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第1章:激戦
第3話:罠の罠
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喚次の言葉と同時に、トビアス・ギフォード伯爵令息が舞踏会場に入ってきた。
本人だけでなく、護衛騎士と従僕が入ってくる。
皇国の伯爵令息とはいえ、信じられないくらい人数が多い。
「卑怯者が逃げてきたかと思いましたが、違うようですね」
ヴァネッサが伯爵令息の護衛たちの動きに注視しながら言う。
どれほどの使い手か、見落とさないように鋭い視線で確かめていた。
今回の舞踏会場には、貴族や騎士以外の者は入れない。
伯爵以上の高位貴族であっても、平民を連れては入れない。
護衛や従僕侍女であっても騎士以上の身分が必要だ。
どうしても連れて来たければ、貴族家の騎士位を与える事はできる。
できるが、常識外れの人数を連れてきたら王家や高位貴族に睨まれる。
騎士なら本人だけ、男爵子爵なら1人、伯爵なら2人が常識だ。
それなのに、トビアス・ギフォード伯爵令息は20人余りの騎士を連れている。
急な事だから、皇国から逃げてきて直ぐだから、不安で護衛を全員連れてきたと好意的に考える事もできるが、王太子が手勢を増やしたとも考えられた。
「敵か味方か見極めないといけませんね」
「はい、御嬢様」
宗主国である皇国の直臣伯爵だと、属国のリデル王国なら侯爵以上の待遇だ。
当主ではない嫡男でも侯爵、次男以降の兄弟姉妹では伯爵待遇だ。
だから、身分の低い卑怯下劣な貴族や騎士たちから話しかけられない。
伯爵令息が自分たちと同類の卑怯下劣な貴族なら、阿諛追従ですり寄れる。
だが、誇り高い高潔な貴族だったら、下手な阿諛追従は無礼討ちにされかねない。
なので、遠巻きにして近寄らないようにしていた。
卑怯で憶病な本性通り、話しかけて来るのを待っている。
トビアス・ギフォード伯爵令息は、育ちの良さそうな顔つきをしていた。
良い意味で由緒正しい高位貴族の公子らしい立ち振る舞いだった。
だが、周りを固める護衛騎士たちは戦場往来の古強者に見えた。
しかも一癖も二癖もありそうな個性的な雰囲気を漂わせていた。
トビアス令息一行は、卑怯下劣な貴族や騎士たちを威嚇しながら移動した。
舞踏会場で一番安全な場所を確保しようとしていた。
トビアス令息は兎も角、護衛騎士たちが百戦錬磨な証拠だった。
その事が誰の目にも明らかなのだろう。
王太子の虎の威を借りる狐共が、文句を言わずに道を開けていく。
文句を言ったら斬る、護衛騎士が発する殺気に逃げるように道をあける。
当然だが、最も安全な場所はアルテイシア主従と同じ場所になる。
トビアス令息主従がアルテイシア主従に近づく。
身分の低い者から身分の高い者に話しかけるのは無礼になる。
今回のように入場順が無礼だと、初対面の者同士だと、どちらから話しかけるべきなのか分からなくなってしまう。
ただ、普通は護衛や侍女従士の人数を見ればだいたいの爵位が分かる。
多数の護衛騎士や侍女を引き連れているアルテイシアは、誰が見ても公爵以上の身分だと分かるから、トビアス令息が無礼を働く可能性は低い。
同時にアルテイシアがトビアスに無礼を働く可能性はまずない。
公爵令嬢で王太子の婚約者だと、皇国の伯爵令息に話しかけても無礼じゃない。
「マナーズ公爵家の長女で王太子の婚約者アルテイシアです」
「皇国伯爵家、ギフォード家のトビアスです、以後お見知りおき願います」
「ええ、此方こそよろしくお願いしますね。
不躾な事を聞きますが、こういう時世なので許してね。
トビアス殿は何故リデル王国に来たの?」
「有能な騎士や戦士を探す為です。
魔神との戦いが苦しいので、少しでも状況を良くしたいのです。
戦力になる方を探す為に来たのです」
「まだ若いのに国の為に働こうとするなんて、勇敢なのね」
「とんでもありません、私など、まだまだです。
本来なら戦場に出るべきなのですが、弱年と未熟を理由に、皇帝陛下に止められてしまいました」
「皇帝陛下は慈愛の方なのですね」
「はい、下々にまで慈愛を示される、とてもお優しい方です。
ですが、優しいだけの方ではありません。
私の戦場行きを禁じたのも、未熟な若者を無駄死にさせるのは、後々に悪影響が出るからだと言われました」
「そうですね、少々苦しいからと言って、将来国を背負って立つ若者を無駄死にさせる事はできませんものね」
アルテイシアは皇帝陛下の慈愛と戦略を聞くことができて決意を新たにした。
安全な後方で私利私欲に走るリデル王国の卑怯者たちを討ち取ると強く思った。
マナーズ公爵や王太子は討てなくても、少しでも多くの卑怯者を討ち取る。
そう決意を新たにしていた。
「はい、ですが、護衛騎士たちの話だと、期待できないようです」
「そうですね、少なくとも、この国に残っている王侯貴族は期待できませんね。
他国から逃げ込んでいる王侯貴族など、最初から期待するだけ無駄ですわ」
「はい、私もそう思いました、僅かな希望を抱いていたのですが……残念です」
2人の話を聞いていた周囲の貴族や騎士は薄ら笑いを浮かべていた。
王侯貴族の誇りを持っている者なら恥じ入る会話なのだが、逆に2人を馬鹿にするように薄ら笑いを浮かべていた。
「ですが希望を捨てる事はありませんよ。
王城にいる者は卑怯下劣な者ばかりですが、市井には勇敢な者が残っています。
誇り高い貴族や騎士は戦場に向かいましたが、平民の中には勇士が残っています」
「おお、そうなのですね、だったら明日から城下で義勇兵を募ります」
「ですが、ただ義勇兵を募るだけでは人は集まりません」
「それは大丈夫です、義勇兵とは言っても、それなりの報酬を保証します」
「いえ、報酬だけでは集められません」
「何故でしょうか、この国の方々は対価に厳しのでしょうか?
他国の義勇兵と差をつける訳にはいかないので、報酬は決まっているのです」
「義勇兵が集められないのは、報酬の問題ではありません。
この国に残っている王侯貴族の質が悪いからです。
平民の勇士がこの国を離れてしまうと、残された妻子が危険なのです。
貞操を奪われ、自害するしかなくなります。
最悪の場合は、自害する事も許されず、奴隷にされるかもしれないのです」
「なんですって?!
戦場に出ない憶病だけでなく、そんな下劣な事をしているのですか?!」
「ええ、国のため民の為、命懸けで戦場に行った貴族や騎士の妻子が襲われ、誇りを守るために自害する事件が起こりました。
しかも、その卑怯下劣な者は何の罰も与えられず、のうのうとしています。
とてもではありませんが、妻子を残して戦場には行けません」
「何故です、どうしてそのような事が許されるのですか?!
この国の役人は何しているのですか?!」
「この国で最も高位の者が犯人だからです。
同類の貴族や騎士を率いて好き勝手にしているのです」
「この国で最も高位な者ですか?
国王陛下が寝たきりになられたのは聞いています……王太子ですか?!」
「はい、その通りです」
「誰も諫言しないのですが?
民のため正義の為、身を挺して諫言する者が誰一人いないのですか?!」
「王太子殿下に命懸けで諫言できる方は、全員戦場にでられていますから」
「何と情けない!」
トビアス伯爵令息が吐き捨てるように言った直後、喚次の声が響いた。
「王太子殿下と婚約者の御入場!」
本人だけでなく、護衛騎士と従僕が入ってくる。
皇国の伯爵令息とはいえ、信じられないくらい人数が多い。
「卑怯者が逃げてきたかと思いましたが、違うようですね」
ヴァネッサが伯爵令息の護衛たちの動きに注視しながら言う。
どれほどの使い手か、見落とさないように鋭い視線で確かめていた。
今回の舞踏会場には、貴族や騎士以外の者は入れない。
伯爵以上の高位貴族であっても、平民を連れては入れない。
護衛や従僕侍女であっても騎士以上の身分が必要だ。
どうしても連れて来たければ、貴族家の騎士位を与える事はできる。
できるが、常識外れの人数を連れてきたら王家や高位貴族に睨まれる。
騎士なら本人だけ、男爵子爵なら1人、伯爵なら2人が常識だ。
それなのに、トビアス・ギフォード伯爵令息は20人余りの騎士を連れている。
急な事だから、皇国から逃げてきて直ぐだから、不安で護衛を全員連れてきたと好意的に考える事もできるが、王太子が手勢を増やしたとも考えられた。
「敵か味方か見極めないといけませんね」
「はい、御嬢様」
宗主国である皇国の直臣伯爵だと、属国のリデル王国なら侯爵以上の待遇だ。
当主ではない嫡男でも侯爵、次男以降の兄弟姉妹では伯爵待遇だ。
だから、身分の低い卑怯下劣な貴族や騎士たちから話しかけられない。
伯爵令息が自分たちと同類の卑怯下劣な貴族なら、阿諛追従ですり寄れる。
だが、誇り高い高潔な貴族だったら、下手な阿諛追従は無礼討ちにされかねない。
なので、遠巻きにして近寄らないようにしていた。
卑怯で憶病な本性通り、話しかけて来るのを待っている。
トビアス・ギフォード伯爵令息は、育ちの良さそうな顔つきをしていた。
良い意味で由緒正しい高位貴族の公子らしい立ち振る舞いだった。
だが、周りを固める護衛騎士たちは戦場往来の古強者に見えた。
しかも一癖も二癖もありそうな個性的な雰囲気を漂わせていた。
トビアス令息一行は、卑怯下劣な貴族や騎士たちを威嚇しながら移動した。
舞踏会場で一番安全な場所を確保しようとしていた。
トビアス令息は兎も角、護衛騎士たちが百戦錬磨な証拠だった。
その事が誰の目にも明らかなのだろう。
王太子の虎の威を借りる狐共が、文句を言わずに道を開けていく。
文句を言ったら斬る、護衛騎士が発する殺気に逃げるように道をあける。
当然だが、最も安全な場所はアルテイシア主従と同じ場所になる。
トビアス令息主従がアルテイシア主従に近づく。
身分の低い者から身分の高い者に話しかけるのは無礼になる。
今回のように入場順が無礼だと、初対面の者同士だと、どちらから話しかけるべきなのか分からなくなってしまう。
ただ、普通は護衛や侍女従士の人数を見ればだいたいの爵位が分かる。
多数の護衛騎士や侍女を引き連れているアルテイシアは、誰が見ても公爵以上の身分だと分かるから、トビアス令息が無礼を働く可能性は低い。
同時にアルテイシアがトビアスに無礼を働く可能性はまずない。
公爵令嬢で王太子の婚約者だと、皇国の伯爵令息に話しかけても無礼じゃない。
「マナーズ公爵家の長女で王太子の婚約者アルテイシアです」
「皇国伯爵家、ギフォード家のトビアスです、以後お見知りおき願います」
「ええ、此方こそよろしくお願いしますね。
不躾な事を聞きますが、こういう時世なので許してね。
トビアス殿は何故リデル王国に来たの?」
「有能な騎士や戦士を探す為です。
魔神との戦いが苦しいので、少しでも状況を良くしたいのです。
戦力になる方を探す為に来たのです」
「まだ若いのに国の為に働こうとするなんて、勇敢なのね」
「とんでもありません、私など、まだまだです。
本来なら戦場に出るべきなのですが、弱年と未熟を理由に、皇帝陛下に止められてしまいました」
「皇帝陛下は慈愛の方なのですね」
「はい、下々にまで慈愛を示される、とてもお優しい方です。
ですが、優しいだけの方ではありません。
私の戦場行きを禁じたのも、未熟な若者を無駄死にさせるのは、後々に悪影響が出るからだと言われました」
「そうですね、少々苦しいからと言って、将来国を背負って立つ若者を無駄死にさせる事はできませんものね」
アルテイシアは皇帝陛下の慈愛と戦略を聞くことができて決意を新たにした。
安全な後方で私利私欲に走るリデル王国の卑怯者たちを討ち取ると強く思った。
マナーズ公爵や王太子は討てなくても、少しでも多くの卑怯者を討ち取る。
そう決意を新たにしていた。
「はい、ですが、護衛騎士たちの話だと、期待できないようです」
「そうですね、少なくとも、この国に残っている王侯貴族は期待できませんね。
他国から逃げ込んでいる王侯貴族など、最初から期待するだけ無駄ですわ」
「はい、私もそう思いました、僅かな希望を抱いていたのですが……残念です」
2人の話を聞いていた周囲の貴族や騎士は薄ら笑いを浮かべていた。
王侯貴族の誇りを持っている者なら恥じ入る会話なのだが、逆に2人を馬鹿にするように薄ら笑いを浮かべていた。
「ですが希望を捨てる事はありませんよ。
王城にいる者は卑怯下劣な者ばかりですが、市井には勇敢な者が残っています。
誇り高い貴族や騎士は戦場に向かいましたが、平民の中には勇士が残っています」
「おお、そうなのですね、だったら明日から城下で義勇兵を募ります」
「ですが、ただ義勇兵を募るだけでは人は集まりません」
「それは大丈夫です、義勇兵とは言っても、それなりの報酬を保証します」
「いえ、報酬だけでは集められません」
「何故でしょうか、この国の方々は対価に厳しのでしょうか?
他国の義勇兵と差をつける訳にはいかないので、報酬は決まっているのです」
「義勇兵が集められないのは、報酬の問題ではありません。
この国に残っている王侯貴族の質が悪いからです。
平民の勇士がこの国を離れてしまうと、残された妻子が危険なのです。
貞操を奪われ、自害するしかなくなります。
最悪の場合は、自害する事も許されず、奴隷にされるかもしれないのです」
「なんですって?!
戦場に出ない憶病だけでなく、そんな下劣な事をしているのですか?!」
「ええ、国のため民の為、命懸けで戦場に行った貴族や騎士の妻子が襲われ、誇りを守るために自害する事件が起こりました。
しかも、その卑怯下劣な者は何の罰も与えられず、のうのうとしています。
とてもではありませんが、妻子を残して戦場には行けません」
「何故です、どうしてそのような事が許されるのですか?!
この国の役人は何しているのですか?!」
「この国で最も高位の者が犯人だからです。
同類の貴族や騎士を率いて好き勝手にしているのです」
「この国で最も高位な者ですか?
国王陛下が寝たきりになられたのは聞いています……王太子ですか?!」
「はい、その通りです」
「誰も諫言しないのですが?
民のため正義の為、身を挺して諫言する者が誰一人いないのですか?!」
「王太子殿下に命懸けで諫言できる方は、全員戦場にでられていますから」
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