17 / 57
第1章
第14話:商業ギルド
しおりを挟む
「すみません、ブラー古物商店のモートンさんに勧められて、商業ギルドへの加盟を考えているのですが、くわしい仕組みとルールを教えていただけませんか?」
僕は商業ギルドの受付嬢に言った。
冒険者ギルドの受付嬢と違って、知性と良識を感じさせる上品な化粧をしたお姉さんだった。
王都に来て3日目、僕はエマとリナと一緒に商業ギルドに来た。
王都の誰を味方にすべきか、異神眼で確認していた。
最初に倒すべき敵がいる冒険者ギルドに行ったが、次に味方にすべき商業者ギルドに行くのは、ブラー古物商店のモートンさんに言われなくても決めていた事だ。
「加盟をお考え下さりありがとうございます。
誤解を防ぐためにくわしく書いた本を渡させていただきます。
分からない所があったら説明させていただきますので、読んでいただけますか?」
「ありがとうございます、いくらですか?」
「加盟された方にお渡しする本なので、入会金に含まれています。
加盟されなかった時に返して頂ければいいですので、まずお読みください」
「ありがとうございます」
上品な受付嬢が渡してくれた本を読んでみた。
商業ギルドに加盟している者は、誰かと揉めた時にギルドが助けてくれる。
加盟している商会や商店は、商業ギルドに欲しい素材や商品を依頼できる。
加盟している商会や商店同士で争うような事があれば、問題の大小にかかわらずギルドが職員を派遣して、仲介や裁定をしてくれるとある。
実際に仲介や裁定をしてもうとなると手数料が必要になるが、冒険者ギルドの不介入に比べると好感が持てる。
少なくとも弱者が強者にふみにじられる可能性が低くなる。
冒険者ギルドの掲示板に張り出されている買取金額と、商業ギルドの掲示板に張り出されている買取金額を比べると、冒険者ギルドの仲介手数料はボッタクリだった。
同じ素材を冒険者ギルドと比べたら、商業ギルドは倍の金額で買い取っていた。
これでは、王都に住む人間が冒険者ギルドに獲物や採取品を売る訳がない。
地域で集まって力をつけ、冒険者ギルドを頼らなくなるのは当然だ。
『商業ギルド基準加盟料』
F級:行商人か屋台(店舗なしで商売をする者)
:登録金:大銅貨5枚
:年会費:小銀貨1枚
:税金 :小銀貨2枚
:商会員は1名に限る
E級:個人商店(街の肉屋や八百屋など3親等までの家族で営む商店)
:登録金:小銀貨1枚
:年会費:小銀貨2枚
:税金 :小銀貨4枚
:商会員は3親等が2名まで
D級:大商店(街ではそこそこ大きな商会・4親等以上の親族や他人を雇う)
:登録金:小銀貨2枚
:年会費:小銀貨5枚
:税金 :小銀貨10枚
:商会員は4親等が3名まで
C級:小規模商会(4店舗以内の支店を持つ商会)
:登録金:小銀貨4枚
:年会費:店舗数と店舗の規模に応じた金額
:税金 :店舗数と店舗の規模に応じた金額
:商会員と保証人が各3人以上必要
:騎士以上の貴族保証人が1人以上必要
B級:中規模商会(9店舗以内の支店を持つ商会)
:登録金:小銀貨8枚
:年会費:店舗数と店舗の規模に応じた金額
:税金 :店舗数と店舗の規模に応じた金額
:商会員と保証人が各5人以上必要
:男爵以上の貴族保証人が1人以上必要
A級:大規模商会(10店舗以上の支店を持つ商会)
:登録金:小銀貨8枚
:年会費:店舗数と店舗の規模に応じた金額
:税金 :店舗数と店舗の規模に応じた金額
:商会員と保証人が各10人以上必要
:子爵以上を含む貴族保証人が3人以上必要
「すみません、商会員と保証人の違いを教えてください」
「商会員は実際に商店や商会を営む者で、借金などの返済義務があります。
保証人は商売をしていませんが、何かあった時に返済義務を負う者です。
商売に参加しない保証人ですが、返済義務を負う分利益が分配されます」
「保証人には大きな責任が生じるのですね」
「はい、一緒に働く家族や親族でなければ、なかなか保証人にはなりません。
大きな商売をやるようになり、取引相手が信用してくれるようになるか、4親等よりも遠い親族を雇うようにならないと、保証人になってくれる人はいません」
「僕がこの2人と加盟するとなると、店が1つでも小規模商会になるのですか?」
「なりますが、それはお勧めできません。
肩を並べて戦ったり、背中を預けて戦ったり、命預けるような経験をした仲間でなければ、共同で商売をするのは争いや失敗の元です。
3人別々で加盟され、商売の経験を積まれるべきです。
お2人は姉妹のようですから、F級で加盟されたら2つの登録ですみます」
「王都の各街はどのような加盟をしているのですか?
商会員に家族ではない街の住民も、獲物や採取品を売りに来ていますよね?」
本を読んでいる間、商業ギルドに来て売買している人間の様子も見ていたので、気になる事を聞いてみた。
「街の代表や幹部がD級の大商店登録をしています。
血縁者ではない街の住民は、大商店の店員として売り買いしています。
ただ、商業ギルドで売買する商品は、ギルド自体が扱いたい物か、加盟商会や商店から依頼のあった物に限られます。
それ以外の物は加盟商会や商店に直接売りに行っています」
「こちらに張り出されている素材を集めてきたら、買い取って頂けるのですか?」
「はい、ただし買い取り量に限りのある物は先着順になります」
「商業ギルドで買い取りしていない物を手に入れた場合、買い取ってくれそうな加盟店を教えてくれますか?」
「はい、ご紹介させていただきます」
「それと、F級やE級の登録をしている僕が、2人と一緒に狩った獲物や薬草を売りに来て代金を2人と別けた場合は、問題にならないのでしょうか?」
「対等のお2人を、商会員として扱っていない事の罰が、気になるのですね?」
「はい、その通りです」
「その点は慣例として罰せられない事になっています。
考え方としては、加盟店様が仕入れた物を売った事になります。
ショウ様がお2人から仕入れとして商品を購入されたのですが、支払代金が不足していて、商業ギルドに売った代金で支払われた事になります。
何か問題が起きた場合は慣例が変えられる事がありますが、今はこういう考え方で問題になっておりません」
「ギルド加盟店が慣例を利用して悪質な事を行わない限りは、明文化されていなくても慣例が優先するのですね?」
「はい、その通りでございます」
「慣例集はありますか?」
「ございます、加盟された時にお渡しします」
冒険者ギルドに比べると正しい商取引を行おうと努力している。
「最後に、年度途中でF級からE級に変わった場合はどうなりますか?」
「入会金は差額を払っていただきます。
F級とE級の差額、大銅貨5枚を払っていただきます。
年会費も差額を払っていただくことになります。
F級とE級の差額、小銀貨1枚を払っていただきます」
商業ギルドは月割りや日数割で計算しないのだな。
「分かりました、それなら安心して加盟できます。
F級で加盟させていただきます」
「加盟していただきありがとうございます。
ギルドと共にショウ様の店も繁栄される事を心から願っております」
僕は上品な受付嬢に手続きをしてもらった。
「エマ、リナ、これから魔境に行って鹿茸の取れる鹿を狙おうと思う。
獣や魔獣を見つけられなかったら、薬草を採取しようと思う。
薬草採取はできるか?」
『商業ギルドに張り出されている買取商品の一部』
銀狐をはじめとした狐の毛皮
大角鹿をはじめとした鹿の肉と毛皮と鹿茸
ハハコグサ:茎葉・全草
ナルコユリ:根茎
コブシ :毛におおわれた蕾
オウレン :根茎
スイカズラ:4~5月ごろの花の時期の蕾
アケビ :木質化した茎
イカリソウ:地上部の葉茎
サクラ :葉は香料、樹皮
ウメ :梅の実・梅干、梅酒、梅酢、梅醤、ジャム、梅肉エキス
タンポポ :開花前の全草
ドクダミ :5- 9月の全草
クコ :6 - 8月の葉
ユキノシタ:6 - 8月の葉
アンズ :6 - 7月の仁
アキカラマ:ツ7- 8月の茎
キハダ :梅雨から土用までの外樹皮を取り除いたコルク質
カラスビシャク:6 - 7月の球茎
僕は商業ギルドの受付嬢に言った。
冒険者ギルドの受付嬢と違って、知性と良識を感じさせる上品な化粧をしたお姉さんだった。
王都に来て3日目、僕はエマとリナと一緒に商業ギルドに来た。
王都の誰を味方にすべきか、異神眼で確認していた。
最初に倒すべき敵がいる冒険者ギルドに行ったが、次に味方にすべき商業者ギルドに行くのは、ブラー古物商店のモートンさんに言われなくても決めていた事だ。
「加盟をお考え下さりありがとうございます。
誤解を防ぐためにくわしく書いた本を渡させていただきます。
分からない所があったら説明させていただきますので、読んでいただけますか?」
「ありがとうございます、いくらですか?」
「加盟された方にお渡しする本なので、入会金に含まれています。
加盟されなかった時に返して頂ければいいですので、まずお読みください」
「ありがとうございます」
上品な受付嬢が渡してくれた本を読んでみた。
商業ギルドに加盟している者は、誰かと揉めた時にギルドが助けてくれる。
加盟している商会や商店は、商業ギルドに欲しい素材や商品を依頼できる。
加盟している商会や商店同士で争うような事があれば、問題の大小にかかわらずギルドが職員を派遣して、仲介や裁定をしてくれるとある。
実際に仲介や裁定をしてもうとなると手数料が必要になるが、冒険者ギルドの不介入に比べると好感が持てる。
少なくとも弱者が強者にふみにじられる可能性が低くなる。
冒険者ギルドの掲示板に張り出されている買取金額と、商業ギルドの掲示板に張り出されている買取金額を比べると、冒険者ギルドの仲介手数料はボッタクリだった。
同じ素材を冒険者ギルドと比べたら、商業ギルドは倍の金額で買い取っていた。
これでは、王都に住む人間が冒険者ギルドに獲物や採取品を売る訳がない。
地域で集まって力をつけ、冒険者ギルドを頼らなくなるのは当然だ。
『商業ギルド基準加盟料』
F級:行商人か屋台(店舗なしで商売をする者)
:登録金:大銅貨5枚
:年会費:小銀貨1枚
:税金 :小銀貨2枚
:商会員は1名に限る
E級:個人商店(街の肉屋や八百屋など3親等までの家族で営む商店)
:登録金:小銀貨1枚
:年会費:小銀貨2枚
:税金 :小銀貨4枚
:商会員は3親等が2名まで
D級:大商店(街ではそこそこ大きな商会・4親等以上の親族や他人を雇う)
:登録金:小銀貨2枚
:年会費:小銀貨5枚
:税金 :小銀貨10枚
:商会員は4親等が3名まで
C級:小規模商会(4店舗以内の支店を持つ商会)
:登録金:小銀貨4枚
:年会費:店舗数と店舗の規模に応じた金額
:税金 :店舗数と店舗の規模に応じた金額
:商会員と保証人が各3人以上必要
:騎士以上の貴族保証人が1人以上必要
B級:中規模商会(9店舗以内の支店を持つ商会)
:登録金:小銀貨8枚
:年会費:店舗数と店舗の規模に応じた金額
:税金 :店舗数と店舗の規模に応じた金額
:商会員と保証人が各5人以上必要
:男爵以上の貴族保証人が1人以上必要
A級:大規模商会(10店舗以上の支店を持つ商会)
:登録金:小銀貨8枚
:年会費:店舗数と店舗の規模に応じた金額
:税金 :店舗数と店舗の規模に応じた金額
:商会員と保証人が各10人以上必要
:子爵以上を含む貴族保証人が3人以上必要
「すみません、商会員と保証人の違いを教えてください」
「商会員は実際に商店や商会を営む者で、借金などの返済義務があります。
保証人は商売をしていませんが、何かあった時に返済義務を負う者です。
商売に参加しない保証人ですが、返済義務を負う分利益が分配されます」
「保証人には大きな責任が生じるのですね」
「はい、一緒に働く家族や親族でなければ、なかなか保証人にはなりません。
大きな商売をやるようになり、取引相手が信用してくれるようになるか、4親等よりも遠い親族を雇うようにならないと、保証人になってくれる人はいません」
「僕がこの2人と加盟するとなると、店が1つでも小規模商会になるのですか?」
「なりますが、それはお勧めできません。
肩を並べて戦ったり、背中を預けて戦ったり、命預けるような経験をした仲間でなければ、共同で商売をするのは争いや失敗の元です。
3人別々で加盟され、商売の経験を積まれるべきです。
お2人は姉妹のようですから、F級で加盟されたら2つの登録ですみます」
「王都の各街はどのような加盟をしているのですか?
商会員に家族ではない街の住民も、獲物や採取品を売りに来ていますよね?」
本を読んでいる間、商業ギルドに来て売買している人間の様子も見ていたので、気になる事を聞いてみた。
「街の代表や幹部がD級の大商店登録をしています。
血縁者ではない街の住民は、大商店の店員として売り買いしています。
ただ、商業ギルドで売買する商品は、ギルド自体が扱いたい物か、加盟商会や商店から依頼のあった物に限られます。
それ以外の物は加盟商会や商店に直接売りに行っています」
「こちらに張り出されている素材を集めてきたら、買い取って頂けるのですか?」
「はい、ただし買い取り量に限りのある物は先着順になります」
「商業ギルドで買い取りしていない物を手に入れた場合、買い取ってくれそうな加盟店を教えてくれますか?」
「はい、ご紹介させていただきます」
「それと、F級やE級の登録をしている僕が、2人と一緒に狩った獲物や薬草を売りに来て代金を2人と別けた場合は、問題にならないのでしょうか?」
「対等のお2人を、商会員として扱っていない事の罰が、気になるのですね?」
「はい、その通りです」
「その点は慣例として罰せられない事になっています。
考え方としては、加盟店様が仕入れた物を売った事になります。
ショウ様がお2人から仕入れとして商品を購入されたのですが、支払代金が不足していて、商業ギルドに売った代金で支払われた事になります。
何か問題が起きた場合は慣例が変えられる事がありますが、今はこういう考え方で問題になっておりません」
「ギルド加盟店が慣例を利用して悪質な事を行わない限りは、明文化されていなくても慣例が優先するのですね?」
「はい、その通りでございます」
「慣例集はありますか?」
「ございます、加盟された時にお渡しします」
冒険者ギルドに比べると正しい商取引を行おうと努力している。
「最後に、年度途中でF級からE級に変わった場合はどうなりますか?」
「入会金は差額を払っていただきます。
F級とE級の差額、大銅貨5枚を払っていただきます。
年会費も差額を払っていただくことになります。
F級とE級の差額、小銀貨1枚を払っていただきます」
商業ギルドは月割りや日数割で計算しないのだな。
「分かりました、それなら安心して加盟できます。
F級で加盟させていただきます」
「加盟していただきありがとうございます。
ギルドと共にショウ様の店も繁栄される事を心から願っております」
僕は上品な受付嬢に手続きをしてもらった。
「エマ、リナ、これから魔境に行って鹿茸の取れる鹿を狙おうと思う。
獣や魔獣を見つけられなかったら、薬草を採取しようと思う。
薬草採取はできるか?」
『商業ギルドに張り出されている買取商品の一部』
銀狐をはじめとした狐の毛皮
大角鹿をはじめとした鹿の肉と毛皮と鹿茸
ハハコグサ:茎葉・全草
ナルコユリ:根茎
コブシ :毛におおわれた蕾
オウレン :根茎
スイカズラ:4~5月ごろの花の時期の蕾
アケビ :木質化した茎
イカリソウ:地上部の葉茎
サクラ :葉は香料、樹皮
ウメ :梅の実・梅干、梅酒、梅酢、梅醤、ジャム、梅肉エキス
タンポポ :開花前の全草
ドクダミ :5- 9月の全草
クコ :6 - 8月の葉
ユキノシタ:6 - 8月の葉
アンズ :6 - 7月の仁
アキカラマ:ツ7- 8月の茎
キハダ :梅雨から土用までの外樹皮を取り除いたコルク質
カラスビシャク:6 - 7月の球茎
362
あなたにおすすめの小説
運よく生まれ変われたので、今度は思いっきり身体を動かします!
克全
児童書・童話
「第1回きずな児童書大賞」重度の心臓病のため、生まれてからずっと病院のベッドから動けなかった少年が12歳で亡くなりました。両親と両祖父母は毎日のように妾(氏神)に奇跡を願いましたが、叶えてあげられませんでした。神々の定めで、現世では奇跡を起こせなかったのです。ですが、記憶を残したまま転生させる事はできました。ほんの少しだけですが、運動が苦にならない健康な身体と神与スキルをおまけに付けてあげました。(氏神談)
村から追い出された変わり者の僕は、なぜかみんなの人気者になりました~異種族わちゃわちゃ冒険ものがたり~
楓乃めーぷる
児童書・童話
グラム村で変わり者扱いされていた少年フィロは村長の家で小間使いとして、生まれてから10年間馬小屋で暮らしてきた。フィロには生き物たちの言葉が分かるという不思議な力があった。そのせいで同年代の子どもたちにも仲良くしてもらえず、友達は森で助けた赤い鳥のポイと馬小屋の馬と村で飼われている鶏くらいだ。
いつもと変わらない日々を送っていたフィロだったが、ある日村に黒くて大きなドラゴンがやってくる。ドラゴンは怒り村人たちでは歯が立たない。石を投げつけて何とか追い返そうとするが、必死に何かを訴えている.
気になったフィロが村長に申し出てドラゴンの話を聞くと、ドラゴンの巣を荒らした者が村にいることが分かる。ドラゴンは知らぬふりをする村人たちの態度に怒り、炎を噴いて暴れまわる。フィロの必死の説得に漸く耳を傾けて大人しくなるドラゴンだったが、フィロとドラゴンを見た村人たちは、フィロこそドラゴンを招き入れた張本人であり実は魔物の生まれ変わりだったのだと決めつけてフィロを村を追い出してしまう。
途方に暮れるフィロを見たドラゴンは、フィロに謝ってくるのだがその姿がみるみる美しい黒髪の女性へと変化して……。
「ドラゴンがお姉さんになった?」
「フィロ、これから私と一緒に旅をしよう」
変わり者の少年フィロと異種族の仲間たちが繰り広げる、自分探しと人助けの冒険ものがたり。
・毎日7時投稿予定です。間に合わない場合は別の時間や次の日になる場合もあります。
異世界子供会:呪われたお母さんを助ける!
克全
児童書・童話
常に生死と隣り合わせの危険魔境内にある貧しい村に住む少年は、村人を助けるために邪神の呪いを受けた母親を助けるために戦う。村の子供会で共に学び育った同級生と一緒にお母さん助けるための冒険をする。
生まれたばかりですが、早速赤ちゃんセラピー?始めます!
mabu
児童書・童話
超ラッキーな環境での転生と思っていたのにママさんの体調が危ないんじゃぁないの?
ママさんが大好きそうなパパさんを闇落ちさせない様に赤ちゃんセラピーで頑張ります。
力を使って魔力を増やして大きくなったらチートになる!
ちょっと赤ちゃん系に挑戦してみたくてチャレンジしてみました。
読みにくいかもしれませんが宜しくお願いします。
誤字や意味がわからない時は皆様の感性で受け捉えてもらえると助かります。
流れでどうなるかは未定なので一応R15にしております。
現在投稿中の作品と共に地道にマイペースで進めていきますので宜しくお願いします🙇
此方でも感想やご指摘等への返答は致しませんので宜しくお願いします。
星降る夜に落ちた子
千東風子
児童書・童話
あたしは、いらなかった?
ねえ、お父さん、お母さん。
ずっと心で泣いている女の子がいました。
名前は世羅。
いつもいつも弟ばかり。
何か買うのも出かけるのも、弟の言うことを聞いて。
ハイキングなんて、来たくなかった!
世羅が怒りながら歩いていると、急に体が浮きました。足を滑らせたのです。その先は、とても急な坂。
世羅は滑るように落ち、気を失いました。
そして、目が覚めたらそこは。
住んでいた所とはまるで違う、見知らぬ世界だったのです。
気が強いけれど寂しがり屋の女の子と、ワケ有りでいつも諦めることに慣れてしまった綺麗な男の子。
二人がお互いの心に寄り添い、成長するお話です。
全年齢ですが、けがをしたり、命を狙われたりする描写と「死」の表現があります。
苦手な方は回れ右をお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
私が子どもの頃から温めてきたお話のひとつで、小説家になろうの冬の童話際2022に参加した作品です。
石河 翠さまが開催されている個人アワード『石河翠プレゼンツ勝手に冬童話大賞2022』で大賞をいただきまして、イラストはその副賞に相内 充希さまよりいただいたファンアートです。ありがとうございます(^-^)!
こちらは他サイトにも掲載しています。
精霊の国に嫁いだら夫は泥でできた人形でした。
ひぽたま
児童書・童話
琥珀は虹の国の王女。
魔法使いの国の王太子、ディランに嫁ぐ船上、おいしそうな苺を一粒食べたとたんに両手をクマに変えられてしまった!
魔法使いの国の掟では、呪われた姫は王太子の妃になれないという。
呪いを解くために、十年間の牛の世話を命じられて――……!
(「苺を食べただけなのに」改題しました)
勇者と聖女の息子 アレン ランダムスキルを手に入れて愉快に冒険します!
月神世一
児童書・童話
伝説のS級冒険者である父と、聖女と謳われた母。
英雄の血を引く少年アレンは、誰もがその輝かしい未来を期待するサラブレッドだった。
しかし、13歳の彼が神から授かったユニークスキルは――【ランダムボックス】。
期待に胸を膨らませ、初めてスキルを発動した彼の手の中に現れたのは…プラスチック製のアヒルの玩具? くしゃくしゃの新聞紙? そして、切れたボタン電池…!?
「なんだこのスキルは…!?」
周りからは落胆と失笑、自身は絶望の淵に。
一見、ただのガラクタしか出さないハズレスキル。だが、そのガラクタに刻まれた「MADE IN CHINA」の文字に、英雄である父だけが気づき、一人冷や汗を流していた…。
最弱スキルと最強の血筋を持つ少年の、運命が揺らぐ波乱の冒険が、今、始まる!
レイルーク公爵令息は誰の手を取るのか
宮崎世絆
児童書・童話
うたた寝していただけなのに異世界転生してしまった。
公爵家の長男レイルーク・アームストロングとして。
あまりにも美しい容姿に高い魔力。テンプレな好条件に「僕って何かの主人公なのかな?」と困惑するレイルーク。
溺愛してくる両親や義姉に見守られ、心身ともに成長していくレイルーク。
アームストロング公爵の他に三つの公爵家があり、それぞれ才色兼備なご令嬢三人も素直で温厚篤実なレイルークに心奪われ、三人共々婚約を申し出る始末。
十五歳になり、高い魔力を持つ者のみが通える魔術学園に入学する事になったレイルーク。
しかし、その学園はかなり特殊な学園だった。
全員見た目を変えて通わなければならず、性格まで変わって入学する生徒もいるというのだ。
「みんな全然見た目が違うし、性格まで変えてるからもう誰が誰だか分からないな。……でも、学園生活にそんなの関係ないよね? せっかく転生してここまで頑張って来たんだし。正体がバレないように気をつけつつ、学園生活を思いっきり楽しむぞ!!」
果たしてレイルークは正体がバレる事なく無事卒業出来るのだろうか?
そしてレイルークは誰かと恋に落ちることが、果たしてあるのか?
レイルークは誰の手(恋)をとるのか。
これはレイルークの半生を描いた成長物語。兼、恋愛物語である(多分)
⚠︎ この物語は『レティシア公爵令嬢は誰の手を取るのか』の主人公の性別を逆転した作品です。
物語進行は同じなのに、主人公が違うとどれ程内容が変わるのか? を検証したくて執筆しました。
『アラサーと高校生』の年齢差や性別による『性格のギャップ』を楽しんで頂けたらと思っております。
ただし、この作品は中高生向けに執筆しており、高学年向け児童書扱いです。なのでレティシアと違いまともな主人公です。
一部の登場人物も性別が逆転していますので、全く同じに物語が進行するか正直分かりません。
もしかしたら学園編からは全く違う内容になる……のか、ならない?(そもそも学園編まで書ける?!)のか……。
かなり見切り発車ですが、宜しくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる