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本編
端午の節句料理
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1540年5月5日『筑前国・大宰府』種子島大弐時堯・12歳
「兄上様、今日はこのような立派な端午の節句を開き祝って頂きありがとうございます!」
「うむ、これからは武家の男子として恥ずかしくない覚悟を常に持つように」
「はい!」
「大弐さま、今日は端午の節句にお呼び下さりありがとうございます」
「うむ、今日は弟たち祝う節会ではあるが、一族みなで祝うべきものだとも思う、女子衆でも一緒に弟たちを祝ってやってくれ」
「「「「「はい!」」」」」
俺は御所での争いを素早く片付けて大宰府に戻って来た。御上や公家衆は細川晴元軍捕縛の一部始終を聞きたいと申されたが、元々大宰府で弟たちの祝いを主催する事になっていたから、事前の約束通り早々に帰らせてもらった。
本来なら弟たちの祝いは父上様が主催すべきものだろう。だが父上様は後々の事を考えられて、弟たちや家臣団が些かも俺に逆らう事の無いように、弟たちの上に俺が君臨するように種子島家内の公式行事は全て俺が主催することにされた。
邪気を払うように菖蒲と蓬を軒先にさすとともに、俺が個人的な好みで作らせた大浴場に菖蒲を入れて、菖蒲湯を作らせている。それに後々の世に風習を創り出そうとして、大宰府の表玄関の馬印・鯉幟を掲げるようにした。鎧・兜と若武者・馬・虎の人形を床の間に飾った。
弟たちの為にプロデュースして作らせた料理は、伊達政宗が5月に接待した料理を参考にしつつ、まずは勝男と言う語呂合わせから鰹を使い、次に出世魚の鰤を使ったし、すくすく育つと言う意味を込めて筍をふんだんに使った。最後の菓子には粽と柏餅と蓬団子を用意した。
粽は中国では忠誠心の証と言われているし、柏餅は柏の葉が冬になってもになっても落葉せず、新芽が吹くと落葉するので、後継ぎができるまで親葉が落ちないめでたい木の葉に、祝い事には欠かせない餅を包んでいる。蓬はそもそも邪気払いに使われている。
これらの料理は御上が御所で主催される端午の節句料理と全く同じものだ。多少不敬かなとも思わないでもなかったが、違う物を用意するのは手まなので、思い切って全く同じものを弟たちや一族に出す事にした。
「伊達政宗の5月接待料理を参考にした端午の節句料理」
本膳
1・刺身(鰹・水煮筍)
2・栄螺(壺焼き)
3・鯵(たたき)
4・とりがい(季節野菜との和え物)
5・カマンベールチーズ
6・ほやの吸い物
5・端午ちらし寿司
二の膳
1・雲雀の焼き鳥
2・鰤煮付け
3・うり・なす・大根などのべったら漬け
4・筍の煮物
5・袱紗汁(赤味噌と白味噌・雉肉・豆腐・青菜の茎)
三の膳
1・刺身(ホタテ貝)
2・きす塩焼き
3・鯨生姜煮
4・旬小菜の白和え
5・鯨尾の身刺身
6・白鳥のつみれ汁
7・粽
御引菜(御持ち帰り用)
1・鮭のなれ寿司
2・鯛の塩焼き
3・棒鱈の甘露煮
4・伊勢海老姿焼き
5・鯖ヘシコ
6・お菓子(粽・柏餅・落雁・蓬団子)
端午ちらし寿司
鰹漬け・鰤漬け・錦糸卵・干瓢煮しめ・椎茸煮しめ・鱈の桜デンブ・水煮筍煮しめ・蒟蒻など
「兄上様、今日はこのような立派な端午の節句を開き祝って頂きありがとうございます!」
「うむ、これからは武家の男子として恥ずかしくない覚悟を常に持つように」
「はい!」
「大弐さま、今日は端午の節句にお呼び下さりありがとうございます」
「うむ、今日は弟たち祝う節会ではあるが、一族みなで祝うべきものだとも思う、女子衆でも一緒に弟たちを祝ってやってくれ」
「「「「「はい!」」」」」
俺は御所での争いを素早く片付けて大宰府に戻って来た。御上や公家衆は細川晴元軍捕縛の一部始終を聞きたいと申されたが、元々大宰府で弟たちの祝いを主催する事になっていたから、事前の約束通り早々に帰らせてもらった。
本来なら弟たちの祝いは父上様が主催すべきものだろう。だが父上様は後々の事を考えられて、弟たちや家臣団が些かも俺に逆らう事の無いように、弟たちの上に俺が君臨するように種子島家内の公式行事は全て俺が主催することにされた。
邪気を払うように菖蒲と蓬を軒先にさすとともに、俺が個人的な好みで作らせた大浴場に菖蒲を入れて、菖蒲湯を作らせている。それに後々の世に風習を創り出そうとして、大宰府の表玄関の馬印・鯉幟を掲げるようにした。鎧・兜と若武者・馬・虎の人形を床の間に飾った。
弟たちの為にプロデュースして作らせた料理は、伊達政宗が5月に接待した料理を参考にしつつ、まずは勝男と言う語呂合わせから鰹を使い、次に出世魚の鰤を使ったし、すくすく育つと言う意味を込めて筍をふんだんに使った。最後の菓子には粽と柏餅と蓬団子を用意した。
粽は中国では忠誠心の証と言われているし、柏餅は柏の葉が冬になってもになっても落葉せず、新芽が吹くと落葉するので、後継ぎができるまで親葉が落ちないめでたい木の葉に、祝い事には欠かせない餅を包んでいる。蓬はそもそも邪気払いに使われている。
これらの料理は御上が御所で主催される端午の節句料理と全く同じものだ。多少不敬かなとも思わないでもなかったが、違う物を用意するのは手まなので、思い切って全く同じものを弟たちや一族に出す事にした。
「伊達政宗の5月接待料理を参考にした端午の節句料理」
本膳
1・刺身(鰹・水煮筍)
2・栄螺(壺焼き)
3・鯵(たたき)
4・とりがい(季節野菜との和え物)
5・カマンベールチーズ
6・ほやの吸い物
5・端午ちらし寿司
二の膳
1・雲雀の焼き鳥
2・鰤煮付け
3・うり・なす・大根などのべったら漬け
4・筍の煮物
5・袱紗汁(赤味噌と白味噌・雉肉・豆腐・青菜の茎)
三の膳
1・刺身(ホタテ貝)
2・きす塩焼き
3・鯨生姜煮
4・旬小菜の白和え
5・鯨尾の身刺身
6・白鳥のつみれ汁
7・粽
御引菜(御持ち帰り用)
1・鮭のなれ寿司
2・鯛の塩焼き
3・棒鱈の甘露煮
4・伊勢海老姿焼き
5・鯖ヘシコ
6・お菓子(粽・柏餅・落雁・蓬団子)
端午ちらし寿司
鰹漬け・鰤漬け・錦糸卵・干瓢煮しめ・椎茸煮しめ・鱈の桜デンブ・水煮筍煮しめ・蒟蒻など
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