25 / 32
第1章
第25話:妊活と異母弟
しおりを挟む
「なかなか妊娠しないな」
俺とフェルが4歳になってしばらくしてブラウン男爵が言った。
男爵一家を見張らせている眷属たちが、家族会議の内容を伝えてくれる。
母上とクソ親父に3人目の子供を作らせて、魔術が使える子供が生まれるか検証したいのに、一向に妊娠しないから苛立っているようだ。
「こればかりは運もありますから、焦っても仕方ありませんわ」
ブラウン男爵の妻が慰める。
「子供を作らないようにしているのではないな?」
ブラウン男爵は疑い深くなっているようだ。
ガーヴァー伯爵とレンドルシャム子爵の両方を敵に回しているのだ。
精神的に追い込まれ、性格が歪むのもしかたがない。
「それはありません、イリナから子供が欲しいと相談されています」
俺たち以外の子供を欲しいと男爵の妻に相談する母上。
複雑な心境だ、本心は嫌だが、頭では次の子供を願う母上の気持ちは理解できる。
全ての危険から母上を守るためには、眷属に見守らせる必要がある。
盗み聞きするのは良心が痛むが、母上を守りきるためには必要だ。
「……そうか、だったら本当に運が悪いだけか……
子供を作らせたいとはいえ、他の男の子供では意味がないからな」
母上とクソ親父が愛し合うのは、吐き気がするくらい嫌だ。
同時に、母上が他の男を愛するのを想像しても、吐き気が込み上げる。
俺の本当の世界では、苦しみ抜いて亡くなられた母上を思い出しては、誠実で心優しい男性と再婚して欲しかったと言っていたが、内心は違っていたと思い知った。
心の奥底では、自分だけを愛して欲しいと願っていたのだ。
自分の浅ましさが分かって吐き気がした。
内心の欲望は抑えて、母上に幸せになっていただく、絶対に!
「では兄上、コルスに別の女と子供を作らせてはどうです?」
領主の長弟が余計な事を言う。
クソ親父の子供として生まれるなんて、不幸でしかない。
「効率で言えばそれが1番良いだろうが、普通の女を抱かす訳にはいかない。
こちらから許可を与えるなんて、絶対にできんぞ。
コルスの言動を考えると、許可を出したら夫や恋人のいる女でも平気で手を出す。
そんな事になったら私への忠誠心が低くなる」
「大兄上の言われる通りです、隔離しましょう。
良民とは関われないように、どうでもよい連中だけを集めて隔離しましょう。
死んでもいい連中を隔離して、そこで子供を作らせましょう」
「そうですわね、私もコルスのような男には虫唾が走ります。
ブリル村はイリナの領地にしたのです、そこにコルスを隔離いたしましょう。
コルスが手を出している売春婦や寡婦と一緒に隔離しましょう」
「おい、おい、イリナを危険に晒さないのが大前提だろう」
「それは分かっていますが、リチャのオオカミたちが守っているのでしょう?」
「そうですよ、大兄上、領地に送られてきた密偵を全員殺しているのでしょう?」
「兄上、密偵の何人かを泳がしているというのは本当ですか?」
「確かにオオカミたちの守りは完璧だ。
殺す密偵と泳がす密偵を分けても、完璧に守ってくれている。
とはいえ、無駄に危険を増やす気はない。
特に心配なのはコルスの愛人だ、性根が悪すぎて何をするか分からん」
「そうですわね、あのような性格の女は、嫉妬で何をするか分からないわ。
誰かを唆して、イリナを襲わせたり毒を盛ったりするでしょうね」
男爵の妻は同じ女だから、性悪女の本性を良く分かっている。
「うっわ、そんな女をよく愛人にするな!」
3兄弟の仲では比較的甘い考えの次弟が引くように言う。
「以前は、性根と違って見た目だけは美しかったからな。
虫の酸で二目と見れない醜悪な顔になったが、コルスはそのまま愛人にしている」
「本当ですか、小兄上、それだけ聞いているとコルスも良い奴に思えますね」
「いや、コルスは女なら誰でも良いのだろう。
年老いている寡婦も瘦せ衰えた寡婦も関係なく抱いている。
こう言っては何だが、イリナも御世辞にも美しいとは言えない」
ブラウン男爵の長弟の言う通りだが、母上を悪く言うのは許せん!
クソ親父が、希望する寡婦全てに手を出しているのは、俺がやらせている。
最初は比較的美しい寡婦を本能のまま抱いていた。
俺が操らなければ、どれほど困っている寡婦でも、好みじゃないと抱かない。
だが今は、生活が苦しい寡婦で、コルスに抱かれても好いという人を、全員抱くように傀儡魔術で命じている。
もの凄く不本意だが、クソ親爺が優秀な猟師に成っている。
母上に幸せになってもらいたくて、クソ親父を鍛える事になり、俺が考えもしていなかった優秀な投擲兵兼猟師となっている。
計算外に優秀になったクソ親父が狩る鳥獣。
それを酒や売春婦だけに使わせるのは、不完全な良心が許さなかった。
だから狩りの獲物を、生活の苦しい寡婦に与えるように命じたのだ。
「ねえ、貴男、わたくしもコルスは大嫌いですが、役に立っている事もあります。
あの女好きのお陰で、寡婦とその子供たちが生きていけています。
いっそ領内全ての寡婦をブリル村に集められてはいかがです?」
男爵の妻がとんでもない事を言いだした。
「幾らコルスでも領内全ての寡婦を抱くのは無理だろう?」
「ですが兄上、寡婦だけを集めた村にコルスを閉じ込めたら、最初の問題が無くなりますよ」
「そうですよ、大兄上、領民の忠誠心を下げる事無く子供を作らせられますよ。
コルスが手を出さない寡婦は、イリナに仕えさせましょう。
イリナはもちろん、子供たちにも人を使う事を覚えさせましょう」
「そうだな、イリナには騎士に相応しい言動を学ばせるべきだな。
それと、イリナの妊娠は運に任せるしかないが、コルスの子供は余の決断1つで幾らでも作らせられるな……」
「貴男、寡婦たちは生活の心配があるから妊娠しないようにしているのでしょう。
ですが、ブラウン男爵家は領民を増やして生産力と兵力を増やしたいのです。
貴男が食糧を与えてでも、寡婦に子供を生ませるべき状況です。
ですがコルスの子供なら、狩りの名手であるコルスに育てさせられます。
コルスが嫌がっても、心優しいイリナが食糧を分け与えるでしょう」
「そうだな、イリナの優しさを利用するようで少し胸が痛むが、ブラウン男爵家にとっては利益しかないやり方だ、断じて行うしかないな。
基本的にはそれで良いが、イリナの安全はどう確保する?
特に性悪なコルスの愛人をどうするのだ?」
「妊娠し易い日を選んでブリル村に通わすのは、これまで通りで好いと思いますわ」
「姉上の言われる通りです、通いを続けてもらいましょう。
ですが、性悪女の嫉妬が心配です、これまで以上の護衛を付けましょう」
「それが良いですね、小兄上の言う通り護衛を増やしましょう。
オオカミは増やせるのですね、大兄上?」
「リチャードの話では、餌さえ確保できればオオカミの数を増やせるそうだ。
今でも250頭に増えているらしい。
その内の50頭を常にイリナにつけるようにする」
「そうだ、兄上、少々人手と費用がかかりますが、ブリル村を拡張しましょう。
騎士の館に相応しい、砦並の領主館を増設しましょう。
イリナが領主館に居ない時は、オオカミたちだけに守らせましょう。
村を区切って、ずっと住んでいる住民と移住する寡婦たちを分けましょう。
コルスはイリナが村に通う時だけ領主館に入れるようにすれば、他の人間が誰も入れない万全の砦になりませんか?」
「そうだな、館の敷地に入る人間は全て喰い殺せと言っておけば、性悪女でも何もできないな、好い策だ、直ぐに村の拡張を始めさせよう」
「大兄上、村を拡張するなら、イリナの怪力は利用すべきです。
イリナの怪力は100人力どころか1000人力ですよ。
イリナに手伝ってもらわないと、費用も日数もかかり過ぎます」
「工事中に敵の密偵に狙われるのが心配だが、やるしかないな。
2人にはオオカミの餌を確保してもらう、いいか?」
「任せてください、領民と兵士を動員してできるだけ多くの餌を確保します」
「僕も領民と兵士を使って餌を確保します」
「頼んだぞ」
ブラウン男爵家の方針を事前に知ることができた。
母上に危険が及ぶなら、傀儡魔術で操ってでも邪魔した。
だが、オオカミたちの護衛があるなら母上に危険が及ぶ事はない。
いや、オオカミだけに頼っている訳ではない。
オオカミ以外の毒蛇や猛禽たちにも母上を護らせている。
必要以上に母上に近づく奴は、問答無用で毒牙の餌食だ!
俺とフェルが4歳になってしばらくしてブラウン男爵が言った。
男爵一家を見張らせている眷属たちが、家族会議の内容を伝えてくれる。
母上とクソ親父に3人目の子供を作らせて、魔術が使える子供が生まれるか検証したいのに、一向に妊娠しないから苛立っているようだ。
「こればかりは運もありますから、焦っても仕方ありませんわ」
ブラウン男爵の妻が慰める。
「子供を作らないようにしているのではないな?」
ブラウン男爵は疑い深くなっているようだ。
ガーヴァー伯爵とレンドルシャム子爵の両方を敵に回しているのだ。
精神的に追い込まれ、性格が歪むのもしかたがない。
「それはありません、イリナから子供が欲しいと相談されています」
俺たち以外の子供を欲しいと男爵の妻に相談する母上。
複雑な心境だ、本心は嫌だが、頭では次の子供を願う母上の気持ちは理解できる。
全ての危険から母上を守るためには、眷属に見守らせる必要がある。
盗み聞きするのは良心が痛むが、母上を守りきるためには必要だ。
「……そうか、だったら本当に運が悪いだけか……
子供を作らせたいとはいえ、他の男の子供では意味がないからな」
母上とクソ親父が愛し合うのは、吐き気がするくらい嫌だ。
同時に、母上が他の男を愛するのを想像しても、吐き気が込み上げる。
俺の本当の世界では、苦しみ抜いて亡くなられた母上を思い出しては、誠実で心優しい男性と再婚して欲しかったと言っていたが、内心は違っていたと思い知った。
心の奥底では、自分だけを愛して欲しいと願っていたのだ。
自分の浅ましさが分かって吐き気がした。
内心の欲望は抑えて、母上に幸せになっていただく、絶対に!
「では兄上、コルスに別の女と子供を作らせてはどうです?」
領主の長弟が余計な事を言う。
クソ親父の子供として生まれるなんて、不幸でしかない。
「効率で言えばそれが1番良いだろうが、普通の女を抱かす訳にはいかない。
こちらから許可を与えるなんて、絶対にできんぞ。
コルスの言動を考えると、許可を出したら夫や恋人のいる女でも平気で手を出す。
そんな事になったら私への忠誠心が低くなる」
「大兄上の言われる通りです、隔離しましょう。
良民とは関われないように、どうでもよい連中だけを集めて隔離しましょう。
死んでもいい連中を隔離して、そこで子供を作らせましょう」
「そうですわね、私もコルスのような男には虫唾が走ります。
ブリル村はイリナの領地にしたのです、そこにコルスを隔離いたしましょう。
コルスが手を出している売春婦や寡婦と一緒に隔離しましょう」
「おい、おい、イリナを危険に晒さないのが大前提だろう」
「それは分かっていますが、リチャのオオカミたちが守っているのでしょう?」
「そうですよ、大兄上、領地に送られてきた密偵を全員殺しているのでしょう?」
「兄上、密偵の何人かを泳がしているというのは本当ですか?」
「確かにオオカミたちの守りは完璧だ。
殺す密偵と泳がす密偵を分けても、完璧に守ってくれている。
とはいえ、無駄に危険を増やす気はない。
特に心配なのはコルスの愛人だ、性根が悪すぎて何をするか分からん」
「そうですわね、あのような性格の女は、嫉妬で何をするか分からないわ。
誰かを唆して、イリナを襲わせたり毒を盛ったりするでしょうね」
男爵の妻は同じ女だから、性悪女の本性を良く分かっている。
「うっわ、そんな女をよく愛人にするな!」
3兄弟の仲では比較的甘い考えの次弟が引くように言う。
「以前は、性根と違って見た目だけは美しかったからな。
虫の酸で二目と見れない醜悪な顔になったが、コルスはそのまま愛人にしている」
「本当ですか、小兄上、それだけ聞いているとコルスも良い奴に思えますね」
「いや、コルスは女なら誰でも良いのだろう。
年老いている寡婦も瘦せ衰えた寡婦も関係なく抱いている。
こう言っては何だが、イリナも御世辞にも美しいとは言えない」
ブラウン男爵の長弟の言う通りだが、母上を悪く言うのは許せん!
クソ親父が、希望する寡婦全てに手を出しているのは、俺がやらせている。
最初は比較的美しい寡婦を本能のまま抱いていた。
俺が操らなければ、どれほど困っている寡婦でも、好みじゃないと抱かない。
だが今は、生活が苦しい寡婦で、コルスに抱かれても好いという人を、全員抱くように傀儡魔術で命じている。
もの凄く不本意だが、クソ親爺が優秀な猟師に成っている。
母上に幸せになってもらいたくて、クソ親父を鍛える事になり、俺が考えもしていなかった優秀な投擲兵兼猟師となっている。
計算外に優秀になったクソ親父が狩る鳥獣。
それを酒や売春婦だけに使わせるのは、不完全な良心が許さなかった。
だから狩りの獲物を、生活の苦しい寡婦に与えるように命じたのだ。
「ねえ、貴男、わたくしもコルスは大嫌いですが、役に立っている事もあります。
あの女好きのお陰で、寡婦とその子供たちが生きていけています。
いっそ領内全ての寡婦をブリル村に集められてはいかがです?」
男爵の妻がとんでもない事を言いだした。
「幾らコルスでも領内全ての寡婦を抱くのは無理だろう?」
「ですが兄上、寡婦だけを集めた村にコルスを閉じ込めたら、最初の問題が無くなりますよ」
「そうですよ、大兄上、領民の忠誠心を下げる事無く子供を作らせられますよ。
コルスが手を出さない寡婦は、イリナに仕えさせましょう。
イリナはもちろん、子供たちにも人を使う事を覚えさせましょう」
「そうだな、イリナには騎士に相応しい言動を学ばせるべきだな。
それと、イリナの妊娠は運に任せるしかないが、コルスの子供は余の決断1つで幾らでも作らせられるな……」
「貴男、寡婦たちは生活の心配があるから妊娠しないようにしているのでしょう。
ですが、ブラウン男爵家は領民を増やして生産力と兵力を増やしたいのです。
貴男が食糧を与えてでも、寡婦に子供を生ませるべき状況です。
ですがコルスの子供なら、狩りの名手であるコルスに育てさせられます。
コルスが嫌がっても、心優しいイリナが食糧を分け与えるでしょう」
「そうだな、イリナの優しさを利用するようで少し胸が痛むが、ブラウン男爵家にとっては利益しかないやり方だ、断じて行うしかないな。
基本的にはそれで良いが、イリナの安全はどう確保する?
特に性悪なコルスの愛人をどうするのだ?」
「妊娠し易い日を選んでブリル村に通わすのは、これまで通りで好いと思いますわ」
「姉上の言われる通りです、通いを続けてもらいましょう。
ですが、性悪女の嫉妬が心配です、これまで以上の護衛を付けましょう」
「それが良いですね、小兄上の言う通り護衛を増やしましょう。
オオカミは増やせるのですね、大兄上?」
「リチャードの話では、餌さえ確保できればオオカミの数を増やせるそうだ。
今でも250頭に増えているらしい。
その内の50頭を常にイリナにつけるようにする」
「そうだ、兄上、少々人手と費用がかかりますが、ブリル村を拡張しましょう。
騎士の館に相応しい、砦並の領主館を増設しましょう。
イリナが領主館に居ない時は、オオカミたちだけに守らせましょう。
村を区切って、ずっと住んでいる住民と移住する寡婦たちを分けましょう。
コルスはイリナが村に通う時だけ領主館に入れるようにすれば、他の人間が誰も入れない万全の砦になりませんか?」
「そうだな、館の敷地に入る人間は全て喰い殺せと言っておけば、性悪女でも何もできないな、好い策だ、直ぐに村の拡張を始めさせよう」
「大兄上、村を拡張するなら、イリナの怪力は利用すべきです。
イリナの怪力は100人力どころか1000人力ですよ。
イリナに手伝ってもらわないと、費用も日数もかかり過ぎます」
「工事中に敵の密偵に狙われるのが心配だが、やるしかないな。
2人にはオオカミの餌を確保してもらう、いいか?」
「任せてください、領民と兵士を動員してできるだけ多くの餌を確保します」
「僕も領民と兵士を使って餌を確保します」
「頼んだぞ」
ブラウン男爵家の方針を事前に知ることができた。
母上に危険が及ぶなら、傀儡魔術で操ってでも邪魔した。
だが、オオカミたちの護衛があるなら母上に危険が及ぶ事はない。
いや、オオカミだけに頼っている訳ではない。
オオカミ以外の毒蛇や猛禽たちにも母上を護らせている。
必要以上に母上に近づく奴は、問答無用で毒牙の餌食だ!
0
あなたにおすすめの小説
転落貴族〜千年に1人の逸材と言われた男が最底辺から成り上がる〜
ぽいづん
ファンタジー
ガレオン帝国の名門貴族ノーベル家の長男にして、容姿端麗、眉目秀麗、剣術は向かうところ敵なし。
アレクシア・ノーベル、人は彼のことを千年に1人の逸材と評し、第3皇女クレアとの婚約も決まり、順風満帆な日々だった
騎士学校の最後の剣術大会、彼は賭けに負け、1年間の期限付きで、辺境の国、ザナビル王国の最底辺ギルドのヘブンズワークスに入らざるおえなくなる。
今までの貴族の生活と正反対の日々を過ごし1年が経った。
しかし、この賭けは罠であった。
アレクシアは、生涯をこのギルドで過ごさなければいけないということを知る。
賭けが罠であり、仕組まれたものと知ったアレクシアは黒幕が誰か確信を得る。
アレクシアは最底辺からの成り上がりを決意し、復讐を誓うのであった。
小説家になろうにも投稿しています。
なろう版改稿中です。改稿終了後こちらも改稿します。
転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~
ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。
コイツは何かがおかしい。
本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。
目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
追放された最強賢者は悠々自適に暮らしたい
桐山じゃろ
ファンタジー
魔王討伐を成し遂げた魔法使いのエレルは、勇者たちに裏切られて暗殺されかけるも、さくっと逃げおおせる。魔法レベル1のエレルだが、その魔法と魔力は単独で魔王を倒せるほど強力なものだったのだ。幼い頃には親に売られ、どこへ行っても「貧民出身」「魔法レベル1」と虐げられてきたエレルは、人間という生き物に嫌気が差した。「もう人間と関わるのは面倒だ」。森で一人でひっそり暮らそうとしたエレルだったが、成り行きで狐に絆され姫を助け、更には快適な生活のために行ったことが切っ掛けで、その他色々が勝手に集まってくる。その上、国がエレルのことを探し出そうとしている。果たしてエレルは思い描いた悠々自適な生活を手に入れることができるのか。※小説家になろう、カクヨムでも掲載しています
アルフレッドは平穏に過ごしたい 〜追放されたけど謎のスキル【合成】で生き抜く〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
アルフレッドは貴族の令息であったが天から与えられたスキルと家風の違いで追放される。平民となり冒険者となったが、生活するために竜騎士隊でアルバイトをすることに。
ふとした事でスキルが発動。
使えないスキルではない事に気付いたアルフレッドは様々なものを合成しながら密かに活躍していく。
⭐︎注意⭐︎
女性が多く出てくるため、ハーレム要素がほんの少しあります。特に苦手な方はご遠慮ください。
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる