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第一章
第8話:話し合い
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王歴327年2月6日:南大魔境のキャト族村グレタの家・クリスティアン視点
外から見た大きさと、中に入ってからの家々の規模から、キャト族の都市には1万人前後が住んでいると思われる。
それも、部族ごとに固まって都市内に村を築いている感じだ。
「さて、詳しい話を聞かせてもらえるかな?
まずは名前を教えてもらえると助かるのだが」
俺が本当に信じられる人間かどうかの確認だな。
「ラスドネル王国マクリントック大公家の長男クリスティアンだ。
だが神与のスキルが『悪食』だったせいで、王太女には婚約を破棄され、父親には大公家から追放され、弟には殺されかけた。家なしの放浪者だ」
「『悪食』なんてスキルはキャト族でも聞いた事がないね」
キャト族でも聞いた事がないと言う情報を得て、俺の推測も含めてスライムに変化した事と『悪食』スキルの条件と効果を話してみた。
「なるほど、生きたまま喰った相手に変化できるかもしれないのか。
それと、命の危機を感じる時しか変化できないのか、真剣に願えば変化できるのか、まだ分からないのだな。
そういう制限があるかもしれないと言うのなら、話しは簡単だ。
実際に真剣に願ってみて確かめればいい」
「真剣に念じるだけでいいのなら安全だが、命の危険を感じなければいけないのなら、この魔境で確かめるのはとても危険だ。
協力者がいなければ、とても確かめることはできない。
グレタが協力してくれると助かるのだか?」
グレタの家族は誰も口をはさまない。
それに、普通のキャット族は1人前に成った子供と同居したりはしない。
それなのに、グレタ家には少なくとも7人の成人がいる。
特に信じられないのは、成人の男性までいる事だ!
「……問題は意識のないクリスティアンが我々を襲う可能性がある事だ。
オーク族の時は、オーク族を全員喰った時点でホモサピエンスに戻った。
だが、次も必ず敵意を持った相手を喰った時点でホモサピエンスに戻るとは限らない、我々も喰らおうとする危険を忘れてはいけない」
「結構大きなスライムに変化していたようですが、俺が確実に食べたと断言できるのはポイズンスライムです。
ですが、ヒールスライムも食べようとしていました。
俺はどちらのスライムに変化していましたか?」
「私が見たのは、スライムからビッグスライムに進化しそうな大きなスライムだったが、ポイズンスライムともヒールスライムとも断言できない姿だった。
あえて言うなら、どちらも混じり合った、とても気持ちの悪いスライムだ」
スライムとビッグスライム?
スライムにも進化があるのか?
気になるが、優先度は低いから後回しだな。
「同じ種族を何匹も喰らった場合、細かな種族特性を全て手に入れられるのが『悪食』スキルの特性かもしれませんが、それも確認しなければいけませんね。
だがそれよりも、安全に変化できる方法を考えないと何もできません」
「待て、誰か来たようだ。
とは言っても、誰が来たかは確認しなくても分かるがな」
外から見た大きさと、中に入ってからの家々の規模から、キャト族の都市には1万人前後が住んでいると思われる。
それも、部族ごとに固まって都市内に村を築いている感じだ。
「さて、詳しい話を聞かせてもらえるかな?
まずは名前を教えてもらえると助かるのだが」
俺が本当に信じられる人間かどうかの確認だな。
「ラスドネル王国マクリントック大公家の長男クリスティアンだ。
だが神与のスキルが『悪食』だったせいで、王太女には婚約を破棄され、父親には大公家から追放され、弟には殺されかけた。家なしの放浪者だ」
「『悪食』なんてスキルはキャト族でも聞いた事がないね」
キャト族でも聞いた事がないと言う情報を得て、俺の推測も含めてスライムに変化した事と『悪食』スキルの条件と効果を話してみた。
「なるほど、生きたまま喰った相手に変化できるかもしれないのか。
それと、命の危機を感じる時しか変化できないのか、真剣に願えば変化できるのか、まだ分からないのだな。
そういう制限があるかもしれないと言うのなら、話しは簡単だ。
実際に真剣に願ってみて確かめればいい」
「真剣に念じるだけでいいのなら安全だが、命の危険を感じなければいけないのなら、この魔境で確かめるのはとても危険だ。
協力者がいなければ、とても確かめることはできない。
グレタが協力してくれると助かるのだか?」
グレタの家族は誰も口をはさまない。
それに、普通のキャット族は1人前に成った子供と同居したりはしない。
それなのに、グレタ家には少なくとも7人の成人がいる。
特に信じられないのは、成人の男性までいる事だ!
「……問題は意識のないクリスティアンが我々を襲う可能性がある事だ。
オーク族の時は、オーク族を全員喰った時点でホモサピエンスに戻った。
だが、次も必ず敵意を持った相手を喰った時点でホモサピエンスに戻るとは限らない、我々も喰らおうとする危険を忘れてはいけない」
「結構大きなスライムに変化していたようですが、俺が確実に食べたと断言できるのはポイズンスライムです。
ですが、ヒールスライムも食べようとしていました。
俺はどちらのスライムに変化していましたか?」
「私が見たのは、スライムからビッグスライムに進化しそうな大きなスライムだったが、ポイズンスライムともヒールスライムとも断言できない姿だった。
あえて言うなら、どちらも混じり合った、とても気持ちの悪いスライムだ」
スライムとビッグスライム?
スライムにも進化があるのか?
気になるが、優先度は低いから後回しだな。
「同じ種族を何匹も喰らった場合、細かな種族特性を全て手に入れられるのが『悪食』スキルの特性かもしれませんが、それも確認しなければいけませんね。
だがそれよりも、安全に変化できる方法を考えないと何もできません」
「待て、誰か来たようだ。
とは言っても、誰が来たかは確認しなくても分かるがな」
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