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ガーネットはラリマーのマッサージの施術を受けている最中に寝てしまったため、精霊の森へは明日行くことになった。
「…で……本当に…最後までその………あの……」
ガーネット抜きの夕食となったので、俺は意を決してロードに聞いてみた。
あぁぁ…ガーネットいないのに…恥ずかしくて…聞けないっ!
「………抱いたのか…?」
「わぁあっ!ジルコンッ‼︎それ、給仕してるフォークだよね⁈ちゃんとテーブルに置いてっっ‼︎」
暗い瞳を宿したジルコンが後ろからロードの首にフォークを突き立てた。
これっ、王宮じゃなくても捕まるからっ‼︎
「アハハ。ジルコン、お父さんだね。」
「凄いな…やっぱりモルダ様に認められただけはある…」
いやいや、そこの2人!仕えてる人の息子で、殿下のピンチだよ⁈
何、悠長に微笑ましく見てるのかな⁈
「フッ…大丈夫…ちゃんと避に……」
___プツ…___
「………言葉に気を付けます………」
「よろしい…」
フォークの先が首に少し食い込んで、ヒヤッとしたよっ。
「殿下はちゃんとお約束通り、学園入学まで待ってたんですよ?閨教育も問題が無いと報告を受けております。それに、何かあったら、我々が王妃から直々に裁きを任されておりますからご安心を。」
「そうですよ~、アフターケアもバッチリです!」
真面目な顔して怖いことを聞いた気もする……
「何にせよ、ガーネット嬢は今ではダイヤ様やモルダ様にも寵愛されております。ガーネット嬢が嫁がれた時には私達のどちらかが専属に着く予定です。」
「まぁ…ガーネット嬢が嫌がらなければ…なんですけどね。」
「…下級貴族だから?」
「…まぁ…それもありますが…」
「それはないと思うけど。」
俺達は特に自分が高貴だから…とかの教育は受けていない。どちらかと言えば『色々な人から学べ』だ。
王族なら王族の、城下の一般市民なら一般市民の…色々な環境で育ち、考え方の違う人達と交流して見聞を広めるべきと言われている。
まぁ…自分が下級貴族で上級貴族に話しかけるのは難しかっただろう。
でも、逆に今のこの立場から下級貴族に「だから話そ♪」って言っても、嫌味に聞こえる場合もある。
1番良いのは学園や訓練で交流を繋いでいく事だ。
同じ目標に向かって、同じタイミングで学んでいくのは共感もあり、団結も生まれて隔たりは少ない。
「本人が良くても周りが許さない場合もありますからねぇ。」
多分、ラリマーやタイガ達は王妃の専属になる時に経験している。
「でも、本人次第だろ?」
きっとガーネットは王や王妃の様に周りに文句は言わせないだろう。
「だと良いのですが。」
ラリマーやタイガは2人共騎士らしい雰囲気を持つことも出来る。
公に立つモルダ様の後ろに控える2人は凛々しかったし、何よりラリマーの本来の性格を知ったのは最近だ。
…タイガもラリマーの相手が出来るんだから良い勝負だろう。
「では、お前達の妖精の庭にやってきた妖精達の話を聞こうか。ジルコン、ここからはラリマーとタイガに給仕を任せる。お前も座ってくれ。」
ある程度食事が済んだ所でロードが話を切り出した。
デザートも食後の飲み物も出ているから、ジルコンの給仕が落ち着くのを待ってたんだろう。
ロードに言われて、当たり前の様に2人が食事を片付け始めた。
……軽装だけど…騎士が片付けてる…変な感じだ。
俺は、自分の妖精の庭にハーピーがいたのを話した。
ロードは驚いていたけど、ジルコンのドライアドについては特に驚かなかったことに驚いた。
「まぁ…ジルコンだしなぁ…」
どういう感想だよ。
「…で、ハーピーとドライアドがお前に会いたがってるヤツがいるって話してたぞ?あの森に小さい頃、遊びに行ってたのか?」
「……小さい頃?」
「俺もその話を聞いたんだが…覚えてなくて…お前、覚えてるか?」
ロードが腕を組んでしばらく考えていると、思い出したと顔を上げた。
「あ、アイツかも!」
話を聞くと小さな頃に道に迷った、自分達より少し小さな子どもと出会ったそうだ。
すぐに親の声がしたのか、別の方へ行ったそうだが、次の日から遊びに来て、別荘へ来た時にはしばらく一緒に遊んでいたらしい。
「…でも、ここ数年は森に深くは入ってなかったからなぁ。」
「俺も留学の準備でこっちに来れない事が増えたしな。」
「名前…何だっけ?」
「ん~………忘れた…」
どうやら、会わせたい人はその子なのかな?
「オニキスも作ったのか?」
「あぁ…ドライアドに言われて…」
「で、何かいたのか?」
「あぁ。」
いたんだ!
「風の精霊だ。」
「契約は俺達と同じで良いそうだ。少し力が強そうだから、オニキスと契約したら妖精に実体化するかもな。」
何だかんだとみんな1体ずつ付いてんだな。
じゃぁ、ガーネットも妖精の庭を作ったらいけるかも。
俺達はその晩は妖精の庭を確認せずにそのまま寝る事にした。
___翌朝___
___コンコン バァンッ!___
「兄様!おはようっ‼︎」
「ひゃぁあっ!」
「…何だぁ…?」
ノックと開ける間が短いっ!
俺は昨日もベリルに抱かれて裸だったのを思い出し、一気にシーツを首まで隠した。
「兄様っ!あ、ベリルもおはよっ。ロードから聞いたわっ!ハーピーと契約するんですって⁈ズルい!私も契約したいわ‼︎」
「分かった…分かったから取り敢えず落ち着いて!」
「おはよう、ガーネット嬢…取り敢えず…朝食は必ず食べるから…食堂で待っててくれるかな?」
「えぇ、分かったわ!兄様、今日は襟のついたシャツでいらっしゃいね!じゃぁ、後でねぇ~!」
……カァァァ……
爽やかに人の首の痕を指摘して去っていくガーネット…きっと、ラリマーの施術のお陰だね。
外では大人な部分があり、家では無邪気さが残る妹ガーネット。
ガーネット、バッチリ首元隠してる☆偉いね!
……妹の方が…大人でした…
「…で……本当に…最後までその………あの……」
ガーネット抜きの夕食となったので、俺は意を決してロードに聞いてみた。
あぁぁ…ガーネットいないのに…恥ずかしくて…聞けないっ!
「………抱いたのか…?」
「わぁあっ!ジルコンッ‼︎それ、給仕してるフォークだよね⁈ちゃんとテーブルに置いてっっ‼︎」
暗い瞳を宿したジルコンが後ろからロードの首にフォークを突き立てた。
これっ、王宮じゃなくても捕まるからっ‼︎
「アハハ。ジルコン、お父さんだね。」
「凄いな…やっぱりモルダ様に認められただけはある…」
いやいや、そこの2人!仕えてる人の息子で、殿下のピンチだよ⁈
何、悠長に微笑ましく見てるのかな⁈
「フッ…大丈夫…ちゃんと避に……」
___プツ…___
「………言葉に気を付けます………」
「よろしい…」
フォークの先が首に少し食い込んで、ヒヤッとしたよっ。
「殿下はちゃんとお約束通り、学園入学まで待ってたんですよ?閨教育も問題が無いと報告を受けております。それに、何かあったら、我々が王妃から直々に裁きを任されておりますからご安心を。」
「そうですよ~、アフターケアもバッチリです!」
真面目な顔して怖いことを聞いた気もする……
「何にせよ、ガーネット嬢は今ではダイヤ様やモルダ様にも寵愛されております。ガーネット嬢が嫁がれた時には私達のどちらかが専属に着く予定です。」
「まぁ…ガーネット嬢が嫌がらなければ…なんですけどね。」
「…下級貴族だから?」
「…まぁ…それもありますが…」
「それはないと思うけど。」
俺達は特に自分が高貴だから…とかの教育は受けていない。どちらかと言えば『色々な人から学べ』だ。
王族なら王族の、城下の一般市民なら一般市民の…色々な環境で育ち、考え方の違う人達と交流して見聞を広めるべきと言われている。
まぁ…自分が下級貴族で上級貴族に話しかけるのは難しかっただろう。
でも、逆に今のこの立場から下級貴族に「だから話そ♪」って言っても、嫌味に聞こえる場合もある。
1番良いのは学園や訓練で交流を繋いでいく事だ。
同じ目標に向かって、同じタイミングで学んでいくのは共感もあり、団結も生まれて隔たりは少ない。
「本人が良くても周りが許さない場合もありますからねぇ。」
多分、ラリマーやタイガ達は王妃の専属になる時に経験している。
「でも、本人次第だろ?」
きっとガーネットは王や王妃の様に周りに文句は言わせないだろう。
「だと良いのですが。」
ラリマーやタイガは2人共騎士らしい雰囲気を持つことも出来る。
公に立つモルダ様の後ろに控える2人は凛々しかったし、何よりラリマーの本来の性格を知ったのは最近だ。
…タイガもラリマーの相手が出来るんだから良い勝負だろう。
「では、お前達の妖精の庭にやってきた妖精達の話を聞こうか。ジルコン、ここからはラリマーとタイガに給仕を任せる。お前も座ってくれ。」
ある程度食事が済んだ所でロードが話を切り出した。
デザートも食後の飲み物も出ているから、ジルコンの給仕が落ち着くのを待ってたんだろう。
ロードに言われて、当たり前の様に2人が食事を片付け始めた。
……軽装だけど…騎士が片付けてる…変な感じだ。
俺は、自分の妖精の庭にハーピーがいたのを話した。
ロードは驚いていたけど、ジルコンのドライアドについては特に驚かなかったことに驚いた。
「まぁ…ジルコンだしなぁ…」
どういう感想だよ。
「…で、ハーピーとドライアドがお前に会いたがってるヤツがいるって話してたぞ?あの森に小さい頃、遊びに行ってたのか?」
「……小さい頃?」
「俺もその話を聞いたんだが…覚えてなくて…お前、覚えてるか?」
ロードが腕を組んでしばらく考えていると、思い出したと顔を上げた。
「あ、アイツかも!」
話を聞くと小さな頃に道に迷った、自分達より少し小さな子どもと出会ったそうだ。
すぐに親の声がしたのか、別の方へ行ったそうだが、次の日から遊びに来て、別荘へ来た時にはしばらく一緒に遊んでいたらしい。
「…でも、ここ数年は森に深くは入ってなかったからなぁ。」
「俺も留学の準備でこっちに来れない事が増えたしな。」
「名前…何だっけ?」
「ん~………忘れた…」
どうやら、会わせたい人はその子なのかな?
「オニキスも作ったのか?」
「あぁ…ドライアドに言われて…」
「で、何かいたのか?」
「あぁ。」
いたんだ!
「風の精霊だ。」
「契約は俺達と同じで良いそうだ。少し力が強そうだから、オニキスと契約したら妖精に実体化するかもな。」
何だかんだとみんな1体ずつ付いてんだな。
じゃぁ、ガーネットも妖精の庭を作ったらいけるかも。
俺達はその晩は妖精の庭を確認せずにそのまま寝る事にした。
___翌朝___
___コンコン バァンッ!___
「兄様!おはようっ‼︎」
「ひゃぁあっ!」
「…何だぁ…?」
ノックと開ける間が短いっ!
俺は昨日もベリルに抱かれて裸だったのを思い出し、一気にシーツを首まで隠した。
「兄様っ!あ、ベリルもおはよっ。ロードから聞いたわっ!ハーピーと契約するんですって⁈ズルい!私も契約したいわ‼︎」
「分かった…分かったから取り敢えず落ち着いて!」
「おはよう、ガーネット嬢…取り敢えず…朝食は必ず食べるから…食堂で待っててくれるかな?」
「えぇ、分かったわ!兄様、今日は襟のついたシャツでいらっしゃいね!じゃぁ、後でねぇ~!」
……カァァァ……
爽やかに人の首の痕を指摘して去っていくガーネット…きっと、ラリマーの施術のお陰だね。
外では大人な部分があり、家では無邪気さが残る妹ガーネット。
ガーネット、バッチリ首元隠してる☆偉いね!
……妹の方が…大人でした…
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