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僑先生は難しい顔をして翠の体を診ている。
翠は何をされているのかわからず、不安そうな顔つきで口を一文字にして我慢している。
僑先生がここまで何も喋らずにいるのは不自然だと僕は思う……だってすごくおしゃべりさんなのに……
何か、あるのかな……
「あの」
「……はい……薫様」
振り向いた僑先生の瞳は爛々と輝き口元は微笑の顔に張り付いている。
僕は思わず体をビクっとさせた。
「……これはどういうことで……」
「んと」
僕一歩後ろに下がった。
下がったところで助手さんと目があって、困ったように首を傾げて苦笑したのが見えた。
「ですから……昨日クーちゃんが奇跡を起こして……」
「そのクーちゃんとはあれですね、最近噂の鳳凰ですね」
「そうですよ、アオアイで出現したんです」
「ええ、その時私も拝見しましたね、あの魔力の塊が……鳳凰?なんです?」
「えと、もしかしてとは思いますが……僑先生にはクーちゃんが鳥の形に見えませんか?」
「そうですね、鳥の形を模した魔力というか……なんでしょうねもっと光り輝く何かとしか私には思えませんでしたが……とにかくとてつもなく大きな力を感じたのは確かですが、あれを鳥と称して良いものでしょうかね?」
「そういえば……蘭紗様に佐良紗様からお手紙が来ていました。そこには、神格を持つものと」
「佐良紗様が?……なるほど森の神殿長がそのように……あれは神ですか……ならば魔力というより神力なんでしょう……であれば理解もできます……」
「……」
僕はわけがわからなくて、一人で興奮している僑先生を前にオロオロするしかない。
「で、なにか……おかしなところでも?クーちゃんは翠の体を治したと思ったのですけど」
「ええ、治っていますね、完璧に」
「それは……良いことでは?」
「そうなんですけどね……まあ……順を追って説明いたしましょう」
助手がやっとホッとしたような顔で、僕と僑先生にどうぞと椅子を勧めてくれたので、テーブルに付き話を聞くことになった。
翠は侍女に着物をきせてもらっている。
「まあ……どんな傷でも……そうですね例えば切り傷、打撲、骨折、火傷などです。我々医師ならば切って繋げて皮膚を治してと、魔力を使って治せます。軽いものならその場で治せますが……体力の弱りすぎている場合や、まだ子供や赤子にはそこまでの治療はしないのです」
「そうなのですか?子供にこそ使ってほしい力に思いますが」
「それは自然治癒力を体に覚えさせるためです。あのような悲惨な状態の子を無理やり魔力で健康なところまで持っていくと、体は自分で治ろうとする力を出さなくても良いと言うことになります。治癒力を失うのは大変危険です」
僕は血の気が引くのを感じた。
え……それじゃ……クーちゃんは余計なことしちゃったということなのかな……
「ですから我々は翠紗様に必要なこととして、傷口の洗浄、浄化、そして治癒を促す薬湯と塗り薬、その他もろもろを処方したのですよ」
「では……クーちゃんがしたことは翠のためにならなかったということでしょうか……」
「いえ、それが……」
僑先生は興奮の度合いを強くして顔がだんだん赤くなってくる。
怖いんですけど……
「なんといいますか……最初からそんな事実はなかったかのようになんの痕跡もなく健康な体になっております、まだお痩せになっておりますが、それは徐々に食べてゆけば改善されていくでしょう」
「痕跡がない?」
「はい、我々が施した先日の治療の魔力残滓すらありません……これはもう……まさしく奇跡でございますね! 治したのではないのですよ!元の体にしただけなのです……まるで体を入れ替えるように!そりゃ神様にしかできませんって!」
僕は必死になおも話す僑先生の顔をポカンと見続けた。
ベッドに目をやると翠が助手さんから受け取った薬湯を両手でもってコクコク飲んでいる。
仕草が幼くて愛らしい……
てかクーちゃんすごくない?!
「まあとにかく……足が今後だめになるかもとか……そういうのはもう大丈夫ってことですよね?それに内蔵の損傷なども」
「そうですね、全く問題ございません!健康そのものです、薬湯もこれが最後でよろしいでしょう。お昼からは普通のお食事を試してくださいませ、急に固形物はこまりますので、やわらかい粥や味の薄いスープなどから試してください。厨房には私の方からも指導書を出しておきます」
「ありがとうございます」
僕は僑先生がなおも翠を診たがるのを抱っこして阻止しながら、助手らが空気を読んで器具を片付け、僑先生を引っ張って部屋を出ていくのを見送った。
「おうひさま」
耳元で小さな声で呼ばれて翠の顔を見つめた。
「どうしたの?」
「僕ごはん食べれるの?」
かわいい小さな顔が僕を見つめる。
若草のいい香りがする。
「……そうだよ!あ、おかゆなら……作れるかも」
「おうひさま作ってくれるの?」
「調理室貸してもらえるかな?でも、邪魔だよね……」
「よろしければ王妃様の調理室がございますから、お使いになられては?」
「え……そんなものがあるの?」
「はい、歴代のお嫁様は皆様だいたい郷里の料理を作っておられたので、王妃様専用の調理室がございますよ」
僕は仙の言葉にあっけにとられた。
まあ、僕は料理はそれほどできない……いや間違った、ほとんど学校の調理実習しか経験ないんだけどね……
「じゃあ……行ってみようかな……」
「僕も……」
翠が一緒に行きたがったので、そのまま抱っこして歩いて向かう。
とっても軽いので僕でも楽々運べるよ!
うれしそうにキョロキョロしながら抱っこされている翠を、侍女や侍従らはニコニコしてみている。
近衛は一瞬緊張したけど、紹介すると嬉しそうにしてくれた。
「こちらでございます」
「まさか60階にあったなんて……」
「はい、裏手になりますので目に付きませんから、ご存じなかったのも仕方ありませんよ」
仙は微笑みながら窓を開け換気をしている。
なんとも立派な調理室だった。
磨かれた道具もピカピカで、いますぐなんでも作れそうだ。
「ここ……僕が使うかどうかわからないのに、お手入れを?」
「はい、これも仕事のうちですので」
仙は何でも無いように余裕の笑みである。
スーパー侍女ですよね。
「んじゃ、えっと……おかゆだからお米とお水と少しお塩かな……」
「かしこまりました」
真野が差し出してくれたふかふかの椅子に翠を下ろすと、僕はそのままエプロンをされて袖をしまわれた。
うん、これ割烹着っていうんでしたっけ?!
おふくろさん風味です。
「お鍋は小さくていいよね、これかな……それとこのコンロはガスでも電気でもないよね……どうやってつけるの?」
仙はコンロの付け方を丁寧に教えてくれた。
やっぱりというか、魔力で作動させるタイプで僕はコツがつかめず四苦八苦した。
だけどなんとかコンロを作動させて、強さの調整をするのだけど、それもまた魔力操作で……なにこれすごい難易度なんだけど!
「んと……お水はえっと。多めでいいよねお粥だし」
僕は『超適当』という技を駆使して、額に汗しながらお米を研いで小さめ土鍋に入れ、お水をかなり多めに注いだ。
次に魔力でコンロに火を付けて煮立つのを待ってみた。
なんだか泡立ってきたので、しゃもじでまぜまぜしてから、おばあさまが確かこうしていたことを思い出して少し蓋をずらして弱火にした。
「これで2、30分かな……」
独り言ちて、今度はお粥を入れるお椀を選んでお盆の上に置いて、木のスプーンを探して添えた。
ふと顔を上げると、侍女と近衛が顔をキラキラさせて音がしない拍手をしている。
あれですね、『カオルキッチン!』
オリーブオイルを高いところから掛けるあれですね。
ふふ……なんだかいい気分!
翠は何をされているのかわからず、不安そうな顔つきで口を一文字にして我慢している。
僑先生がここまで何も喋らずにいるのは不自然だと僕は思う……だってすごくおしゃべりさんなのに……
何か、あるのかな……
「あの」
「……はい……薫様」
振り向いた僑先生の瞳は爛々と輝き口元は微笑の顔に張り付いている。
僕は思わず体をビクっとさせた。
「……これはどういうことで……」
「んと」
僕一歩後ろに下がった。
下がったところで助手さんと目があって、困ったように首を傾げて苦笑したのが見えた。
「ですから……昨日クーちゃんが奇跡を起こして……」
「そのクーちゃんとはあれですね、最近噂の鳳凰ですね」
「そうですよ、アオアイで出現したんです」
「ええ、その時私も拝見しましたね、あの魔力の塊が……鳳凰?なんです?」
「えと、もしかしてとは思いますが……僑先生にはクーちゃんが鳥の形に見えませんか?」
「そうですね、鳥の形を模した魔力というか……なんでしょうねもっと光り輝く何かとしか私には思えませんでしたが……とにかくとてつもなく大きな力を感じたのは確かですが、あれを鳥と称して良いものでしょうかね?」
「そういえば……蘭紗様に佐良紗様からお手紙が来ていました。そこには、神格を持つものと」
「佐良紗様が?……なるほど森の神殿長がそのように……あれは神ですか……ならば魔力というより神力なんでしょう……であれば理解もできます……」
「……」
僕はわけがわからなくて、一人で興奮している僑先生を前にオロオロするしかない。
「で、なにか……おかしなところでも?クーちゃんは翠の体を治したと思ったのですけど」
「ええ、治っていますね、完璧に」
「それは……良いことでは?」
「そうなんですけどね……まあ……順を追って説明いたしましょう」
助手がやっとホッとしたような顔で、僕と僑先生にどうぞと椅子を勧めてくれたので、テーブルに付き話を聞くことになった。
翠は侍女に着物をきせてもらっている。
「まあ……どんな傷でも……そうですね例えば切り傷、打撲、骨折、火傷などです。我々医師ならば切って繋げて皮膚を治してと、魔力を使って治せます。軽いものならその場で治せますが……体力の弱りすぎている場合や、まだ子供や赤子にはそこまでの治療はしないのです」
「そうなのですか?子供にこそ使ってほしい力に思いますが」
「それは自然治癒力を体に覚えさせるためです。あのような悲惨な状態の子を無理やり魔力で健康なところまで持っていくと、体は自分で治ろうとする力を出さなくても良いと言うことになります。治癒力を失うのは大変危険です」
僕は血の気が引くのを感じた。
え……それじゃ……クーちゃんは余計なことしちゃったということなのかな……
「ですから我々は翠紗様に必要なこととして、傷口の洗浄、浄化、そして治癒を促す薬湯と塗り薬、その他もろもろを処方したのですよ」
「では……クーちゃんがしたことは翠のためにならなかったということでしょうか……」
「いえ、それが……」
僑先生は興奮の度合いを強くして顔がだんだん赤くなってくる。
怖いんですけど……
「なんといいますか……最初からそんな事実はなかったかのようになんの痕跡もなく健康な体になっております、まだお痩せになっておりますが、それは徐々に食べてゆけば改善されていくでしょう」
「痕跡がない?」
「はい、我々が施した先日の治療の魔力残滓すらありません……これはもう……まさしく奇跡でございますね! 治したのではないのですよ!元の体にしただけなのです……まるで体を入れ替えるように!そりゃ神様にしかできませんって!」
僕は必死になおも話す僑先生の顔をポカンと見続けた。
ベッドに目をやると翠が助手さんから受け取った薬湯を両手でもってコクコク飲んでいる。
仕草が幼くて愛らしい……
てかクーちゃんすごくない?!
「まあとにかく……足が今後だめになるかもとか……そういうのはもう大丈夫ってことですよね?それに内蔵の損傷なども」
「そうですね、全く問題ございません!健康そのものです、薬湯もこれが最後でよろしいでしょう。お昼からは普通のお食事を試してくださいませ、急に固形物はこまりますので、やわらかい粥や味の薄いスープなどから試してください。厨房には私の方からも指導書を出しておきます」
「ありがとうございます」
僕は僑先生がなおも翠を診たがるのを抱っこして阻止しながら、助手らが空気を読んで器具を片付け、僑先生を引っ張って部屋を出ていくのを見送った。
「おうひさま」
耳元で小さな声で呼ばれて翠の顔を見つめた。
「どうしたの?」
「僕ごはん食べれるの?」
かわいい小さな顔が僕を見つめる。
若草のいい香りがする。
「……そうだよ!あ、おかゆなら……作れるかも」
「おうひさま作ってくれるの?」
「調理室貸してもらえるかな?でも、邪魔だよね……」
「よろしければ王妃様の調理室がございますから、お使いになられては?」
「え……そんなものがあるの?」
「はい、歴代のお嫁様は皆様だいたい郷里の料理を作っておられたので、王妃様専用の調理室がございますよ」
僕は仙の言葉にあっけにとられた。
まあ、僕は料理はそれほどできない……いや間違った、ほとんど学校の調理実習しか経験ないんだけどね……
「じゃあ……行ってみようかな……」
「僕も……」
翠が一緒に行きたがったので、そのまま抱っこして歩いて向かう。
とっても軽いので僕でも楽々運べるよ!
うれしそうにキョロキョロしながら抱っこされている翠を、侍女や侍従らはニコニコしてみている。
近衛は一瞬緊張したけど、紹介すると嬉しそうにしてくれた。
「こちらでございます」
「まさか60階にあったなんて……」
「はい、裏手になりますので目に付きませんから、ご存じなかったのも仕方ありませんよ」
仙は微笑みながら窓を開け換気をしている。
なんとも立派な調理室だった。
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「ここ……僕が使うかどうかわからないのに、お手入れを?」
「はい、これも仕事のうちですので」
仙は何でも無いように余裕の笑みである。
スーパー侍女ですよね。
「んじゃ、えっと……おかゆだからお米とお水と少しお塩かな……」
「かしこまりました」
真野が差し出してくれたふかふかの椅子に翠を下ろすと、僕はそのままエプロンをされて袖をしまわれた。
うん、これ割烹着っていうんでしたっけ?!
おふくろさん風味です。
「お鍋は小さくていいよね、これかな……それとこのコンロはガスでも電気でもないよね……どうやってつけるの?」
仙はコンロの付け方を丁寧に教えてくれた。
やっぱりというか、魔力で作動させるタイプで僕はコツがつかめず四苦八苦した。
だけどなんとかコンロを作動させて、強さの調整をするのだけど、それもまた魔力操作で……なにこれすごい難易度なんだけど!
「んと……お水はえっと。多めでいいよねお粥だし」
僕は『超適当』という技を駆使して、額に汗しながらお米を研いで小さめ土鍋に入れ、お水をかなり多めに注いだ。
次に魔力でコンロに火を付けて煮立つのを待ってみた。
なんだか泡立ってきたので、しゃもじでまぜまぜしてから、おばあさまが確かこうしていたことを思い出して少し蓋をずらして弱火にした。
「これで2、30分かな……」
独り言ちて、今度はお粥を入れるお椀を選んでお盆の上に置いて、木のスプーンを探して添えた。
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