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4話
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「貴女がアリア嬢でしたか。
私はダムエル皇国の皇太孫バーンです。
私は貴女を迎えに来たのです」
なんですって?!
ダムエル皇国の皇太孫バーン様と言えば、最高神様に聖別されて聖騎士となられたかたで、真銀の騎士とまで称される英雄なのです。
そのような方に迎えに来て頂けるなんて、これほど栄誉な事はありません。
でも、とても信じられないことなので、つい疑問を口にしていまいました。
「え?
私を迎えにですか?」
「はい。
最高神様から私に神託ありました。
アリア嬢を聖女に選ぶので、皇国にお迎えするようにとのことです」
さらに驚きました。
この世界の神々を束ねる最強の神、最高神様に聖女に選ばれるなんで、とても信じられませんが、本当ならこれほど栄誉な事はありません。
もし本当なら、直ぐにでも最高神殿でお礼の祈りをしたいです。
ですが、ちょっと疑問があります。
「こんな栄誉な事はございません。
直ぐにお伺いさせていただきます。
ただ少し疑問に思ったのですが、ゾロア神殿はどうなるのでしょうか。
私を追いだしたファライ王国はどうなるのでしょうか?」
「ああ、簡単な話だよ。
滅ぶだけさ。
ゾロア神殿にかんしては、ゾロア神様を奉じるふりをして我欲を満たした人間は、利用されたゾロア神様に徹底的に報復される。
最高神様が直接介入されることはないよ。
最高神様に選ばれた聖騎士の私も、向こうからケンカを売ってこない限り、相手はしないよ。
最高神様に叱責された、ゾロア神様の怒りは激しいからね、私が勝手に潰すわけにはいかない。
ファライ王国も同じだよ。
背教徒と手を組んでゾロア神様に恥をかかせた連中は、生まれてきた事を後悔するくらいの天罰を受ける。
まあ、直接手を組んでいなくても、見てみぬ振りをしていた連中も、それなりの天罰を受けるだろうね。
かわいそうなのは、何も知らなかった民かな。
今回の件で最高神様を怒らせたから、全ての神々の加護を失ったからね。
もうあの国で暮らして行くのは無理だろうね」
「そんな、何の罪もない民がかわいそうです。
どうにかならないのでしょうか?」
「そうだな。
アリア嬢のその願いが最高神様に届けば、救いの手が差し伸べられるかもしれないけれど、よほど頑張って修行しないと難しいね」
「修行します!
民が餓える前に願いを届けて見せます。
どうか一日も早く最高神殿で修行させてください」
私はダムエル皇国の皇太孫バーンです。
私は貴女を迎えに来たのです」
なんですって?!
ダムエル皇国の皇太孫バーン様と言えば、最高神様に聖別されて聖騎士となられたかたで、真銀の騎士とまで称される英雄なのです。
そのような方に迎えに来て頂けるなんて、これほど栄誉な事はありません。
でも、とても信じられないことなので、つい疑問を口にしていまいました。
「え?
私を迎えにですか?」
「はい。
最高神様から私に神託ありました。
アリア嬢を聖女に選ぶので、皇国にお迎えするようにとのことです」
さらに驚きました。
この世界の神々を束ねる最強の神、最高神様に聖女に選ばれるなんで、とても信じられませんが、本当ならこれほど栄誉な事はありません。
もし本当なら、直ぐにでも最高神殿でお礼の祈りをしたいです。
ですが、ちょっと疑問があります。
「こんな栄誉な事はございません。
直ぐにお伺いさせていただきます。
ただ少し疑問に思ったのですが、ゾロア神殿はどうなるのでしょうか。
私を追いだしたファライ王国はどうなるのでしょうか?」
「ああ、簡単な話だよ。
滅ぶだけさ。
ゾロア神殿にかんしては、ゾロア神様を奉じるふりをして我欲を満たした人間は、利用されたゾロア神様に徹底的に報復される。
最高神様が直接介入されることはないよ。
最高神様に選ばれた聖騎士の私も、向こうからケンカを売ってこない限り、相手はしないよ。
最高神様に叱責された、ゾロア神様の怒りは激しいからね、私が勝手に潰すわけにはいかない。
ファライ王国も同じだよ。
背教徒と手を組んでゾロア神様に恥をかかせた連中は、生まれてきた事を後悔するくらいの天罰を受ける。
まあ、直接手を組んでいなくても、見てみぬ振りをしていた連中も、それなりの天罰を受けるだろうね。
かわいそうなのは、何も知らなかった民かな。
今回の件で最高神様を怒らせたから、全ての神々の加護を失ったからね。
もうあの国で暮らして行くのは無理だろうね」
「そんな、何の罪もない民がかわいそうです。
どうにかならないのでしょうか?」
「そうだな。
アリア嬢のその願いが最高神様に届けば、救いの手が差し伸べられるかもしれないけれど、よほど頑張って修行しないと難しいね」
「修行します!
民が餓える前に願いを届けて見せます。
どうか一日も早く最高神殿で修行させてください」
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