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第一章
第3話策謀
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「守護神様は、私の事も新たな舞姫の事も、凄くお気に入りですよ。
だから、この国が加護を失う事はありません、安心されてください。
ただ、守護神様は裏切者が大嫌いで、王家を裏切った者の領地は加護をしないと申されていますが、伯爵は忠誠心の厚い方だから大丈夫ですよね。
もし今年の実りが例年以下なら、裏切者と断定されてしまいます。
そんな事になれば、税を取られる民も黙っていないでしょう。
不作凶作の原因が領主にあるのに、税だけ過酷に取立てるのでは、領主の意味がありませんから、叛乱が勃発する事でしょう」
私の脅しを受けて、伯爵は真っ青になっています。
それも当然でしょう、伯爵の領地は国境に接しているのです。
だからこそ生き残るために隣国に通じてたのでしょうが、隣国から見れば、伯爵を生きのこらせるよりも、直轄領にしたいのが本音でしょう。
ですが、守護神の加護を失った不毛の地など、隣国も欲しくはないでしょう。
それに守護神の加護を失っていない王家王国の、悪政を行う領主に肩入れしていたとなれば、隣国は世間の悪評を一身に浴びることになります。
領民の一揆請願運動に乗じて国境を侵したとなれば、場合によれば、侵略者の汚名を着なければいけなくなるのです。
全てはこの国の神と隣国の神の力関係次第ですが、神同士の関係によっては、自らの愚行で守護神の加護を失うことになりかねません。
そんな状況に追い込んだ伯爵を、隣国が許すはずがないのです。
この伯爵が本当に守護神に疎まれ加護を失ったかを確認した上でしょうが、守護神が伯爵領の加護を打ち切ったのを確認したら、隣国は伯爵を殺すでしょう。
伯爵の一族で守護神に疎まれていない者が跡を継いだのを確認してから、改めて接触して味方に引き入れようとするでしょう。
まあ、私は脅かしただけですが、この話が広まれば、王家王国を裏切っていた連中は、恐怖で夜も眠れなくなるでしょう。
いえ、もしかしたら隣国は、王太子をそそのかして、さらなる失政を行わせて、守護神の加護を失うように暗躍するかもしれません。
ですが、恐らくはジプシーの舞姫が命懸けで策謀を防ぐでしょう。
身体を張って王太子を籠絡したのも、私を殺させないようにしたのも、行き場のないジプシー達を護るためのはずです。
ようやく手に入れた安住の地を、ジプシー達が易々と手放すはずがありません。
まあ、そんな事は、私とは直接関係ない事です。
私にも長年の夢があるのです、それがようやく手に入ったのです、誰が邪立てしようとも、どれほど困難が待ち受けていようと、絶対に手放しはしません。
私が手に入れたかったのは、自由な生活です。
神であろうと王族であろうと、命令され行動を束縛制限されるのは絶対に嫌です!
荒地で好き勝手に生きさせてもらいます!
だから、この国が加護を失う事はありません、安心されてください。
ただ、守護神様は裏切者が大嫌いで、王家を裏切った者の領地は加護をしないと申されていますが、伯爵は忠誠心の厚い方だから大丈夫ですよね。
もし今年の実りが例年以下なら、裏切者と断定されてしまいます。
そんな事になれば、税を取られる民も黙っていないでしょう。
不作凶作の原因が領主にあるのに、税だけ過酷に取立てるのでは、領主の意味がありませんから、叛乱が勃発する事でしょう」
私の脅しを受けて、伯爵は真っ青になっています。
それも当然でしょう、伯爵の領地は国境に接しているのです。
だからこそ生き残るために隣国に通じてたのでしょうが、隣国から見れば、伯爵を生きのこらせるよりも、直轄領にしたいのが本音でしょう。
ですが、守護神の加護を失った不毛の地など、隣国も欲しくはないでしょう。
それに守護神の加護を失っていない王家王国の、悪政を行う領主に肩入れしていたとなれば、隣国は世間の悪評を一身に浴びることになります。
領民の一揆請願運動に乗じて国境を侵したとなれば、場合によれば、侵略者の汚名を着なければいけなくなるのです。
全てはこの国の神と隣国の神の力関係次第ですが、神同士の関係によっては、自らの愚行で守護神の加護を失うことになりかねません。
そんな状況に追い込んだ伯爵を、隣国が許すはずがないのです。
この伯爵が本当に守護神に疎まれ加護を失ったかを確認した上でしょうが、守護神が伯爵領の加護を打ち切ったのを確認したら、隣国は伯爵を殺すでしょう。
伯爵の一族で守護神に疎まれていない者が跡を継いだのを確認してから、改めて接触して味方に引き入れようとするでしょう。
まあ、私は脅かしただけですが、この話が広まれば、王家王国を裏切っていた連中は、恐怖で夜も眠れなくなるでしょう。
いえ、もしかしたら隣国は、王太子をそそのかして、さらなる失政を行わせて、守護神の加護を失うように暗躍するかもしれません。
ですが、恐らくはジプシーの舞姫が命懸けで策謀を防ぐでしょう。
身体を張って王太子を籠絡したのも、私を殺させないようにしたのも、行き場のないジプシー達を護るためのはずです。
ようやく手に入れた安住の地を、ジプシー達が易々と手放すはずがありません。
まあ、そんな事は、私とは直接関係ない事です。
私にも長年の夢があるのです、それがようやく手に入ったのです、誰が邪立てしようとも、どれほど困難が待ち受けていようと、絶対に手放しはしません。
私が手に入れたかったのは、自由な生活です。
神であろうと王族であろうと、命令され行動を束縛制限されるのは絶対に嫌です!
荒地で好き勝手に生きさせてもらいます!
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