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カメラ
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「薫、君の事はね、この国あげて皆が守ってくれるよ。わかってると思うけど、蘭紗はもう君がいないと何もできないんだから……フフ……そりゃもう全力で守ってくれるよ。だから恐れずにね」
「はい」
涼鱗王子の言葉に、僕は深くうなずいた。
「……ふむ」
「どうしたの蘭紗」
「先日少し話したがな、薫は歴代のお嫁様の研究を手伝いたいと言っている。元いた世界では大学という学び舎の学生だったそうだ、学んだり研究したりということが好きなようだ」
「へえ!意外だけど、嬉しいな……私もかねてより助手を募集していたんだよね」
「どこで募集してるんだ」
「脳内だよ」
……この王子様はなんか、つかめない人だよね……
「それと……今更なんだが、我もお嫁様のことについての研究に協力したいと思っているんだ、予算の都合をつけるので、何人でも職員を増やすとよいぞ」
涼鱗王子はポケッとして3個目のケーキを手に持ったまま固まった。
「へ?なんなの?蘭紗どうしたの?急になんで?私がこの研究すること嫌がってたじゃないの」
「そうなんだが……我もいろいろと思うことがあって」
「色々とは?」
「……まず、我に薫がお嫁様として渡ってきたことが大きいな……過去のお嫁様を得た王たちがどのようにそのお嫁様たちを守って国を守ってきたのか?そしてどんな事件が実際に起こっていたのか?つまり過去においての阿羅国の所業をすべて洗い出したいのだ、相手のやり方を知りたい」
カジャルさんは涼鱗王子から桃のカップケーキを取り上げ、自分の口に放り込みそして紅茶をグビっと飲んだ。
彼を見ていると、部活終わりの野球男児を見ているようだ。
「俺もそれには興味があるんだ。伴侶だった俺ができないあらゆることを薫様は解決できる。蘭紗様にとって無くてはならない大事な方だ。失くすわけにはいかない。ならばどう守ればいいか対策を見つけねばと、俺も思う」
涼鱗王子はケーキを持っていた指を一回見てから、カジャルさんを見てにこりと笑った。
「よく言ったね、カジャル。なんだかとっても良い子」
「……うるさい」
「あの、それから今日はみなさんに、聞きたいことがあって」
僕は意を決して話し出した。
「これを見てほしいんです」
綺麗な木目のテーブルにスマホとモバイルバッテリーを置いた。
「……?」
「これは、そなたの世界のものだな?」
「はい、これは持っている同士でどこででも通話できる機能や、写真を撮る機能、その他いろいろできるもので、電気というもので動きます。こちらの魔力に似ているかもと思ってご相談なんです」
僕はスマホの電源を久しぶりに押した、まだ電池はあるはずだ。
こちらに来る二日前に買い替えたばかりでバッテリーも元気なはずだし。
電源を押してから画面が光り、起動音がして待ち受け画面が出ると、3人は顔を寄せ覗き込んできた。
「これはまた面妖な……」
付けてみると残りの充電は70%だった。
僕は写真ファイルを開き、妹と僕の2人でうつした写真を見せる。
「は?」
「……これは」
「なんと!」
3人はますます興味深く凝視する。
「薫これは……」
「いやこれは、もしや先ほど薫が言った写真ではないの?」
「写真です、ここにデータとして入ってるんです。データが何かとかそういうのはなんかうまく説明できそうにありませんが、これを表示できる要素がこの中に資料として入っているというか、これが空き容量があるだけ撮って保存できるんです」
「ちょっと待て、通信機だとそなた言ったが、なぜ通信機に写真を入れる必要が……」
「蘭紗ちょっと黙って」
「なんだ」
涼鱗王子は、立ち上がりスタスタと部屋を出て行った。
残った二人と目を合わせる。
「で、この女人は?」
「これは僕の妹です」
蘭紗様が瞠目し、もう一度写真を見つめた。
カジャルさんがぽつりと言った。
「似ているな」
「我もそう思うぞ」
「そういえばよく言われていたかも……」
その時箱を持って涼鱗王子が戻ってきた。
「これを見てくれ薫、ああ、これこれ」
箱をひっくり返す勢いで開けると、蓋を放り出して中から数枚の写真を取り出した。
……え?写真?
そこにはモノクロの大き目な写真があり、3人の子供を中心に何人か写っている。
後に見えるのは宮殿のような美しい風景だ。
「こ、これ」
「む、この写真か、懐かしいな我も同じ物を持っているぞ」
「俺、変な顔してるじゃないか!わざわざこれを見せるわけ?」
「いやカジャル、君はいつもとてもかわいいよ」
「……っ!」
僕は混乱した。
「……もしかしてこの世界には写真があるのです?」
「ああ、あるぞ、何人目かのお嫁様がカメラを持って渡ってきたのだ、高級品だから一般に広く普及とまではいかないがな……それに王族には絵師がいるので、正式な場では絵を使うのだよ」
「って……そのお嫁様は一体何年前の?」
「んと、たぶんこの世界に写真ができて500年は経っていたよな?」
「ということは一番最近のお嫁様かな?」
「その辺はあまり知らぬな」
「僕の世界でもこの紙に焼く写真ができたのは確か200年前くらいで、そんな昔からはありませんよ?」
「なるほど……ということはそのカメラを持っていたお嫁様は薫が住んでいたところより文明が進んだ異世界だったということなのかなあ?」
「そうかもしれぬな」
なるほどそうだった、異世界は僕がいた世界だけではなかった。
「あのそれで相談は、この中にある写真を失くしたくないということなのです」
「どういうことだ、いつでもこのように見えるのでは?」
「はい、これは電気という力で動いています。その電気を満たさないと動きを止めるのです。この電気のことを何かご存知ないかと思いまして」
「ふーん、動力源の問題……もしかしたらだけど、カメラの職人ならわかるのかな、蘭紗、この国のカメラ職人を呼んでよ」
「そうだな」
僕は画面をスワイプして色んな写真を見せてあげた。
東京の街並みや乗り物などは食い入るように見て質問が矢のように来る。
そして今は亡き祖父と祖母の写真を見つけて、僕の手が止まった。
「薫?」
「……祖父と祖母です。僕のことを大事にしてくれた人です」
涙がこぼれそうになった。
優しい笑顔でジュースを持ってこっちを見ている2人。
最後に会った時のカフェでの写真だ。
この写真を撮った二か月後に交通事故に巻き込まれて2人とも亡くなってしまったのだ。
顔を見ると会いたくてたまらなくなる。
こんな気持ちになるのが嫌で、僕はわざとスマホを初日に封印してから見ていなかったのだ。
どうせ充電が切れたら見れなくなるんだ。
だから、もう見ないと決めて。
でもここで過ごしてわかってきたことがある。
異世界のものをうまく馴染ませ発展しているようにみえる。
ここなら、もしかしてと。
僕は気持ちを切り替えて、涼鱗王子が持ってきた写真を手にし、じっと見た。
小さな蘭紗様が難しい顔をしてこちらを見ていて、その後ろでちょっと怒ったみたいな顔のカジャルさんがいて、一番前に満面の笑みの涼鱗さんがいた。
3人はそれぞれ面影があって、とってもかわいい男の子だった。
なんだか胸が締め付けられる。
当たり前だけどここには僕がいなくて、疎外感を感じてしまって。
「薫、その電気とやらはあとどれくらい持ちそうなのだ?」
蘭紗様は心配そうに聞いてきた。
きっと僕が泣きそうなのを感じてくれている。
「わかりません、使い方によるので、そしてこちらがその、電気を貯めているもので。こちらが無くなっても、ここに貯めてあるものをこちらに移せばいいのですが、それも二回が限度かなと」
「ふむ」
「取りあえずさ、その写真のいくつか、絵師に描かせたらどうかな?肖像画を精密に描ける絵師を王家は召し抱えているはずだよ、ねえ蘭紗」
「ああ、そうしよう。絵師たちは特殊な能力があって、一度見た絵を忘れないのだ、だからずっと見せていなくても一度見せればその通り描いてくれるよ」
蘭紗様が僕を安心させるように話してくれて、なんだかほっとした。
「しかし、俺が思うに、この薫様が住んでいた世界の景色もいくつかも残してほしいんだが、なんというか夢を掻き立てられるというか」
「……カジャル、かわいいことを言うね……」
「……っ!なんなんだよもう!」
この二人は本当になんだか、なんというか。
とっても仲良しだな。
笑えてきて「はは」って声に出して笑ったら、カジャルさんには睨まれたけど、なんだかもう怖くないよ、だってあなたはとても良い人だ。
僕はおもむろにスマホを彼らに向け、パシャっと一枚写真を撮った。
ハッとした顔で固まる3人に今撮ったものを見せると驚嘆している。
「まさか撮ったその場でもう見えるの?!!!」
「鏡に映しているようではないか、色もそのまま……」
「はい、動画も撮れますよ」
僕はサラーとそのあたりの動画を撮って見せた。
「素晴らしくも恐ろしくもあり……もはや、出てくる言葉がありませんよ、これ何かに応用できませんかね?」
「我も今そう思っていたが」
「俺たちではさすがに門外漢すぎる」
「急ぎ技術者たちを呼ぼう」
その後も色々と雑談をして、僕たちは帰ることにした。
楽しかった。
ここではじめて友だちができたみたいな、そんなあったかい気持ちにさせてくれた。
優しい人たちがいてよかった。
僕を受け入れてくれて、本当にありがとう。
「はい」
涼鱗王子の言葉に、僕は深くうなずいた。
「……ふむ」
「どうしたの蘭紗」
「先日少し話したがな、薫は歴代のお嫁様の研究を手伝いたいと言っている。元いた世界では大学という学び舎の学生だったそうだ、学んだり研究したりということが好きなようだ」
「へえ!意外だけど、嬉しいな……私もかねてより助手を募集していたんだよね」
「どこで募集してるんだ」
「脳内だよ」
……この王子様はなんか、つかめない人だよね……
「それと……今更なんだが、我もお嫁様のことについての研究に協力したいと思っているんだ、予算の都合をつけるので、何人でも職員を増やすとよいぞ」
涼鱗王子はポケッとして3個目のケーキを手に持ったまま固まった。
「へ?なんなの?蘭紗どうしたの?急になんで?私がこの研究すること嫌がってたじゃないの」
「そうなんだが……我もいろいろと思うことがあって」
「色々とは?」
「……まず、我に薫がお嫁様として渡ってきたことが大きいな……過去のお嫁様を得た王たちがどのようにそのお嫁様たちを守って国を守ってきたのか?そしてどんな事件が実際に起こっていたのか?つまり過去においての阿羅国の所業をすべて洗い出したいのだ、相手のやり方を知りたい」
カジャルさんは涼鱗王子から桃のカップケーキを取り上げ、自分の口に放り込みそして紅茶をグビっと飲んだ。
彼を見ていると、部活終わりの野球男児を見ているようだ。
「俺もそれには興味があるんだ。伴侶だった俺ができないあらゆることを薫様は解決できる。蘭紗様にとって無くてはならない大事な方だ。失くすわけにはいかない。ならばどう守ればいいか対策を見つけねばと、俺も思う」
涼鱗王子はケーキを持っていた指を一回見てから、カジャルさんを見てにこりと笑った。
「よく言ったね、カジャル。なんだかとっても良い子」
「……うるさい」
「あの、それから今日はみなさんに、聞きたいことがあって」
僕は意を決して話し出した。
「これを見てほしいんです」
綺麗な木目のテーブルにスマホとモバイルバッテリーを置いた。
「……?」
「これは、そなたの世界のものだな?」
「はい、これは持っている同士でどこででも通話できる機能や、写真を撮る機能、その他いろいろできるもので、電気というもので動きます。こちらの魔力に似ているかもと思ってご相談なんです」
僕はスマホの電源を久しぶりに押した、まだ電池はあるはずだ。
こちらに来る二日前に買い替えたばかりでバッテリーも元気なはずだし。
電源を押してから画面が光り、起動音がして待ち受け画面が出ると、3人は顔を寄せ覗き込んできた。
「これはまた面妖な……」
付けてみると残りの充電は70%だった。
僕は写真ファイルを開き、妹と僕の2人でうつした写真を見せる。
「は?」
「……これは」
「なんと!」
3人はますます興味深く凝視する。
「薫これは……」
「いやこれは、もしや先ほど薫が言った写真ではないの?」
「写真です、ここにデータとして入ってるんです。データが何かとかそういうのはなんかうまく説明できそうにありませんが、これを表示できる要素がこの中に資料として入っているというか、これが空き容量があるだけ撮って保存できるんです」
「ちょっと待て、通信機だとそなた言ったが、なぜ通信機に写真を入れる必要が……」
「蘭紗ちょっと黙って」
「なんだ」
涼鱗王子は、立ち上がりスタスタと部屋を出て行った。
残った二人と目を合わせる。
「で、この女人は?」
「これは僕の妹です」
蘭紗様が瞠目し、もう一度写真を見つめた。
カジャルさんがぽつりと言った。
「似ているな」
「我もそう思うぞ」
「そういえばよく言われていたかも……」
その時箱を持って涼鱗王子が戻ってきた。
「これを見てくれ薫、ああ、これこれ」
箱をひっくり返す勢いで開けると、蓋を放り出して中から数枚の写真を取り出した。
……え?写真?
そこにはモノクロの大き目な写真があり、3人の子供を中心に何人か写っている。
後に見えるのは宮殿のような美しい風景だ。
「こ、これ」
「む、この写真か、懐かしいな我も同じ物を持っているぞ」
「俺、変な顔してるじゃないか!わざわざこれを見せるわけ?」
「いやカジャル、君はいつもとてもかわいいよ」
「……っ!」
僕は混乱した。
「……もしかしてこの世界には写真があるのです?」
「ああ、あるぞ、何人目かのお嫁様がカメラを持って渡ってきたのだ、高級品だから一般に広く普及とまではいかないがな……それに王族には絵師がいるので、正式な場では絵を使うのだよ」
「って……そのお嫁様は一体何年前の?」
「んと、たぶんこの世界に写真ができて500年は経っていたよな?」
「ということは一番最近のお嫁様かな?」
「その辺はあまり知らぬな」
「僕の世界でもこの紙に焼く写真ができたのは確か200年前くらいで、そんな昔からはありませんよ?」
「なるほど……ということはそのカメラを持っていたお嫁様は薫が住んでいたところより文明が進んだ異世界だったということなのかなあ?」
「そうかもしれぬな」
なるほどそうだった、異世界は僕がいた世界だけではなかった。
「あのそれで相談は、この中にある写真を失くしたくないということなのです」
「どういうことだ、いつでもこのように見えるのでは?」
「はい、これは電気という力で動いています。その電気を満たさないと動きを止めるのです。この電気のことを何かご存知ないかと思いまして」
「ふーん、動力源の問題……もしかしたらだけど、カメラの職人ならわかるのかな、蘭紗、この国のカメラ職人を呼んでよ」
「そうだな」
僕は画面をスワイプして色んな写真を見せてあげた。
東京の街並みや乗り物などは食い入るように見て質問が矢のように来る。
そして今は亡き祖父と祖母の写真を見つけて、僕の手が止まった。
「薫?」
「……祖父と祖母です。僕のことを大事にしてくれた人です」
涙がこぼれそうになった。
優しい笑顔でジュースを持ってこっちを見ている2人。
最後に会った時のカフェでの写真だ。
この写真を撮った二か月後に交通事故に巻き込まれて2人とも亡くなってしまったのだ。
顔を見ると会いたくてたまらなくなる。
こんな気持ちになるのが嫌で、僕はわざとスマホを初日に封印してから見ていなかったのだ。
どうせ充電が切れたら見れなくなるんだ。
だから、もう見ないと決めて。
でもここで過ごしてわかってきたことがある。
異世界のものをうまく馴染ませ発展しているようにみえる。
ここなら、もしかしてと。
僕は気持ちを切り替えて、涼鱗王子が持ってきた写真を手にし、じっと見た。
小さな蘭紗様が難しい顔をしてこちらを見ていて、その後ろでちょっと怒ったみたいな顔のカジャルさんがいて、一番前に満面の笑みの涼鱗さんがいた。
3人はそれぞれ面影があって、とってもかわいい男の子だった。
なんだか胸が締め付けられる。
当たり前だけどここには僕がいなくて、疎外感を感じてしまって。
「薫、その電気とやらはあとどれくらい持ちそうなのだ?」
蘭紗様は心配そうに聞いてきた。
きっと僕が泣きそうなのを感じてくれている。
「わかりません、使い方によるので、そしてこちらがその、電気を貯めているもので。こちらが無くなっても、ここに貯めてあるものをこちらに移せばいいのですが、それも二回が限度かなと」
「ふむ」
「取りあえずさ、その写真のいくつか、絵師に描かせたらどうかな?肖像画を精密に描ける絵師を王家は召し抱えているはずだよ、ねえ蘭紗」
「ああ、そうしよう。絵師たちは特殊な能力があって、一度見た絵を忘れないのだ、だからずっと見せていなくても一度見せればその通り描いてくれるよ」
蘭紗様が僕を安心させるように話してくれて、なんだかほっとした。
「しかし、俺が思うに、この薫様が住んでいた世界の景色もいくつかも残してほしいんだが、なんというか夢を掻き立てられるというか」
「……カジャル、かわいいことを言うね……」
「……っ!なんなんだよもう!」
この二人は本当になんだか、なんというか。
とっても仲良しだな。
笑えてきて「はは」って声に出して笑ったら、カジャルさんには睨まれたけど、なんだかもう怖くないよ、だってあなたはとても良い人だ。
僕はおもむろにスマホを彼らに向け、パシャっと一枚写真を撮った。
ハッとした顔で固まる3人に今撮ったものを見せると驚嘆している。
「まさか撮ったその場でもう見えるの?!!!」
「鏡に映しているようではないか、色もそのまま……」
「はい、動画も撮れますよ」
僕はサラーとそのあたりの動画を撮って見せた。
「素晴らしくも恐ろしくもあり……もはや、出てくる言葉がありませんよ、これ何かに応用できませんかね?」
「我も今そう思っていたが」
「俺たちではさすがに門外漢すぎる」
「急ぎ技術者たちを呼ぼう」
その後も色々と雑談をして、僕たちは帰ることにした。
楽しかった。
ここではじめて友だちができたみたいな、そんなあったかい気持ちにさせてくれた。
優しい人たちがいてよかった。
僕を受け入れてくれて、本当にありがとう。
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