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3章 炎王子と不可思議現象
11話 アイシクルの関所にて
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僕は1人で勘違いをしていた。フレイヤと数人の騎士達と一緒にアイシクルへ行くのは理解している。しかしそれプラス、ヒダカかヒメナどちらかも一緒に行くと思っていた。
でも実際王家専用の馬車の向かい側に座っているのはフレイヤだけ。僕の隣は誰1人居ない。
「交渉の件はイグニ王子に任せると国王様は仰っていました。でももし、何かあればいつでも私に言ってください」
「ありがとう…」
いつもこっそり氷の塔に行っているので馬車は必要ないのだけど、今日は仕事で来ている。だから事前に馬車を用意されていたので黙って乗ったわけだ。
「………」
「………」
アイシクルに伝令を送るよりも辛いこの空間。フレイヤはピンと背筋を伸ばして少し目線を下にしている。
ジッと見られているわけじゃないのに僕の体は金縛りにあったように固まっていた。
「ふ、フレイヤ」
「はい」
「えっと、最近怪我とかはしてないか?」
「怪我ですか?」
普通に話題間違った。言った直後にそう思う。無言の空間が辛いのでまずは僕から話しかけなければと出た話が怪我してないか?
意味わからん。フレイヤも何故そんな話をと少しだけ首を傾げている。
「今の所は大きな怪我はしてません」
真面目なフレイヤはちゃんと答えてくれるけど、内心は何だこの会話と思っているはず。僕はぎこちない笑いを作りながら「なら良いんだ」と相槌を打った。
「……やはり、王族の妻になるのであれば傷があるといけないと最近強く思うようになりました。近々引退する身だとしても気を緩まずに小さな傷さえも作らないようにします」
「いやそういう意味で言ったのではないのだが…」
「そうでしたか。失礼しました」
そんなことを思っていたのか。確かにフレイヤは女騎士からの王族成り上がりという特殊なパターンになる。
歴代の王は令嬢など貴族関係の者を婚約者とした。全くする気のないこの婚約だけど、フレイヤなりに色々と考えているのだな。
「仕事中にこんな事を聞くのはあれかも知れないが」
「はい」
「無理、してないか?」
「……」
フレイヤはすぐには答えてくれなかった。それが解答になるのか、それともただ言葉を選んでいるだけなのか。僕にはフレイヤの心の内側が全く読めない。
「無理は、してません」
「本当か?」
「本当です」
「わかった。変な事を聞いてごめん」
「大丈夫です」
本当にわからない人だ。言葉と表情が真逆だってことを本人は自覚しているのだろうか。久しぶりに見たフレイヤの表情はいかにも悩んでいますと表すように眉を下げているものだった。
ーーーーーー
氷の国アイシクルに向かうための関所に炎の国ヒートヘイズの馬車が止まると辺りは不穏な空気に包まれた。
僕が外に出ると関所の兵士達がざわめき始める。ヒートヘイズの王子である僕がわざわざここに来たというのは何かしらが起こると言う意味と捉えたのだ。
「僕は炎の国ヒートヘイズの王子、イグニだ。我が国の国王からアイシクルの女王に文書を託された。アイシクルへの道を開いては貰えないだろうか」
そしてまた兵士達は戸惑い始める。やはりすぐに答えを出してくれるわけではないらしい。
するとその奥から一際存在感を放つ男が出て来た。この男は兵士ではない。それが一目でわかるくらいに鎧ではない綺麗な服と高貴な佇まいだった。
「とりあえずその文書を見せろ」
「中身を見せることは出来ない。国王からそう申しつけられている」
「手紙が入っている筒部だけで構わない」
ここで拒否したら怪しまれるな。本物の王子の僕でも怪しまれたら終わりだ。大人しく男に文書が入った筒を渡せばクルクル回しながら何かを見ていた。
「ふむ。確かにこれはヒートヘイズの紋章が描かれている。光に当てても輝きが絶えない。本物だ」
「わかってくれて良かった」
「しかし、ここを通すわけにはいかない」
「…何故だ?ヒートヘイズの王子が直々に出向いたのだぞ?」
「女王様のご意志だ。その代わりこれは俺が責任を持って預かろう」
「貴方は女王の従者でもあるのか?」
「俺はグレイシャー公爵と呼ばれる存在だ」
「公爵、か」
爵位の1番上の立場。そんなお偉い人が何で関所に居るのだろうか。今度はこっちが怪しむ番だった。
「疑ってる顔だな。ならこれを見ろ」
「…アイシクルの紋章。確か立場によって色が変わるはず。女王の下に位置する者の1番上の色は、黒」
「流石王子様。その通り。これで疑う理由は無くなった。この手紙を預からせてもらっても良いよな?」
チラッとフレイヤの方を見る。彼女の瞳は真っ直ぐを捉えていて交渉は全て僕に委ねるようだ。まぁ元々この役目は僕なのだけど。
「わかった。貴方に託そう。この手紙を絶対に女王に見せるように」
「承知した」
もうここに居る必要は無い。僕はマントを靡かせながら踵を返して馬車に戻って行った。
そして僕の後ろを着いてくるフレイヤ。一言も喋らなかった彼女はいつにも増して冷たい雰囲気を出していた気がする。
「足元にお気をつけて」
「ああ」
ヒートヘイズの馬車は大きく弧を描いてアイシクルの関所から離れていく。揺れる馬車内では少しだけ肩の力が抜けた僕が背もたれに体を預けていた。
「アイシクルの公爵と言えど、随分上から目線だった。やはりヒートヘイズを舐めているのだろうな」
「失礼ですがイグニ王子。何故あの者に関所に居る理由を問わなかったのですか?」
「あれ以上踏み込んでいたら色々と面倒だ。僕達の目的はあくまで文書を渡すこと。あの紋章は本物だから疑ったのも一瞬だった」
「……やはり炎帝の丘の件はアイシクルによる宣戦布告と考えておりますか?」
「絶対に戦争はさせない」
僕の声は馬車が立てる音がある中、ハッキリと響き渡った。
「例えアイシクルが攻撃を仕掛けたとしても戦争には発展させない。もし父上が武器を取るのであれば僕が止める」
「……」
「例えそれが1人でも絶対に戦争はさせない」
「1人ではございません。私が居ます」
「ありがとうフレイヤ」
「許嫁として、騎士団長として当然のことです。私もイグニ王子の意見に賛成しています」
「ああ」
「そういうお優しい所が…」
フレイヤが何かを言おうとした瞬間に馬車がガタッと音を立てる。外で馬に乗っている兵士が「氷の塊に当たりました!馬車に問題はありません!」と声をかけてくれた。
まだここはアイシクル領地。気を緩ませるのはヒートヘイズ領に入ってからだ。
僕はフレイヤが言いかけた言葉を問うのも忘れて外を見る。氷のような木々が並ぶアイシクル領はどこまでも寒くて冷たかった。
でも実際王家専用の馬車の向かい側に座っているのはフレイヤだけ。僕の隣は誰1人居ない。
「交渉の件はイグニ王子に任せると国王様は仰っていました。でももし、何かあればいつでも私に言ってください」
「ありがとう…」
いつもこっそり氷の塔に行っているので馬車は必要ないのだけど、今日は仕事で来ている。だから事前に馬車を用意されていたので黙って乗ったわけだ。
「………」
「………」
アイシクルに伝令を送るよりも辛いこの空間。フレイヤはピンと背筋を伸ばして少し目線を下にしている。
ジッと見られているわけじゃないのに僕の体は金縛りにあったように固まっていた。
「ふ、フレイヤ」
「はい」
「えっと、最近怪我とかはしてないか?」
「怪我ですか?」
普通に話題間違った。言った直後にそう思う。無言の空間が辛いのでまずは僕から話しかけなければと出た話が怪我してないか?
意味わからん。フレイヤも何故そんな話をと少しだけ首を傾げている。
「今の所は大きな怪我はしてません」
真面目なフレイヤはちゃんと答えてくれるけど、内心は何だこの会話と思っているはず。僕はぎこちない笑いを作りながら「なら良いんだ」と相槌を打った。
「……やはり、王族の妻になるのであれば傷があるといけないと最近強く思うようになりました。近々引退する身だとしても気を緩まずに小さな傷さえも作らないようにします」
「いやそういう意味で言ったのではないのだが…」
「そうでしたか。失礼しました」
そんなことを思っていたのか。確かにフレイヤは女騎士からの王族成り上がりという特殊なパターンになる。
歴代の王は令嬢など貴族関係の者を婚約者とした。全くする気のないこの婚約だけど、フレイヤなりに色々と考えているのだな。
「仕事中にこんな事を聞くのはあれかも知れないが」
「はい」
「無理、してないか?」
「……」
フレイヤはすぐには答えてくれなかった。それが解答になるのか、それともただ言葉を選んでいるだけなのか。僕にはフレイヤの心の内側が全く読めない。
「無理は、してません」
「本当か?」
「本当です」
「わかった。変な事を聞いてごめん」
「大丈夫です」
本当にわからない人だ。言葉と表情が真逆だってことを本人は自覚しているのだろうか。久しぶりに見たフレイヤの表情はいかにも悩んでいますと表すように眉を下げているものだった。
ーーーーーー
氷の国アイシクルに向かうための関所に炎の国ヒートヘイズの馬車が止まると辺りは不穏な空気に包まれた。
僕が外に出ると関所の兵士達がざわめき始める。ヒートヘイズの王子である僕がわざわざここに来たというのは何かしらが起こると言う意味と捉えたのだ。
「僕は炎の国ヒートヘイズの王子、イグニだ。我が国の国王からアイシクルの女王に文書を託された。アイシクルへの道を開いては貰えないだろうか」
そしてまた兵士達は戸惑い始める。やはりすぐに答えを出してくれるわけではないらしい。
するとその奥から一際存在感を放つ男が出て来た。この男は兵士ではない。それが一目でわかるくらいに鎧ではない綺麗な服と高貴な佇まいだった。
「とりあえずその文書を見せろ」
「中身を見せることは出来ない。国王からそう申しつけられている」
「手紙が入っている筒部だけで構わない」
ここで拒否したら怪しまれるな。本物の王子の僕でも怪しまれたら終わりだ。大人しく男に文書が入った筒を渡せばクルクル回しながら何かを見ていた。
「ふむ。確かにこれはヒートヘイズの紋章が描かれている。光に当てても輝きが絶えない。本物だ」
「わかってくれて良かった」
「しかし、ここを通すわけにはいかない」
「…何故だ?ヒートヘイズの王子が直々に出向いたのだぞ?」
「女王様のご意志だ。その代わりこれは俺が責任を持って預かろう」
「貴方は女王の従者でもあるのか?」
「俺はグレイシャー公爵と呼ばれる存在だ」
「公爵、か」
爵位の1番上の立場。そんなお偉い人が何で関所に居るのだろうか。今度はこっちが怪しむ番だった。
「疑ってる顔だな。ならこれを見ろ」
「…アイシクルの紋章。確か立場によって色が変わるはず。女王の下に位置する者の1番上の色は、黒」
「流石王子様。その通り。これで疑う理由は無くなった。この手紙を預からせてもらっても良いよな?」
チラッとフレイヤの方を見る。彼女の瞳は真っ直ぐを捉えていて交渉は全て僕に委ねるようだ。まぁ元々この役目は僕なのだけど。
「わかった。貴方に託そう。この手紙を絶対に女王に見せるように」
「承知した」
もうここに居る必要は無い。僕はマントを靡かせながら踵を返して馬車に戻って行った。
そして僕の後ろを着いてくるフレイヤ。一言も喋らなかった彼女はいつにも増して冷たい雰囲気を出していた気がする。
「足元にお気をつけて」
「ああ」
ヒートヘイズの馬車は大きく弧を描いてアイシクルの関所から離れていく。揺れる馬車内では少しだけ肩の力が抜けた僕が背もたれに体を預けていた。
「アイシクルの公爵と言えど、随分上から目線だった。やはりヒートヘイズを舐めているのだろうな」
「失礼ですがイグニ王子。何故あの者に関所に居る理由を問わなかったのですか?」
「あれ以上踏み込んでいたら色々と面倒だ。僕達の目的はあくまで文書を渡すこと。あの紋章は本物だから疑ったのも一瞬だった」
「……やはり炎帝の丘の件はアイシクルによる宣戦布告と考えておりますか?」
「絶対に戦争はさせない」
僕の声は馬車が立てる音がある中、ハッキリと響き渡った。
「例えアイシクルが攻撃を仕掛けたとしても戦争には発展させない。もし父上が武器を取るのであれば僕が止める」
「……」
「例えそれが1人でも絶対に戦争はさせない」
「1人ではございません。私が居ます」
「ありがとうフレイヤ」
「許嫁として、騎士団長として当然のことです。私もイグニ王子の意見に賛成しています」
「ああ」
「そういうお優しい所が…」
フレイヤが何かを言おうとした瞬間に馬車がガタッと音を立てる。外で馬に乗っている兵士が「氷の塊に当たりました!馬車に問題はありません!」と声をかけてくれた。
まだここはアイシクル領地。気を緩ませるのはヒートヘイズ領に入ってからだ。
僕はフレイヤが言いかけた言葉を問うのも忘れて外を見る。氷のような木々が並ぶアイシクル領はどこまでも寒くて冷たかった。
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