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第一章
第1話:プロローグ1・婚約破棄
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王歴327年1月1日:王城青の謁見の間・クリスティアン視点
「ええい、何たることじゃ、今思い出しても恥ずかしくてたまらぬ。
よくもわらわに大恥をかかせてくれたな、クリスティアン」
自分こそ王家の恥さらしのくせによく言う。
「申し訳ございません、バーバラ王太女殿下。
まさか、神与の儀式で『悪食』などと言う、いままで誰も授かった事のない、前代未聞のスキルを授かるとは思ってもなかったのです。
ですが、まだ『悪食』がどのように役立つスキかもわかりません。
バーバラ王太女殿下の恥になるかどうかも分からないのです」
「ええい、だまれ、だまれ、黙りおろう、マクリントック大公。
『悪食』などと言う汚い言葉のスキルが役に立つ訳がないであろう。
どうせ大量の食事をするだけの何の役にも立たぬスキルじゃ。
日頃から諫言と言ってわらわに文句を言っていた罰が当たったのじゃ。
大公家の長男ごときが王太女のわらわの婿になるなど、不遜すぎたのじゃ」
バカが、そもそもお前に王家を継ぐ資格などないのだ、バーバラ。
高齢となってから授かったたった1人の子供に、どうしても王位を譲りたかった国王が、本来男系にしか王位継承権がなかったのを無理矢理改変したのだ。
そのためにどれだけ多くの男性王族が殺されたと思っているのだ。
「だったらどうしろと申されるのですか、バーバラ王太女殿下」
何を下手にでているのです、父上。
我が大公家が王家についたからこそバーバラは王太女になれたのです。
ここはガツンと言って、バーバラに自分の立場を分からせてください。
「婚約破棄じゃ、わらわはクリスティアンとの婚約を破棄する。
このような汚らわしいモノを王配に迎えたくない」
「それはいくら何でも酷過ぎますぞ、バーバラ王太女殿下。
我が大公家はバーバラ殿下を王太女にするために忠誠を尽くしたのですぞ」
「そのようなことは、わらわの知らぬ事じゃ。
父上様と大公の間で話し合って決めた事であろう。
わらわの承諾なしで決めた婚約者ではないか。
それをこれまで我慢してやっていただけでも感謝するのじゃ。
だがわらわのガマンにも限度があるのじゃ」
ガマンだと、いったいお前のいつどこでガマンしたと言うのだ。
「わかりました、国王陛下と話をさせていただきます。
国王陛下が婚約破棄を認められなければ、いかにバーバラ王太女殿下と言っても、勝手にクリスティアンとの婚約を破棄する事はできませんぞ」
「ふん、国王陛下がわらわの願いを聞いてくださらない事などありえぬ。
大公がどれほど頼もうとも、クリスティアンとの婚約は破棄されるのじゃ」
お前との婚約が破棄されるなら、これほど有り難い事はない。
13歳になるかならないかで、侍従をベッドに引きずり込んだアバズレ。
俺が調べさせただけでも、100人以上の侍従や近衛騎士、はてな奴隷までベッドに引きずり込んでいるような女の配偶者になど誰がなるか!
「ええい、何たることじゃ、今思い出しても恥ずかしくてたまらぬ。
よくもわらわに大恥をかかせてくれたな、クリスティアン」
自分こそ王家の恥さらしのくせによく言う。
「申し訳ございません、バーバラ王太女殿下。
まさか、神与の儀式で『悪食』などと言う、いままで誰も授かった事のない、前代未聞のスキルを授かるとは思ってもなかったのです。
ですが、まだ『悪食』がどのように役立つスキかもわかりません。
バーバラ王太女殿下の恥になるかどうかも分からないのです」
「ええい、だまれ、だまれ、黙りおろう、マクリントック大公。
『悪食』などと言う汚い言葉のスキルが役に立つ訳がないであろう。
どうせ大量の食事をするだけの何の役にも立たぬスキルじゃ。
日頃から諫言と言ってわらわに文句を言っていた罰が当たったのじゃ。
大公家の長男ごときが王太女のわらわの婿になるなど、不遜すぎたのじゃ」
バカが、そもそもお前に王家を継ぐ資格などないのだ、バーバラ。
高齢となってから授かったたった1人の子供に、どうしても王位を譲りたかった国王が、本来男系にしか王位継承権がなかったのを無理矢理改変したのだ。
そのためにどれだけ多くの男性王族が殺されたと思っているのだ。
「だったらどうしろと申されるのですか、バーバラ王太女殿下」
何を下手にでているのです、父上。
我が大公家が王家についたからこそバーバラは王太女になれたのです。
ここはガツンと言って、バーバラに自分の立場を分からせてください。
「婚約破棄じゃ、わらわはクリスティアンとの婚約を破棄する。
このような汚らわしいモノを王配に迎えたくない」
「それはいくら何でも酷過ぎますぞ、バーバラ王太女殿下。
我が大公家はバーバラ殿下を王太女にするために忠誠を尽くしたのですぞ」
「そのようなことは、わらわの知らぬ事じゃ。
父上様と大公の間で話し合って決めた事であろう。
わらわの承諾なしで決めた婚約者ではないか。
それをこれまで我慢してやっていただけでも感謝するのじゃ。
だがわらわのガマンにも限度があるのじゃ」
ガマンだと、いったいお前のいつどこでガマンしたと言うのだ。
「わかりました、国王陛下と話をさせていただきます。
国王陛下が婚約破棄を認められなければ、いかにバーバラ王太女殿下と言っても、勝手にクリスティアンとの婚約を破棄する事はできませんぞ」
「ふん、国王陛下がわらわの願いを聞いてくださらない事などありえぬ。
大公がどれほど頼もうとも、クリスティアンとの婚約は破棄されるのじゃ」
お前との婚約が破棄されるなら、これほど有り難い事はない。
13歳になるかならないかで、侍従をベッドに引きずり込んだアバズレ。
俺が調べさせただけでも、100人以上の侍従や近衛騎士、はてな奴隷までベッドに引きずり込んでいるような女の配偶者になど誰がなるか!
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