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第一章
第12話:レッドボア
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王歴327年2月6日:南大魔境のキャト族狩場・クリスティアン視点
ブッモオオオオオ!
レッドボアだと?!
体重500kgを超えるレッドボアが13頭もいるだと!
「撤退するわよ。
いくらなんでも13頭ものレッドボアを1度に相手にはできないわ」
グレタの判断は正しい。
問題はレッドボアが俺たちを見逃してくれるかどうかだ。
ブッモオオオオオ!
群れのリーダーは俺たちを逃がす気がないようだ。
戦うほかに道がないのなら、実験相手になってもらおうじゃないか。
皆殺しにする、俺に敵意を向けるレッドボアは皆殺しにする!
★★★★★★
「おい、おきろ、もうレッドボアは喰い終わったのだろう。
さっさと起きて覚えているかどうか答えろ」
うるさい、うるさい、うるさい、うるさいぞ!
「おばあ様、前回は石を当てて起こしたではありませんか。
今回も同じように石を当てればいのではありませんか?」
「バカを言うんじゃない、愚か者。
クリスティアンの大暴れを見た後でよくそのような事が言えるな。
クリスティアンに敵意を持ったモノは一瞬で喰われてしまうのだぞ。
石を当ててクリスティアンに敵意があると思われたら、お前も同じ目にあわされる事がなぜわからない、大バカが!」
えらい言われようだが、記憶のない間にとんでもない事をやったようだ。
「なにを言っているのか分からないのですが、教えてくれるか?」
「ようやく気がついたか、クリスティアン。
ああ、教えてやるとも、お前がスライムに変化している間に何をやったのかをな。
念のために確認しておくが、全く覚えていないのだな」
「ああ、レッドボア皆殺しにすると誓ってからの事は全く覚えていない。
俺がレッドボアを斃したのか?
以前オーク族を斃した時と同じように、スライムに変化して?」
「ああ、その通りだ。
詳しい話しは村に戻ってからにしよう。
今の状態で他種族の襲撃にあったら、まともに戦えそうにないからな」
よほど衝撃的な現場にでくわしたようだな。
グレタの家族以外は魂を抜かれたようになっている。
それをやったのが俺だとはとても信じられない。
だが、グレタが断言するのなら真実なのだろう
まあ、いい、これは考えるよりも聞いて飲み込む問題だ。
それよりも、今思いついた事を確認した方がいい。
ステータスオープン
心の中で思うだけでは無理か。
「ステータスオープン」
なんだこれは、まさか本当にステータス画面が現れるとは思っていなかった。
それにしても、とても信じられないステータスだな。
「なにを言ったのだ、クリスティアン。
ここに来て隠し事は許さんぞ!」
「今思いついた事を試してみただけだ。
残念ながら失敗してしまったようだ。
グレタも他もみんなも何も感じられなかったのだよな?」
「私は何も感じられませんでした」
「俺も何も感じられなかった」
「残念だが、俺も何も感じられなかったよ、グレタ」
グレタの視線を受けて全員が何も感じられなかったと返事した。
これで疑いの大半はなくなるだろう。
「それで、何を試したか教えてくれるのだろうな」
「明確な敵がいない状態で、自分の意志で、身体を部分的にスライムに変化させる事ができるかを試したのだが、無理だったようだ」
「……そうか、次からは思いついても直ぐにやらないでくれ。
何かやる時には必ず事前に話してくれ」
「分かった、必ず事前に話すと約束する」
ブッモオオオオオ!
レッドボアだと?!
体重500kgを超えるレッドボアが13頭もいるだと!
「撤退するわよ。
いくらなんでも13頭ものレッドボアを1度に相手にはできないわ」
グレタの判断は正しい。
問題はレッドボアが俺たちを見逃してくれるかどうかだ。
ブッモオオオオオ!
群れのリーダーは俺たちを逃がす気がないようだ。
戦うほかに道がないのなら、実験相手になってもらおうじゃないか。
皆殺しにする、俺に敵意を向けるレッドボアは皆殺しにする!
★★★★★★
「おい、おきろ、もうレッドボアは喰い終わったのだろう。
さっさと起きて覚えているかどうか答えろ」
うるさい、うるさい、うるさい、うるさいぞ!
「おばあ様、前回は石を当てて起こしたではありませんか。
今回も同じように石を当てればいのではありませんか?」
「バカを言うんじゃない、愚か者。
クリスティアンの大暴れを見た後でよくそのような事が言えるな。
クリスティアンに敵意を持ったモノは一瞬で喰われてしまうのだぞ。
石を当ててクリスティアンに敵意があると思われたら、お前も同じ目にあわされる事がなぜわからない、大バカが!」
えらい言われようだが、記憶のない間にとんでもない事をやったようだ。
「なにを言っているのか分からないのですが、教えてくれるか?」
「ようやく気がついたか、クリスティアン。
ああ、教えてやるとも、お前がスライムに変化している間に何をやったのかをな。
念のために確認しておくが、全く覚えていないのだな」
「ああ、レッドボア皆殺しにすると誓ってからの事は全く覚えていない。
俺がレッドボアを斃したのか?
以前オーク族を斃した時と同じように、スライムに変化して?」
「ああ、その通りだ。
詳しい話しは村に戻ってからにしよう。
今の状態で他種族の襲撃にあったら、まともに戦えそうにないからな」
よほど衝撃的な現場にでくわしたようだな。
グレタの家族以外は魂を抜かれたようになっている。
それをやったのが俺だとはとても信じられない。
だが、グレタが断言するのなら真実なのだろう
まあ、いい、これは考えるよりも聞いて飲み込む問題だ。
それよりも、今思いついた事を確認した方がいい。
ステータスオープン
心の中で思うだけでは無理か。
「ステータスオープン」
なんだこれは、まさか本当にステータス画面が現れるとは思っていなかった。
それにしても、とても信じられないステータスだな。
「なにを言ったのだ、クリスティアン。
ここに来て隠し事は許さんぞ!」
「今思いついた事を試してみただけだ。
残念ながら失敗してしまったようだ。
グレタも他もみんなも何も感じられなかったのだよな?」
「私は何も感じられませんでした」
「俺も何も感じられなかった」
「残念だが、俺も何も感じられなかったよ、グレタ」
グレタの視線を受けて全員が何も感じられなかったと返事した。
これで疑いの大半はなくなるだろう。
「それで、何を試したか教えてくれるのだろうな」
「明確な敵がいない状態で、自分の意志で、身体を部分的にスライムに変化させる事ができるかを試したのだが、無理だったようだ」
「……そうか、次からは思いついても直ぐにやらないでくれ。
何かやる時には必ず事前に話してくれ」
「分かった、必ず事前に話すと約束する」
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