狐の国のお嫁様 ~紗国の愛の物語~

真白 桐羽

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はじめての夜  R18

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 温かい体温が気持ちよい。
そして、心地よい魔力の波がさわさわと背中を撫でるように這う。
経験したことのない甘いしびれだ。

「あぁ、こんなにもあたたかいのだな、薫の唇は」
「 あ…… 」

さっと横抱きにし、ベッドへと運び、そっと寝かせると、一生懸命己の手で顔を隠そうとする薫の仕草にふっと軽く笑った。
なんと愛らしいことか。

「蘭紗様、僕…… 僕あの……」

安心させるように、頬を優しく撫でてやると、やがてうっとりと目を閉じて、口を少し開いて我の名を呼んだ。

あまりの愛おしさにくらくらしてくるようだ。

我の名を呼ぶその口を舐め、歯列を舐め震える薫の小さな体を優しく抱きしめる。
薫の体の震えは悲しいのではなく、ましてつらいのでもなく、これはきっと喜びだ。
離れがたい口を離し、薫のとろけるような顔を見てそう確信できた。

「……っ」
「どうしたのだ?」

優しく唇を指で撫でる、唾液に濡れて怪しく光り、我を誘うようだ。

「蘭紗さ……ま…… あ、あの、綺麗すぎます……綺麗なのにカッコイイし、僕どうしたらいいの? 体が熱くてくっついてると気持ちよくて……」
「ん……そうなのか?奇遇だな。我もそうだ、気持ちよい。……薫は……美しいな」
「……!」

手で顔を覆い、「もー!やーー!」とか小さく叫んでいるが、我には通じない。
そっと手をどけて瞼に頬に鼻の頭に口付け、耳を甘噛みした。

どこもかしこも花の香りがする。
その香りが更に我の心をくすぐる。
この中にずっと包まれていたい。

薫の上半身を優しく起こし、口付けながら着物を脱がせていく。

薫は夢を見るような顔で夢中になって我の口に吸いついてくる。

「おいしい、蘭紗様の口の中が甘い」
「ああ、そうだな我もそう思う……」

同じ魔力を持つ同士とは、魂の片割れとはこれほどまでに……

薫も震える手で我の着物を脱がせようとするので、自ら帯を緩め外し、着物を脱ぎすてた。

何も身に着けていない薫の体は線が細く折れてしまいそうに痩せている。
かわいそうに、あちらの世界では薫はうまく育たなかったのだろう……
だが、どうだろう。
触るとその肌は吸いつくばかりにきめ細かで艶やかでしっとりとして、触る箇所全てからこぼれ出る魔力が我を優しくからめとる。

「あぁ、薫。なんて美しい肌なのだ」
「そんな、蘭紗様こそ…… 僕はあなたのような美しい人を見たことがないです」

薫の話す唇を再び塞ぎ、咥内を優しく丁寧に舐めあげる。
小さく震える薫の体を抱きしめ背中を撫でると薫の吐息が我の耳をくすぐる。
かわいらしい長い睫毛が頬に当たる。

「薫のここはとても柔らかいな」

指で乳首をやさしくつついた。

「や……!」
「嫌と言っても無駄だ、こんなに喜んでいるではないか」
「ら、蘭紗様、キスしてください」

薫の唇にわざと音を出して吸いつき、舐めまわした。
その間も乳首周りの感触を楽しんだ……徐々に乳首へと指を近づけていき、触るか触らないかのところでわざと外した。
「あぁ……」

薫の声が跳ねる。

「薫はここが気持ち良いのか?」
「や……」

嫌がるそぶりを見せながらも顔は盛大に蕩けて、我の手の感触を嫌がってはいない。
反応を楽しみながら、両手で左右の乳首をそっとつまんだ。

「んやっ! やめておねがい!」
「やめないよ薫、気持ちいいのだろう?」
「いや、いやなの…… あ!」

ぴくんと反応する体を確認して、乳首の感触が固く変わっていくのを感じた。

「気持ちがいいのだな、こんなに固くなっている、薫、かわいらしい」
「やめて……恥ずかしい……」

真っ赤になった頬に口付けながら、乳首を押しつぶしたり、くねくねといじくりまわした。
薫の嬌声が耳のすぐ横で心地よく響く。

そのふっくらと充血したかわいらしい胸の飾りを口に含んでみる。
薫の体がより一層跳ね、いやいやと言いながら手で自らの乳首を隠そうとするのを、手で押さえ、ベッドに縫い付けた。

舌で念入りに乳首の周りを舐めあげて、次には乳首を甘噛みする。

「んん!!!  やだ! ほんとにやめて、声が出ちゃうから! らんじゃさま」
「良いのだよ、ここには誰もおらぬ、我とそなた2人きりの世界なのだ」
「ああ……!」

そんな愛らしくもみだらな姿に我の下腹部には大きな熱が痛いほど溜まっている。
薫の陰茎もかわいらしく立ち上がりふるふると震えている。
その様を見ているだけで意識を飛ばしてしまいそうな興奮を覚える。
そこにツっと左手の人差し指を這わせ薫の快感を更に呼ぶ。
薫の足を押し開き、下生えに吸いつくように顔をつける、そこからも花の香りがする。

「や、やめて、そんなところ!」

薫の声を聞きながらも我はその下生えの香りを十分に堪能し、そしてそこにふるふると立ち上がるかわいい薫の陰茎の根元から先まで舌を這わせた。

「は! はずかしいんです、らんじゃさま…… あぁ」
「そなたの体はどこからでも花の香りは漂っていて、どこを味わっても甘いのだ。これこそが魂の片割れなのだな……」
「ぁ……」

口の中にかわいらしいモノを包みこむと、薫の快感はいよいよ強くなり、嬌声は高まる。

「らんじゃさま! あああ! あ、やめて、おねがい! ああ! おねがいです! でちゃうから! でちゃうから!」

ゆっくりと出し入れしていると強くなった快感に慣れない薫が根を上げて、ようやくその快感に身を委ね出した。
体をくねらせながらも逃げようとはせず、しっかりと感じている。
さきほどまでいじくりまわしていた乳首は、ぷっくりと膨らんでいやらしい。

「ほんとに! ほんとにもう!だめです……あ!あ!」

薫のその言葉を聞いて、我は知らず知らずに笑みを浮かべていたようだ。
今度は手で薫への刺激を強め絶頂に導く。

「ダメ! あああ!!いやぁ…… !!ああぁ……」

ぴくぴくしながら、かわいらしい薫の陰茎からぴゅぴゅと液体が飛び出る。
それは我の手と胸あたりにかかった。
その愛おしい液体を口に入れあまりの甘さにめまいを感じた。

「ああ薫……なんて愛おしい」

そのまま強く抱きしめうっすら涙をためた薫に口づける。

そして薫の両足首を持ち上げ、密かに隠れていた窄まりを見えるようにした。
ハッとして一瞬体を固くした薫だが、我がじっと見つめると、とろけるような笑みを返してきた。
体の力が抜けたのを感じたので、そのままそこに指を這わせてみる。

「あ……」

薫の陰茎がまたふるふると立ち上がり、薄紅色の乳首も震えた。
そのまま窄まりに指を這わせ、ゆるゆると触りながら良く見えるように足を押し広げた。
桃色に色づく窄まりは慎ましくピタリと閉じていて、とてもではないがこのままでは我を受け入れられない。

薫は「いやいや」と言いながら己の手で顔を塞いで荒い息を吐く。
我はベッドの横に置かれた美しいガラスの置物を手に取り、蓋を静かに取った。
中のトロリとした香油を薫の後孔に擦りつける。

「つ、つめたい」
「ああ、すまぬ。しかしすぐに良くなるはずだ」

真っ赤な顔で薫がうんうんと頷いて身を委ねている。
目をぎゅっと瞑り、見知らぬ感覚を耐えているようだったが、そのうちその指の動きに合わせて腰が動き出した。

「うう……あ…… うう……」
「気持ちいいのか?薫」
「ああ、らんじゃさ……ま きもちいいです……」
「そうか」

するりと指をそこに忍ばせる。
薫は息をのんだが体の力をうまく抜いている。

「ああ薫、なんて愛らしい」

様子を見て指を増やしていく。
丹念に、薫の体が傷つかぬように大事に大事にほぐしていく。

「ああ、ら、らんじゃさま、もうだめ…… 指じゃなくて」
「指ではなく何なのだ?」
「い、いじわるです…… あ あああ!」
「どうしたのいうのだ薫、言ってくれないと分からぬぞ」
「いやです、指じゃなくて、あ…… 入れてください……らんじゃさまの」
「薫、この油は多少痛みを和らげると聞いているが、もしそなたが初めてだというのなら」
「は、初めてです……い、痛くてもいいんです、だから早く……」

我は指を薫の後孔からゆっくりと抜き、かわりに大きく固く起立した己のモノをあてがい、薫の体を抱きしめ、ゆっくりと侵入をはじめた。

「あ……や!  あ、あ、むり……むり!」
「力を抜くのだ薫」

薫は体を大きく逸らし、薄紅色のぷっくりした乳首を差し出すように我に押し付けてくる。
思わずそれを口に含み、硬いモノを薫に入れていく。

「っ!」
「すまぬ薫、もう少しだ」

体を逸らしたまま固く目を瞑り我慢している薫を心配しつつも我は中へ中へ押し進める。
きつくて押し出されそうになるが、得も言われぬ心地よさに我知らず声が出る。

「ああ、薫」

やがてゆっくりと我のモノが薫の中にすべて入り、あまりの快感に打ち震えた。

「あぁ……ら、らんじゃさま」
「薫、苦しいか、すまぬ」
「い、いえ……体中で蘭紗様を感じます……すごく幸せで、僕……あぁ……」

薫の幸せという言葉で我の心は制御できなくなったようだ。

「ゆっくりと動くぞ」

くちゃくちゃと後孔から音がするのを薫は恥ずかしそうに目を閉じた。

「や……」
「痛くないか?」
「う……あ…… すこしはい、いたいけどだいじょうぶ……」
「そうか」
「ああああ!……」

薫は涙を流し小さい手を背中に回ししがみついてくる。
その薫の様子をみながら我らは同時に達した。

ふっと力を抜き、そのまま横になった……腕の中に薫の頭がある。
息が上がり、ふわんとした目をしてじっと見つめてくる。
その顔が愛らしかった。

「蘭紗様…… すきです……」
「……」

幸せという言葉では足りぬ思いを初めて経験して、胸が熱くなった。

「ああ、薫、愛しているよ」

再び口付け、そしてそのまま2人で笑顔で見つめ合った。

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