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第一章
第47話:大帝国
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神暦3103年王国暦255年8月30日12時:ジャクスティン視点
俺様の施策が功を奏したのか、併合した十三カ国の治安は急速に回復した。
亜空間を活用した事で、大戦後とは思えない速さで食糧事情も好転した。
治安回復も考慮した失業対策として、軍の再建と大型公共事業も行った。
我々人間の国の領地は、広大な魔境を考慮しなければ結構狭かった。
併合した十三カ国で考えると、平均一国分と言っていい。
早い話が国民も領地も一気に十三倍となったのだ。
これだけの国民と領土を持つ国など大陸のどこにもない。
大陸の中では飛び抜けて強大な国と言い切れる。
三分の一近い領地を持つ国はあるが、険しい山や人の住めない砂漠を含んでいるので、国民数では十分の一程度だ。
三割近い国民数を持つ大陸南方の国はあるが、暖かく肥沃な農地があるから二期作三期作ができるので人口は多いのだが、国民の多くがとても貧しい。
飢える事はないのだが、他の資源が乏しく文化的に劣る。
何より食糧に困った周辺国から毎年のように攻め込まれている。
人口が多いから防衛できているが、文化を育てる余裕などない。
逆撃して領土を奪った事もあるが、貧しい土地を得ても負担になるだけだった。
度々攻め込まれて家族縁者を殺された恨みで圧政を敷くが、結局反乱を起こされて、また分裂して敵国になる繰り返しだ。
「総長、大陸各国と有力組織に俺様の皇帝宣言と帝国の建国を伝えろ」
「異を唱える訳ではありませんが大陸を統一する前に皇帝を名乗られるのですか?」
「総長は俺様に大陸各国は滅ぼして欲しいのか?」
「そのような事はありません!
大陸に無用な戦いを起こすなど鬼畜の修業でございます」
「正直に言えばよかろう。
俺様達に全ての外国が攻め滅ぼされ、支配されるのが嫌だと」
「確かに人狼の貴男方に支配されるのは嫌です。
しかしながら、それ以上に大陸の平和を大切に思っているのです。
平和な国を攻め滅ぼすようなマネはしないでいただきたい」
「そのような事をする気は毛頭ないし、愚かで卑怯で残虐な外国人を統治するような面倒など、本当はやりたくない」
「では何故十三カ国も併合されたのですか?!」
「俺様が併合しなければ、強欲で残虐な外国人共が、何の抵抗もできない平民から金分を奪い、女子供を犯し、火を放って殺すからだ。
俺様に喧嘩を売った国が、最初に自国民に何をしたか忘れたとは言わせんぞ!
周辺国の連中が、漁夫の利を得ようと軍を終結させたとき、自国民の女子供を犯し金品や食料を奪った事を知らないとは言わせないぞ!」
「……はい、確かに我々人間は欲深く残虐です」
「ふん、鬼畜の分際で人間を名乗るな!
人間と名乗って良いのは、誇りをもって民を統治する我々だけだ。
お前達が人狼と蔑む我々こそが真の人間である、お前達のような誇りもなく恥も知らない鬼畜は人間と姿形が似ているだけの亜人だ!」
「それは違います、我々人間の中にも心清らかで誇り高い者はいます」
「ではそれを証明するがいい。
今までのお前達がやってきた事で証明するがいい。
一個人が善良で誇り高いだけでは、種族が人間という証明にはならない。
種族が作り上げた国が善良で誇り高い政治を行って初めて人間と言えるのだ」
「それは……」
「お前達が作り上げた国にそんな立派な政治を行った国などないだろう」
「ジャクスティン様の国なら立派な政治を行うと申されるのですか?!」
「行うではなく、もう既に行ってきた。
俺様の国ではないが、ウェリントン王家がそう言う政治を行ってきた。
建国以来二百五十五年、我が国から外国に攻め込んだ事は一度もない。
どれほど強大な軍備を誇った時でも、周辺国の政治が腐敗し国力が激減した時でも、内乱でも国内が乱れた時も、我が国から攻め込んだ事は一度もない。
戦争は全てお前達小汚い亜人が攻め込んできた事で引き起こされたのだ。
その小汚い尖兵の一人がお前だろう、総長!
先の大戦でお前は何をした!」
「……はい、その通りでございます……」
「分かっているのなら、恥知らずな事を口にせずに言われた通りにしろ。
俺様は民を幸せにするのに忙しいのだ。
民を虐待搾取する亜人が支配する国の事などかまっていられないのだ」
「……分かりました、直ぐに連絡させていただきます」
グタグタ、グチグチと文句を言う総長を論破して仕事に戻った。
外国人、いや、亜人の事など知った事ではない。
愚かで強欲な亜人どうしで、奪い合い殺し合っていればいい。
「俺様が皇帝になる事は総長を通じて知らせる事にした。
国名はサザーランド帝国とする」
「それではサザーランド公国やサザーランド公爵家と被りますが?」
「被って当然だ、サザーランド公国の公王が次期サザーランド帝国の皇帝だ。
サザーランド公爵がサザーランド公国に次期公王でもある」
「亜人達が色々と陰口を言いそうですね」
「ふん、あんな連中が何を言っても気にもならん。
俺様が皇帝を名乗る時に、セイントには一緒に公王を名乗ってもらうぞ」
「亜人の真似をする気はありませんが、公王や公国では体裁が悪いです。
ウェルズリー王国と対等、あるいは上位を確立するに、王国を名乗りましょう」
「それはセイントが二代公王に戴冠してから好きにすればいい」
「私にご配慮下さりお礼の言葉もありません」
「気にするな、親子ではないか。
オリビアとジェネシスはどこにいる?
オリビアにはサザーランド公爵を名乗らせる予定なのだが?」
「オリビアはアルファに成った長男がよほど可愛いようで、今も亜空間でつきっきりの鍛錬をしております。
オリビアから相談を受けたのですが、次代のサザーランド公爵はジェネシスの長男に譲るべきだと申しておりました。
その代わり、別の領地を帝国領から割譲して欲しと申しておりました」
「余計な気を使いやがって……
まあ、せっかく気を使ってくれたのだ、その想いは素直に受けよう。
ジェネシスの長男はライリーだったな。
戴冠式には亜空間から戻るように言っておいてくれ。
それと、オリビアの長男はアディソンだったな?
アディソンも伯爵に叙爵するから、亜空間から出て来るように言ってくれ」
「父上、御自分の孫なのですから、名前くらいスッと思い出してください」
「じゃかましいわ!
いきなり赤子に会わせられたと思ったら、一瞬で十六歳に成長した子供が次々に現れて、俺様の孫だと言われる身にもなってみろ。
何十人もの顔と名前を一瞬で覚えられるものか!」
「全部父上の自業自得です。
亜空間での急速成長だけでも大問題なのに、確実にアルファが生まれるカップリングを発見されたのです。
成人式でアルファに成る子供が一日に百人生まれたとしても仕方がありません」
「うっ!」
「父上を非難している訳ではありません。
父上のお陰で、この短時間に我が家は百人を超えるアルファの子供達を得ました。
教育に失敗して、アルファの誇りを忘れるような子供に育てたりしない限り、エジャートン家が滅ぶ事はありません」
確かにセイントの言う通り、全ての責任は俺様にあるのだ!
責任者が無責任な態度を取る訳にはいかない。
命ある限り、後継者の育成教育に全力を注がなければいけない!
俺様の施策が功を奏したのか、併合した十三カ国の治安は急速に回復した。
亜空間を活用した事で、大戦後とは思えない速さで食糧事情も好転した。
治安回復も考慮した失業対策として、軍の再建と大型公共事業も行った。
我々人間の国の領地は、広大な魔境を考慮しなければ結構狭かった。
併合した十三カ国で考えると、平均一国分と言っていい。
早い話が国民も領地も一気に十三倍となったのだ。
これだけの国民と領土を持つ国など大陸のどこにもない。
大陸の中では飛び抜けて強大な国と言い切れる。
三分の一近い領地を持つ国はあるが、険しい山や人の住めない砂漠を含んでいるので、国民数では十分の一程度だ。
三割近い国民数を持つ大陸南方の国はあるが、暖かく肥沃な農地があるから二期作三期作ができるので人口は多いのだが、国民の多くがとても貧しい。
飢える事はないのだが、他の資源が乏しく文化的に劣る。
何より食糧に困った周辺国から毎年のように攻め込まれている。
人口が多いから防衛できているが、文化を育てる余裕などない。
逆撃して領土を奪った事もあるが、貧しい土地を得ても負担になるだけだった。
度々攻め込まれて家族縁者を殺された恨みで圧政を敷くが、結局反乱を起こされて、また分裂して敵国になる繰り返しだ。
「総長、大陸各国と有力組織に俺様の皇帝宣言と帝国の建国を伝えろ」
「異を唱える訳ではありませんが大陸を統一する前に皇帝を名乗られるのですか?」
「総長は俺様に大陸各国は滅ぼして欲しいのか?」
「そのような事はありません!
大陸に無用な戦いを起こすなど鬼畜の修業でございます」
「正直に言えばよかろう。
俺様達に全ての外国が攻め滅ぼされ、支配されるのが嫌だと」
「確かに人狼の貴男方に支配されるのは嫌です。
しかしながら、それ以上に大陸の平和を大切に思っているのです。
平和な国を攻め滅ぼすようなマネはしないでいただきたい」
「そのような事をする気は毛頭ないし、愚かで卑怯で残虐な外国人を統治するような面倒など、本当はやりたくない」
「では何故十三カ国も併合されたのですか?!」
「俺様が併合しなければ、強欲で残虐な外国人共が、何の抵抗もできない平民から金分を奪い、女子供を犯し、火を放って殺すからだ。
俺様に喧嘩を売った国が、最初に自国民に何をしたか忘れたとは言わせんぞ!
周辺国の連中が、漁夫の利を得ようと軍を終結させたとき、自国民の女子供を犯し金品や食料を奪った事を知らないとは言わせないぞ!」
「……はい、確かに我々人間は欲深く残虐です」
「ふん、鬼畜の分際で人間を名乗るな!
人間と名乗って良いのは、誇りをもって民を統治する我々だけだ。
お前達が人狼と蔑む我々こそが真の人間である、お前達のような誇りもなく恥も知らない鬼畜は人間と姿形が似ているだけの亜人だ!」
「それは違います、我々人間の中にも心清らかで誇り高い者はいます」
「ではそれを証明するがいい。
今までのお前達がやってきた事で証明するがいい。
一個人が善良で誇り高いだけでは、種族が人間という証明にはならない。
種族が作り上げた国が善良で誇り高い政治を行って初めて人間と言えるのだ」
「それは……」
「お前達が作り上げた国にそんな立派な政治を行った国などないだろう」
「ジャクスティン様の国なら立派な政治を行うと申されるのですか?!」
「行うではなく、もう既に行ってきた。
俺様の国ではないが、ウェリントン王家がそう言う政治を行ってきた。
建国以来二百五十五年、我が国から外国に攻め込んだ事は一度もない。
どれほど強大な軍備を誇った時でも、周辺国の政治が腐敗し国力が激減した時でも、内乱でも国内が乱れた時も、我が国から攻め込んだ事は一度もない。
戦争は全てお前達小汚い亜人が攻め込んできた事で引き起こされたのだ。
その小汚い尖兵の一人がお前だろう、総長!
先の大戦でお前は何をした!」
「……はい、その通りでございます……」
「分かっているのなら、恥知らずな事を口にせずに言われた通りにしろ。
俺様は民を幸せにするのに忙しいのだ。
民を虐待搾取する亜人が支配する国の事などかまっていられないのだ」
「……分かりました、直ぐに連絡させていただきます」
グタグタ、グチグチと文句を言う総長を論破して仕事に戻った。
外国人、いや、亜人の事など知った事ではない。
愚かで強欲な亜人どうしで、奪い合い殺し合っていればいい。
「俺様が皇帝になる事は総長を通じて知らせる事にした。
国名はサザーランド帝国とする」
「それではサザーランド公国やサザーランド公爵家と被りますが?」
「被って当然だ、サザーランド公国の公王が次期サザーランド帝国の皇帝だ。
サザーランド公爵がサザーランド公国に次期公王でもある」
「亜人達が色々と陰口を言いそうですね」
「ふん、あんな連中が何を言っても気にもならん。
俺様が皇帝を名乗る時に、セイントには一緒に公王を名乗ってもらうぞ」
「亜人の真似をする気はありませんが、公王や公国では体裁が悪いです。
ウェルズリー王国と対等、あるいは上位を確立するに、王国を名乗りましょう」
「それはセイントが二代公王に戴冠してから好きにすればいい」
「私にご配慮下さりお礼の言葉もありません」
「気にするな、親子ではないか。
オリビアとジェネシスはどこにいる?
オリビアにはサザーランド公爵を名乗らせる予定なのだが?」
「オリビアはアルファに成った長男がよほど可愛いようで、今も亜空間でつきっきりの鍛錬をしております。
オリビアから相談を受けたのですが、次代のサザーランド公爵はジェネシスの長男に譲るべきだと申しておりました。
その代わり、別の領地を帝国領から割譲して欲しと申しておりました」
「余計な気を使いやがって……
まあ、せっかく気を使ってくれたのだ、その想いは素直に受けよう。
ジェネシスの長男はライリーだったな。
戴冠式には亜空間から戻るように言っておいてくれ。
それと、オリビアの長男はアディソンだったな?
アディソンも伯爵に叙爵するから、亜空間から出て来るように言ってくれ」
「父上、御自分の孫なのですから、名前くらいスッと思い出してください」
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いきなり赤子に会わせられたと思ったら、一瞬で十六歳に成長した子供が次々に現れて、俺様の孫だと言われる身にもなってみろ。
何十人もの顔と名前を一瞬で覚えられるものか!」
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「うっ!」
「父上を非難している訳ではありません。
父上のお陰で、この短時間に我が家は百人を超えるアルファの子供達を得ました。
教育に失敗して、アルファの誇りを忘れるような子供に育てたりしない限り、エジャートン家が滅ぶ事はありません」
確かにセイントの言う通り、全ての責任は俺様にあるのだ!
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