35 / 71
34 名前を教えて
しおりを挟む
「よし! うまくいった! 薬師ばぁ、聞こえるか! 回復魔法を唱えろ!」
薬師ばぁの頬を軽くペチペチ叩き、覚醒をうながす。ほどなくして魔法を唱える微かな声が聞こえてきて、ほっとする。これで少しは回復できたはずだ。
追いだした騎士たちを呼ぼうと、扉をふりかえったとき、リオが腰に抱きついてきた。
「どうしたリオ? みんなを呼ばないと……」
「――い、いやぁ~……」
リオの姿を再確認して、息を呑む。これは……確かに呼べない。他の男に見せたくない。
涙をためた潤んだ瞳、頬はバラ色に上気し、唾液の垂れた口元は半開きのまま、荒い呼吸をくりかえしている。抱えた髪は少し乱れ、額や首筋に浮かぶ汗で、肌にはりついていた。服に乱れたところは一切ないのに、スカートを押さえ、両足をモジモジと擦りあわせているようすは、そのなかが今どんな状態なのかを想像させ、男心をくすぐった。
――なんて無垢で淫らな姿だ。ゴクリっと、のどが鳴る。
「薬師ばぁと、ふたりで話すといい。俺は外でみんなと話してくるから」
リオは、ほっとしたようにコクコクとうなずいた。
足早に部屋から出てきた俺を、扉に縫いつけるいきおいで騎士たちが囲む。
「結界石の腕輪は壊した。あとは薬師ばぁの体力しだいだが……あまり、ながくはもたないと思う」
騎士たちは暗い顔でうつむいた。
「――でも、呼吸ができず苦しんで逝くよりは、せめて安らかに眠らせてあげたいので……ありがとうございました」
「今はリオがついている。しばらくふたりにしてあげてほしい……」
「薬師ばぁも、リオ様のこと、娘みたく思っていたから、きっと嬉しいですよ」
くしゃっと、顔をしかめながら若い騎士が言った。
「いや、俺たち全員が薬師ばぁにとって、出来の悪い息子だったさ。さぁ、報告を聞こうか」
「薬師ばぁが、城内防衛部隊の詰所から出されなければ、見つけることができませんでした……ガラナミア伯爵は、自分が叱責にされないと判断し、やっと彼女を解放するよう手配したようです。領主館の地下牢か、城内防衛部隊だと当たりをつけていた見張りの網に引っかかりました……まさか地下水牢に入れられていただなんて……なかに踏みこめていたら……悔しいです。城内防衛部隊が、魔獣の餌になれ! って、薬師ばぁをシノアの森に放置したときは、殺してやりたかった」
辛そうに、薬師ばぁを連れ帰ってきた騎士が、報告する。
「耐えてくれてありがとう。西翼城壁部隊の立場は、やっとラキアの正式部隊と認められたにすぎない。立場はあまりにも弱い。しかし、自分たちの力で街を守るために手にいれた力だ。今日の悔しさをバネに、しぶとくこの地位に食らいついていくぞ」
現隊長を筆頭に、決意を新たにうなずきあう彼らを、頼もしく思った。
「おばぁ様、薬湯もっと飲む?」
アランが出て行った室内で、薬師ばぁの世話をかいがいしくみだしたリオは、心配そうに、まだぐったりしている薬師ばぁの顔をのぞきこんだ。
「――リオ、よくお聞き……私はきっとながくない」
「嫌よ、おばぁ様! そんなこと言っては嫌」
薬師ばぁは、ゆっくり首を横に振った。
「リオ、なにから目をそらしとる? おまえ様の心が揺れているのを感じるよ。なにから逃げようとしておるんじゃ? 手遅れにならないうちに、しっかり掴まないといかんぞ」
ビクリっと、リオの体が跳ねた。
「――私、たぶん自分の醜い心から逃げていたの……神殿で、ひどいめにあったけど、一番嫌だったのが、自分の醜い心だったの。自分だけは清い存在よ……なんて顔をして、本当はとても打算的で醜く淫らな私を、アラン様に見られてしまった……だから、逃げたの」
リオは泣きながら、告白しだした。
「逃げたのに……痺れるような刺激が私を呼び戻した……私、純粋な子供にもなれなかった……怖いものから、自分を守るため、アラン様の好意を利用する。子供の仮面をかぶった、醜い大人だと実感しただけ……アラン様が好き……でもアラン様は『俺の聖女』って呼ぶの……私、聖女じゃない。醜いのに……アラン様は、聖女だったから、私を選んでくれたんだわ……」
「リオ……大丈夫、人はみんな、醜い心を持っているさ。愛は美しく清い心だけで、できとらん。……その醜い愛の形もまた、相手にとっても、心地よいと感じるものなのさ。アランはリオに伴侶の申し込みをしたのじゃろ? 降臨に立ちあった全員が、伴侶の申し込みをするわけではないんじゃよ。リオを気にいったから、伴侶になりたがったんじゃよ。リオは好かれておるよ」
薬師ばぁは、なにか懐かしいものを見つけたように空を見つめた。
「わしと旦那はね、田舎から出てきた薬師夫婦じゃった。旦那はね、ラキアにきて変わった。もともと魔力を高めるのに積極的な奴じゃったが、わしみたいな訛りの抜けない田舎者より、ラキアの女子と、魔力を高めるのに夢中になった……
わしとは違い、美男子じゃったから、たくさんの女と浮き名を流したよ……よその女の名を寝言でつぶやく……ろくでなしでもあったぞ。
でも、そんな旦那が亡くなるとき、わしの名前を呼んで『わしと所帯を持てて、幸せだったなぁ~』って、笑って逝ったんじゃ……
好きあっていても、そんなものじゃよ。打算も、醜い嫉妬も、愛も……いろんなものがまざりあっての心じゃ。この人と一緒にいると幸せだ! そう思える人について行けばええ……リオは、わしの娘は、もっと素直に甘えることを覚えるとええ……」
「おばぁ様……いえ、お母様の名前を教えて」
「嫌じゃよ……」
「甘えていいって言ったのに、ひどいわ。私を娘って言ってくれたのに、お母様をお名前で呼びたいのに……」
リオと薬師ばぁは、ふたりそろって泣き笑いをした。
「――ああ、そろそろ眠いねぇ……旦那がむかえにきたようじゃ」
「まだ逝かないで……お母様……」
薬師ばぁの手を握り、その手に頬をすりよせる。
「名前を教えてあげられなくてすまないね……旦那がね……亡くなる最後のとき、名前を呼んでくれたんじゃよ」
「ええ、そうね」
「……よその女の名前は呼ぶのに、わしのことは『おまえ』とか、『おい』としか、呼ばなんだ奴……けど、名前を呼んでくれた……」
「旦那様は最後にお母様の名前を呼んだのね。素敵ね」
「――だから、この耳に残る……わしの名前は……旦那から呼ばれた記憶で、最後にしたいんじゃ……」
リオは驚き、目を見開いた。
「――わしのことは、薬師ばぁと呼んどくれ……」
薬師ばぁは、そういい残すと、静かに目を閉じた。口元にはうっすら微笑みが浮かんでいる。
「――薬師ばぁ……私がこの世界で探していた唯一の愛は、ここにあったのね。――大好きよ。お母様……」
薬師ばぁの頬を軽くペチペチ叩き、覚醒をうながす。ほどなくして魔法を唱える微かな声が聞こえてきて、ほっとする。これで少しは回復できたはずだ。
追いだした騎士たちを呼ぼうと、扉をふりかえったとき、リオが腰に抱きついてきた。
「どうしたリオ? みんなを呼ばないと……」
「――い、いやぁ~……」
リオの姿を再確認して、息を呑む。これは……確かに呼べない。他の男に見せたくない。
涙をためた潤んだ瞳、頬はバラ色に上気し、唾液の垂れた口元は半開きのまま、荒い呼吸をくりかえしている。抱えた髪は少し乱れ、額や首筋に浮かぶ汗で、肌にはりついていた。服に乱れたところは一切ないのに、スカートを押さえ、両足をモジモジと擦りあわせているようすは、そのなかが今どんな状態なのかを想像させ、男心をくすぐった。
――なんて無垢で淫らな姿だ。ゴクリっと、のどが鳴る。
「薬師ばぁと、ふたりで話すといい。俺は外でみんなと話してくるから」
リオは、ほっとしたようにコクコクとうなずいた。
足早に部屋から出てきた俺を、扉に縫いつけるいきおいで騎士たちが囲む。
「結界石の腕輪は壊した。あとは薬師ばぁの体力しだいだが……あまり、ながくはもたないと思う」
騎士たちは暗い顔でうつむいた。
「――でも、呼吸ができず苦しんで逝くよりは、せめて安らかに眠らせてあげたいので……ありがとうございました」
「今はリオがついている。しばらくふたりにしてあげてほしい……」
「薬師ばぁも、リオ様のこと、娘みたく思っていたから、きっと嬉しいですよ」
くしゃっと、顔をしかめながら若い騎士が言った。
「いや、俺たち全員が薬師ばぁにとって、出来の悪い息子だったさ。さぁ、報告を聞こうか」
「薬師ばぁが、城内防衛部隊の詰所から出されなければ、見つけることができませんでした……ガラナミア伯爵は、自分が叱責にされないと判断し、やっと彼女を解放するよう手配したようです。領主館の地下牢か、城内防衛部隊だと当たりをつけていた見張りの網に引っかかりました……まさか地下水牢に入れられていただなんて……なかに踏みこめていたら……悔しいです。城内防衛部隊が、魔獣の餌になれ! って、薬師ばぁをシノアの森に放置したときは、殺してやりたかった」
辛そうに、薬師ばぁを連れ帰ってきた騎士が、報告する。
「耐えてくれてありがとう。西翼城壁部隊の立場は、やっとラキアの正式部隊と認められたにすぎない。立場はあまりにも弱い。しかし、自分たちの力で街を守るために手にいれた力だ。今日の悔しさをバネに、しぶとくこの地位に食らいついていくぞ」
現隊長を筆頭に、決意を新たにうなずきあう彼らを、頼もしく思った。
「おばぁ様、薬湯もっと飲む?」
アランが出て行った室内で、薬師ばぁの世話をかいがいしくみだしたリオは、心配そうに、まだぐったりしている薬師ばぁの顔をのぞきこんだ。
「――リオ、よくお聞き……私はきっとながくない」
「嫌よ、おばぁ様! そんなこと言っては嫌」
薬師ばぁは、ゆっくり首を横に振った。
「リオ、なにから目をそらしとる? おまえ様の心が揺れているのを感じるよ。なにから逃げようとしておるんじゃ? 手遅れにならないうちに、しっかり掴まないといかんぞ」
ビクリっと、リオの体が跳ねた。
「――私、たぶん自分の醜い心から逃げていたの……神殿で、ひどいめにあったけど、一番嫌だったのが、自分の醜い心だったの。自分だけは清い存在よ……なんて顔をして、本当はとても打算的で醜く淫らな私を、アラン様に見られてしまった……だから、逃げたの」
リオは泣きながら、告白しだした。
「逃げたのに……痺れるような刺激が私を呼び戻した……私、純粋な子供にもなれなかった……怖いものから、自分を守るため、アラン様の好意を利用する。子供の仮面をかぶった、醜い大人だと実感しただけ……アラン様が好き……でもアラン様は『俺の聖女』って呼ぶの……私、聖女じゃない。醜いのに……アラン様は、聖女だったから、私を選んでくれたんだわ……」
「リオ……大丈夫、人はみんな、醜い心を持っているさ。愛は美しく清い心だけで、できとらん。……その醜い愛の形もまた、相手にとっても、心地よいと感じるものなのさ。アランはリオに伴侶の申し込みをしたのじゃろ? 降臨に立ちあった全員が、伴侶の申し込みをするわけではないんじゃよ。リオを気にいったから、伴侶になりたがったんじゃよ。リオは好かれておるよ」
薬師ばぁは、なにか懐かしいものを見つけたように空を見つめた。
「わしと旦那はね、田舎から出てきた薬師夫婦じゃった。旦那はね、ラキアにきて変わった。もともと魔力を高めるのに積極的な奴じゃったが、わしみたいな訛りの抜けない田舎者より、ラキアの女子と、魔力を高めるのに夢中になった……
わしとは違い、美男子じゃったから、たくさんの女と浮き名を流したよ……よその女の名を寝言でつぶやく……ろくでなしでもあったぞ。
でも、そんな旦那が亡くなるとき、わしの名前を呼んで『わしと所帯を持てて、幸せだったなぁ~』って、笑って逝ったんじゃ……
好きあっていても、そんなものじゃよ。打算も、醜い嫉妬も、愛も……いろんなものがまざりあっての心じゃ。この人と一緒にいると幸せだ! そう思える人について行けばええ……リオは、わしの娘は、もっと素直に甘えることを覚えるとええ……」
「おばぁ様……いえ、お母様の名前を教えて」
「嫌じゃよ……」
「甘えていいって言ったのに、ひどいわ。私を娘って言ってくれたのに、お母様をお名前で呼びたいのに……」
リオと薬師ばぁは、ふたりそろって泣き笑いをした。
「――ああ、そろそろ眠いねぇ……旦那がむかえにきたようじゃ」
「まだ逝かないで……お母様……」
薬師ばぁの手を握り、その手に頬をすりよせる。
「名前を教えてあげられなくてすまないね……旦那がね……亡くなる最後のとき、名前を呼んでくれたんじゃよ」
「ええ、そうね」
「……よその女の名前は呼ぶのに、わしのことは『おまえ』とか、『おい』としか、呼ばなんだ奴……けど、名前を呼んでくれた……」
「旦那様は最後にお母様の名前を呼んだのね。素敵ね」
「――だから、この耳に残る……わしの名前は……旦那から呼ばれた記憶で、最後にしたいんじゃ……」
リオは驚き、目を見開いた。
「――わしのことは、薬師ばぁと呼んどくれ……」
薬師ばぁは、そういい残すと、静かに目を閉じた。口元にはうっすら微笑みが浮かんでいる。
「――薬師ばぁ……私がこの世界で探していた唯一の愛は、ここにあったのね。――大好きよ。お母様……」
17
あなたにおすすめの小説
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
冷徹公爵の誤解された花嫁
柴田はつみ
恋愛
片思いしていた冷徹公爵から求婚された令嬢。幸せの絶頂にあった彼女を打ち砕いたのは、舞踏会で耳にした「地味女…」という言葉だった。望まれぬ花嫁としての結婚に、彼女は一年だけ妻を務めた後、離縁する決意を固める。
冷たくも美しい公爵。誤解とすれ違いを繰り返す日々の中、令嬢は揺れる心を抑え込もうとするが――。
一年後、彼女が選ぶのは別れか、それとも永遠の契約か。
【完結】赤ちゃんが生まれたら殺されるようです
白崎りか
恋愛
もうすぐ赤ちゃんが生まれる。
ドレスの上から、ふくらんだお腹をなでる。
「はやく出ておいで。私の赤ちゃん」
ある日、アリシアは見てしまう。
夫が、ベッドの上で、メイドと口づけをしているのを!
「どうして、メイドのお腹にも、赤ちゃんがいるの?!」
「赤ちゃんが生まれたら、私は殺されるの?」
夫とメイドは、アリシアの殺害を計画していた。
自分たちの子供を跡継ぎにして、辺境伯家を乗っ取ろうとしているのだ。
ドラゴンの力で、前世の記憶を取り戻したアリシアは、自由を手に入れるために裁判で戦う。
※1話と2話は短編版と内容は同じですが、設定を少し変えています。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
将来を誓い合った王子様は聖女と結ばれるそうです
きぬがやあきら
恋愛
「聖女になれなかったなりそこない。こんなところまで追って来るとはな。そんなに俺を忘れられないなら、一度くらい抱いてやろうか?」
5歳のオリヴィエは、神殿で出会ったアルディアの皇太子、ルーカスと恋に落ちた。アルディア王国では、皇太子が代々聖女を妻に迎える慣わしだ。しかし、13歳の選別式を迎えたオリヴィエは、聖女を落選してしまった。
その上盲目の知恵者オルガノに、若くして命を落とすと予言されたオリヴィエは、せめてルーカスの傍にいたいと、ルーカスが団長を務める聖騎士への道へと足を踏み入れる。しかし、やっとの思いで再開したルーカスは、昔の約束を忘れてしまったのではと錯覚するほど冷たい対応で――?
踏み台(王女)にも事情はある
mios
恋愛
戒律の厳しい修道院に王女が送られた。
聖女ビアンカに魔物をけしかけた罪で投獄され、処刑を免れた結果のことだ。
王女が居なくなって平和になった筈、なのだがそれから何故か原因不明の不調が蔓延し始めて……原因究明の為、王女の元婚約者が調査に乗り出した。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる