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本編
粟屋元隆
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1543年1月12日『若狭国・三方郡佐柿国吉城主』種子島権中納言時堯・15歳
「大膳大夫殿、勧修寺尚顕殿からも降伏を勧める使者が来ているだろう」
粟屋元隆(15??~1542)
居城:三方郡佐柿国吉城
父親:笑鴎軒悦岑の男
主君:武田元光
官途:大膳大夫
正室:勧修寺尚顕の娘
娘が勧修寺晴右の妻となり、勧修寺晴豊を産む。
はじめ住吉大社宮司・小浜代官を務め、霞美ヶ城を築いた。
1538年:武田元光の次男・武田信高を擁して謀反を起こすが、武田信豊勢の攻撃を受け敗れた
1542年:「和泉太平寺の戦い」では、畠山稙長、木沢長政らとともに、細川晴元勢の三好政長、三好長慶、遊佐長教らと戦ったが敗れて討死した。
粟屋勝久(1523~1585)
父親:粟屋元隆
官途:越中守
正室:丹羽長秀の娘
1542年:父・粟屋元隆の討ち死により粟屋家の家督を相続した
1561年:松永長頼の支援を受けて逸見昌経が武田義統に反乱を起こした
武田義統は単独では戦えず。朝倉義景の支援を受け反乱の鎮圧を図った
粟屋勝久は武田義統の継嗣武田元明を擁して、朝倉義景勢の介入を阻止した
1568年:朝倉義景に武田元明が一乗谷に幽閉されると、若狭国内の反朝倉義景勢は、織田信長の支援を受け対抗した。
1570年:「第一次越前侵攻」では、織田信長勢に属して幽閉されていた武田元明を救出した
1575年:武田元明とともに旧領復帰を織田信長に願い出るが許されなかった。
1575年:「第二次越前侵攻」では、織田信長勢に属して参陣した
1581年:京都馬揃えでは丹羽長秀勢に属して参列した。
1582年:「本能寺の変」後も丹羽長秀勢に寄騎衆として仕えた。
「はい、しかしながら一旦粟屋家を潰すと言うのは納得出来ません」
「では御上の意向を無視して戦うかい?」
「それは・・・・・」
「一斉の容赦をせずに、城の上から鯨と同じ大きさの岩を落として潰すよ?」
「お止め下さい!」
「姫が勧修寺晴右殿と婚約しているのだろう?」
「はい・・・・」
「このままでは破談になるよ」
「それはご容赦願いたい」
「だが勧修寺晴右殿も勧修寺尚顕殿も、御上の天下安寧の願いを無にする朝敵から嫁を迎えることは出来まい。下手をすれば勧修寺家自体がなくなってしまうからな」
「そんな!」
「旦那様、ここは権中納言さまのお言葉に従わせていただきましょう。一族一門家臣に至るまで、扶持を支給して召し抱えて下さると仰られておられるのです。そうそう無碍な待遇はなされないでしょう」
正室の勧修寺尚顕の娘が夫を説得しだした。
「母上様の申される通りでございます、それに実力次第で方面軍総司令官として10万を超える軍勢を指揮できるとお聞きしております。私も後々はそのような役を賜りたいと思っています」
「勝久!」
「大膳大夫殿、実力次第で近衛府で右近大夫や左近太夫も夢ではありませんよ。ただしすべて実力次第です、それに既に多くの家臣領民が逃げ出し戦どころではないでしょう?」
「それは・・・・・」
「私と敵対した国では、兵となる民百姓は我先に聞逃げるか私に味方してくれます。種子島家の軍勢が逸早く城地を確保出来ればいいですが、少しでも遅れる事があれば家臣・領民に嬲り殺しになりますよ、姫をそんな目にあわせたいのですか?」
「権中納言さま!」
「大膳大夫殿が今まで民百姓に行ってきたことが返って来ますよ、どうなされますか?」
「権中納言さまの勧めてくださる通り、城地を明け渡させていただきます」
「ならば種子島家が進駐するまでしっかりと護って頂きたい、越前国の朝倉家が攻め込んでくる恐れがあります。それを事前に防げば功大です。攻め込まれて防ぎ切れば功中だと思ってください」
「分かりました、攻め込まれる隙を見せないように致します」
「大膳大夫殿、勧修寺尚顕殿からも降伏を勧める使者が来ているだろう」
粟屋元隆(15??~1542)
居城:三方郡佐柿国吉城
父親:笑鴎軒悦岑の男
主君:武田元光
官途:大膳大夫
正室:勧修寺尚顕の娘
娘が勧修寺晴右の妻となり、勧修寺晴豊を産む。
はじめ住吉大社宮司・小浜代官を務め、霞美ヶ城を築いた。
1538年:武田元光の次男・武田信高を擁して謀反を起こすが、武田信豊勢の攻撃を受け敗れた
1542年:「和泉太平寺の戦い」では、畠山稙長、木沢長政らとともに、細川晴元勢の三好政長、三好長慶、遊佐長教らと戦ったが敗れて討死した。
粟屋勝久(1523~1585)
父親:粟屋元隆
官途:越中守
正室:丹羽長秀の娘
1542年:父・粟屋元隆の討ち死により粟屋家の家督を相続した
1561年:松永長頼の支援を受けて逸見昌経が武田義統に反乱を起こした
武田義統は単独では戦えず。朝倉義景の支援を受け反乱の鎮圧を図った
粟屋勝久は武田義統の継嗣武田元明を擁して、朝倉義景勢の介入を阻止した
1568年:朝倉義景に武田元明が一乗谷に幽閉されると、若狭国内の反朝倉義景勢は、織田信長の支援を受け対抗した。
1570年:「第一次越前侵攻」では、織田信長勢に属して幽閉されていた武田元明を救出した
1575年:武田元明とともに旧領復帰を織田信長に願い出るが許されなかった。
1575年:「第二次越前侵攻」では、織田信長勢に属して参陣した
1581年:京都馬揃えでは丹羽長秀勢に属して参列した。
1582年:「本能寺の変」後も丹羽長秀勢に寄騎衆として仕えた。
「はい、しかしながら一旦粟屋家を潰すと言うのは納得出来ません」
「では御上の意向を無視して戦うかい?」
「それは・・・・・」
「一斉の容赦をせずに、城の上から鯨と同じ大きさの岩を落として潰すよ?」
「お止め下さい!」
「姫が勧修寺晴右殿と婚約しているのだろう?」
「はい・・・・」
「このままでは破談になるよ」
「それはご容赦願いたい」
「だが勧修寺晴右殿も勧修寺尚顕殿も、御上の天下安寧の願いを無にする朝敵から嫁を迎えることは出来まい。下手をすれば勧修寺家自体がなくなってしまうからな」
「そんな!」
「旦那様、ここは権中納言さまのお言葉に従わせていただきましょう。一族一門家臣に至るまで、扶持を支給して召し抱えて下さると仰られておられるのです。そうそう無碍な待遇はなされないでしょう」
正室の勧修寺尚顕の娘が夫を説得しだした。
「母上様の申される通りでございます、それに実力次第で方面軍総司令官として10万を超える軍勢を指揮できるとお聞きしております。私も後々はそのような役を賜りたいと思っています」
「勝久!」
「大膳大夫殿、実力次第で近衛府で右近大夫や左近太夫も夢ではありませんよ。ただしすべて実力次第です、それに既に多くの家臣領民が逃げ出し戦どころではないでしょう?」
「それは・・・・・」
「私と敵対した国では、兵となる民百姓は我先に聞逃げるか私に味方してくれます。種子島家の軍勢が逸早く城地を確保出来ればいいですが、少しでも遅れる事があれば家臣・領民に嬲り殺しになりますよ、姫をそんな目にあわせたいのですか?」
「権中納言さま!」
「大膳大夫殿が今まで民百姓に行ってきたことが返って来ますよ、どうなされますか?」
「権中納言さまの勧めてくださる通り、城地を明け渡させていただきます」
「ならば種子島家が進駐するまでしっかりと護って頂きたい、越前国の朝倉家が攻め込んでくる恐れがあります。それを事前に防げば功大です。攻め込まれて防ぎ切れば功中だと思ってください」
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