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2章。500人の美少女から溺愛される
31話。公爵家の全面的な協力を得る
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「あぁああああっ! 昨日はルカお姉様と同じベッドで寝るつもりだったのに! 私のバカ、バカァアア!」
ボクにお姫様抱っこされたミリアが、大声を上げて悔しがっている。
昨晩は侍女を呼んで、気絶したミリアを引き取ってもらった。
その後、ボクは王女の部屋に戻って、イルティアと入れ代わった。部屋に鍵をかけ、誰も通してはならないと衛兵に命じて、朝までゆっくり眠ることができた。
「ダメだって、一緒に寝るなんて! そういうことは結婚するまで、しちゃいけないんだぞ!」
「いいじゃないですか? 私たちは義理の姉妹となったんですし」
ボクの首に手を回して、ミリアは愛しそうに頬を擦り寄せてくる。
「ああっ、ルカお姉様にお姫様抱っこしていただけるなんて、幸せっ!」
「ちょ、ちょっとミリア、そんなふうにされると困んだけどっ!?」
思わず階段を踏み外してしまいそうになった。
一緒に寝れないなら、せめてお姫様抱っこをして欲しいというミリアの要望で、こんなことをやっていた。
「お困りになったお顔もステキ! 私を意識して恥じらうお姉様!」
「……あのね」
黄色い声を上げるミリアに、前からやってきた侍女たちが、何事かと目をむく。
ボクは愛想笑いをして、やり過ごした。
「お願いだから、じっとしていて。落っことしてしまいそうになるから」
「はい! これからお父様に私たちの婚約を許してもらいに行くのですからね。ぜひとも、この格好のままで!」
「そうじゃなくて。ティアルフィ公爵家の大規模魔法を使う許可をもらいに行くんでしょ!? まったく……部屋の前で降ろすよ」
ボクは大きくため息をついた。
前領主様の部屋の前に着くと、ミリアを床に降ろす。
ミリアは名残惜しそうな顔をしている。だが、いくらなんでも、彼女をお姫様抱っこしたままで、父君にお会いするわけにはいかない。
「お父様! アルビオン王国第二王女殿下、ルカ様がお見えになりました」
「どうぞ、お入り下さい」
許可をもらって入室する。
寝台に横たわった初老の男性が笑顔で迎えてくれた。
ミリアの父であるハゾス様だ。彼は公爵という地位にありながら、国王に逆らって領地を没収され、辺境の地オーダンに追いやられた。
その心労のためか、体調を崩して病床にあった。神官が代わる代わる治療に訪れているが、回復魔法はあくまで対処療法で、病気を根治することはできない。
「これは王女殿下。少し見ぬ間に、一段とお美しくなられましたな。オーダンをお救いくださり、心より感謝申し上げます。なんと申しますか、まとう雰囲気がお変わりになられた?」
「ハゾス様。体調が優れない中、お会いいただき、ありがとうございます」
ボクはハゾスに一礼する。
「すでにお聞き及びかと思いますが、ボクは王家を倒して新しい国を作るつもりです。そのために、公爵家の大規模通信魔法を使わせていただきたく、お願いに参りました」
ティアルフィ公爵家は情報こそ最大の武器だと考えて、通信魔法の開発に尽力してきた。
ミリアいわく、この魔法を有効活用すれば、王家を打倒するのも容易だという。
その提案に乗って、ハゾス様に会いに来たのだ。
この魔法は数十人で執り行う大規模なもので、使い方の詳細は、ハゾス様しかわからなかった。
「お父様! お父様は罪もないエルフの国を攻めるべきではないと、正義の心から国王陛下をおいさめされたのに。陛下は聞く耳を持たずに、お父様を僻地に飛ばしました。
エルフは魔王に内通などしていなかったのに……
勇者の権威を利用してやりたい放題の王家を、私はルカお姉様と一緒に倒そうと思います!」
ミリアが拳を握りしめて叫ぶ。
「ミリア。お前には、できれば戦などして欲しくなかったのだがな……」
ハゾスが苦々しく告げた。
「陛下の道を糺すは、本来、我が役目であった。お前の身の不幸は、すべて父が不甲斐ないせいだ。許せ」
「そんなことはありません! 私はお父様を誇りに思います!」
ミリアは国王の仕打ちが、よほど悔しかったのだろう。目に涙を溜めている。
「ルカ王女殿下。女神様から究極の聖剣を与えられたあなた様なら、陛下を打倒し、真に平和な国を作ってくださるでしょう。
そのために協力は惜しみません。どうか我が娘のこと、よろしくお願いいたします」
ハゾス様は、ボクに頭を下げて頼んだ。
国の重鎮だった前公爵にそのような態度を取られて、ボクは恐縮してしまう。
「ミリアは私が歳を取ってからようやく授かった一粒種。できれば辛い目にはあわせたくありませなんだ」
「私は辛い目になんてあっていませんよ、お父様! この地にやってこられたおかげで、ルカお姉様とも心が通じ合えたんです! これもきっと女神様のお導きです!」
ミリアは父の手を取って励ます。
「王女殿下。最後にひとつ、お聞かせ願いたいのですが。なぜ突然、国王陛下に反旗を翻すおつもりになられたのでしょうか?」
これは誰もが疑問に思う点だろう。イルティア姫にとって、国王を敵に回す理由はまったくない。放っておいても女王になれる身だ。
「王家がオーダンの地を見捨てたからです。ここにはボクの大切な人がいます。王家に従っていたら、その子が安心して暮らせる日は来ないでしょうから」
ボクは本心を語る。
イルティアが考えた建前の理由。『国王が弟に王位を継がせようとしているから』は使わなかった。
ハゾス様は利よりも義で動く方だと思ったからだ。
「……その大切なお方というのは?」
「じ、実は結婚して欲しいと言われている相手でして……この都市を守ったのも、その子を守りたかったのが大きいです」
ズバリ、ボクの妹コレットのことだ。突っ込んだことを聞かれて、一瞬、くちごもってしまった。
ボクの正体については、これ以上、知る人間を増やすのは得策ではないと、今朝エリザに釘を刺されていた。
これが正直に言えるギリギリの範囲だ。
「これは失礼しました。王女殿下もお年頃。立ち入ったことをお聞き……」
「その大切な人というのは……私のことですね!」
ハゾスが言い終えるより先に、ミリアが喜色満面でボクに抱きついてきた。
「お父様! ルカお姉様は魔物に襲われた私を命がけで助けてくれたんですよ! もう、すごくカッコよくて大感動でした! その上、魔竜王も倒してしまって……私は一生、お姉様についていきます!」
「こ、これミリア。王女殿下が困っておいでだぞ」
父にたしなめられて、ミリアは多少バツが悪そうな顔をした。
「今、お姉様と結婚を前提に、妹としてお付き合いしているんですよ! ねっ! ルカお姉様!」
「えっ? ま、間違いではないけど……」
何か盛大な誤解が発生している感じがした。
何より、盛大な誤解を与える言動だった。
「なんと、そのような。ミリアをそれ程まで、大切に思ってくださっていたとは」
ハゾスは真摯な目をボクに向けて告げた。
「我が公爵家の秘蔵の魔法お使いください」
ボクにお姫様抱っこされたミリアが、大声を上げて悔しがっている。
昨晩は侍女を呼んで、気絶したミリアを引き取ってもらった。
その後、ボクは王女の部屋に戻って、イルティアと入れ代わった。部屋に鍵をかけ、誰も通してはならないと衛兵に命じて、朝までゆっくり眠ることができた。
「ダメだって、一緒に寝るなんて! そういうことは結婚するまで、しちゃいけないんだぞ!」
「いいじゃないですか? 私たちは義理の姉妹となったんですし」
ボクの首に手を回して、ミリアは愛しそうに頬を擦り寄せてくる。
「ああっ、ルカお姉様にお姫様抱っこしていただけるなんて、幸せっ!」
「ちょ、ちょっとミリア、そんなふうにされると困んだけどっ!?」
思わず階段を踏み外してしまいそうになった。
一緒に寝れないなら、せめてお姫様抱っこをして欲しいというミリアの要望で、こんなことをやっていた。
「お困りになったお顔もステキ! 私を意識して恥じらうお姉様!」
「……あのね」
黄色い声を上げるミリアに、前からやってきた侍女たちが、何事かと目をむく。
ボクは愛想笑いをして、やり過ごした。
「お願いだから、じっとしていて。落っことしてしまいそうになるから」
「はい! これからお父様に私たちの婚約を許してもらいに行くのですからね。ぜひとも、この格好のままで!」
「そうじゃなくて。ティアルフィ公爵家の大規模魔法を使う許可をもらいに行くんでしょ!? まったく……部屋の前で降ろすよ」
ボクは大きくため息をついた。
前領主様の部屋の前に着くと、ミリアを床に降ろす。
ミリアは名残惜しそうな顔をしている。だが、いくらなんでも、彼女をお姫様抱っこしたままで、父君にお会いするわけにはいかない。
「お父様! アルビオン王国第二王女殿下、ルカ様がお見えになりました」
「どうぞ、お入り下さい」
許可をもらって入室する。
寝台に横たわった初老の男性が笑顔で迎えてくれた。
ミリアの父であるハゾス様だ。彼は公爵という地位にありながら、国王に逆らって領地を没収され、辺境の地オーダンに追いやられた。
その心労のためか、体調を崩して病床にあった。神官が代わる代わる治療に訪れているが、回復魔法はあくまで対処療法で、病気を根治することはできない。
「これは王女殿下。少し見ぬ間に、一段とお美しくなられましたな。オーダンをお救いくださり、心より感謝申し上げます。なんと申しますか、まとう雰囲気がお変わりになられた?」
「ハゾス様。体調が優れない中、お会いいただき、ありがとうございます」
ボクはハゾスに一礼する。
「すでにお聞き及びかと思いますが、ボクは王家を倒して新しい国を作るつもりです。そのために、公爵家の大規模通信魔法を使わせていただきたく、お願いに参りました」
ティアルフィ公爵家は情報こそ最大の武器だと考えて、通信魔法の開発に尽力してきた。
ミリアいわく、この魔法を有効活用すれば、王家を打倒するのも容易だという。
その提案に乗って、ハゾス様に会いに来たのだ。
この魔法は数十人で執り行う大規模なもので、使い方の詳細は、ハゾス様しかわからなかった。
「お父様! お父様は罪もないエルフの国を攻めるべきではないと、正義の心から国王陛下をおいさめされたのに。陛下は聞く耳を持たずに、お父様を僻地に飛ばしました。
エルフは魔王に内通などしていなかったのに……
勇者の権威を利用してやりたい放題の王家を、私はルカお姉様と一緒に倒そうと思います!」
ミリアが拳を握りしめて叫ぶ。
「ミリア。お前には、できれば戦などして欲しくなかったのだがな……」
ハゾスが苦々しく告げた。
「陛下の道を糺すは、本来、我が役目であった。お前の身の不幸は、すべて父が不甲斐ないせいだ。許せ」
「そんなことはありません! 私はお父様を誇りに思います!」
ミリアは国王の仕打ちが、よほど悔しかったのだろう。目に涙を溜めている。
「ルカ王女殿下。女神様から究極の聖剣を与えられたあなた様なら、陛下を打倒し、真に平和な国を作ってくださるでしょう。
そのために協力は惜しみません。どうか我が娘のこと、よろしくお願いいたします」
ハゾス様は、ボクに頭を下げて頼んだ。
国の重鎮だった前公爵にそのような態度を取られて、ボクは恐縮してしまう。
「ミリアは私が歳を取ってからようやく授かった一粒種。できれば辛い目にはあわせたくありませなんだ」
「私は辛い目になんてあっていませんよ、お父様! この地にやってこられたおかげで、ルカお姉様とも心が通じ合えたんです! これもきっと女神様のお導きです!」
ミリアは父の手を取って励ます。
「王女殿下。最後にひとつ、お聞かせ願いたいのですが。なぜ突然、国王陛下に反旗を翻すおつもりになられたのでしょうか?」
これは誰もが疑問に思う点だろう。イルティア姫にとって、国王を敵に回す理由はまったくない。放っておいても女王になれる身だ。
「王家がオーダンの地を見捨てたからです。ここにはボクの大切な人がいます。王家に従っていたら、その子が安心して暮らせる日は来ないでしょうから」
ボクは本心を語る。
イルティアが考えた建前の理由。『国王が弟に王位を継がせようとしているから』は使わなかった。
ハゾス様は利よりも義で動く方だと思ったからだ。
「……その大切なお方というのは?」
「じ、実は結婚して欲しいと言われている相手でして……この都市を守ったのも、その子を守りたかったのが大きいです」
ズバリ、ボクの妹コレットのことだ。突っ込んだことを聞かれて、一瞬、くちごもってしまった。
ボクの正体については、これ以上、知る人間を増やすのは得策ではないと、今朝エリザに釘を刺されていた。
これが正直に言えるギリギリの範囲だ。
「これは失礼しました。王女殿下もお年頃。立ち入ったことをお聞き……」
「その大切な人というのは……私のことですね!」
ハゾスが言い終えるより先に、ミリアが喜色満面でボクに抱きついてきた。
「お父様! ルカお姉様は魔物に襲われた私を命がけで助けてくれたんですよ! もう、すごくカッコよくて大感動でした! その上、魔竜王も倒してしまって……私は一生、お姉様についていきます!」
「こ、これミリア。王女殿下が困っておいでだぞ」
父にたしなめられて、ミリアは多少バツが悪そうな顔をした。
「今、お姉様と結婚を前提に、妹としてお付き合いしているんですよ! ねっ! ルカお姉様!」
「えっ? ま、間違いではないけど……」
何か盛大な誤解が発生している感じがした。
何より、盛大な誤解を与える言動だった。
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