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四角い魂
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お食事が進んでデザートのさくさくシャーベットが出てくるころに、一人の男性が紹介された。
僕はそういえばそんなことあったかも?ぐらいの話しなんだけど、『スマホの充電ができないだろうか?』という相談について、涼鱗さんが色々と各方面に働きかけてくれたそうなんだ。
「垂須と申します、佐佐家の傍系でございます。私の母の家系がカメラ製造業に古くから携わっております関係で、私はそこで技師と開発をしております」
「あ!カメラの?」
「はい……と申しましても、充電なるものが何なのか原理がさっぱりでございまして、優秀な部下は何人か連れてきているのですが……できましたらスマホを分解させていただきたく」
僕はシャーベットを食べるスプーンを手から滑らせ皿に落としてしまった。
「え、やめて!分解なんて!まさかもう!」
僕の様子に垂須は慌てて2,3歩下がり額づいた。
「申し訳ありません!まだ何もいたしておりませんので!お許しを!」
「……え、えと……ごめんなさい、頭あげてください……あと、分解はやめてほしいんです。もし、充電が無くなって動かなくなっても、動かないまま傍に置いておきたいから、分解だけは避けたいんです。えと、ほんとにその、頭をあげてください……」
僕はひたすら慌ててしまった……
蘭紗様は僕の手を握って「大丈夫だよ」と言ってくれて、後に控える侍従に垂須を立たせるよう命じ、椅子に座らせた。
「……良いか?分解はダメだ。それははじめに言ったはずだがな」
「はい……お言葉はもちろん、おぼえております」
「ならばなぜ、薫の心をえぐるようなことをわざわざ言うのだ? スマホは薫にとって大事なものなのだよ?思い出が詰まっているのだ」
「も、申し訳ございません……その……あまりにも、本体が薄く……そして何で動いているのかさっぱり分からず……」
垂須は今にも泣きそうになりながら顔を真っ青にしてブルブル震えている。
僕があんなこと言ったから、罰が下るかもと思って恐れているんだなと思うと、責任を感じてしまう。
「あの、ほんとにもう……普通にお話しできませんか?大丈夫です、分解してないなら大丈夫ですから」
「……はい」
垂須はやっと顔を上げて僕を見てくれた。
そしてびっくりしたような表情をしてじっと見つめてくる、やがて真っ赤になった顔をまた下げてしまった。
「んと……あの……」
挙動不審すぎませんか?……
「こらこら垂須……普通に話できないの?薫も困ってるしねえ……というか技術者っていうのはあれだね、言葉が足りなくて先に結論言うもんだから誤解与えがちだよねえ、薫ごめんね、垂須は良い人間だから薫の大事なものを壊したりはしないよ?」
「ええ、分かってます、僕も驚きすぎましたごめんなさい」
涼鱗さんの言葉で場が少し和んだ、良かった……
「あと、僕はなにがあってもあなたにひどいことなんかはしないから、怖がらないでほしいんです、どうでしょう?」
「……はい、わかりました」
ようやく落ち着いた様子の垂須に侍従は温かいお茶を入れ勧める。
それを飲んで人心地ついて顔を上げ、話し出した。
「まるでわからないわけではないのです、例えばですが。我々は他人が持っている魔力をだいたい推し量れます。蘭紗様はじめここにいらっしゃる方々はそれはもう膨大な魔力をお持ちなので……それを感じ取り、私などは震えるばかりでございます」
「えと、魔力量がみえる?ってこと?」
「ああ、我らは他人の魔力を感じ取れるぞ」
「そうなんですか……」
「そこでこれなのですが……」
垂須は持っていた籠から恭しく充電器とバッテリーチャージャーを取り出してテーブルに置いた。
「こちらの充電器からは、力の流れた跡があるのみでほとんど力を感じません、しかしこの……バッテリーチャージャーの方からはこの小ささに似合わぬ力を感じます、私が力と言いましたのは……魔力とは違う力なので、そのように表現いたしました。その力が電力なのでは?と思います」
「合ってますよ、こっちの充電器はスマホにつなげて電力を取るもので、これ自体に電力がたまることはないので」
「では、この力と同じものをここに詰めることができますれば、薫様のスマホに充電可能となります……しかし、その……この力に似たものを私は知りません、どうでしょうか?」
垂須は蘭紗様や涼鱗さんを見た。
「そうだなあ……確かに見えるね。魔力ではないもので満たされているね」
「しかし……安易に魔力を流しいれ壊してでもしたら良くないだろうしな」
2人ともむつかしい顔をして僕を見る。
「そうですね……でも、見えるというのは驚きです。僕には何も見えませんから」
「おや!何集まってるんだ?」
その時メインダイニングに入って来たのは、サヌ羅さんと喜紗さんと一緒のアイデン王だった。
相変わらず物怖じせず、キラキラと輝いた目でこちらを射貫いてくる。
純粋さが……ちょっと怖いんですよね……この人。
「なんだこれは」
アイデン王はサヌ羅さんの制止を振り切ってスマホを僕の手から取り上げた。
乗船してからも何度も記念撮影していたのでいつも袂にいれているのだ。
「ほう……」
アイデン王は可愛らしい顔をしかめてスマホをジッと見る。
「あ、それは大事なものなので」
「アイデン……壊すなよ」
「分かってるよ……というかなんだこれは、不思議な力が入っているな……」
「ああ、電力という薫の世界の魔力のようなものだ、それを満たしてその機械は動くのだ……説明がむつかしいが」
「なるほど、しかし全体の5割ほどしかそれが満たされておらぬようだ……」
「え?」
僕はアイデン王からスマホを返してもらって電源を付け、充電量を確かめた。
なるほど48パーセントまでに減っていた。
「そうですねだいたい5割ですね」
「というと、これを満たせばよいのかな?」
「今そのやり方を技師さんに考えてもらっているのですけど」
「どれ……」
「おい、アイデン……無茶をするなよ、ひとつしかないのだ」
「わかってるよ」
アイデン王は再び僕からスマホを取り上げ、そして右手の人差し指でそっと画面をなでた。
一瞬スマホが光ったが、すぐに元通りになった。
「これでどうだ?」
僕は何が起こったかわからないが画面の充電量は100%になっていた……
え!
「できてる!!フルに充電できてる!」
立ち上がって大声で叫んでしまった僕は、慌てて口を閉ざして座りなおした。
涼鱗さんが席を立ち僕の後ろに回ってきて、覗き込んでくる。
蘭紗様も不思議そうに画面を見ている。
「本当に?見せて?」
「これです、100と書いてあるでしょう?」
「ああ、見える。100とあるな」
「アイデン、お前、どうやったのだ?」
アイデン王はニコニコしながら給仕にお茶を持ってこさせる。
「んと、僕は魂の形がわかるんだよ、はっきりとね。だから蘭紗の魂が半分しかないのも知ってたし、その蛇の子がどうやら僕らに近いことも知ってるよ、魂の形が近しいからね」
涼鱗さんはぎょっとして僕の後ろに隠れようとした、え……僕の後では何の壁にもなれませんよ!
「で、この機械の魂は四角いのだ、このように」
アイデン王は空中に四角を描いた。
「だからその四角全部に魔力を満ちるよう、注いでみた」
「魔力?!」
「魔力でいいのか?」
皆が声をそろえて驚く中、アイデン王は首をひねった。
「あまり力の質は変わらないぞ、魔力も、その電力とやらも」
「そんなばかな」
垂須はあっけに取られて口をあんぐり開けている。
「ああ、そうか……この四角に満たす魔力はなんでもいいわけではないな……確かに……この質は……どちらかといえば熱や雷に近いようなものだ。涼鱗はダメだな、お前の魔力は寒い、ああカジャル、お前はどちらかといえば剣士よりだから、これに似ているぞ、満たすことができるだろう、蘭紗は素直な魔力の質だからまず大丈夫だ」
「私だけ!私だけ!」
涼鱗さんが悲しそうに小さく叫んだ、僕の後ろで。
「ならば、問題が……どうやら片付いたようだな……」
「はあ……私などには分からないものでございました……しかしこれで薫様の憂いが少しでも解消されたならば、ようございました。この二つの品もお返しいたしますので」
「いや、垂須……そなた引き続きこれに関して研究してくれぬか?できればこれと同じものが作れたら嬉しいのだが」
蘭紗様は僕の手の中のスマホを指さして言った。
んー……蘭紗様それ、けっこう難しいですよ?
「はい!研究してまいります!」
「なにその、楽しそうな……僕もまぜて?その研究」
「は?アイデン何を?」
垂須は不思議そうにアイデン王を見上げた。
「えと、あなた様は?」
「ああ、僕はヴァヴェルのアイデンだよ」
「……ひ!龍の王様!!」
垂須は真っ青になってブルブル震え出した。
この人は、ちょっと……怖がりすぎませんかね?
でも役人でもない人からしたら、王族に囲まれたらこうなるのかも……
「アイデン……」
「ねえ、蘭紗、紗国に留学希望します!僕をこれの研究に携わらせて?」
「……」
「ねえ」
「……ちょっとまてアイデン。お付きの者はまだか?」
「ああ、さっき通信来たよ、もうすぐみたいだよ」
「ではその者らとしっかりと決めごとをしたうえで話せ、いまは保留だ、いいか」
「ん、わかったよ!薫くんとも仲良くやれそうだし、カジャルもいるし、紗国は楽しそうだな」
アイデン王は屈託のない笑顔を僕たちに向けてニヒヒと笑った。
単なるいたずら小僧じゃないの……
僕はなんだかおかしくなって、ぷっと吹きだした。
ずっと大人しく状況を見ていたカジャルさんも笑いだして、顔を見合わせてしまった。
んと、なんだか楽しくなりそうです。
僕はそういえばそんなことあったかも?ぐらいの話しなんだけど、『スマホの充電ができないだろうか?』という相談について、涼鱗さんが色々と各方面に働きかけてくれたそうなんだ。
「垂須と申します、佐佐家の傍系でございます。私の母の家系がカメラ製造業に古くから携わっております関係で、私はそこで技師と開発をしております」
「あ!カメラの?」
「はい……と申しましても、充電なるものが何なのか原理がさっぱりでございまして、優秀な部下は何人か連れてきているのですが……できましたらスマホを分解させていただきたく」
僕はシャーベットを食べるスプーンを手から滑らせ皿に落としてしまった。
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僕の様子に垂須は慌てて2,3歩下がり額づいた。
「申し訳ありません!まだ何もいたしておりませんので!お許しを!」
「……え、えと……ごめんなさい、頭あげてください……あと、分解はやめてほしいんです。もし、充電が無くなって動かなくなっても、動かないまま傍に置いておきたいから、分解だけは避けたいんです。えと、ほんとにその、頭をあげてください……」
僕はひたすら慌ててしまった……
蘭紗様は僕の手を握って「大丈夫だよ」と言ってくれて、後に控える侍従に垂須を立たせるよう命じ、椅子に座らせた。
「……良いか?分解はダメだ。それははじめに言ったはずだがな」
「はい……お言葉はもちろん、おぼえております」
「ならばなぜ、薫の心をえぐるようなことをわざわざ言うのだ? スマホは薫にとって大事なものなのだよ?思い出が詰まっているのだ」
「も、申し訳ございません……その……あまりにも、本体が薄く……そして何で動いているのかさっぱり分からず……」
垂須は今にも泣きそうになりながら顔を真っ青にしてブルブル震えている。
僕があんなこと言ったから、罰が下るかもと思って恐れているんだなと思うと、責任を感じてしまう。
「あの、ほんとにもう……普通にお話しできませんか?大丈夫です、分解してないなら大丈夫ですから」
「……はい」
垂須はやっと顔を上げて僕を見てくれた。
そしてびっくりしたような表情をしてじっと見つめてくる、やがて真っ赤になった顔をまた下げてしまった。
「んと……あの……」
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「こらこら垂須……普通に話できないの?薫も困ってるしねえ……というか技術者っていうのはあれだね、言葉が足りなくて先に結論言うもんだから誤解与えがちだよねえ、薫ごめんね、垂須は良い人間だから薫の大事なものを壊したりはしないよ?」
「ええ、分かってます、僕も驚きすぎましたごめんなさい」
涼鱗さんの言葉で場が少し和んだ、良かった……
「あと、僕はなにがあってもあなたにひどいことなんかはしないから、怖がらないでほしいんです、どうでしょう?」
「……はい、わかりました」
ようやく落ち着いた様子の垂須に侍従は温かいお茶を入れ勧める。
それを飲んで人心地ついて顔を上げ、話し出した。
「まるでわからないわけではないのです、例えばですが。我々は他人が持っている魔力をだいたい推し量れます。蘭紗様はじめここにいらっしゃる方々はそれはもう膨大な魔力をお持ちなので……それを感じ取り、私などは震えるばかりでございます」
「えと、魔力量がみえる?ってこと?」
「ああ、我らは他人の魔力を感じ取れるぞ」
「そうなんですか……」
「そこでこれなのですが……」
垂須は持っていた籠から恭しく充電器とバッテリーチャージャーを取り出してテーブルに置いた。
「こちらの充電器からは、力の流れた跡があるのみでほとんど力を感じません、しかしこの……バッテリーチャージャーの方からはこの小ささに似合わぬ力を感じます、私が力と言いましたのは……魔力とは違う力なので、そのように表現いたしました。その力が電力なのでは?と思います」
「合ってますよ、こっちの充電器はスマホにつなげて電力を取るもので、これ自体に電力がたまることはないので」
「では、この力と同じものをここに詰めることができますれば、薫様のスマホに充電可能となります……しかし、その……この力に似たものを私は知りません、どうでしょうか?」
垂須は蘭紗様や涼鱗さんを見た。
「そうだなあ……確かに見えるね。魔力ではないもので満たされているね」
「しかし……安易に魔力を流しいれ壊してでもしたら良くないだろうしな」
2人ともむつかしい顔をして僕を見る。
「そうですね……でも、見えるというのは驚きです。僕には何も見えませんから」
「おや!何集まってるんだ?」
その時メインダイニングに入って来たのは、サヌ羅さんと喜紗さんと一緒のアイデン王だった。
相変わらず物怖じせず、キラキラと輝いた目でこちらを射貫いてくる。
純粋さが……ちょっと怖いんですよね……この人。
「なんだこれは」
アイデン王はサヌ羅さんの制止を振り切ってスマホを僕の手から取り上げた。
乗船してからも何度も記念撮影していたのでいつも袂にいれているのだ。
「ほう……」
アイデン王は可愛らしい顔をしかめてスマホをジッと見る。
「あ、それは大事なものなので」
「アイデン……壊すなよ」
「分かってるよ……というかなんだこれは、不思議な力が入っているな……」
「ああ、電力という薫の世界の魔力のようなものだ、それを満たしてその機械は動くのだ……説明がむつかしいが」
「なるほど、しかし全体の5割ほどしかそれが満たされておらぬようだ……」
「え?」
僕はアイデン王からスマホを返してもらって電源を付け、充電量を確かめた。
なるほど48パーセントまでに減っていた。
「そうですねだいたい5割ですね」
「というと、これを満たせばよいのかな?」
「今そのやり方を技師さんに考えてもらっているのですけど」
「どれ……」
「おい、アイデン……無茶をするなよ、ひとつしかないのだ」
「わかってるよ」
アイデン王は再び僕からスマホを取り上げ、そして右手の人差し指でそっと画面をなでた。
一瞬スマホが光ったが、すぐに元通りになった。
「これでどうだ?」
僕は何が起こったかわからないが画面の充電量は100%になっていた……
え!
「できてる!!フルに充電できてる!」
立ち上がって大声で叫んでしまった僕は、慌てて口を閉ざして座りなおした。
涼鱗さんが席を立ち僕の後ろに回ってきて、覗き込んでくる。
蘭紗様も不思議そうに画面を見ている。
「本当に?見せて?」
「これです、100と書いてあるでしょう?」
「ああ、見える。100とあるな」
「アイデン、お前、どうやったのだ?」
アイデン王はニコニコしながら給仕にお茶を持ってこさせる。
「んと、僕は魂の形がわかるんだよ、はっきりとね。だから蘭紗の魂が半分しかないのも知ってたし、その蛇の子がどうやら僕らに近いことも知ってるよ、魂の形が近しいからね」
涼鱗さんはぎょっとして僕の後ろに隠れようとした、え……僕の後では何の壁にもなれませんよ!
「で、この機械の魂は四角いのだ、このように」
アイデン王は空中に四角を描いた。
「だからその四角全部に魔力を満ちるよう、注いでみた」
「魔力?!」
「魔力でいいのか?」
皆が声をそろえて驚く中、アイデン王は首をひねった。
「あまり力の質は変わらないぞ、魔力も、その電力とやらも」
「そんなばかな」
垂須はあっけに取られて口をあんぐり開けている。
「ああ、そうか……この四角に満たす魔力はなんでもいいわけではないな……確かに……この質は……どちらかといえば熱や雷に近いようなものだ。涼鱗はダメだな、お前の魔力は寒い、ああカジャル、お前はどちらかといえば剣士よりだから、これに似ているぞ、満たすことができるだろう、蘭紗は素直な魔力の質だからまず大丈夫だ」
「私だけ!私だけ!」
涼鱗さんが悲しそうに小さく叫んだ、僕の後ろで。
「ならば、問題が……どうやら片付いたようだな……」
「はあ……私などには分からないものでございました……しかしこれで薫様の憂いが少しでも解消されたならば、ようございました。この二つの品もお返しいたしますので」
「いや、垂須……そなた引き続きこれに関して研究してくれぬか?できればこれと同じものが作れたら嬉しいのだが」
蘭紗様は僕の手の中のスマホを指さして言った。
んー……蘭紗様それ、けっこう難しいですよ?
「はい!研究してまいります!」
「なにその、楽しそうな……僕もまぜて?その研究」
「は?アイデン何を?」
垂須は不思議そうにアイデン王を見上げた。
「えと、あなた様は?」
「ああ、僕はヴァヴェルのアイデンだよ」
「……ひ!龍の王様!!」
垂須は真っ青になってブルブル震え出した。
この人は、ちょっと……怖がりすぎませんかね?
でも役人でもない人からしたら、王族に囲まれたらこうなるのかも……
「アイデン……」
「ねえ、蘭紗、紗国に留学希望します!僕をこれの研究に携わらせて?」
「……」
「ねえ」
「……ちょっとまてアイデン。お付きの者はまだか?」
「ああ、さっき通信来たよ、もうすぐみたいだよ」
「ではその者らとしっかりと決めごとをしたうえで話せ、いまは保留だ、いいか」
「ん、わかったよ!薫くんとも仲良くやれそうだし、カジャルもいるし、紗国は楽しそうだな」
アイデン王は屈託のない笑顔を僕たちに向けてニヒヒと笑った。
単なるいたずら小僧じゃないの……
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