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第一章
第34話:悪食でゴブリン族
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王歴327年3月11日:南大魔境のキャット族村・クリスティアン視点
「何なら全部食べてくれてもいいんだよ、クリスティアン」
「別に食べたくて食べる訳じゃない。
ゴブリン族との戦いに備えて、攻撃魔術や回復魔術をもっと使えるようになりたいだけだ!」
「分かっている、ちょっとからかっただけだ。
だが、そこまで無理をしなくてもいいのではないか。
スライムとレッドボアを進化させれば、ゴブリンに変化しなくてもいいと思うぞ」
「何も通常種のゴブリンになりたいわけじゃない。
プリーストゴブリンやシャーマンゴブリン、ファイターゴブリンやヒュージゴブリンに変化できたら、戦術に幅がでると思うのだ。
これまでも、意識はなくなるけれど、事前に考えていた戦術を使えていた。
色んな種族に変化する臨機応変の戦術を考えておけば、ゴブリンやオーク、ベアやクロコダイルにも変化して戦えるかもしれない。
特にヒュージゴブリンに変化できたら大きいと思う」
「確かに色々な獣や魔獣、種族に変化できれば多くの戦術が使えるようになるとは思うけれど、オーク族だけで十分ではないか。
これまでクリスティアンがスライムの時に喰らったオーク族には、ホブオークがいたと思う。
もしかしたらビッグオークもいたかもしれない。
それなら無理にヒュージゴブリンを食べる必要はないぞ」
グレタはそう言ってくれるが、オーク族のスーパーヒューマンストレングスだけでは心もとないのだ。
できれば遠くの味方を1度の魔術で数多く回復させられるようになっておきたい。
攻撃魔術も覚えておきたいのだ。
「色々なスキルを覚えて、少しでも生き延びられる可能性を高くしておきたい。
今の状況では、嫁を拒否する事はできないのだろう」
「いや、もう嫁はとっているから。
後は子供を作ってもらうだけだから」
「だったら多少の無理はしなければいけない。
夫として親として、女房子供を残して先に死ぬわけにはいかない。
ゴブリン族を喰らってでも新しいスキルを手に入れる」
「そう言う事ならもう反対はしない。
クリスティアンに強くなってもらうこと自体は大賛成だからな。
私が反対していたのは、無理をさせてキャット族を嫌いになられては困ると思っていたからだ」
「じゃあ、シャーマンゴブリンやプリーストゴブリンを含めた、ビッグゴブリン以上の死体を城壁の外に並べてくれ。
スライムに変化して食べさせてもらうよ」
「さすがに人間の時にゴブリンを喰うのは嫌か?」
「嫌に決まっているだろうが!
糞不味くて臭いと言うゴブリンなんぞ誰が喰いたいモノか。
嫌で嫌でたまらないが、女房と将来生まれる子供のために喰うのだ」
「いい夫、いい父親だな。
私のフラヴィオ以外では、キャット族の男にはとても望めない姿だ」
「からかうのはいいから、直ぐにゴブリンを並べてくれ」
「私たちにやらせてください、先生」
「夫がそこまでの覚悟でゴブリンを食べてくれるのです」
「準備くらいしないと嫁失格です」
「はい、嫁らしいことをさせてください、旦那様」
最初にケルスティンが手伝うと言いだしたら、他の嫁たちも先を争うように手伝うと言いだし始めた。
嫁同士で助け合うと言っていたのに、結局争いが始まったのか?
「くっくっくっくっ、訳が分からないという表情だな。
あの子たちも必死なのだよ」
「どう言う意味だ、グレタ」
「嫁同士は仲良くクリスティアンをその気にさせようと約束できたが、問題は嫁の座を狙っている同族のライバルたちさ」
「……妊娠したら次の嫁が来ると言う話か?」
「妊娠してから次の嫁が来るのならいいが、クリスティアンに好かれていないと言い立てられて、嫁の座を奪われる可能性もあるのさ」
「俺程度の男を得るために、部族内で女の争いがあると言うのか?
とても信じられない話だが……」
「確かめたければ1人だけ冷たくしてみればいい。
直ぐに違うタイプの新しい嫁が送られてくるぞ」
「そんな外道なマネができるか!」
「何なら全部食べてくれてもいいんだよ、クリスティアン」
「別に食べたくて食べる訳じゃない。
ゴブリン族との戦いに備えて、攻撃魔術や回復魔術をもっと使えるようになりたいだけだ!」
「分かっている、ちょっとからかっただけだ。
だが、そこまで無理をしなくてもいいのではないか。
スライムとレッドボアを進化させれば、ゴブリンに変化しなくてもいいと思うぞ」
「何も通常種のゴブリンになりたいわけじゃない。
プリーストゴブリンやシャーマンゴブリン、ファイターゴブリンやヒュージゴブリンに変化できたら、戦術に幅がでると思うのだ。
これまでも、意識はなくなるけれど、事前に考えていた戦術を使えていた。
色んな種族に変化する臨機応変の戦術を考えておけば、ゴブリンやオーク、ベアやクロコダイルにも変化して戦えるかもしれない。
特にヒュージゴブリンに変化できたら大きいと思う」
「確かに色々な獣や魔獣、種族に変化できれば多くの戦術が使えるようになるとは思うけれど、オーク族だけで十分ではないか。
これまでクリスティアンがスライムの時に喰らったオーク族には、ホブオークがいたと思う。
もしかしたらビッグオークもいたかもしれない。
それなら無理にヒュージゴブリンを食べる必要はないぞ」
グレタはそう言ってくれるが、オーク族のスーパーヒューマンストレングスだけでは心もとないのだ。
できれば遠くの味方を1度の魔術で数多く回復させられるようになっておきたい。
攻撃魔術も覚えておきたいのだ。
「色々なスキルを覚えて、少しでも生き延びられる可能性を高くしておきたい。
今の状況では、嫁を拒否する事はできないのだろう」
「いや、もう嫁はとっているから。
後は子供を作ってもらうだけだから」
「だったら多少の無理はしなければいけない。
夫として親として、女房子供を残して先に死ぬわけにはいかない。
ゴブリン族を喰らってでも新しいスキルを手に入れる」
「そう言う事ならもう反対はしない。
クリスティアンに強くなってもらうこと自体は大賛成だからな。
私が反対していたのは、無理をさせてキャット族を嫌いになられては困ると思っていたからだ」
「じゃあ、シャーマンゴブリンやプリーストゴブリンを含めた、ビッグゴブリン以上の死体を城壁の外に並べてくれ。
スライムに変化して食べさせてもらうよ」
「さすがに人間の時にゴブリンを喰うのは嫌か?」
「嫌に決まっているだろうが!
糞不味くて臭いと言うゴブリンなんぞ誰が喰いたいモノか。
嫌で嫌でたまらないが、女房と将来生まれる子供のために喰うのだ」
「いい夫、いい父親だな。
私のフラヴィオ以外では、キャット族の男にはとても望めない姿だ」
「からかうのはいいから、直ぐにゴブリンを並べてくれ」
「私たちにやらせてください、先生」
「夫がそこまでの覚悟でゴブリンを食べてくれるのです」
「準備くらいしないと嫁失格です」
「はい、嫁らしいことをさせてください、旦那様」
最初にケルスティンが手伝うと言いだしたら、他の嫁たちも先を争うように手伝うと言いだし始めた。
嫁同士で助け合うと言っていたのに、結局争いが始まったのか?
「くっくっくっくっ、訳が分からないという表情だな。
あの子たちも必死なのだよ」
「どう言う意味だ、グレタ」
「嫁同士は仲良くクリスティアンをその気にさせようと約束できたが、問題は嫁の座を狙っている同族のライバルたちさ」
「……妊娠したら次の嫁が来ると言う話か?」
「妊娠してから次の嫁が来るのならいいが、クリスティアンに好かれていないと言い立てられて、嫁の座を奪われる可能性もあるのさ」
「俺程度の男を得るために、部族内で女の争いがあると言うのか?
とても信じられない話だが……」
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「そんな外道なマネができるか!」
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