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第1章
第30話:閑話・血路
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「囲みを破って領都に戻る、走れ!」
リーダーの決断は早かった。
戦っても負けると判断したリーダーは、撤退を命じた。
歴戦のパーティー・メンバーは逃げるのも上手だった。
足を止めて戦う事なく、逃げるのに邪魔な魔獣だけを斃して、できるだけ早く囲みを突破しようとした。
一般的なコボルトや、一つだけ上位のホブ・コボルト程度なら、脚を止める事なく首を刎ねて突き抜ける事ができる。
だが、歴戦のマンガン級冒険者でも、リーダー・コボルトを瞬殺して通り抜けることは不可能だった。
脚を止めて全力で戦わないと勝てない強敵だった。
脚を止めて戦えば、ホブ・コボルトやコボルトに囲まれてしまう。
強敵のリーダー・コボルトと対峙している状況で、ホブ・コボルトやコボルトに背後や側面を攻撃されたら、全てを避ける事などできない。
「少々のケガは覚悟しろ!
ケガはポーションで治しながら逃げろ!
固まって助けあえるようにしろ!」
パーティー・リーダーのヴァンパイア・ハンターがリーダー・コボルトを一太刀で斬り殺してくれたので、誰も欠けることなく街から逃げ出す事ができた。
だが敵は、その気になれば四つ足で追いかける事ができるコボルトとオークだ。
四つ足で駆ければ馬の駆足と互角に走れるのがコボルトやオークだ。
街道の外側を追いかけられ、あっという間に周囲を囲まれてしまった。
「ちっ、智慧までありやがる、集まれ、集まって背中を守れ」
「「「「「はい!」」」」」
運よくまだ誰も欠けていなかった。
リーダーの的確な指示で、惜しまずにポーションを使ったからだ。
「「「「「ブッヒ、ブッヒ、ブッヒ、ブッヒ、ブッヒ」」」」」
ヴァンパイア・ハンター・パーティーを囲んだコボルトとオークの群れの中から、とてつもなく巨大なオークが現れた。
「リーダー・オークだと?!
ヴァンパイアの野郎、こんな化け物まで手下にしてやがるのかよ!」
リーダー・コボルトが相手なら、それも一対一なら、マンガン級の冒険者ならまず間違いなく勝てる。
だが、オークが相手だと、半数のマンガン級冒険者が殺されてしまう。
それくらいオークという種は強大なのだ。
タングステン級冒険者なら、ジェネラル級のコボルトが相手なら確実に勝てる。
ホブ・オークが相手でも一対一なら勝てる。
だが、相手がリーダー・オークだと絶対に勝てない。
「お前らほどの強者がなぜヴァンパイアに従っている?
今はヴァンパイアが身動きできない昼だ。
今なら、お前たちなら、ヴァンパイアを滅ぼせるぞ。
俺はヴァンパイア専門のハンターだ、一緒にヴァンパイアを滅ぼそう」
リーダー・オークには絶対に勝てないと判断したヴァンパイア・ハンターは、藁にも縋る思いで話しかけた。
自分でも絶対に勝てないリーダー・オークが味方になれば、相手がハイア・ヴァンパイアでも滅ぼせると思っての事だった。
「「「「「ブッヒ、ブッヒ、ブッヒ、ブッヒ、ブッヒ」」」」」
そんなヴァンパイア・ハンターの言葉を、リーダー・オークはせせら笑った。
何も分かっていないバカとでも言うような表情を浮かべて襲い掛かってきた。
鉄にも匹敵する硬さの、大魔境産の丸太を振り回して襲って来た。
当たれば身体がバラバラになるほどの破壊力を秘めた一撃だった。
盾で受けても剣で防いでも、身体がバラバラにされてしまう破壊力を秘めている。
ヴァンパイア・ハンターにできる事は、避け続ける事だけだった。
「いい加減にしやがれ、豚野郎!」
パーティー・メンバーが手裏剣を放って助けようとした。
だが、全力を込めて放ったにもかかわらず、傷一つつけられない。
強大な魔獣は、全身を魔力で護っているのだ。
強大な魔獣に傷をつけるには、魔力による防壁を打ち破れるだけの鋭さや破壊力が必要なのだ。
一番強いヴァンパイア・ハンターが逃げ回るしかできない状況では、互いの背中を守って戦う事などできない。
バラバラにされてしまったところを、ヴァンパイア・ハンターと同じタングステン級冒険者しか勝てないホブ・オークに襲われたのだから、ひとたまりもない。
リーダー・オークが振るう丸太ほど重くも長くもないが、タングステン級冒険者しか扱えないような、巨大な丸太で襲い掛かってきたのだ。
パーティー・メンバーは次々と叩き殺されて肉片にされた。
肉片になったパーティー・メンバーを、コボルトたちが貪り喰らう。
弱肉強食の世界とはいえ、普通の人間には耐えられない現実だ。
長年生死を共にしたパーティー・メンバーが殺され喰われていくのを、ヴァンパイア・ハンターは胸が張り裂ける思いで見ていた。
一瞬の油断が死につながる極限の状況で、自分よりもはるかに強いリーダー・オークの攻撃を避け続けていた。
何としても生き延びて、今回の敵がリーダー・オークが率いる群さえ支配下に置く伝説の特級吸血鬼、スペシャル・グレイド・ヴァンパイアを超える強大な相手だと伝えなければいけない、そう強く誓っていた。
ヴァンパイア・ハンターだけに、歴史に残っているヴァンパイアのことは全て頭に入っていた。
そのどの伝説でも、他種族を支配して操ったという話はなかった。
今回の敵が、大陸の災厄になるであろう強大なヴァンパイアだと分かっていた。
「ぐっ、はっ!」
だが、ヴァンパイア・ハンターの想いは叶えられない。
一対一なら逃げられる可能性もあったが、敵は群なのだ。
背後と側面からホブ・オークに攻撃されては、全ての攻撃を避け続ける事など、銅級冒険者でも不可能な事だった。
リーダーの決断は早かった。
戦っても負けると判断したリーダーは、撤退を命じた。
歴戦のパーティー・メンバーは逃げるのも上手だった。
足を止めて戦う事なく、逃げるのに邪魔な魔獣だけを斃して、できるだけ早く囲みを突破しようとした。
一般的なコボルトや、一つだけ上位のホブ・コボルト程度なら、脚を止める事なく首を刎ねて突き抜ける事ができる。
だが、歴戦のマンガン級冒険者でも、リーダー・コボルトを瞬殺して通り抜けることは不可能だった。
脚を止めて全力で戦わないと勝てない強敵だった。
脚を止めて戦えば、ホブ・コボルトやコボルトに囲まれてしまう。
強敵のリーダー・コボルトと対峙している状況で、ホブ・コボルトやコボルトに背後や側面を攻撃されたら、全てを避ける事などできない。
「少々のケガは覚悟しろ!
ケガはポーションで治しながら逃げろ!
固まって助けあえるようにしろ!」
パーティー・リーダーのヴァンパイア・ハンターがリーダー・コボルトを一太刀で斬り殺してくれたので、誰も欠けることなく街から逃げ出す事ができた。
だが敵は、その気になれば四つ足で追いかける事ができるコボルトとオークだ。
四つ足で駆ければ馬の駆足と互角に走れるのがコボルトやオークだ。
街道の外側を追いかけられ、あっという間に周囲を囲まれてしまった。
「ちっ、智慧までありやがる、集まれ、集まって背中を守れ」
「「「「「はい!」」」」」
運よくまだ誰も欠けていなかった。
リーダーの的確な指示で、惜しまずにポーションを使ったからだ。
「「「「「ブッヒ、ブッヒ、ブッヒ、ブッヒ、ブッヒ」」」」」
ヴァンパイア・ハンター・パーティーを囲んだコボルトとオークの群れの中から、とてつもなく巨大なオークが現れた。
「リーダー・オークだと?!
ヴァンパイアの野郎、こんな化け物まで手下にしてやがるのかよ!」
リーダー・コボルトが相手なら、それも一対一なら、マンガン級の冒険者ならまず間違いなく勝てる。
だが、オークが相手だと、半数のマンガン級冒険者が殺されてしまう。
それくらいオークという種は強大なのだ。
タングステン級冒険者なら、ジェネラル級のコボルトが相手なら確実に勝てる。
ホブ・オークが相手でも一対一なら勝てる。
だが、相手がリーダー・オークだと絶対に勝てない。
「お前らほどの強者がなぜヴァンパイアに従っている?
今はヴァンパイアが身動きできない昼だ。
今なら、お前たちなら、ヴァンパイアを滅ぼせるぞ。
俺はヴァンパイア専門のハンターだ、一緒にヴァンパイアを滅ぼそう」
リーダー・オークには絶対に勝てないと判断したヴァンパイア・ハンターは、藁にも縋る思いで話しかけた。
自分でも絶対に勝てないリーダー・オークが味方になれば、相手がハイア・ヴァンパイアでも滅ぼせると思っての事だった。
「「「「「ブッヒ、ブッヒ、ブッヒ、ブッヒ、ブッヒ」」」」」
そんなヴァンパイア・ハンターの言葉を、リーダー・オークはせせら笑った。
何も分かっていないバカとでも言うような表情を浮かべて襲い掛かってきた。
鉄にも匹敵する硬さの、大魔境産の丸太を振り回して襲って来た。
当たれば身体がバラバラになるほどの破壊力を秘めた一撃だった。
盾で受けても剣で防いでも、身体がバラバラにされてしまう破壊力を秘めている。
ヴァンパイア・ハンターにできる事は、避け続ける事だけだった。
「いい加減にしやがれ、豚野郎!」
パーティー・メンバーが手裏剣を放って助けようとした。
だが、全力を込めて放ったにもかかわらず、傷一つつけられない。
強大な魔獣は、全身を魔力で護っているのだ。
強大な魔獣に傷をつけるには、魔力による防壁を打ち破れるだけの鋭さや破壊力が必要なのだ。
一番強いヴァンパイア・ハンターが逃げ回るしかできない状況では、互いの背中を守って戦う事などできない。
バラバラにされてしまったところを、ヴァンパイア・ハンターと同じタングステン級冒険者しか勝てないホブ・オークに襲われたのだから、ひとたまりもない。
リーダー・オークが振るう丸太ほど重くも長くもないが、タングステン級冒険者しか扱えないような、巨大な丸太で襲い掛かってきたのだ。
パーティー・メンバーは次々と叩き殺されて肉片にされた。
肉片になったパーティー・メンバーを、コボルトたちが貪り喰らう。
弱肉強食の世界とはいえ、普通の人間には耐えられない現実だ。
長年生死を共にしたパーティー・メンバーが殺され喰われていくのを、ヴァンパイア・ハンターは胸が張り裂ける思いで見ていた。
一瞬の油断が死につながる極限の状況で、自分よりもはるかに強いリーダー・オークの攻撃を避け続けていた。
何としても生き延びて、今回の敵がリーダー・オークが率いる群さえ支配下に置く伝説の特級吸血鬼、スペシャル・グレイド・ヴァンパイアを超える強大な相手だと伝えなければいけない、そう強く誓っていた。
ヴァンパイア・ハンターだけに、歴史に残っているヴァンパイアのことは全て頭に入っていた。
そのどの伝説でも、他種族を支配して操ったという話はなかった。
今回の敵が、大陸の災厄になるであろう強大なヴァンパイアだと分かっていた。
「ぐっ、はっ!」
だが、ヴァンパイア・ハンターの想いは叶えられない。
一対一なら逃げられる可能性もあったが、敵は群なのだ。
背後と側面からホブ・オークに攻撃されては、全ての攻撃を避け続ける事など、銅級冒険者でも不可能な事だった。
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