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3.挨拶と入学式
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「御入学おめでとう御座います。皆さんはこれから1年C組として心を1つにして協力していきましょう。」
クラスメートは皆、まるで決心したようなそんなキリッとした表情で、拍手をしている。
「このあと、体育館に移動して入学式が始まります。皆、気を引き閉めるように。」
「はいっ!」
当然のように皆がやる気を声にのせて返した。
樹は小学校の入学式で緊張したことを思いだし、今日はそれ以上の緊張と少しだけ大人に近づいていることを感じた。
キンコンカンコンとチャイムが鳴った。
すると、先生達が動きだしクラスの全員に向かって、
「廊下に整列!」
と言った。
皆が廊下に移動するなか、樹は少女に話し掛けることにした。
「同じクラスだね。これからよろしくね。」
突然話し掛けたからか、少女はビクッとなりながら、
「そ、そうみたいね。よろしく。そういえば名前いってなかったわよね?私は 羽柴 雪乃 よ。あなたの名前は何て言うの?教えて。」
「僕は 若草 樹 っていうんだ。雪乃っていい名前だね。」
些細な会話をしていると、
「おい、雪乃と樹。早くしなさい。」
と、言われてしまった。
仕方がないので話は一旦やめて列に並んだ。
入学式は思ったほど緊張しなかった。
長い話を聞き終わり、ようやく教室に戻れる。
「…1年生。起立!」
ザザッと立ち上がり、一斉に後ろを向いた。
先頭が入れ替わり、前の人から教室へ向かって歩いていった。
やっと終わったという安心感がドッと込み上げてくる。
それはきっと樹だけでは無いだろう。
そして再び教室へ戻ってきた。
クラスメートは皆、まるで決心したようなそんなキリッとした表情で、拍手をしている。
「このあと、体育館に移動して入学式が始まります。皆、気を引き閉めるように。」
「はいっ!」
当然のように皆がやる気を声にのせて返した。
樹は小学校の入学式で緊張したことを思いだし、今日はそれ以上の緊張と少しだけ大人に近づいていることを感じた。
キンコンカンコンとチャイムが鳴った。
すると、先生達が動きだしクラスの全員に向かって、
「廊下に整列!」
と言った。
皆が廊下に移動するなか、樹は少女に話し掛けることにした。
「同じクラスだね。これからよろしくね。」
突然話し掛けたからか、少女はビクッとなりながら、
「そ、そうみたいね。よろしく。そういえば名前いってなかったわよね?私は 羽柴 雪乃 よ。あなたの名前は何て言うの?教えて。」
「僕は 若草 樹 っていうんだ。雪乃っていい名前だね。」
些細な会話をしていると、
「おい、雪乃と樹。早くしなさい。」
と、言われてしまった。
仕方がないので話は一旦やめて列に並んだ。
入学式は思ったほど緊張しなかった。
長い話を聞き終わり、ようやく教室に戻れる。
「…1年生。起立!」
ザザッと立ち上がり、一斉に後ろを向いた。
先頭が入れ替わり、前の人から教室へ向かって歩いていった。
やっと終わったという安心感がドッと込み上げてくる。
それはきっと樹だけでは無いだろう。
そして再び教室へ戻ってきた。
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