46 / 317
夏祭り4
しおりを挟む
その時、トンタンと祭りばやしがかなり近くなってきた。
首から下げた太鼓を叩きながら練り歩く小さい幼女たちが、僕たちのすぐ下を歩いていく。
「いやあ!かわいい!」
「あの子らは今年5才女子だ。この国では5才になると女の子はこの行列に参加するんだよ」
カジャルさんはとにかくちゃんと説明してくれる、本当に優しい人。
「小さいけどちゃんと今流行の着物じゃないのー」
「ああ、みやの小型がたくさんいるようで、よいな」
蘭紗様もハハっと笑う。
「ええ小型ってなんですかぁ、しかも僕と同じ水色率多くないです?」
「まあ、涼しげな色だから夏の晴れ着はこの色が人気だよ?」
「なるほど」
その時、僕以外の3人がピクっと動いた。
「なんだあれ」
「ああ」
「まあ、普通に祭りを楽しんでいる風ではありましたよねえ」
僕は3人が何を言ってるのかさっぱりわからずに、クッキーとフルーツを小皿に取った。
「しかし区別がつかん、いつも思うがなぜあいつらは皆似た顔をしている」
「それはほんとに謎だよねえ」
「波羽彦だって従者と兄弟みたいに似てたからな」
「しかもあの匂いだ」
「私には無理ぃ……近寄れない」
ん?と首を傾げて3人を見る。
「えと、なに?その名前は確か……えーっと」
すると、やけに焦った涼鱗王子が口に指を当て、シーっと息を吐いた。
「その下今通ったんだよ。5,6人がまとまっていたから目立ってたけど、人間自体はここらでも普通に暮らして普通に働いてるんだから、気にすることないと思うよ、どこの国でにも何割かいるんだからね」
「いやでも、さっきのやつら」
「俺にはあいつらはそれなりに鍛えた集団に見えたがな」
蘭紗様の表情が緊張していた。
「え?」
僕は手に持ったブドウを掴んだままどうしていいかわからず固まった。
「まあちょっと落ち着いて、近衛もいるんだし、私らもいるじゃない」
涼鱗王子は声を潜めて蘭紗様に囁いた。
「ああ」とは言ったが納得しかねる様子の蘭紗様を見て、僕は困った。
「あの……お祭りの様子わかりましたし、目的の新作カップケーキを買ってみんなで帰りましょう!こんな混んでない日にならもっと、安全に街に繰り出せるでしょ?また改めましょうよ、街は今日は混みすぎていて……その危険なのでは……」
3人は悲しそうな顔をして僕を見て同時にため息をついた。
「みやはここにきてから、ほぼどこにも出かけておらぬのだ、これくらいはと思ったのだがな」
「そんなことありませんよ、毎日楽しいですし、湖も行ったじゃないですか」
カチャっと小さい音を立てて、近衛の3人が紅茶のカップを皿においてこちらを見た。
それから緊迫した顔で蘭紗様の方を見た。
僕以外の人たちは何事かに気づいた様子でしばらく周囲を見渡していた。
「出るぞ」
がたりと立った蘭紗様は僕の手をそっと取ると、安心させてくれるように笑みをくれた。
不安だった心が少し楽になる。
「ここから近いのか?例の店」
「ああ、もうすぐそこだ」
涼鱗王子とカジャルさんが先に様子を近衛に見てくるようお願いしている。
一人がひらりと階下に降り、そしてまもなくテラスから一階にいた近衛が店を探して人ごみを歩くのが見えた。
彼らは僕たちの目的の店を見つけたようで、魔石の通信で返事をくれたようだ。
蘭紗様はしっかりと僕の手を握り、その手をもう片方の手でぽんぽんと軽く叩いた。
下に行くと近衛が支払いを城へ回してくれと店主に伝えていて、店主が目を白黒していた。
見ると、この店は立地条件の良さからか人気店なようで、先ほどより更に混んでいて長い列ができていた。
「え、いつの間にこんなに混んでたの?!」
「ああ、ほんとだな」
「人が増えてくる時間だからねえ」
僕はその時、毬を持った5歳ぐらいの幼児に気づいた。
母だろう人に手をひかれ、幼いのにじっと列に並び待っている姿に、ふっと頬がゆるむ。
かわいい男の子だなと思ってじっと見ていると、男の子もこっちを見てきてニコっと笑ってくれたので、僕も微笑み返した。
蘭紗様は僕の手を握って大通りに出ようとしたのだが、すぐ横で赤ちゃんを抱いた若い女性がヨロっと倒れかけるのが見えた。
僕は咄嗟に赤ちゃんが床に落ちないよう腕を差し出した。
蘭紗様も咄嗟にその女の人を支えようとした。
……つまり、僕たちの手が離れてしまったんだ。
瞬間僕の足元に白い文字の羅列が表れ、それが丸く円を描きだし、そして一気に光った。
……あれ?これ魔法陣なの?
などとのん気に思いつつ、だけど足元から上に目線を上げて蘭紗様を見た。
蘭紗様は女の人を助け起こしつつこちらを振り向いたが、次の瞬間必死な形相になり僕の名前を叫んだ。
……んと、叫んだような気がした?
というか声が聞こえない……なぜ?
そしてやけにゆっくりに見える風景、まるでスロー再生にように周りがゆっくりと動くんだ。
そしてあちらからはこちらが見えていないようで、僕は目の前にいるのに、キョロキョロと僕を探している。
蘭紗様の後ろにいた涼鱗王子もカジャルさんも周りを見渡して僕の名を呼んでいるのが口の動きでわかる。
皆の動きがもどかしい、全部なぜかスローに見える。
ああ、だめじゃないの、みやちゃんじゃなくて、「薫」って呼んでるね皆。
せっかく皆で呼び名を決めたのに。
近衛部隊も周りを制圧して、人ごみをかき分けているのが見えたよ、ああ、これ。
……ぼくやっちゃったかな。
たぶん、この魔法陣の中にいるから皆から僕が見えないんだね。
でも、足を動かそうにも張り付いたように動かないし、そもそも指一本だって、そして瞼も動かせず閉じれない。
だからじっと皆を観察した。
スロー再生の光景……必死に僕の名を叫んで探す皆が見えた。
心の中で「蘭紗様」と叫んだ。
その一瞬、ふと蘭紗様と目が合った。
見たことのない恐怖を張り付けた必死な顔で、しっかりと僕の目を見た。
ああ、あなたには僕の心の叫びが聞こえたんだね。
嬉しかった。
そしてこちらに手を伸ばしてくれた。
ゆっくりゆっくりと手が伸びてきたけど、それが僕に届くことはなかった。
首から下げた太鼓を叩きながら練り歩く小さい幼女たちが、僕たちのすぐ下を歩いていく。
「いやあ!かわいい!」
「あの子らは今年5才女子だ。この国では5才になると女の子はこの行列に参加するんだよ」
カジャルさんはとにかくちゃんと説明してくれる、本当に優しい人。
「小さいけどちゃんと今流行の着物じゃないのー」
「ああ、みやの小型がたくさんいるようで、よいな」
蘭紗様もハハっと笑う。
「ええ小型ってなんですかぁ、しかも僕と同じ水色率多くないです?」
「まあ、涼しげな色だから夏の晴れ着はこの色が人気だよ?」
「なるほど」
その時、僕以外の3人がピクっと動いた。
「なんだあれ」
「ああ」
「まあ、普通に祭りを楽しんでいる風ではありましたよねえ」
僕は3人が何を言ってるのかさっぱりわからずに、クッキーとフルーツを小皿に取った。
「しかし区別がつかん、いつも思うがなぜあいつらは皆似た顔をしている」
「それはほんとに謎だよねえ」
「波羽彦だって従者と兄弟みたいに似てたからな」
「しかもあの匂いだ」
「私には無理ぃ……近寄れない」
ん?と首を傾げて3人を見る。
「えと、なに?その名前は確か……えーっと」
すると、やけに焦った涼鱗王子が口に指を当て、シーっと息を吐いた。
「その下今通ったんだよ。5,6人がまとまっていたから目立ってたけど、人間自体はここらでも普通に暮らして普通に働いてるんだから、気にすることないと思うよ、どこの国でにも何割かいるんだからね」
「いやでも、さっきのやつら」
「俺にはあいつらはそれなりに鍛えた集団に見えたがな」
蘭紗様の表情が緊張していた。
「え?」
僕は手に持ったブドウを掴んだままどうしていいかわからず固まった。
「まあちょっと落ち着いて、近衛もいるんだし、私らもいるじゃない」
涼鱗王子は声を潜めて蘭紗様に囁いた。
「ああ」とは言ったが納得しかねる様子の蘭紗様を見て、僕は困った。
「あの……お祭りの様子わかりましたし、目的の新作カップケーキを買ってみんなで帰りましょう!こんな混んでない日にならもっと、安全に街に繰り出せるでしょ?また改めましょうよ、街は今日は混みすぎていて……その危険なのでは……」
3人は悲しそうな顔をして僕を見て同時にため息をついた。
「みやはここにきてから、ほぼどこにも出かけておらぬのだ、これくらいはと思ったのだがな」
「そんなことありませんよ、毎日楽しいですし、湖も行ったじゃないですか」
カチャっと小さい音を立てて、近衛の3人が紅茶のカップを皿においてこちらを見た。
それから緊迫した顔で蘭紗様の方を見た。
僕以外の人たちは何事かに気づいた様子でしばらく周囲を見渡していた。
「出るぞ」
がたりと立った蘭紗様は僕の手をそっと取ると、安心させてくれるように笑みをくれた。
不安だった心が少し楽になる。
「ここから近いのか?例の店」
「ああ、もうすぐそこだ」
涼鱗王子とカジャルさんが先に様子を近衛に見てくるようお願いしている。
一人がひらりと階下に降り、そしてまもなくテラスから一階にいた近衛が店を探して人ごみを歩くのが見えた。
彼らは僕たちの目的の店を見つけたようで、魔石の通信で返事をくれたようだ。
蘭紗様はしっかりと僕の手を握り、その手をもう片方の手でぽんぽんと軽く叩いた。
下に行くと近衛が支払いを城へ回してくれと店主に伝えていて、店主が目を白黒していた。
見ると、この店は立地条件の良さからか人気店なようで、先ほどより更に混んでいて長い列ができていた。
「え、いつの間にこんなに混んでたの?!」
「ああ、ほんとだな」
「人が増えてくる時間だからねえ」
僕はその時、毬を持った5歳ぐらいの幼児に気づいた。
母だろう人に手をひかれ、幼いのにじっと列に並び待っている姿に、ふっと頬がゆるむ。
かわいい男の子だなと思ってじっと見ていると、男の子もこっちを見てきてニコっと笑ってくれたので、僕も微笑み返した。
蘭紗様は僕の手を握って大通りに出ようとしたのだが、すぐ横で赤ちゃんを抱いた若い女性がヨロっと倒れかけるのが見えた。
僕は咄嗟に赤ちゃんが床に落ちないよう腕を差し出した。
蘭紗様も咄嗟にその女の人を支えようとした。
……つまり、僕たちの手が離れてしまったんだ。
瞬間僕の足元に白い文字の羅列が表れ、それが丸く円を描きだし、そして一気に光った。
……あれ?これ魔法陣なの?
などとのん気に思いつつ、だけど足元から上に目線を上げて蘭紗様を見た。
蘭紗様は女の人を助け起こしつつこちらを振り向いたが、次の瞬間必死な形相になり僕の名前を叫んだ。
……んと、叫んだような気がした?
というか声が聞こえない……なぜ?
そしてやけにゆっくりに見える風景、まるでスロー再生にように周りがゆっくりと動くんだ。
そしてあちらからはこちらが見えていないようで、僕は目の前にいるのに、キョロキョロと僕を探している。
蘭紗様の後ろにいた涼鱗王子もカジャルさんも周りを見渡して僕の名を呼んでいるのが口の動きでわかる。
皆の動きがもどかしい、全部なぜかスローに見える。
ああ、だめじゃないの、みやちゃんじゃなくて、「薫」って呼んでるね皆。
せっかく皆で呼び名を決めたのに。
近衛部隊も周りを制圧して、人ごみをかき分けているのが見えたよ、ああ、これ。
……ぼくやっちゃったかな。
たぶん、この魔法陣の中にいるから皆から僕が見えないんだね。
でも、足を動かそうにも張り付いたように動かないし、そもそも指一本だって、そして瞼も動かせず閉じれない。
だからじっと皆を観察した。
スロー再生の光景……必死に僕の名を叫んで探す皆が見えた。
心の中で「蘭紗様」と叫んだ。
その一瞬、ふと蘭紗様と目が合った。
見たことのない恐怖を張り付けた必死な顔で、しっかりと僕の目を見た。
ああ、あなたには僕の心の叫びが聞こえたんだね。
嬉しかった。
そしてこちらに手を伸ばしてくれた。
ゆっくりゆっくりと手が伸びてきたけど、それが僕に届くことはなかった。
16
あなたにおすすめの小説
牛獣人の僕のお乳で育った子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!
ほじにほじほじ
BL
牛獣人のモノアの一族は代々牛乳売りの仕事を生業としてきた。
牛乳には2種類ある、家畜の牛から出る牛乳と牛獣人から出る牛乳だ。
牛獣人の女性は一定の年齢になると自らの意思てお乳を出すことが出来る。
そして、僕たち家族普段は家畜の牛の牛乳を売っているが母と姉達の牛乳は濃厚で喉越しや舌触りが良いお貴族様に高値で売っていた。
ある日僕たち一家を呼んだお貴族様のご子息様がお乳を呑まないと相談を受けたのが全ての始まりー
母や姉達の牛乳を詰めた哺乳瓶を与えてみても、母や姉達のお乳を直接与えてみても飲んでくれない赤子。
そんな時ふと赤子と目が合うと僕を見て何かを訴えてくるー
「え?僕のお乳が飲みたいの?」
「僕はまだ子供でしかも男だからでないよ。」
「え?何言ってるの姉さん達!僕のお乳に牛乳を垂らして飲ませてみろだなんて!そんなの上手くいくわけ…え、飲んでるよ?え?」
そんなこんなで、お乳を呑まない赤子が飲んだ噂は広がり他のお貴族様達にもうちの子がお乳を飲んでくれないの!と言う相談を受けて、他のほとんどの子は母や姉達のお乳で飲んでくれる子だったけど何故か数人には僕のお乳がお気に召したようでー
昔お乳をあたえた子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!
「僕はお乳を貸しただけで牛乳は母さんと姉さん達のなのに!どうしてこうなった!?」
*
総受けで、固定カプを決めるかはまだまだ不明です。
いいね♡やお気に入り登録☆をしてくださいますと励みになります(><)
誤字脱字、言葉使いが変な所がありましたら脳内変換して頂けますと幸いです。
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
この世界は僕に甘すぎる 〜ちんまい僕(もふもふぬいぐるみ付き)が溺愛される物語〜
COCO
BL
「ミミルがいないの……?」
涙目でそうつぶやいた僕を見て、
騎士団も、魔法団も、王宮も──全員が本気を出した。
前世は政治家の家に生まれたけど、
愛されるどころか、身体目当ての大人ばかり。
最後はストーカーの担任に殺された。
でも今世では……
「ルカは、僕らの宝物だよ」
目を覚ました僕は、
最強の父と美しい母に全力で愛されていた。
全員190cm超えの“男しかいない世界”で、
小柄で可愛い僕(とウサギのぬいぐるみ)は、今日も溺愛されてます。
魔法全属性持ち? 知識チート? でも一番すごいのは──
「ルカ様、可愛すぎて息ができません……!!」
これは、世界一ちんまい天使が、世界一愛されるお話。
臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式の話
八億児
BL
架空の国と儀式の、真面目騎士×どスケベビッチ王。
古代アイルランドには臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式があったそうで、それはよいものだと思いましたので古代アイルランドとは特に関係なく王の乳首を吸ってもらいました。
[BL]憧れだった初恋相手と偶然再会したら、速攻で抱かれてしまった
ざびえる
BL
エリートリーマン×平凡リーマン
モデル事務所で
メンズモデルのマネージャーをしている牧野 亮(まきの りょう) 25才
中学時代の初恋相手
高瀬 優璃 (たかせ ゆうり)が
突然現れ、再会した初日に強引に抱かれてしまう。
昔、優璃に嫌われていたとばかり思っていた亮は優璃の本当の気持ちに気付いていき…
夏にピッタリな青春ラブストーリー💕
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
助けたドS皇子がヤンデレになって俺を追いかけてきます!
夜刀神さつき
BL
医者である内藤 賢吾は、過労死した。しかし、死んだことに気がつかないまま異世界転生する。転生先で、急性虫垂炎のセドリック皇子を見つけた彼は、手術をしたくてたまらなくなる。「彼を解剖させてください」と告げ、周囲をドン引きさせる。その後、賢吾はセドリックを手術して助ける。命を助けられたセドリックは、賢吾に惹かれていく。賢吾は、セドリックの告白を断るが、セドリックは、諦めの悪いヤンデレ腹黒男だった。セドリックは、賢吾に助ける代わりに何でも言うことを聞くという約束をする。しかし、賢吾は約束を破り逃げ出し……。ほとんどコメディです。 ヤンデレ腹黒ドS皇子×頭のおかしい主人公
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる