9 / 23
ろくぅ
しおりを挟む「美羽、無事でよかった。」
あの後、いつもの部屋に戻ると僕を寝かした雷が強く抱きしめてくる。微かに震えているのは気のせいでは無いみたい。
「そんなに心配しないでよぉ、僕は元気だよぉ」
「ほんとに、ほんとに、お前が攫われたと聞いて、心臓が止まったんだからな、、あんな思いは二度とごめんだな、」
雷は抱きしめたまま、少し声が上ずりながらいった。たぶん雷はさっきまで、落ち着いていたけど、内心ではとても焦っていたに違いない。
「俺はお前が居ないと、俺は、俺は、」
どんどん締め付けが強くなっていき声が大きくなる。
もうー、そんなに抱きしめたらしんじゃうじゃないか笑
「らーい、落ち着いて、」
ムギュっと雷のほっぺを両手で包む。雷が驚いた顔になる。
「あんなことがあったけど、僕は生きてるし、そして、雷も生きてる。これが事実なんだからそれでよかったじゃん。」
ねぇー?と首を傾げて言う。雷は何か言いたそうだが、僕が口に人差し指を当てて阻止する。
「それにね雷、雷は僕がいなくなったことの話をしてたけど、死ってみんな平等にあるし、普通で当たり前のことなんだよ。そんなことをいちいち気にしていたら、雷も僕もみんな狂っちゃうよ笑」
特にこんな世界で生きているとね。
雷の目を見て言う
「でもね、雷、僕はどんなことがあっても、雷の傍を離れない。それだけは言える。僕は地獄だってあの世だって、どこへでも行ったって傍にいる自信がある。」
「ねぇ、雷そんなきもちだけじゃダメかな?雷は違う気持ちなの?雷は僕について来てくれないの?」
少し悲しい顔をして、雷に向き直る。雷はハッとしたような顔になった。
「美羽ぅ、、、そうだよな、俺何考えてたんだろうな、美羽にこんなこと言わせるなんて、」
「俺も、どんなことがあっても美羽のそばにいる、ずっとずっと監禁して離さねぇ。ずっとずっと、鎖で繋いでやる。なんたって、俺のものだからな、美羽は」
雷はいつも通りの笑顔に戻った。
「うん、僕はずっと雷のものだよ!」
「ハハッ、そうだな、じゃあ、ヤるか」
「え?」
展開が急すぎてびっくりする。
「たりめぇだろ。帰ってきて1回もやれてねぇんだから」
と言って雷は僕を押し倒してきた。
「え?」
「雷愛してるぜ、俺の女でいてくれてありがとなァ」
「雷ぃ!嬉しい、僕もありがとうぅ」
1時間後
「あぁん、んぅ、ん、いく、あ、ぁあきもちいぃ、」
グチュグチュパンパングリグリ
「ひゃぁ、いぃ、いくぅ、ぅぅう」
僕は何回いったのかもうわからない。視界がグラグラする。無意識に白目を向きそうになる。僕のおチンチンからは、透明な液がタラタラと流れるだけだ。
「ハハッ、美羽気持ちいか?良かったなァ」
「もう、だめぇ、いやぁぁん、んぅいくぅ、」
「おいおい、嫌っていいながら腰振ってんじゃねぇか、」
パンッ
「ひやっ、んんっ」
雷がおしりを叩いてきた、無意識に中のものを締め付けてしまって、また感じてしまう。
クニクニビーン
「ひゃぁぁぁん」
急に雷が乳首ピアスをクリクリしながら引っ張ってきた。ちょっと痛いがいってるせいか気持ちよくて、この刺激でもいってしまう。僕もう、やばいかも。
そんなことを思ってると、雷がピストンを早めてくる。
「はぁはぁはぁ、みうだすぞぉ!!」
「うん、雷来て、あ、ぁぁぁ、あ、うん、」
雷が、中に出した瞬間僕の視界は真っ白になった。
0
あなたにおすすめの小説
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
月弥総合病院
僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。顔立ちは悪くないが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?
2025/09/12 1000 Thank_You!!
【BL】捨てられたSubが甘やかされる話
橘スミレ
BL
渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。
もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。
オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。
ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。
特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。
でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。
理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。
そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!
アルファポリス限定で連載中
二日に一度を目安に更新しております
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる