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本編
石山本願寺占領・神道改宗
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1543年7月27日『摂津国・石山本願寺』種子島権大納言時堯・15歳
「紀伊国造殿、捕虜とした一向衆を改宗を頼めるかな?」
「このような大事をお任せ頂けるなど、光栄でございます権大納言さま」
「これは内々の話なのだが、今は紀伊国の民は根来寺の教えか本願寺の教えを信じている、だが御上は出雲国造とともに就任に朝廷の認可を必要とする日前神宮・國懸神宮を広めて貰いたいとのお考えなのだ」
「勿体無いお言葉を賜り感激すると共に、このような現状に申し訳なき思いでいっぱいでございます」
「打ち続く戦乱で困窮していたのは御上も公家衆も同じだ、伊勢神宮でも式年遷宮が出来ないだけではなく、内宮と外宮争い神人が宮を焼くような失態さえあったのだ、紀伊国造殿が悪いわけではない」
「優しきお言葉感謝いたします」
「そこでだ、どうしても改宗しない者は鉱山送りにするが、紀伊国造殿が神道に改宗してくれた者には、新田開発した土地を神領とした上で貸し与え、自作農としてやりたいと思っているのだ」
「本当でございますか?!」
「ああ、根来寺の寺領を奪う訳にはいかないが、石山本願寺に味方した雑賀衆の領地は勅命を下して、日前神宮・國懸神宮の神領としようと思っている」
「有り難きお言葉感謝の言葉もありません」
「太田党の者どものにも、徐々に種子島家の家臣を養嗣子に送り、神領を押領して独立させないようにしたいのだ」
「有り難きお言葉でございます、最初は紀伊国造の命に絶対服していた太田党も、最近では徐々に命に従わなくなっております。1番困っていましたのは、周辺の一向衆や根来衆から神領を護るための費用が掛かると申し、年貢を規定通り納めなくなってきたことでございます」
「どこでもそうなっている、安定するまでは種子島家で軍資金と兵糧を支援するから、改宗した者を宮侍に鍛え上げるがいい」
「有難うございます!」
今回傭兵として集めた雑賀衆の中には太田党があるのだが、その主城とも言えるのが太田城だ。その太田城は、日前宮の宮司である紀伊国造第64代紀俊連が、神領保護を目的として秋月城、三葛城と一緒に築かせていた。神領保護の武士団として結成されたとも言えるのが太田党だが、建前上の最上位者は紀伊国造・第66代紀光雄・第67代紀忠雄親子だ。
俺は10万兵を超える籠城一向衆を出来だけ改宗させる事を考えていた。10万もの人間を皆殺しにするのは労働力として勿体無い、だが何より1番大切なのは、この戦乱の世に神に縋ってしまう事は仕方がないと言う事だ。このような生き地獄の世にした武士は許してはいけない、そして被害者の民百姓が神仏に縋るのを利用して、先兵として乱暴狼藉に走らせた僧も許してはいけない。
だが生臭破壊僧に利用された一向衆徒は、1度は許し助けてあげたい!
だから籠城していた10万の一向衆徒は出来る限り捕虜にした。だがこのような籠城戦でも高価な衣をを纏い福々しく太った上級僧や国衆・地侍は問答無用で討ち果たした。
「紀伊国造殿、捕虜とした一向衆を改宗を頼めるかな?」
「このような大事をお任せ頂けるなど、光栄でございます権大納言さま」
「これは内々の話なのだが、今は紀伊国の民は根来寺の教えか本願寺の教えを信じている、だが御上は出雲国造とともに就任に朝廷の認可を必要とする日前神宮・國懸神宮を広めて貰いたいとのお考えなのだ」
「勿体無いお言葉を賜り感激すると共に、このような現状に申し訳なき思いでいっぱいでございます」
「打ち続く戦乱で困窮していたのは御上も公家衆も同じだ、伊勢神宮でも式年遷宮が出来ないだけではなく、内宮と外宮争い神人が宮を焼くような失態さえあったのだ、紀伊国造殿が悪いわけではない」
「優しきお言葉感謝いたします」
「そこでだ、どうしても改宗しない者は鉱山送りにするが、紀伊国造殿が神道に改宗してくれた者には、新田開発した土地を神領とした上で貸し与え、自作農としてやりたいと思っているのだ」
「本当でございますか?!」
「ああ、根来寺の寺領を奪う訳にはいかないが、石山本願寺に味方した雑賀衆の領地は勅命を下して、日前神宮・國懸神宮の神領としようと思っている」
「有り難きお言葉感謝の言葉もありません」
「太田党の者どものにも、徐々に種子島家の家臣を養嗣子に送り、神領を押領して独立させないようにしたいのだ」
「有り難きお言葉でございます、最初は紀伊国造の命に絶対服していた太田党も、最近では徐々に命に従わなくなっております。1番困っていましたのは、周辺の一向衆や根来衆から神領を護るための費用が掛かると申し、年貢を規定通り納めなくなってきたことでございます」
「どこでもそうなっている、安定するまでは種子島家で軍資金と兵糧を支援するから、改宗した者を宮侍に鍛え上げるがいい」
「有難うございます!」
今回傭兵として集めた雑賀衆の中には太田党があるのだが、その主城とも言えるのが太田城だ。その太田城は、日前宮の宮司である紀伊国造第64代紀俊連が、神領保護を目的として秋月城、三葛城と一緒に築かせていた。神領保護の武士団として結成されたとも言えるのが太田党だが、建前上の最上位者は紀伊国造・第66代紀光雄・第67代紀忠雄親子だ。
俺は10万兵を超える籠城一向衆を出来だけ改宗させる事を考えていた。10万もの人間を皆殺しにするのは労働力として勿体無い、だが何より1番大切なのは、この戦乱の世に神に縋ってしまう事は仕方がないと言う事だ。このような生き地獄の世にした武士は許してはいけない、そして被害者の民百姓が神仏に縋るのを利用して、先兵として乱暴狼藉に走らせた僧も許してはいけない。
だが生臭破壊僧に利用された一向衆徒は、1度は許し助けてあげたい!
だから籠城していた10万の一向衆徒は出来る限り捕虜にした。だがこのような籠城戦でも高価な衣をを纏い福々しく太った上級僧や国衆・地侍は問答無用で討ち果たした。
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