21 / 86
多摩編
思惑・連絡・仕官・今日の収穫・尋問
しおりを挟む
『思惑』
「このまま麻痺と睡眠で襲撃犯を確保するよ、魔法使いさん達よろしくね。」
「はい、でもあすかさん、こいつをどうするんだい?」
「こいつらは、朝野奴隷千人頭代理と鈴木多摩冒険者村代官に連絡してから、尊様と彩様に直接突き出すよ。」
「尊様と彩様は会ってくれるかね? みつお殿ときりと殿がしくじって、さすけ組合長まで牢屋入りしてるだろ?」
「ま、大丈夫だと思うよ、御二人がまだ奴隷で初狩の日に、黒磯やタケゾウ達の襲撃除けに同行案内してあげたことが有るんだよ。」
「そんな縁で大丈夫かね?」
「綺麗な目をした好い子だったよ、恩義には答えてくれると思うよ。」
「じゃ、交渉はあんたらのパーティーに任せるよ、是非うまくやってくれ。」
「大丈夫だよ。」
『連絡』
「そうか、襲撃犯は全員殺すか自決か、仕方あるまい、だが草を捕らえたのは大手柄だな、ご苦労。」
「は! では私はこれで臨時屯所にもどります。」
「うむ、気を付けてな。」
「森小人目付殿。」
「は!」
「夜分に悪いが、貴君配下の奴隷什隊ををつれて、多摩奴隷千人隊砦まで今回の報告に行ってくれ。」
「はい代官殿・佐藤小人目付殿・組合長代理の順で宜しいですか?」
「うむ、尊様殿と彩殿は組合で撒餌を買ってから魔境に来られるはずだ、組合長代理には、尊殿と彩殿に貴君が直接報告したいので、御二人には組合で待っていただきたい、と伝言して欲しいと伝えてくれ。」
「では、自分は組合で待ちましょう。」
「うむ、そうか、そうしてくれると助かる。」
「いえ、下心が有りますから。」
「御互い、良識を持って奴隷と接した甲斐が有ったな。」
「1代抱席の王家卒族より、世襲陪臣卒族の方が有り難いですから。」
「では頼む。」
「はい、御任せ下さい。」
『仕官』
『多摩冒険者組合』
「そうですか、襲撃を撃退する事が出来ましたか、森小人目付殿、連絡御苦労、朝野奴隷千人頭代理に直接会って今後の対応を考えます。」
「はい! 大和様お気をつけて。」
『魔境奴隷冒険者第2臨時砦』
「朝野殿、今回の事件ですが、さすけ多摩冒険組合長を牢から出して直臣化すれば今後は防げますかな?」
「殿様、組合員の士気は高まると思われます、さすけ組合長は殿様襲撃の現場にはいませんでした、責任者としての入牢ですから、殿様さえお許しに成れば、鈴木代官殿も拘束を解くのは簡単と思われます。」
「では、朝野殿から鈴木代官に連絡お願いします、約束の時間に囮にならないと冒険者達に大損害が出ます、代官所には夜に相談に参ると連絡願います。」
「は! 承りました、殿様もお気をつけて。」
『多摩魔境冒険者第1臨時屯所』
「大和尊だ、責任者はいるか?」
「は、今呼んで参ります」
「を? りょうと殿・くまきち殿・とらお殿・あすか殿・みどり殿・かえで殿、その節はお世話になりました。」
「いえ、狩場まで御案内させて貰っただけです。」
「とんでもない凄く助かりました、あの頃は魔力も低く立場も悪かったので、下手をすれば反逆者に仕立て上げられていました。」
「いや~そう言っていただけると嬉しい限りです。」
「今回の襲撃撃退、草の確保と大活躍、是非お礼をさせていただきたい。」
「そう言っていただけるとありがたい。」
「仕官していただきたいが、士族の陪臣程度では、優秀な冒険者収入の足元にも及びますまい。」
(残念、仕官はむりか! だが確かに尊様の狩り方なら莫大な収入が約束される、下手に家臣なって俸禄だけになるより冒険者のまま褒美だけもらった方が得かな?)
「よって、出仕不要! 自由に狩りをし収入とすることを認め、領地が確定したら100坪の屋敷地貸与、俸禄は世襲扶持米1人扶持(1日5合の玄米)、家格は騎乗資格の有る騎士とする。」
「な! 有り難き幸せ!!」
「6人とも私が正式に王家士族となったら陪臣士族に成る、漢字の名前と氏を考えておいてくれ。」
『は! 有り難き幸せ。』
「後は活躍してくれた冒険者達だが? 仕官の意思が有るなら、出仕不要・長屋貸与・世襲扶持1人扶持・家格は卒族小人からになるが? どうかな?」
『は! 皆に話して希望者を確認いたします。』
「うむ、では活躍報告書を朝野奴隷千人頭代理殿に提出してくれ、彼が活躍に応じて採用を決めてくれる、草は俺達が連れて行く。」
「は!」
(おい、殿様って言いな!)
「狩りは何時も通りでな。」
「は! 殿様。」
『今日の収穫』
俺達は冒険者達との会合の後何時も通りの狩りをした。3度の狩りで、第10餌場で4回、第9餌場で3回、第8餌場で3回、第7餌場で1回、第6餌場で1回ボスにサンドブレスを吐かせた。 第10餌場ではブレス7回分の材料を収集することに成功した。 冒険者達の安全の為、俺はボスを惹きつけることを最優先とした、その御蔭と言うか副産物として多くのブレスを吐かせることに成功した。
1日10度の食事で魔力を回復させ、魔晶石と魔金剛石に充魔した、 俺は魔金剛石に580トン、彩は魔晶石に50トン充魔した。
『多摩冒険者村・買取所』
「買取お願いします。」
「はい、尊様・彩様、保管所までおいでください。」
今日の狩りの成果は以下の通りだった。
プエルタサウルス 80トン 24頭
カマラサウルス 30トン 19頭
マメンチサウルス 20トン 24頭
サルタサウルス 10トン 15頭
エドモンサウルス 3トン 15頭
ガリミムス 400kg 100頭
ケツァルコアト 100kg 150頭
合計3220トンで45億0800万銅貨。
『尋問』
「門番殿、鈴木代官殿に取次を願いたい。」
「は! 殿様、奥方様、お待ちしておりました。」
「役目がら、確認させていただきますが、その男が草の者でございますか?」
「うむ、魔法で尋問を行ったが、代官殿に改めての取り調べと拘束を願いたくて連れて参った。」
「左様でございましたか、こちらへおいで下さい。」
俺達は、魔法で意識を失った草を連れて表玄関から奥座敷に案内された
「御代官様、大和様と奥方様をお連れいたしました。」
「入っていただけ。」
「失礼いたす。」
「失礼いたします。」
「大和殿、襲撃犯逮捕連行に協力いただき感謝いたします。」
「いえいえ、王家の家臣として当然の事をいたしたまででございます。」
「して、草は口を割りましたかな?」
「それが残念ながら駄目でした、魔法で自白させたのですが、下っ端の様でアジトを1カ所知っているだけでした。」
「それは残念、しかしながら役目がら、代官所としても尋問拷問させて頂くことになります、お気を悪くなされませんように。」
「判っております、改めての御取調べお願いいたします。」
「さて、話は変わりますが、御互い言葉遣いで既に気付いていることですが」
「このまま麻痺と睡眠で襲撃犯を確保するよ、魔法使いさん達よろしくね。」
「はい、でもあすかさん、こいつをどうするんだい?」
「こいつらは、朝野奴隷千人頭代理と鈴木多摩冒険者村代官に連絡してから、尊様と彩様に直接突き出すよ。」
「尊様と彩様は会ってくれるかね? みつお殿ときりと殿がしくじって、さすけ組合長まで牢屋入りしてるだろ?」
「ま、大丈夫だと思うよ、御二人がまだ奴隷で初狩の日に、黒磯やタケゾウ達の襲撃除けに同行案内してあげたことが有るんだよ。」
「そんな縁で大丈夫かね?」
「綺麗な目をした好い子だったよ、恩義には答えてくれると思うよ。」
「じゃ、交渉はあんたらのパーティーに任せるよ、是非うまくやってくれ。」
「大丈夫だよ。」
『連絡』
「そうか、襲撃犯は全員殺すか自決か、仕方あるまい、だが草を捕らえたのは大手柄だな、ご苦労。」
「は! では私はこれで臨時屯所にもどります。」
「うむ、気を付けてな。」
「森小人目付殿。」
「は!」
「夜分に悪いが、貴君配下の奴隷什隊ををつれて、多摩奴隷千人隊砦まで今回の報告に行ってくれ。」
「はい代官殿・佐藤小人目付殿・組合長代理の順で宜しいですか?」
「うむ、尊様殿と彩殿は組合で撒餌を買ってから魔境に来られるはずだ、組合長代理には、尊殿と彩殿に貴君が直接報告したいので、御二人には組合で待っていただきたい、と伝言して欲しいと伝えてくれ。」
「では、自分は組合で待ちましょう。」
「うむ、そうか、そうしてくれると助かる。」
「いえ、下心が有りますから。」
「御互い、良識を持って奴隷と接した甲斐が有ったな。」
「1代抱席の王家卒族より、世襲陪臣卒族の方が有り難いですから。」
「では頼む。」
「はい、御任せ下さい。」
『仕官』
『多摩冒険者組合』
「そうですか、襲撃を撃退する事が出来ましたか、森小人目付殿、連絡御苦労、朝野奴隷千人頭代理に直接会って今後の対応を考えます。」
「はい! 大和様お気をつけて。」
『魔境奴隷冒険者第2臨時砦』
「朝野殿、今回の事件ですが、さすけ多摩冒険組合長を牢から出して直臣化すれば今後は防げますかな?」
「殿様、組合員の士気は高まると思われます、さすけ組合長は殿様襲撃の現場にはいませんでした、責任者としての入牢ですから、殿様さえお許しに成れば、鈴木代官殿も拘束を解くのは簡単と思われます。」
「では、朝野殿から鈴木代官に連絡お願いします、約束の時間に囮にならないと冒険者達に大損害が出ます、代官所には夜に相談に参ると連絡願います。」
「は! 承りました、殿様もお気をつけて。」
『多摩魔境冒険者第1臨時屯所』
「大和尊だ、責任者はいるか?」
「は、今呼んで参ります」
「を? りょうと殿・くまきち殿・とらお殿・あすか殿・みどり殿・かえで殿、その節はお世話になりました。」
「いえ、狩場まで御案内させて貰っただけです。」
「とんでもない凄く助かりました、あの頃は魔力も低く立場も悪かったので、下手をすれば反逆者に仕立て上げられていました。」
「いや~そう言っていただけると嬉しい限りです。」
「今回の襲撃撃退、草の確保と大活躍、是非お礼をさせていただきたい。」
「そう言っていただけるとありがたい。」
「仕官していただきたいが、士族の陪臣程度では、優秀な冒険者収入の足元にも及びますまい。」
(残念、仕官はむりか! だが確かに尊様の狩り方なら莫大な収入が約束される、下手に家臣なって俸禄だけになるより冒険者のまま褒美だけもらった方が得かな?)
「よって、出仕不要! 自由に狩りをし収入とすることを認め、領地が確定したら100坪の屋敷地貸与、俸禄は世襲扶持米1人扶持(1日5合の玄米)、家格は騎乗資格の有る騎士とする。」
「な! 有り難き幸せ!!」
「6人とも私が正式に王家士族となったら陪臣士族に成る、漢字の名前と氏を考えておいてくれ。」
『は! 有り難き幸せ。』
「後は活躍してくれた冒険者達だが? 仕官の意思が有るなら、出仕不要・長屋貸与・世襲扶持1人扶持・家格は卒族小人からになるが? どうかな?」
『は! 皆に話して希望者を確認いたします。』
「うむ、では活躍報告書を朝野奴隷千人頭代理殿に提出してくれ、彼が活躍に応じて採用を決めてくれる、草は俺達が連れて行く。」
「は!」
(おい、殿様って言いな!)
「狩りは何時も通りでな。」
「は! 殿様。」
『今日の収穫』
俺達は冒険者達との会合の後何時も通りの狩りをした。3度の狩りで、第10餌場で4回、第9餌場で3回、第8餌場で3回、第7餌場で1回、第6餌場で1回ボスにサンドブレスを吐かせた。 第10餌場ではブレス7回分の材料を収集することに成功した。 冒険者達の安全の為、俺はボスを惹きつけることを最優先とした、その御蔭と言うか副産物として多くのブレスを吐かせることに成功した。
1日10度の食事で魔力を回復させ、魔晶石と魔金剛石に充魔した、 俺は魔金剛石に580トン、彩は魔晶石に50トン充魔した。
『多摩冒険者村・買取所』
「買取お願いします。」
「はい、尊様・彩様、保管所までおいでください。」
今日の狩りの成果は以下の通りだった。
プエルタサウルス 80トン 24頭
カマラサウルス 30トン 19頭
マメンチサウルス 20トン 24頭
サルタサウルス 10トン 15頭
エドモンサウルス 3トン 15頭
ガリミムス 400kg 100頭
ケツァルコアト 100kg 150頭
合計3220トンで45億0800万銅貨。
『尋問』
「門番殿、鈴木代官殿に取次を願いたい。」
「は! 殿様、奥方様、お待ちしておりました。」
「役目がら、確認させていただきますが、その男が草の者でございますか?」
「うむ、魔法で尋問を行ったが、代官殿に改めての取り調べと拘束を願いたくて連れて参った。」
「左様でございましたか、こちらへおいで下さい。」
俺達は、魔法で意識を失った草を連れて表玄関から奥座敷に案内された
「御代官様、大和様と奥方様をお連れいたしました。」
「入っていただけ。」
「失礼いたす。」
「失礼いたします。」
「大和殿、襲撃犯逮捕連行に協力いただき感謝いたします。」
「いえいえ、王家の家臣として当然の事をいたしたまででございます。」
「して、草は口を割りましたかな?」
「それが残念ながら駄目でした、魔法で自白させたのですが、下っ端の様でアジトを1カ所知っているだけでした。」
「それは残念、しかしながら役目がら、代官所としても尋問拷問させて頂くことになります、お気を悪くなされませんように。」
「判っております、改めての御取調べお願いいたします。」
「さて、話は変わりますが、御互い言葉遣いで既に気付いていることですが」
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる