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1章。バフ・マスター、Lv4覚醒
17話。バフ・マスター、次期国王となる。
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「これで私はアベルの正式なお嫁さんね! じゃあアベル。これからは浴場や寝室でも遠慮なく私の警護をしてね! ああっ、これから毎日楽しみだな!」
リディアがはしゃぎまくって、僕に腕を絡めてくる。
父親である国王陛下の前で、こんな姿を見せて大丈夫なのか?
それに浴場や寝室での警護って……
想像して、思わず顔が熱くなってしまった。
「お、おい。さすがに、それは……」
「いけません! いけません! 婚約者と言えど未婚の姫君が、絶対にいけません! 王女殿下の浴場や寝室での警護は、ルーンナイツの副団長であるこのティファが、うけたまわります!」
ティファが、ものすごい剣幕でリディアに詰め寄った。
「ええ!? お父様に早く孫の顔をお見せしてあげたいと思ったのに……」
「それは楽しみであるな」
ちょっと国王陛下まで、何を言っているんだ。
「ダメです! 何をおっしゃっているんですか!? いくら親密な間柄とはいえ、分をわきまえていただかなくては。他の家臣たちに示しがつきませんよ、王女殿下!」
「……うんっ」
ティファの迫力に気圧されて、リディアが頷いた。
「その。男女のアレ的なことは、正式に結婚してからになさってください! 私が絶対に、絶対に許しませんからね!」
「もちろん、リディアに変なことをするつもりはないから」
僕の言葉に、ティファはホッと胸を撫で下ろした。
「アベル様が、そのようにおっしゃるのであれば、間違いは起こりませんね。一安心です」
「私は間違いを起こしてみたいなぁ、なんて……」
「ふむ。これは頼もしい副団長よ。確かに婚約者と言えど、王女と家臣の間柄であるうちは、一線を引いてもらった方が良いやも知れぬな」
国王陛下の言葉に、ティファが片膝をついて応えた。
「はっ! お任せ下さい陛下! この私が王女殿下の貞操もお守りいたします」
「ええっ、守らなくて良いのに」
「リディア。僕もまだ結婚しないうちは、そういったことはしない方が良いと思う」
「う、うーんっ……」
僕からたしなめられて、リディアがうめく。
リディアのことは好きだが、好きだからこそ、欲望にまかせて傷つけるようなことはしたくない。
「それと、もうひとつ陛下に申し上げたき儀がございます」
「何であるか? 申してみよ」
ティファが続けて、国王陛下に進言した。
「今回のアンデッドの討伐では、リディア王女殿下の【聖女】の力が有効であるため、ルーンナイツへの同行をお許しいたしました。
ですが、今後、危険と思われる戦場に同行いただくことは固くお断りさせていただきたく存じます」
「それは当然であるな」
「ちょっと待ってよ! アベルの側にいるのか何より安全でしょ!?」
「いや。ティファの言うことはもっともだ。悪いが今後、危険な場所に連れていくことはできない」
リディアは不満そうだったが、僕もその意見には賛成だった。
「ええっ。アベルと一秒でも長く一緒にいたいのに……私の神聖魔法は役に立つのよ?」
「ルーンナイツは王女殿下の近衛騎士団。王女殿下を危険にさらすことはできません。ご自重ください!」
ティファが駄目押しのように言うと、リディアはしぶしぶ頷いた。
「アベルよ。明日の夜、今回の戦の祝勝会を開く予定だ。そこでリディアとの婚約を発表する故、あいさつの言葉を考えておくが良い」
「はっ……!」
国王陛下が主催の祝勝会となれば、国の重鎮が一堂に会するだろう。
これは緊張するな……
僕の運命が激変しようとしていた。
リディアがはしゃぎまくって、僕に腕を絡めてくる。
父親である国王陛下の前で、こんな姿を見せて大丈夫なのか?
それに浴場や寝室での警護って……
想像して、思わず顔が熱くなってしまった。
「お、おい。さすがに、それは……」
「いけません! いけません! 婚約者と言えど未婚の姫君が、絶対にいけません! 王女殿下の浴場や寝室での警護は、ルーンナイツの副団長であるこのティファが、うけたまわります!」
ティファが、ものすごい剣幕でリディアに詰め寄った。
「ええ!? お父様に早く孫の顔をお見せしてあげたいと思ったのに……」
「それは楽しみであるな」
ちょっと国王陛下まで、何を言っているんだ。
「ダメです! 何をおっしゃっているんですか!? いくら親密な間柄とはいえ、分をわきまえていただかなくては。他の家臣たちに示しがつきませんよ、王女殿下!」
「……うんっ」
ティファの迫力に気圧されて、リディアが頷いた。
「その。男女のアレ的なことは、正式に結婚してからになさってください! 私が絶対に、絶対に許しませんからね!」
「もちろん、リディアに変なことをするつもりはないから」
僕の言葉に、ティファはホッと胸を撫で下ろした。
「アベル様が、そのようにおっしゃるのであれば、間違いは起こりませんね。一安心です」
「私は間違いを起こしてみたいなぁ、なんて……」
「ふむ。これは頼もしい副団長よ。確かに婚約者と言えど、王女と家臣の間柄であるうちは、一線を引いてもらった方が良いやも知れぬな」
国王陛下の言葉に、ティファが片膝をついて応えた。
「はっ! お任せ下さい陛下! この私が王女殿下の貞操もお守りいたします」
「ええっ、守らなくて良いのに」
「リディア。僕もまだ結婚しないうちは、そういったことはしない方が良いと思う」
「う、うーんっ……」
僕からたしなめられて、リディアがうめく。
リディアのことは好きだが、好きだからこそ、欲望にまかせて傷つけるようなことはしたくない。
「それと、もうひとつ陛下に申し上げたき儀がございます」
「何であるか? 申してみよ」
ティファが続けて、国王陛下に進言した。
「今回のアンデッドの討伐では、リディア王女殿下の【聖女】の力が有効であるため、ルーンナイツへの同行をお許しいたしました。
ですが、今後、危険と思われる戦場に同行いただくことは固くお断りさせていただきたく存じます」
「それは当然であるな」
「ちょっと待ってよ! アベルの側にいるのか何より安全でしょ!?」
「いや。ティファの言うことはもっともだ。悪いが今後、危険な場所に連れていくことはできない」
リディアは不満そうだったが、僕もその意見には賛成だった。
「ええっ。アベルと一秒でも長く一緒にいたいのに……私の神聖魔法は役に立つのよ?」
「ルーンナイツは王女殿下の近衛騎士団。王女殿下を危険にさらすことはできません。ご自重ください!」
ティファが駄目押しのように言うと、リディアはしぶしぶ頷いた。
「アベルよ。明日の夜、今回の戦の祝勝会を開く予定だ。そこでリディアとの婚約を発表する故、あいさつの言葉を考えておくが良い」
「はっ……!」
国王陛下が主催の祝勝会となれば、国の重鎮が一堂に会するだろう。
これは緊張するな……
僕の運命が激変しようとしていた。
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