなに経つのー?まあとりあえず入って入って。」
 「お言葉に甘えて失礼しまーす。」
 中へ入ると奥から亜衣が来た。
 「いらっしゃい。遅かったわね。」
 お前のお母さんと話してたからだよ、という言葉は一瞬出てきたが出さぬようにした。 
亜衣の部屋は片ずいていた。
それに良い匂い。 
さすが女の子の部屋だ。
 「さあやりましょ。」
 「その前に亜衣は行きたい高校あるのか?」 
「と、特にないわ。」
 「まずそこからだな。」
 俺は家から持参した高校の紹介書を取り出す 。
「亜衣の学歴から見て△△高校が良いかな。」 
「卓也はどこの高校に行くの?」
 「俺は○○高校かな。」 
「私も○○高校行に行きたい。」
 「お前じゃレベル高いぞ?」
 「そのための卓也先生でしょ?」
 コイツ…言うようになったな。
 「じゃあ、この一週間で100点あげろ。」 
「え?100点もー?」 
「そうしたら亜衣の願い1つ聞いてやるよ。」 
「ほんとっ?」 
「ああ。何でも聞いてやるよ。」 
「じゃあ頑張ってあげるわよ。」
 亜衣の目は血走り、本気だった。
  ついに明日がテストの日、俺はまた亜衣の家にいた。
 亜衣は今日まで俺とずっと勉強していた。 
「どうして亜衣は俺と同じ高校にいきたいんだ?」
 亜衣は手を止めた。
 「それは、」 
亜衣は顔を赤くし、こう答えた。
 「卓也と一緒が良いからよ。」
 お前…そこまで考えていたのか。
 「ありがとよ。」
 この言葉しか出てこなかった。
  翌日、テストが始まる3分前。 亜衣に話しかけに行った。 
「亜衣ー調子はどうだ?」 
「まあまあってとこね。でも、いつもよりかはいい感じ。」 
「よかったな。」 
「これも卓也のおかげね。ありがと。」 亜衣はにっこり笑って言った。
 「じゃあ俺、席戻るわ。」
 「うん、またね。」 
亜衣もあの調子だし俺もがんばろう。 
 すべてのテストが終わり結果がでた。 「卓也ーー」 
と、遠くから亜衣の声が聞こえてきた。 「おー亜衣どうだった。」
 「ふふん、これを見なさい!!!」
 亜衣から渡されたプリント見ると… なんということだ。
 100点どころか、150点アップしている。
 亜衣のやつ相当頑張ったな。
 「亜衣、すごいじゃないか!」
 「卓也のおかげよ。」 
「まさかここまでやるとは、思ってもいなかった。」
 「さあ、卓也!私の願いかなえてもらうわよ。」
 「約束だからないいよ、でなんだ?」 「それは…」 
思いも思わなかった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

大丈夫のその先は…

水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。 新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。 バレないように、バレないように。 「大丈夫だよ」 すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m

壊れていく音を聞きながら

夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。 妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪 何気ない日常のひと幕が、 思いもよらない“ひび”を生んでいく。 母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。 誰も気づきがないまま、 家族のかたちが静かに崩れていく――。 壊れていく音を聞きながら、 それでも誰かを思うことはできるのか。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

俺の可愛い幼馴染

SHIN
恋愛
俺に微笑みかける少女の後ろで、泣きそうな顔でこちらを見ているのは、可愛い可愛い幼馴染。 ある日二人だけの秘密の場所で彼女に告げられたのは……。 連載の気分転換に執筆しているので鈍いです。おおらかな気分で読んでくれると嬉しいです。 感想もご自由にどうぞ。 ただし、作者は木綿豆腐メンタルです。

俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。

true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。 それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。 これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。 日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。 彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。 ※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。 ※内部進行完結済みです。毎日連載です。

処理中です...