運命に花束を

矢の字

文字の大きさ
上 下
120 / 455
君と僕の物語

蜜月の夜

しおりを挟む
 気が付くと、もう陽は完全に落ちていた。
 辺りの気配を窺っても静寂だけが闇を支配して、昼間の喧騒は聞こえてこない。
 隣を見やれば、アジェが泣き濡れた表情で寝入っている、身体中には自分が付けたのであろう噛み跡が到る所に付いていて、痛々しいほどだ。
 まるで記憶にはないのだが、なんだか申し訳ない。
 むくりと起き上がって、部屋を見回す。噎せ返るような甘い匂いはもうしない。
 本来Ωのヒートは短くても3日は続くはずなのだが、本能のままにまさかそんなに日が分からなくなるほどやってしまったのだろうか。どうにも自分に自信が持てない。
 アジェを起こさないように、寝室の外に出ると、二間続きのその客室のソファーの上でクロードが寝ていた。
 寝室にベッドは二つあるのだが、入ってこられる訳もなし、クロードにも申し訳ない事をした。
 サイドテーブルに置いてあったピッチャーから水をコップに注ぎ入れ一気に飲み干す。
 汗やら何やらあらゆる水分が抜けている状態で、その水分は体に染み渡るようだった。

「ん……エディ?」
「あぁ、悪い、起こしたか」
「いえ、あまりこういう所で寝る習慣はないので、眠りが浅くて……アジェ様は?」
「まだ寝てる。悪かったな、色々と……」

 クロードはソファーから起き上がり首を振った。

「人が番になる瞬間を私は初めて見ましたよ。少し、感動しました」
「そんな感動的でもないだろう、あんな慌しい中じゃあな。本当だったらもう少し落ち着いて番になりたかった」

 そんな物ですか、とクロードは首を傾げる。

「もうヒートは大丈夫なんですか?」
「どうなんだろ、寝ているせいか、匂いはしない。元々アジェは匂いも薄いし、ヒート自体も他のΩより弱いのかもな。まさかやってる間に日が変わってる、なんて事はないよな?」
「ないですよ、あの騒動は本日の昼間です。今日・明日で組まれていた予定はあの騒ぎのおかげですべてキャンセルです、ある意味こちらとしては助かりましたがね。王子のお誕生日パーティは明後日改めて行われるそうです」

 そうか……と頷いて外を見やる。
 まさか、探すまでもなくアジェが腕の中に飛び込んでくるとは思わなかった、少し恐かったのだ俺の従兄弟はアジェが帰る気はないようだなどと言っていたので、顔を見せた瞬間逃げられでもしたらと思ってもいた。
 まぁ、その時は全力で捕まえに行く気満々ではあるのだが、それでもアジェに逃げられるのは精神にくる。
 でも、捕まえた。
 俺たちは番だ、もう一生離れる事はできない。
 自分は元よりそのつもりだし、アジェだってもう逃がしはしない。

「まぁ、再会できたのは僥倖でした。後はどう連れ帰るかですね。城の中に侵入するのも大変だったでしょうが、連れ出すのも大変ですよ。鞄の中にでも詰め込みますか?」
「物騒な事言うな。帰りまでにその辺の事は考える」
「エディ……?」

 扉を開ける微かな音に続いて自分を呼ぶ声。

「アジェ、目を覚ましたのか」

 途端に薫る甘い匂い。やはりヒートはまだ治まっていない。
 アジェはよろりとこちらに手を伸ばすのだが、その足元は覚束ない上に、服も着ていない。
 これは大層いただけない。

「エディ……傍に居て」
「はい、今行くのでそこを動かないで。クロード、お前は見るな」
「はいはい、本当にこれは困りましたね。帰国までに治まっていればいいのですが」
「悪いな」

 背を向けるクロードに一言返して、また寝室へと戻るとアジェが縋るように抱きついてきた。

「あの人、誰?」
「一応私の上司という形になりますかね」
「上司? どういう事? そもそもなんでエディはここに居るの?」

 ヒートは治まっていなくても、一通りやる事をやって意識がはっきりしてきたのか、アジェがそんな事を言う。

「あなたが居なくなって追いかけようとした所を、ファルス国王に呼び出され……まぁ色々あって私は現在ファルス王国の国王代理としてパーティに出席する招待客としてここにいます」
「国王様の代理? なんでエディが?」
「正しく言えば、私はおまけみたいなもので、正式な代理人は先程の私の上司になります。私は付いて来ただけです」
「それでもそんなのおかしいよ。僕夢でも見てるのかな?」
「話せば長くなりますが、聞きますか?」
「うん、聞く。エディと話すの久しぶりで嬉しい……でも、そういえばグノーは?」
「あの人は……私にもよく分かりません。大暴れして出て行きましたが、そう言えば私の従兄弟と名乗った男が付いて行きましたよ。名前……ええと……」
「ナダールさん?」
「そう、ナダール・デルクマン」

 そっか、とアジェは瞳を伏せた。その瞳は少し悲しげで胸が痛む。

「好きだったのですか?」
「え? ……うん、好きだった。一緒に居るって約束したのに、僕……」
「あの従兄弟にこの身体を触らせたのですか?」

 嫉妬で心が焼き切れそうだ。
 まさか身体まで許していないだろうなと、その腕を掴み瞳を覗き込めば、アジェは驚いたように否定した。

「え? ……え、違う。そうじゃないよ、ナダールさんは関係ない。僕はグノーが好きだったんだ、ずっと一緒に居るって約束してたんだ。手を離すつもりなんてなかったのに……」
「あの人Ωですよね?」
「そんなの関係ある? 僕は一人の人間としてグノーが好きだった」
「私よりもですか?」

 瞬間アジェが口ごもる、それは肯定という事なのだろうか。

「エディには分からないよ、だってエディはαだから」
「あなたを守れるのは私だけだ、あいつじゃない」
「痛いよ、エディ……放して」
「この身体は私を欲してくれているのに、あなたの心は私にはないと言うのですか?」
「…………だって、エディは本当の僕を見てくれない」

 胸が心が焼けるようだ。ようやく手に入れたと思ったのに、それでもアジェは俺の手には入らないのか?

「エディが好きだよ、大好きだけど、エディは僕を分かってくれない」
「そんな事……」
「今なら分かる、グノーがαを嫌うわけ。αはどこまでも傲慢で自分の事がすべて正しいと思ってる、それはエディも同じだよ」
「なんでそんな事を……」
「エディのそれは本能に流されてるだけだ、本当の僕を好きなわけじゃない」
「私はあなたを愛している!」
「だったらもう少し僕の言う事聞いてくれたっていいじゃないか。僕はエディの足枷になりたい訳じゃない」
「俺はそんな事、思った事は一度もない」

 何故またこんな不毛な言い合いをしなければいけないのかと溜息を吐く。

「僕はルーンには帰らない」
「何故ですか、領主様も心配してあなたの帰りを待っています」
「あそこに僕の居場所はないよ」
「だったら何処にあなたの居場所があるというのですか!」
「グノーが僕の帰る場所になってくれるって言った。僕もグノーの帰る場所になるって約束したんだ」
「彼はもう居ない。アレだけの大騒ぎをして出て行ったのです、もうメルクードにすらいないはずです」
「呼んだら迎えに来てくれるって言ったんだ、グノーに会いたい、グノーに会わせて」
「彼はもう居ない、と言ったはずです!」

 俺の言葉にアジェは瞳を潤ませ泣き出した。
 何故そんな風にお前が泣くんだ、俺がお前の目の前に居るというのに他の男を想ってお前は泣くのか?!

「そんなの嘘だ、エディの馬鹿ぁぁ」

 アジェの泣き顔は可愛いらしいが、他の男を想って泣くその姿は正直苛立ちしか感じない。

「泣くな!」

 瞬間ビクッと彼は固まるのだが、また瞳を潤ませ涙を零す。

「エディが怒ったぁ、やっぱり僕の事なんか誰も必要としてないんだ。僕なんか生まれてこなければ良かったんだ、あの人が言うみたいに死ぬくらいしか役に立てないんだぁぁ、わぁあぁぁぁん」

 子供のような泣き方に何かがおかしいと気が付く。
 しかも言葉の中になにやら不穏なセリフがあったぞ、誰だお前にそんな事を言った奴は!

「落ち着いてください、アジェ様、誰もあなたにそんな事を言いやしないし、そんな事思っていない」
「嘘、嘘、嘘! どうせエディだって思ってるんだ、僕がエディの『運命』だったから優しくしてくれてるだけで、そんなのただの本能だ。本当に必要としてくれてる訳じゃないんだろ!」
「そんな訳あるか! この馬鹿! 必要としてなければ誰が好き好んでこんな所まで追いかけて来るもんか! お前の為に全部耐えてきたんだ、お前がいなけりゃ今俺はここにはいない!」
「でもエディ僕の隣にいなかった……全然別の綺麗な人連れて……うぅ、エディの浮気者ぉぉ」

 それをお前が言うのか! むしろ浮気されてたのは俺の方だろ!!

「アジェ! これだけは言っておく、俺はお前以外の人間を好きになった事は一度もないし、今後なる予定もない。お前だけが俺の唯一で最愛だ、何を疑っても俺だけは信じろ! 俺は絶対お前を裏切ったりしない!!」
「ほ……ホント、に?」

 えぐえぐと嗚咽を零して、アジェは泣く。あぁ、もう、やっぱり可愛いなぁ。

「何を言えば信じてくれる? 何をすれば俺を信じられる?」
「離れずに、ずっと……傍に居て」
「そんなのお安い御用だ」

 胸にその小さな身体を掻き抱いてそう言ってやれば、アジェは少し安心したのか涙を手で拭った。
 なんだかいつもに比べて随分情緒不安定だ、これもヒートのせいなのだろうか?

「エディが久しぶりに普通に喋ってくれてる……嬉しい」
「あ……あぁ、くそぅ、頑張ってたんだけどなぁ」
「何を? 僕はこっちのエディの方が好きだよ、変に気取ったエディは嫌い。僕との間に距離を置こうとしてるみたいで悲しいよ」
「こうでもしてないと箍が外れる。実際今も外れてる。四六時中お前を抱きたくて、誰にも見せたくなくて閉じ込めたくなる」
「あはは、嬉しい。僕そういうエディの方が好きだよ。もっと言って」
「俺は独占欲が強いぞ、簡単にそんな事言って後で後悔するのはお前だからな」
「うん、いいよ。僕が後悔するくらい僕を愛して、それで、もっと僕の言う事聞いて」
「聞ける相談ならな」

 アジェの我が儘は時に俺を困らせる。
 何故アジェは自分をそんなに卑下するのかが分からない、俺はアジェが今のままでいればそれだけでいいのに。

「あのね、おかしいんだよ。僕本当は少し期待してたんだ、僕の双子の兄さんとはきっと仲良くなれるんじゃないかってさ、そんな事勝手に思って期待してたんだ。馬鹿みたい、あの人僕の事なんてなんとも思ってない、知らなかったんだって僕の事。自分の為に死んでって簡単に言えちゃうくらい傲慢で、嫌な人だった。でも顔だけは僕にそっくりでさ……まるで自分の嫌な部分が鏡から出てきたみたいでさ……ホント、おかしい」
「お前にそんな事を言ったのは王子なのか」

 怒りで我を忘れそうだ。自分がその場に居たら確実に相手を殴り倒していたに違いない。
 そんな奴の誕生日を祝わなければならないのかと思うと虫唾が走る。

「あはは、やっぱりエディの匂いだけは凄く分かりやすい、怒ってくれるんだね」
「当たり前だ、くそっ、胸糞悪い」
「もう、いいんだ。それよりさ、僕、今日誕生日なんだよ、お祝いしてくれる?」
「え? あぁ、そうか、本当の誕生日。もちろんだ、何がいい? 何が欲しい?」
「エディを丸ごと僕にちょうだい。一緒に旅でもしよう、僕ここまで来るのに知らない事たくさんあったし、面白い物たくさん見たよ。きっとこの世界には僕がまだ知らない事がたくさん有る」
「それはやはりもうルーンには帰らない……とそういう事か?」
「あそこは僕の家じゃないもの……」

 瞳を伏せてアジェは言う。
 何故そんな事を言うのか分からない、ルーンの民は皆お前の帰還を待ちわびているというのに、何故お前は……

「領主様から預かってきている物がある。アジェに会ったら渡してくれ、と渡された」

 アジェは首を傾げる。俺は部屋の隅に立て掛けてあった剣を両手で差し出す。

「これ……」
「カルネ家の紋章が入っている、お前に渡すつもりだったと領主様が言っていた」
「これ、大事な物だよ、僕受け取れないよ」
「それでもこれはお前の物だ」
「違うよ、これはエディの物だ。これはカルネ家の嫡子が引き継ぐ剣だ、それは僕じゃない」
「だが、領主様は……」

 アジェは小さく首を振ってその剣の受け取りを拒んだ。

「エディが持ってて。そもそも僕には宝の持ち腐れだよ、ろくすっぽ扱えないのエディだって知ってるだろ?」
「しかし……」
「僕の言う事、聞いてくれるんじゃなかったの?」

 これ以上はまたお互い不毛な言い合いになると、俺は剣を引いた。

「ファルスに戻ったらまた話し合おう。ここにもう用は無いよな?」

 アジェはまた曖昧に微笑んだ。
 掴んだと思った腕はまた自分の手から抜け出して消えてなくなりそうなその笑みに、俺はまたその身体を抱きしめる。

「どうしたの?」
「抱きしめていないと、また消えてしまいそうで……」

 アジェは何も言わずに、俺の背に腕を回した。

「もうどこにも行くな」

 その言葉にもアジェはなんの返事も返さず、ただ俺の胸に顔を埋めた。
 愛しい人は腕の中にいるのに、この不安感は一体なんなのだろう……

「エディがカルネの家を継いでくれるって約束してくれるなら、僕、帰るよ」
「え?」
「エディの子供、僕ちゃんと産めるかな? 僕やっぱりΩとしては欠陥品っぽいから少し不安なんだよね」
「子供なんか別に……」
「エディ一人息子なんだから跡取りは大事だよ。もし僕が無理だったら御妾さんも必要かもね……むしろ僕の方が御妾さんの方が体裁いいかなぁ」
「何を……」
「だってカルネ領主の妻が男性Ωなんて体裁悪いよ? βの人達なんてどんな目で見るか分からないし。できたら相手は僕が仲良くなれるような人がいいなぁ」
「お前は馬鹿か! 俺はお前以外いらないと言ってる! 子供の為に妾なんか取る気はない! そもそもまだ後を継ぐなんて一言も……」
「エディが後を継いでくれないなら僕は帰らないよ。僕はあの家には無関係の人間なんだから」

 アジェがそこまで意固地になるのは何故なのか、どうにも俺には理解できない。

「……分かった。俺がカルネ領を継いでお前を娶ればなんの問題もないんだな? だったら俺はそれでいい」
「結婚は子供ができたらね。できなかったら御妾さんも前向きに検討して……」
「それは断る! 俺はお前以外との間に子を作る気はない。そもそも番契約自体一対一でしか成立しないと言うのに……」
「そうなんだけど、でもやっぱり跡継ぎは大事だよ。その時には契約解除も視野に入れて……」
「お前は馬鹿か!! そんな事をしたらお前は命を削る、そんな事俺にできるわけないだろう! そんなに跡継ぎが大事だと思うなら意地でもお前が産めばいい。俺は協力を惜しまないし、なんなら今からでも構わない。ヒートはまだ治まってないんだろう?」
「……どうなんだろう、朝に比べるとなんだか頭はすっきりしてるよ。ヒートって怖いね、意識に霞がかかったみたいに何も考えられなくなるの、エディの匂いばっかり追いかけてる感じで、凄く恥ずかしい」
「俺はそのくらいの方が安心だがな、普段のアジェは何を考えてるのかさっぱり分からないが、ヒート中のお前は分かりやすくていい。必要とされてる感じがひしひしと伝わってくるからな」

 アジェは目に見えて真っ赤になって押し黙る。

「もっと子作り、しとくか?」

 腕を取ってその掌に口付けるとその顔は更に朱に染まった。

「僕がやろうって言った時には拒んだくせに、なんでそういうこと言うの。エディはホントずるいんだから!」
「俺は約束を守っただけだ。ヒートがきたら番になる、小さい頃からの約束だろ」
「そうだけど! そうだけど……さ、なんかやっぱりずるい!」

 アジェは枕を掴んでこちらに投げつけた。

「なんだよ、お前は! 本当に可愛すぎるのマジでどうにかしろ」
「え?」

 あ……しまった心の声が漏れた。
 アジェにでれでれな事を極力顔や態度には出さないようにこれまで努めてきたというのに。

「今可愛いって言った?」
「う……まぁ、言ったな」
「本当にそう思ってるの?」
「俺を疑うのか?」
「今までそんな事一度だって言ってくれた事ないじゃんか! 好きだって言ってくれたっていつも飄々とした態度でさ、信じてたけど疑ってもいたよ、エディは本当に僕を好きなのかなって」
「なんでそんな事を思うのか俺には理解できん」
「だって、エディはいつも僕に尽くすばっかりで最近は主従の関係から外れた事一度もした事なかった! 僕が誘っても知らん顔で、子供みたいに扱ってばっかりだった!」
「それはさっきも言ったが箍が外れないように自制していただけだ、結構苦労してたんだからな」
「そんなの知らないよ、エディが勝手にやってただけじゃん。僕は嫌だってずっと言ってたし、無駄に色々考えてたよ、もう、エディの馬鹿!」

 俺の胸を叩くその腕をとって再びその瞳を覗き込む。

「そんな事を言うのなら、これで晴れて番になれた事だし、これからはもう遠慮はしない。覚悟しておけ、俺は存外しつこいぞ」

 アジェの頬がまた朱に染まった。
 このまままた押し倒してもいいだろうか? うん、いいな。俺はずいぶん我慢したはずだ、相手は据え膳でそこにいるのだから遠慮する必要もないだろう。

「子供が欲しいんだろ? 意外とすぐにでもできるかもしれないぞ」

 腹に触れてさわりと撫で、顔を寄せると「エディはずるい……」とアジェはまた顔を伏せた。
 首も耳も桜色で、その首元からはまた甘い匂いが強く漂い始める。

「ずるいのはお前も同じだ、お前は清純そうなふりをしていつでも俺を誘惑する」
「そんなの、してない」
「無意識なら、なお質が悪い」

 「馬鹿」とまた呟いてアジェは瞳を閉じる。
 夜はまだ長い、お前が望むなら俺は幾らでもお前を抱く。お前が望む物をすべて与えてやれるまで、何度でも俺を刻み付けてやる。
 甘い甘い夜、それが俺とアジェの初夜で、そしてその次にくる事件の幕開けでもあったのだが、そんな事はまだこの時俺達は何も知りはしなかった。

しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

飯がうまそうなミステリ

エッセイ・ノンフィクション / 完結 24h.ポイント:284pt お気に入り:0

祭囃子と森の動物たち

ライト文芸 / 完結 24h.ポイント:142pt お気に入り:1

梓山神社のみこ

キャラ文芸 / 連載中 24h.ポイント:234pt お気に入り:0

ある工作員の些細な失敗

大衆娯楽 / 完結 24h.ポイント:908pt お気に入り:0

あばずれローニャ

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:356pt お気に入り:11

悪役令嬢とヒロインは前世の記憶がある!!

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:7pt お気に入り:8

窓側の指定席

現代文学 / 連載中 24h.ポイント:1,143pt お気に入り:13

処理中です...