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第4章 魔物の巣
2 矢傷
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魔物たちが闊歩する地に踏み込む前、辺境伯の領土からは出ていたが、シンの国と魔物たちの土地の境を接する辺りで夜営をしていた。
なぜそれに最初に気づいたのがセラフィナだったのか。
風を切る音に気付きながら、セラフィナは動かなかった。風の音を聞きながら、風の音に優しく包まれながら生きてきたからこそ、その異質な音に最初に気づいたのかもしれない。動けば…。
動けなかった、のかもしれない。避ける動きはもちろん、守るために魔力を使うこともしなかった。そこに込められた、セラフィナに向けられる感情に身が竦んだ。
「?」
最初に、セラフィナの異変に気づいたのはクレイ。そして、周囲の異変に気づいたのはシン。けれど、どちらも遅かった。気づかないはずはないのに。
それが、これまでずっと、当たり前にそばにあった気配だったから、シンは異質なものととらえられなかったのかもしれない。そしてそれは、敵対する存在となってしまったことを信じ切れていなかったということでもあり、甘さになる。
「フィーナ!」
手加減する余裕もなく、シンがセラフィナの体を引き寄せながら間に自分の体を割り込ませようとしたが、その、シンの速さをもってしても間に合わなかった。急所にまっすぐ向かっていたそれは、その動きで急所は外れ、けれど強い力で放たれたため、深々とセラフィナにつきたった。
「シノン!!」
怒りを込めた、これまでセラフィナが聞いたことのないような声を発したカナンが走り出すのを、シンが引きずり倒した。その手に、セラフィナを預けてシンが消えた。速すぎて、捉えることのできない動き。そして、先に動いていたクレイは、猛然と動くシンの気配に足を止め、セラフィナのもとに駆け戻った。きっと、シンでも捕まえることはできない。空気が歪み、気配が消えた。
至近距離には近寄らず、飛び道具を使ったのはシンを恐れたから。シンの実力がどこまで分かっていたのかは不明だが、それでも、それを恐れているのであれば、その速さから逃れる方法も考えてあったのかもしれない。もしくは、本人も知らない何かに呼び寄せられたか。
クレイが駆け戻れば、血の気の失せたセラフィナを抱え、傷口に手を添えてカナンが泣いてた。
まさか、と駆け寄ると、息はある。
「カナン?」
「矢が抜けない」
悔しげに唇を噛み、ようやく言ったカナンの目に怒りが滲んでいる。
「姫巫女…お願いです。目を開けて…」
鋭い矢は、セラフィナの体には容易に突き刺さったが、カナンであれば、かすり傷で済んだかもしれない。そして、シンであればかすり傷さえ負わせることができないような代物。気づいていれば、守ることができていれば、なんともなかった出来事なのに。あんなに気配を消してくるなんて。そんなことが、できたなんて。
「たぶん、何かが力を貸している。きっとシン王子でも追いつけない」
言いながら、クレイはセラフィナの頬に手を当てる。随分と体温が低い。矢を抜くことができないため、結果的に傷口が塞がれているはずなのに、抑えているカナンの手に血が流れているのが見えた。
「抜けないって、どういうことだ?」
「鏃に悪趣味な返しが付いている。周りの肉も内臓も抉ってしまう。それに、多分、薬が塗られていた。血が止まらなくなる薬。それで傷口を広げたら大変なことになる」
この状況でも、それを冷静に見抜いたカナンに感心しながら、クレイの顔が曇った。
「フィーナに目を開けて欲しいのは、自分の魔法でなんとかさせたいから?」
「でないと、ひどいことになる」
そう言っているところに荒々しい気配が戻る。怒った獣のような目になっているシンが見下ろしていた。
その目がセラフィナを捉えた途端に揺らぎ、不安そうな色に塗り替えられる。まるで、置いてけぼりになった子どものように。
「フィーナ…」
呟いて膝をついたシンを責める目になりながら、カナンは何も言わない。シンが気づかないはずがない。本来ならば。これまでと変わらず、側にある気配と捉えてしまっていたから、シノンの凶行を許した。そこに怒りはあるけれど、本人が一番それを感じているようだった。そこに追い打ちをかければ、セラフィナが嫌がる。
「フィーナは、自分で自分の治療はできない」
「え?」
2人の目に困惑が宿り、クレイに向けられる。できないわけではない。だが、やらせたくもない。
「もし、治癒の力が必要なら、できる者のところに連れて行くしかない」
翼人は治癒の力が強いと聞くが、できないのかと、無言でそう言われている気がした。できないわけではない。だが、翼を失ったときに、その力のほとんどが失われた。試してみようか、というセラフィナの状態ではない。
「辺境伯のところへ」
カナンの言葉に、シンが嫌な顔をする。それに、あそこは、辺境伯以外が味方なのか味方でないのかわからない。
「一度、王都に帰る」
「王子?」
「そんなに長くこのままで?」
「俺が抱えて走る」
「その振動も痛みを増します。それに、王子が本気で動いたら、それこそ体がもちません」
カナンの抗議に、シンはその目をクレイに向けた。
「お前も、精霊と話せるんだろう?」
「…そうか、精霊に治してもらえば」
カナンの言葉にシンが首を振る。
「それができるなら、とっくにやってるだろう。ただ、これだけ血が流れているのに大丈夫なのは、そいつらのおかげか?」
クレイが昔の話をしたときのことを覚えているのか、シンが言うのにクレイは頷く。
「王都に行けば、治せる者が?」
「どの程度の力が必要なのか、俺にはわからん。だが、ここよりはいる」
なるほどとクレイは頷いた。そして、辺境伯の土地を避けたいのは、クレイも同じだ。あの国でセラフィナの置かれた立場が読みきれない。
精霊たちが、治癒の力を持たないわけではない。それができるような高位の精霊が、いないだけ。
「俺が本気で動いてもフィーナが大丈夫なように、精霊たちに頼んでくれ」
転移魔法も、セラフィナが扉となるからできること。そういう理屈が分かっているわけではないだろうに、この状況で確かに一番可能性のある答えをシンは出していた。
頷きながら、クレイが顔を上げれば、言う前に承知したとばかりに精霊たちはセラフィナの体を包み込んでいく。そして、その一部は四方に散っていった。強い治癒の力を持つ精霊が王都に行ってくれるように。
風もないのにセラフィナの髪がふわりと浮き上がり、服がなびく。それを見て、シンは大事にセラフィナを抱きかかえた。
「後から来い」
声だけを残して、姿を消した。
なぜそれに最初に気づいたのがセラフィナだったのか。
風を切る音に気付きながら、セラフィナは動かなかった。風の音を聞きながら、風の音に優しく包まれながら生きてきたからこそ、その異質な音に最初に気づいたのかもしれない。動けば…。
動けなかった、のかもしれない。避ける動きはもちろん、守るために魔力を使うこともしなかった。そこに込められた、セラフィナに向けられる感情に身が竦んだ。
「?」
最初に、セラフィナの異変に気づいたのはクレイ。そして、周囲の異変に気づいたのはシン。けれど、どちらも遅かった。気づかないはずはないのに。
それが、これまでずっと、当たり前にそばにあった気配だったから、シンは異質なものととらえられなかったのかもしれない。そしてそれは、敵対する存在となってしまったことを信じ切れていなかったということでもあり、甘さになる。
「フィーナ!」
手加減する余裕もなく、シンがセラフィナの体を引き寄せながら間に自分の体を割り込ませようとしたが、その、シンの速さをもってしても間に合わなかった。急所にまっすぐ向かっていたそれは、その動きで急所は外れ、けれど強い力で放たれたため、深々とセラフィナにつきたった。
「シノン!!」
怒りを込めた、これまでセラフィナが聞いたことのないような声を発したカナンが走り出すのを、シンが引きずり倒した。その手に、セラフィナを預けてシンが消えた。速すぎて、捉えることのできない動き。そして、先に動いていたクレイは、猛然と動くシンの気配に足を止め、セラフィナのもとに駆け戻った。きっと、シンでも捕まえることはできない。空気が歪み、気配が消えた。
至近距離には近寄らず、飛び道具を使ったのはシンを恐れたから。シンの実力がどこまで分かっていたのかは不明だが、それでも、それを恐れているのであれば、その速さから逃れる方法も考えてあったのかもしれない。もしくは、本人も知らない何かに呼び寄せられたか。
クレイが駆け戻れば、血の気の失せたセラフィナを抱え、傷口に手を添えてカナンが泣いてた。
まさか、と駆け寄ると、息はある。
「カナン?」
「矢が抜けない」
悔しげに唇を噛み、ようやく言ったカナンの目に怒りが滲んでいる。
「姫巫女…お願いです。目を開けて…」
鋭い矢は、セラフィナの体には容易に突き刺さったが、カナンであれば、かすり傷で済んだかもしれない。そして、シンであればかすり傷さえ負わせることができないような代物。気づいていれば、守ることができていれば、なんともなかった出来事なのに。あんなに気配を消してくるなんて。そんなことが、できたなんて。
「たぶん、何かが力を貸している。きっとシン王子でも追いつけない」
言いながら、クレイはセラフィナの頬に手を当てる。随分と体温が低い。矢を抜くことができないため、結果的に傷口が塞がれているはずなのに、抑えているカナンの手に血が流れているのが見えた。
「抜けないって、どういうことだ?」
「鏃に悪趣味な返しが付いている。周りの肉も内臓も抉ってしまう。それに、多分、薬が塗られていた。血が止まらなくなる薬。それで傷口を広げたら大変なことになる」
この状況でも、それを冷静に見抜いたカナンに感心しながら、クレイの顔が曇った。
「フィーナに目を開けて欲しいのは、自分の魔法でなんとかさせたいから?」
「でないと、ひどいことになる」
そう言っているところに荒々しい気配が戻る。怒った獣のような目になっているシンが見下ろしていた。
その目がセラフィナを捉えた途端に揺らぎ、不安そうな色に塗り替えられる。まるで、置いてけぼりになった子どものように。
「フィーナ…」
呟いて膝をついたシンを責める目になりながら、カナンは何も言わない。シンが気づかないはずがない。本来ならば。これまでと変わらず、側にある気配と捉えてしまっていたから、シノンの凶行を許した。そこに怒りはあるけれど、本人が一番それを感じているようだった。そこに追い打ちをかければ、セラフィナが嫌がる。
「フィーナは、自分で自分の治療はできない」
「え?」
2人の目に困惑が宿り、クレイに向けられる。できないわけではない。だが、やらせたくもない。
「もし、治癒の力が必要なら、できる者のところに連れて行くしかない」
翼人は治癒の力が強いと聞くが、できないのかと、無言でそう言われている気がした。できないわけではない。だが、翼を失ったときに、その力のほとんどが失われた。試してみようか、というセラフィナの状態ではない。
「辺境伯のところへ」
カナンの言葉に、シンが嫌な顔をする。それに、あそこは、辺境伯以外が味方なのか味方でないのかわからない。
「一度、王都に帰る」
「王子?」
「そんなに長くこのままで?」
「俺が抱えて走る」
「その振動も痛みを増します。それに、王子が本気で動いたら、それこそ体がもちません」
カナンの抗議に、シンはその目をクレイに向けた。
「お前も、精霊と話せるんだろう?」
「…そうか、精霊に治してもらえば」
カナンの言葉にシンが首を振る。
「それができるなら、とっくにやってるだろう。ただ、これだけ血が流れているのに大丈夫なのは、そいつらのおかげか?」
クレイが昔の話をしたときのことを覚えているのか、シンが言うのにクレイは頷く。
「王都に行けば、治せる者が?」
「どの程度の力が必要なのか、俺にはわからん。だが、ここよりはいる」
なるほどとクレイは頷いた。そして、辺境伯の土地を避けたいのは、クレイも同じだ。あの国でセラフィナの置かれた立場が読みきれない。
精霊たちが、治癒の力を持たないわけではない。それができるような高位の精霊が、いないだけ。
「俺が本気で動いてもフィーナが大丈夫なように、精霊たちに頼んでくれ」
転移魔法も、セラフィナが扉となるからできること。そういう理屈が分かっているわけではないだろうに、この状況で確かに一番可能性のある答えをシンは出していた。
頷きながら、クレイが顔を上げれば、言う前に承知したとばかりに精霊たちはセラフィナの体を包み込んでいく。そして、その一部は四方に散っていった。強い治癒の力を持つ精霊が王都に行ってくれるように。
風もないのにセラフィナの髪がふわりと浮き上がり、服がなびく。それを見て、シンは大事にセラフィナを抱きかかえた。
「後から来い」
声だけを残して、姿を消した。
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