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第十二話 帰宅
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日が落ちて、外が暗くなり、ブランケットがひんやりしはじめした頃に理玖さんは帰ってきた。
「ただいまー」
理玖さんの声で目を覚まして、いつの間にか寝ていたと自覚する。
「あれ、渚もふもふじゃん」
被り物も身につけたままだった。
毎日理玖さんに被せられてばかりで渚が自分から被ったところを見せるのは初めてだった。
「珍しいね。それ気に入ってくれたの? それとも……何かあった」
まだ「オーナーさん」の格好をしている状態で圧をかけられれば、いつもの理玖さんの面影が消え去ってしまい、寝落ちる前の不安定な精神が蘇ってしまう。
「あ、その」
「落ち着いて。深呼吸して。ゆっくりでいいから、全部教えて」
理玖さんの声は優しいのに、ひんやりしていて恐ろしい。
それでも何とか深呼吸をして震えを止めて話し始める。
「昼間、配達が来た。ちゃんと言われた通りに置き配にして、時間をあけてから荷物をとった。でも、死角から人が出てきて。……手首を掴まれた」
「それは、怖かったね。他に何かされてない?」
「掴んできた人に、オーナーさんは頭がおかしいから逃げるべきだって言われた。その時は馬鹿馬鹿しいって腕振り払って部屋に逃げ込めたけど」
「けど?」
続きの言葉を言うには、少し勇気を必要とした。
理玖さんを裏切るような思考をしてしまったことを懺悔しなければならない。
万が一、理玖さんにもう要らないと追い出されてしまったらと考えると喉がこわばって声が出なくなる。
「頭ん中で言われたことに反論してたら、理玖さんが素敵すぎて、俺なんかが隣にいて良いのか不安になった」
全て言い切って、身体から力が抜けた。
もうどうにてもなれという諦めか。
我ながら諦めが良くなったものだ。
あれだけ無理して生にしがみついていたくせに、気がつけばこうして大人しく裁きを待っている。
理玖さんは、自分ばかり変えられたと言っていたが、渚だって変えられていた。理玖さんに依存するよう変えられていた。
「渚」
次に続く言葉が何になるか。正面から向き合うのが怖くなって俯き目を瞑る。
飛行機とかでする、衝撃に備える体制だ。
実際、衝撃は来た。
前から重い身体がぎゅっと来た。
渚さんの体温だった。
昼間の日光と思い込みで作ったものではない、本物の渚さんだ。
「ごめんね。怖かったのに、その場で慰められなくてごめんね」
強く抱きしめられ、背中をさすられた。
服についてる木製のボタンが顔に当たって跡がつきそうなほど、強く抱きしめられた。
大人っぽい香水の香りがいつも通りの仕事帰りの理玖さんだと思わせてくれる。
朝とは匂いが変わっているが、昨日の夜とは変わらない、同じ香りだ。
「渚はここに居ていい、いやここに居なきゃダメだ」
「ダメなんだ」
「うん。ダメ。逃げられたら僕はつらい。僕は前の人とは比べようがないほど君に囚われているんだ」
「じゃあもう、前の同居人の代わりじゃない?」
「もちろん。渚は僕にとって誰かの代わりでなければ代わりを見つけることもできない大切な存在だよ」
「そう」
代わりのいない存在。つまりはこの世で一つしかない、唯一の存在。
量産品で変えの効くどうでもいい存在ではない。
もう紙皿のように雑に扱われて良い存在ではない。
なんとも嬉しい言葉だ。
幸せで、照れ臭くなって、そっけない返事をしてしまったが、きっと気持ちは伝わっている。
だって相手は理玖さんという最高のDomだから。
渚は感情と顔の火照りが落ち着くまでは大人しく抱きしめられ撫でられていた。
……だが少々長い。
体感だが五分は経った気がする。
時折抱きしめる力が強くなるせいでちょっと痛い。
「理玖さん、そろそろ」
「やだ。渚は怖い思いをしたんだから甘やかされておけばいい」
「もう十分甘やかされた」
「じゃあ僕のために許して。僕に渚がちゃんといるって、渚を失ってないって確かめさせて」
これはまたズルい言い方をしてくる。
渚は理玖さんのためなら断れない。それをよく理解した上での発言だ。
理解されていると良くわかるので悪い気分にはならない。
ただ一つ問題があるとすればもうそろそろ肋骨にヒビが入りそうだということだ。
渚の体はさほど丈夫ではない。
つい最近まで不健康極まりない生活をしていた影響もあり肉付きが悪い。よって理玖さんの腕から加えられる力がダイレクトに骨へかかる。かなり本気で痛い。理玖さんが思っている以上に痛い。
何とか言いくるめるか別のことに意識を移させるかしてこの拘束から逃れなければ逆に抱きしめられることが減ってしまう。
「……そういえば、荷物の中身は何だったの?」
「ああ。見てなかったね」
理玖さんは少しズレていた渚の被り物の位置を直し、机の方を向いた。ようやく解放された。
渚は肋骨を膨らますように息を大きく吸い込んだ。
あちらこちらが痛んだ気がした。
理玖さんは力が強い。マイペースでほわほわしてるところもあるが、筋力も体力もある。
何か格闘技でもやっていたのだろうか。
「開けるよ。中は……まずは小説だね」
「それは、新しいやつか」
「そ。君が今読んでる先生の新刊が出てたからね」
理玖さんは渚に読ませるなら自分が読んだことのある本にしてほしいと言って様々な本を買い集めている。
過去に読んで手元にない本は探して買い求め、新しい本を買った時は出勤中や移動中など時間を見つけては読んで渚と同じ世界を共有しようとしている。
本当にすごい根性だ。
「これ途中だけど面白い」
「どこまで読んだの?」
「いよいよ真相解明ってとこ」
「あら、一番良いところで止まってるね」
「そこで宅配便が来たから」
口に出してから、余計なことを言ったと気がついた。
今こんなことを言えば次に理玖さんがする行動は決まっている。
「渚、ごめんね」
また強烈なハグを受けた。
つい口が滑ってしまったせいで逆戻りだ。
「理玖さん、他は何が入ってる」
「あー、あとは蒼から勧められたDynamicsについての教本」
「蒼さんから」
蒼さんといえばDynamicsの専門家のあの人か。
お人好しな人だと思っていたがここまでとは。
「正しい知識を持つことが身を守るのに重要だから僕の確認なしで読ませろって何度も念押しされちゃった」
「確認したら不味いのか」
「ダメなことないはずなんだけど。まあ一応ね」
「じゃあ俺が読み終わったら読んで」
「わかった」
机の上に本を置き、流れで理玖さんの腕の中から脱出する。
次から発言には気をつけなければ。
「あとは何が入ってる?」
「えっと……あー、これは」
「何?」
「今ちょっと見せるか迷ってる」
見せるか迷うものとは何だろうか。
理玖さんは大抵の場合、渚に秘密ごとをしない。
全て大っぴらにする。それくらい秘密にしろってことまで言ってくる。
せめてスマホのパスワードくらいは機能していた方がいいだろうに。
そのうち銀行の暗証番号とか教えてきそうで怖い。
その理玖さんが見せるのを迷うものとは何だろうか。
見せたくないもの──性的なものを連想したのはあの人のせいだと思いたい。
決して渚が元から脳内ピンクだったわけではない。ことある度にあの人が渚を抱いて嬲李辱めたのが悪い。
荷物の方に目線をやる。
本やら何やらが入っていたことを考えるとそこまで大きなものではない。
それから通販するということはダウンロードできないものの可能性が高い。
AVとか春本とか物理媒体で見る人は少ないと思う。
少なくとも理玖さんは電子派な気がする。
そうなると、入っているのは性具だろうか。
小さめの電動器具か、拘束具か、はたまたゴムや潤滑剤といった基本的な道具か。
ああ、ピアッサーとかの可能性もあるだろうか。
とにかく何が出てきても引くことはない。精々渚の覚悟が必要になったりならなかったりするだけだ。
「何買ったの」
「何が出てきても笑わないでくれる?」
「最大限の努力はする」
「……ならいいか」
取り出されたのは大きめの冊子だった。
かなり厚みがある。
表紙には高そうな衣装を身につけた男性が載っている。
「collarのカタログ…気がはやいって笑わない?」
「笑うわけないでしょ」
想像していたよりもまともなもので表紙抜けしてしまった。
気がはやいと言えばそうかもしれないが、理玖さんの元から離れるつもりはないので問題ないだろう。
一つ気になるとすれば、表紙を見ただけでもわかるくらい高い店のカタログが手元にあることだ。
理玖さんはcollar一つに一体幾ら注ぎ込むつもりなのだろうか。
渚は脳内で電卓を叩いて身震いした。
「ただいまー」
理玖さんの声で目を覚まして、いつの間にか寝ていたと自覚する。
「あれ、渚もふもふじゃん」
被り物も身につけたままだった。
毎日理玖さんに被せられてばかりで渚が自分から被ったところを見せるのは初めてだった。
「珍しいね。それ気に入ってくれたの? それとも……何かあった」
まだ「オーナーさん」の格好をしている状態で圧をかけられれば、いつもの理玖さんの面影が消え去ってしまい、寝落ちる前の不安定な精神が蘇ってしまう。
「あ、その」
「落ち着いて。深呼吸して。ゆっくりでいいから、全部教えて」
理玖さんの声は優しいのに、ひんやりしていて恐ろしい。
それでも何とか深呼吸をして震えを止めて話し始める。
「昼間、配達が来た。ちゃんと言われた通りに置き配にして、時間をあけてから荷物をとった。でも、死角から人が出てきて。……手首を掴まれた」
「それは、怖かったね。他に何かされてない?」
「掴んできた人に、オーナーさんは頭がおかしいから逃げるべきだって言われた。その時は馬鹿馬鹿しいって腕振り払って部屋に逃げ込めたけど」
「けど?」
続きの言葉を言うには、少し勇気を必要とした。
理玖さんを裏切るような思考をしてしまったことを懺悔しなければならない。
万が一、理玖さんにもう要らないと追い出されてしまったらと考えると喉がこわばって声が出なくなる。
「頭ん中で言われたことに反論してたら、理玖さんが素敵すぎて、俺なんかが隣にいて良いのか不安になった」
全て言い切って、身体から力が抜けた。
もうどうにてもなれという諦めか。
我ながら諦めが良くなったものだ。
あれだけ無理して生にしがみついていたくせに、気がつけばこうして大人しく裁きを待っている。
理玖さんは、自分ばかり変えられたと言っていたが、渚だって変えられていた。理玖さんに依存するよう変えられていた。
「渚」
次に続く言葉が何になるか。正面から向き合うのが怖くなって俯き目を瞑る。
飛行機とかでする、衝撃に備える体制だ。
実際、衝撃は来た。
前から重い身体がぎゅっと来た。
渚さんの体温だった。
昼間の日光と思い込みで作ったものではない、本物の渚さんだ。
「ごめんね。怖かったのに、その場で慰められなくてごめんね」
強く抱きしめられ、背中をさすられた。
服についてる木製のボタンが顔に当たって跡がつきそうなほど、強く抱きしめられた。
大人っぽい香水の香りがいつも通りの仕事帰りの理玖さんだと思わせてくれる。
朝とは匂いが変わっているが、昨日の夜とは変わらない、同じ香りだ。
「渚はここに居ていい、いやここに居なきゃダメだ」
「ダメなんだ」
「うん。ダメ。逃げられたら僕はつらい。僕は前の人とは比べようがないほど君に囚われているんだ」
「じゃあもう、前の同居人の代わりじゃない?」
「もちろん。渚は僕にとって誰かの代わりでなければ代わりを見つけることもできない大切な存在だよ」
「そう」
代わりのいない存在。つまりはこの世で一つしかない、唯一の存在。
量産品で変えの効くどうでもいい存在ではない。
もう紙皿のように雑に扱われて良い存在ではない。
なんとも嬉しい言葉だ。
幸せで、照れ臭くなって、そっけない返事をしてしまったが、きっと気持ちは伝わっている。
だって相手は理玖さんという最高のDomだから。
渚は感情と顔の火照りが落ち着くまでは大人しく抱きしめられ撫でられていた。
……だが少々長い。
体感だが五分は経った気がする。
時折抱きしめる力が強くなるせいでちょっと痛い。
「理玖さん、そろそろ」
「やだ。渚は怖い思いをしたんだから甘やかされておけばいい」
「もう十分甘やかされた」
「じゃあ僕のために許して。僕に渚がちゃんといるって、渚を失ってないって確かめさせて」
これはまたズルい言い方をしてくる。
渚は理玖さんのためなら断れない。それをよく理解した上での発言だ。
理解されていると良くわかるので悪い気分にはならない。
ただ一つ問題があるとすればもうそろそろ肋骨にヒビが入りそうだということだ。
渚の体はさほど丈夫ではない。
つい最近まで不健康極まりない生活をしていた影響もあり肉付きが悪い。よって理玖さんの腕から加えられる力がダイレクトに骨へかかる。かなり本気で痛い。理玖さんが思っている以上に痛い。
何とか言いくるめるか別のことに意識を移させるかしてこの拘束から逃れなければ逆に抱きしめられることが減ってしまう。
「……そういえば、荷物の中身は何だったの?」
「ああ。見てなかったね」
理玖さんは少しズレていた渚の被り物の位置を直し、机の方を向いた。ようやく解放された。
渚は肋骨を膨らますように息を大きく吸い込んだ。
あちらこちらが痛んだ気がした。
理玖さんは力が強い。マイペースでほわほわしてるところもあるが、筋力も体力もある。
何か格闘技でもやっていたのだろうか。
「開けるよ。中は……まずは小説だね」
「それは、新しいやつか」
「そ。君が今読んでる先生の新刊が出てたからね」
理玖さんは渚に読ませるなら自分が読んだことのある本にしてほしいと言って様々な本を買い集めている。
過去に読んで手元にない本は探して買い求め、新しい本を買った時は出勤中や移動中など時間を見つけては読んで渚と同じ世界を共有しようとしている。
本当にすごい根性だ。
「これ途中だけど面白い」
「どこまで読んだの?」
「いよいよ真相解明ってとこ」
「あら、一番良いところで止まってるね」
「そこで宅配便が来たから」
口に出してから、余計なことを言ったと気がついた。
今こんなことを言えば次に理玖さんがする行動は決まっている。
「渚、ごめんね」
また強烈なハグを受けた。
つい口が滑ってしまったせいで逆戻りだ。
「理玖さん、他は何が入ってる」
「あー、あとは蒼から勧められたDynamicsについての教本」
「蒼さんから」
蒼さんといえばDynamicsの専門家のあの人か。
お人好しな人だと思っていたがここまでとは。
「正しい知識を持つことが身を守るのに重要だから僕の確認なしで読ませろって何度も念押しされちゃった」
「確認したら不味いのか」
「ダメなことないはずなんだけど。まあ一応ね」
「じゃあ俺が読み終わったら読んで」
「わかった」
机の上に本を置き、流れで理玖さんの腕の中から脱出する。
次から発言には気をつけなければ。
「あとは何が入ってる?」
「えっと……あー、これは」
「何?」
「今ちょっと見せるか迷ってる」
見せるか迷うものとは何だろうか。
理玖さんは大抵の場合、渚に秘密ごとをしない。
全て大っぴらにする。それくらい秘密にしろってことまで言ってくる。
せめてスマホのパスワードくらいは機能していた方がいいだろうに。
そのうち銀行の暗証番号とか教えてきそうで怖い。
その理玖さんが見せるのを迷うものとは何だろうか。
見せたくないもの──性的なものを連想したのはあの人のせいだと思いたい。
決して渚が元から脳内ピンクだったわけではない。ことある度にあの人が渚を抱いて嬲李辱めたのが悪い。
荷物の方に目線をやる。
本やら何やらが入っていたことを考えるとそこまで大きなものではない。
それから通販するということはダウンロードできないものの可能性が高い。
AVとか春本とか物理媒体で見る人は少ないと思う。
少なくとも理玖さんは電子派な気がする。
そうなると、入っているのは性具だろうか。
小さめの電動器具か、拘束具か、はたまたゴムや潤滑剤といった基本的な道具か。
ああ、ピアッサーとかの可能性もあるだろうか。
とにかく何が出てきても引くことはない。精々渚の覚悟が必要になったりならなかったりするだけだ。
「何買ったの」
「何が出てきても笑わないでくれる?」
「最大限の努力はする」
「……ならいいか」
取り出されたのは大きめの冊子だった。
かなり厚みがある。
表紙には高そうな衣装を身につけた男性が載っている。
「collarのカタログ…気がはやいって笑わない?」
「笑うわけないでしょ」
想像していたよりもまともなもので表紙抜けしてしまった。
気がはやいと言えばそうかもしれないが、理玖さんの元から離れるつもりはないので問題ないだろう。
一つ気になるとすれば、表紙を見ただけでもわかるくらい高い店のカタログが手元にあることだ。
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