狐の国のお嫁様 ~紗国の愛の物語~

真白 桐羽

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光り射す場所 波羽彦視点4 R18

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 昨夜、2人の唇が重なった時、ビリビリと心がしびれた。
オレンジ色に染まる室内で、小さな頭を優しく支えて柔らかい唇を夢中で舐めあげ吸い付き唇を分け入って腔内を味わう。
不思議な甘さがあって、頭がおかしくなりそうな快感が襲ってくる。
まるで麻薬だ。

「波羽彦様……僕……胸が苦しいです」
「……私もだ」
「うれしくて」

波成は涙を一筋流し、必死に私に縋り付いてくる、なんと可愛らしいことか。

「そなたは……宿は? 紗国の迎賓館だろうか?」
「いえ……僕は下町の宿屋に一室借りております、王族でも貴族でもございませんので」
「ならば……そなた今宵はここに……泊まることは可能か」
「……波羽彦様……」
「この気持ちは私だけなのか?そなたを手放したくないのだが」
「……うれしい……うれしいですけど……」
「けど?」
「僕は夜伽の相手が務まるかわかりません……こんな体なのです」
「それは……考えずともよい……そばにいてくれるだけでいいのだ」

目まぐるしく変わる美しい色合いの瞳が、揺れていた。
私はなるべく安心させるように優しく頬を撫で、頬や額に口付けをした。

「……役立たずかもしれませんが……僕でいいのでしたら」
「そなた以外いない」

パァーっと花が咲いたような美しい微笑みを浮かべて恥ずかしそうに頷いた小さな体を抱きしめて、そしてそのまま立ち上がり寝所へと向かう。

「あ、あの……その……このような場合のお作法を……僕は教わっておりません……」

私は抱き上げた軽い体をそっと強く抱きしめた。

「そんなものはいらない……私の心を癒せるのはそなたのみだ」

そしてもう一度口付けをする。

「……っ」
真っ赤になって縋り付いてくる様に欲情してしまって、どうにもならない自分がいた。

部屋に戻ると明かりを消して、外から入ってくるオレンジ色の夕陽だけが柔らかく2人を包んでくれた。

私はこれまで、適当に女をあてがわれていたが、男とは初めてだ。
こんなに小さな体の波成を傷つけないよう、どうすればいいのか頭を回転させてみる。
男相手にする時の色々は、学生時代に聞いてはいるが……

「私もはじめてなのだ、もし何か……つまり痛みとか苦しみがあるようなら伝えてくれ」
「……」

波成は真っ赤な顔で頷いた。

紗国の着物を一つずつ脱がして行く。
袴の結び目をほどき、剥ぎ取って、胸の合わせ目にそっと手を入れて、腕を抜いて、そして下履きも取り払った波成の裸は可愛らしかった。

元々色白だと思っていたが、着物の下は更に白かった。
肩あたりに少し鱗状の文様のようなものが浮き出ていて、それが脇につながって腰の辺で消えている。
中心にあるものは少し立ち上がり、ふるふると震えた。

恥ずかしがって後を向いた波成の背中には肩甲骨あたりに羽毛が生え、小さな翼の形になっていた。
小さな尾も白い羽毛だ。
幻想的で美しい姿だと思った。

「み、見つめないでください……僕の裸は……醜いので……」
「醜いなんてことあるものか……とてもきれいだ」

波成の太ももを下からサワっと触り、腰までそのまま手を滑らせた。

「……ぁ」

波成の可愛らしい声が漏れて我の心臓が搾り取られるような感覚を覚える。
胸についた桃色の小さな未発達な飾りを見つけ、そこに舌を這わせてみる。

「お湯を……お湯を使わなくていいのでしょうか……」
「そんなこと気にしなくてもいいのだ」
「でも……」
「そなたからは甘い匂いと、味しかしない」

波成は私のその言葉に溶かされたように、色香の漂う表情で小さな体でそっと抱きついてきた。

「こんな日がくるなんて」
「それは全く同感だ」

私達はお互いの顔を見合わせて静かに微笑み合う。
背に回した手に、翼の羽毛が触れる、やわらかなそれは私の心を癒してくれる。

波成はそこをふわふわと触ると「ん……」と言って体をくねらせた。
「はぁ……」吐息が私の胸に当たり、くすぐられる。

「波羽彦様も……」

そう言って私の着物を脱がせようとするが手に力が入らぬようで何度も失敗している。
私はクスリと笑って自分で脱いだが……そこで気づく……

「その……私は臭わないだろか?」
「え?」
「父上のあの臭いがするのだろう?」
「いえ、私は、はじめから、そんな臭いはしませんでした、波羽彦様はむしろとてもいいにおいがして……」
「本当に?」

私は信じられなくてもう一度波成の顔を見つめたが、蕩けた顔で私の胸に擦りついてくる様に嘘は感じられない……

胸の中が温かい……

「あの、僕こそ……こんな無様な姿で……気持ち悪くないですか?」
「まさか!」
「でも……」
「そなたは美しく可愛らしい……」

波成をゆっくりとベッドに寝かせ、体を触っていく、ゆっくりと静かに脅かさないように。
肩や脇腹は少し鱗の感触がしたが、どこも滑らかで手が吸い付くようだ。
ただ触るだけで私の興奮は最高潮に達してしまいそうなほど、喜びを感じる。

「ぁ……」

控えめな波成の可愛らしい嬌声が可愛らしい。
小さな乳首を口に含み、舌で弄び吸い付いてみる。
高い声を出して体をくねらせた波成は私をきつく抱き締めてくる。

下腹に手を這わせ、波成の小さな雄の部分を握り込むと、「あぁ!」
一瞬で絶頂に達し、射精してしまった。
波成は涙を流し、汚してしまったことを謝ってくる。

「謝らなくていいんだよ、触り方がきつかった?」
「いえ……き、きもちよすぎて……」

慌てて拭こうとする波成の手を取ってベッドに縫い付ける。

「必要ないよ……これからもっと汚れるんだからね」
「ん……っ」

波成は真っ赤な顔で見つめてきて再びトロンとした目つきになった。
そのまま全身をゆっくりと舐めていき、波成の小さな雄を口に含む。
出したばかりの精液にまみれたそれは、なぜか信じられないぐらい甘く、そして愛しかった。

「ぁぁん……だめです、ぁ!」

小さな体をくねらせるが、力が弱く私に抗えるものではない。
口に含んだ小さなモノはみるみる元気を取り戻し、張り詰めるが、私はそこで口を離す。

そして、ベッド脇の棚を見た。
そこには香油もあったはずだ、王族の部屋には必ず用意されるものだ。

私は美しいガラスの入れ物を見つけ、中身を指にたっぷりと付ける。
波成の両足を持ち上げ、後孔が見えるようにすると、とても恥ずかしがって涙を流した。

「泣かないで波成……私が怖い?」
「嫌ではありません……恥ずかしいのです」
「どうして?こんなにきれいなのに……」

私はもう一度後孔をみつめ、そしてゆっくりとその入口をゆるゆると触りだす。
指の速度に合わせ、高い声で嬌声が聞こえてくる。

「気持ちいいのかい?」
「……ぁ……はい……ぁ」

お尻のすぐ上にある羽毛の塊がピクピク動き、可愛らしいお尻が更に愛らしく感じる。

「痛かったら言うのだぞ?」

私は入り口がほぐれてきた頃を見計らい、指を一本滑らせた。
中はキツく、今夜は挿入するのは無理かもしれないと予感した。
しかし……無理は絶対にさせたくない……

「痛くないか?」

声を押し殺して震える波成の顔を覗き込む。
口付けすると、唇を動かして私の唇を舐めてくる。

「痛くありません……き、気持ちいです」
「本当に?」
「はい……ぁ」
「うそはいけないよ?」
「ぁ……ぁ……」

私は口付けをしながらなおも孔の中を指で犯し続ける。
中は暖かくて弾力があって、うねうねとうごくようだ。

そして、コリっとしたものに指があたったとたん、「ハゥ!」波成の小さな体が跳ねた。

……これは……

その部分をしつこく、しかし優しくこねくり回す。
「ぁぁ」と短い嬌声を上げ続ける波成の声がかすれてくる。
かわいそうになって指を抜こうとした……

「いや……抜かないで……そのままさわって……ぁ」

涙を浮かべて願ってくるので、たまらなくなって口付けをしながらそこを更に弄る。
口付けどころではなく小さく叫ぶように声を上げ続ける波成は、一際高く声をあげ、二度目の射精をした。

勢い良くでたそれは私のお腹にかかるが……それを気にせず、そのまま続け、そして……指を2本にしてみる。
指が追い返されそうなほどのきつさを感じるが、ゆっくりとゆっくりと侵入させ、意味のある言葉を言えなくなった波成の顔をじっと見つめる。
子供のような体で可愛らしい顔で、壮絶な色気を出して……なんといういやらしい姿なのか……

私は頭の芯が燃えたようになって、一気に指を3本に増やした。
そしてハッと我に返り、指を抜こうとするが、小さな手がそれを押し止めるように添えられた。

「こ、このまま……慣らしてください……早く波羽彦さまを受け入れられるように……」
「……っ、しかしきついだろう?」
「……ぁ……ほんとうに、きもちいい……ぁ」

息も絶え絶えに見える波成は、それでも快楽を得ようと腰をゆるく動かす。
愛らしくてたまらない……

「波羽彦さま……入れて」
「無理だろう……まだ……」
「いえ……私は医師です……少し傷ついたとしても……ぁぁ……じぶんで……な、治せます……ぁ」

その言葉になんとなく納得して、私は固くそそり立ったものを波成の後孔にあてがう。
そしてその上から香油を垂らしさらに滑りがよくなるようにして、ゆっくりと挿入を始める。

「ぁぁぁぁぁぁ!」

細い声で泣くように叫ぶ波成を抱きしめながら、ゆっくりと入れていく。
押し出されるような反発を抑え、めりめりと奥に侵入していく。
全身が総毛立つような快感が襲う。
なんという気持ちよさだ……

そして一際大きな声で嬌声を上げた波成に口付けをした。

「全部入ったよ……」
「ん……」

泣きながら嬉しそうに微笑んで、小さな手で涙を拭く波成をじっと見つめ、そしてゆっくりと動きだす。
快感を呼べるほど抽挿ではないが、これまで感じたことのない快感で思わず唸る。
こんなにも気持ち良いことがあったのかと……

可愛らしく喘ぐ波成の顔をめまいがする思いで見つめ、感情が高ぶった。
そしてゆっくりとした殆ど動かない抽挿で私は感極まり射精をした。

瞬間、波成も体をヒクヒクとさせ一緒に透明な液を放出させた。

「……ぼく……ぼく……」

泣きじゃくる波成を抱きしめて体のぬめりも気にせずずっと抱きしめて、そして耳元で私は伝えた。

「そなたを愛してしまったようだ……ずっと私の側にいてくれるか」

波成は震える体で静かに頷いた。

いつの間にか夕暮れは闇に変わっていて、部屋は暗くなっていたが、月と星明かりでうっすらと見える波成の顔を飽きることなくじっと見つめた。



私は……私だけの愛する人を……とうとう見つけた。

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