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多摩編
上使・接待料理・視察
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『上使』
俺と彩は、王家の上使が来るまでの3日間、魔術師達を中心に冒険者団を実戦連携訓練を行った。トモコとヒロミは連携して安全に囮を務められそうだ。飛行組と防御組に分かれた初級魔術師達も、連携して囮が務められるグループが2組作れた。
『多摩奴隷冒険者砦』
「王家上使、正使の渡辺目付である。」
「同じく副使の小野田財務組頭である。」
「同じく副使の湯浅財務吟味組頭である。」
「はは~~~~。」
「本日は貴君の御提出した開拓願を検めに参った。」
「はは~~~。」
俺は正座して土下座するだけ、事前に書類は審査されてるし、水面下の打ち合わせも済んでいる、形式・儀式を演じるだけだ。
「書類も完璧である、冒険者組合の支払い帳簿から貴君御財務状況も推察できる、が、実際に現金を見るのが役目、ここに開拓資金を出すように。」
俺は彼らの前に、金銀魔晶石の山をつくった
金貨銀貨で400億銅貨
大小魔晶石が1万個弱
彼らは真っ青になって固まってる!
ま、そうだろうな、帳簿の数字で見た金額と、積み上げられた金銀魔晶石じゃ迫力が天と地ほど違う。
「それと、こちらが王国と使者様に収めて頂く申請料・検視料でございます。」
俺は魔法袋から4つの三宝に乗せた金銀貨を上使の前に出した。
「無粋になりますので、金銀魔晶石は袋に納めるさせていただきます。」
上使達は羨ましそうに袋に収められる金銀魔晶石を見ていたが、やっと自分たちの物に成る三宝の上に金貨に目が行ったようだ。貴金属が不足してるこの国では、金銀の価値は高く、王国の三宝には小金貨5枚で500万銅貨分、正使の三宝には大銀貨2枚と小銀貨5枚で25万銅貨分、副使の三宝には大銀貨1枚と小銀貨2枚と大白銅貨5枚で12万5000銅貨分となる。
正使の目付殿の年収が200万銅貨
副使の組頭殿の年収が70万銅貨
予定通り接待でもう少し鼻薬を利かせるか!
『接待料理』
「上使様、鈴木代官殿と色々相談したのですが、このような冒険者村では、王国の使者様に出せるような食事を作るのは不可能でございました、田舎料理に成りますが用意させていただきました、御口汚しに成りますお食べ頂ければ幸いです。」
「うむ、御配慮痛み入る、王国の使者として役目で参っておる、お気になさるな。」
「は! 有り難き幸せ。お出ししろ。」
俺は、鈴木代官と朝野奴隷千人頭代理に相談して、人数が激減して仕事が暇になった奴隷千人砦賄衆に料理を作ってもらった。現金や宝飾品を渡せば賄賂となり、敵対勢力がいれば付け込まれる可能性がある、だが高価な食事を供するのは接待のうちで大丈夫と判断した。とはいえ、ここには有名な料理屋など無い、それ故他では絶対食べれない高価な魔竜を食材として供することにした。
「今日は翼竜ケツァルコアトを主に御用意させていただきました。」
「なんと! 竜を頂けるのか!!」
「王都の美味を御用意できませんので、砦ならではの珍味となります。」
「先ずは本膳の、翼竜胸肉の澄まし汁・翼竜腿大蒜生姜醤油焼き・翼竜皮と軟骨の膾膾(なます)・薇塩漬け・白米でございます。」
「ほう、初めて食べるが、皆も頂こうか。」
『は!』
体裁を整えようとしてるが、貪るように食ってるよ。
初めて竜を喰うんだから仕方ないか。
頃合いかな。
「二の膳が、翼竜心臓の山椒煮・翼竜腿肉の白味噌汁・清酒を用意させていただきました、一緒に三の膳も出させていただきます、馬鹿貝の赤味噌汁・鯉の洗・翼竜肝の甘煮でございます、与の膳として翼竜胸肉カツレツでございます、引き物膳として、全てを少しづつ詰めさせていただきました、宿舎でお食べください。」
酒が入り、カツレツを食べた時点で彼らの自制心の箍が外れた
明日は早くから現場巡視が有るのだが・・・・・・・・彼らは酔い潰れるまで騒ぎ続けた。
『視察1』
流石に上使に選ばれた面々だ、昨晩酔い潰れたと思ったが、約束の時間に砦にやってきた。
「上使殿、我らは時間通りに狩場で囮に成らねばなりません、上使殿は案内の者と馬で臨時奴隷千人砦に行かれてください。」
「うむ、判った。」
「彩、行こうか。」
「はい旦那様。」
俺達は何時も通り囮をして、ボスを惹きつけブレスを吐かせた。上使殿達は、結構有能で仕事熱心なようだ、初めての森の中を馬で駆け、1時間少しで臨時砦に到着した様だ。
「上使様方、お待ちしておりました、多摩奴隷千人頭代理の朝野でございます。」
「出迎え御苦労、案内せよ。」
「は! 今1度目の狩りが終わり、獲物の仕分けをしているところでございます。」
「視察いたす。」
「は! どうぞ、通常は冒険者組合まで持って行き、そこで計量して買取となるのですが、魔竜魔獣を欲する、皮革・獣肉・貿易・魔道具・魔薬等の組合が直接買い取りに参っております、その為臨時奴隷冒険者砦では通常より高値で直接取引されております。」
「ふむ、では冒険者組合が仕切っておる駐屯所では組合買取か?」
「はい左様でございます、冒険者組合も融通できる汎用魔法袋を全てこちらに集中させて買取に力を入れております。」
「買取値はいかほどか?」
「は、平均値に成りますが、魔獣でkg当たり200銅貨、魔竜でkg当たり2000銅貨でありますが、魔法使いは魔晶石を手元に残しますので140銅貨と1400銅貨位です。」
「なぜ残すのじゃ?」
「魔力を使わせずに狩った魔獣魔竜からは、魔力の残った魔晶石が取れます、この魔晶石の魔力は、人の魔力と違い拒絶反応が起こりません、ゆえに魔法使いは自分の魔力を充魔することなく、予備の魔力を手に入れることが出来ます。」
「狩場などの実戦では、予備魔力の有無が命にかかわるからか?」
「は! ここは絶好の狩場、最低の冒険者でも1日3万銅貨は稼げます、まして魔法使いなら100万銅貨も夢ではございません、大和様が王都に行かれる前に稼ぎたいのが人情でございます。」
「それほどか!」
「王都の部屋住みの方々で、腕に覚えのある方は武者修行に絶好の場所でございますが、大和様の仰るには魔獣魔竜の数が心配、1日でも早く新しい魔境に狩り場を増やしたいとのことです。」
「うむ、部屋住みの独立の為の資金か? だがそうそう新しい士族卒族家は創設できんぞ?」
「いえ、大和様の仰るには、生活資金がれば一門または陪臣として士族卒族位を保つことが出来る、どの家も血族を平民に落とさずに済むと。」
「おおおお、それは好いな、子弟を平民に落とすは父として当主として辛いものだからな。」
『視察2』
『多摩奴隷千人臨時砦』
「上使様方、大和様が鍛えられた奴隷魔法使いが囮を行います、連絡が入り次第ここの冒険者達が狩りを行います、御検分願います。」
「うむ、此方は何時でもいいぞ。」
『狩場』
「ヒロミ、そろそろ始めようか。」
「ええ、トモコ支援宜しく。」
2人は飛行魔法で一気に魔境の中に切り込んだ。ヒロミはプエルタサウルスの脳を圧縮強化火炎魔法で焼き即死させた。即座に尊から貸与された100トン級汎用魔法袋に獲物を収納する。ヒロミはそのまま高度を上げ視界を確保。それを確認したトモコが、同じく圧縮強化火炎魔法でプエルタサウルスの脳を焼き即死させ、尊から貸与された汎用魔法袋に収容した。2人は常に1人が警戒、1人が狩りの体制を維持してボスを急襲を防いでいた。
「ヒロミ! ボスよ!!」
「逃げよう! トモコ!!」
2人はボス側に防御魔法壁を展開しつつ、魔境外へと逃げる、同時に各砦と駐屯地にボス誘導成功の念話を送った。
大幅の加筆修正した『改訂版・奴隷魔法使い』も投稿しております、読んで頂ければ嬉しいです。
俺と彩は、王家の上使が来るまでの3日間、魔術師達を中心に冒険者団を実戦連携訓練を行った。トモコとヒロミは連携して安全に囮を務められそうだ。飛行組と防御組に分かれた初級魔術師達も、連携して囮が務められるグループが2組作れた。
『多摩奴隷冒険者砦』
「王家上使、正使の渡辺目付である。」
「同じく副使の小野田財務組頭である。」
「同じく副使の湯浅財務吟味組頭である。」
「はは~~~~。」
「本日は貴君の御提出した開拓願を検めに参った。」
「はは~~~。」
俺は正座して土下座するだけ、事前に書類は審査されてるし、水面下の打ち合わせも済んでいる、形式・儀式を演じるだけだ。
「書類も完璧である、冒険者組合の支払い帳簿から貴君御財務状況も推察できる、が、実際に現金を見るのが役目、ここに開拓資金を出すように。」
俺は彼らの前に、金銀魔晶石の山をつくった
金貨銀貨で400億銅貨
大小魔晶石が1万個弱
彼らは真っ青になって固まってる!
ま、そうだろうな、帳簿の数字で見た金額と、積み上げられた金銀魔晶石じゃ迫力が天と地ほど違う。
「それと、こちらが王国と使者様に収めて頂く申請料・検視料でございます。」
俺は魔法袋から4つの三宝に乗せた金銀貨を上使の前に出した。
「無粋になりますので、金銀魔晶石は袋に納めるさせていただきます。」
上使達は羨ましそうに袋に収められる金銀魔晶石を見ていたが、やっと自分たちの物に成る三宝の上に金貨に目が行ったようだ。貴金属が不足してるこの国では、金銀の価値は高く、王国の三宝には小金貨5枚で500万銅貨分、正使の三宝には大銀貨2枚と小銀貨5枚で25万銅貨分、副使の三宝には大銀貨1枚と小銀貨2枚と大白銅貨5枚で12万5000銅貨分となる。
正使の目付殿の年収が200万銅貨
副使の組頭殿の年収が70万銅貨
予定通り接待でもう少し鼻薬を利かせるか!
『接待料理』
「上使様、鈴木代官殿と色々相談したのですが、このような冒険者村では、王国の使者様に出せるような食事を作るのは不可能でございました、田舎料理に成りますが用意させていただきました、御口汚しに成りますお食べ頂ければ幸いです。」
「うむ、御配慮痛み入る、王国の使者として役目で参っておる、お気になさるな。」
「は! 有り難き幸せ。お出ししろ。」
俺は、鈴木代官と朝野奴隷千人頭代理に相談して、人数が激減して仕事が暇になった奴隷千人砦賄衆に料理を作ってもらった。現金や宝飾品を渡せば賄賂となり、敵対勢力がいれば付け込まれる可能性がある、だが高価な食事を供するのは接待のうちで大丈夫と判断した。とはいえ、ここには有名な料理屋など無い、それ故他では絶対食べれない高価な魔竜を食材として供することにした。
「今日は翼竜ケツァルコアトを主に御用意させていただきました。」
「なんと! 竜を頂けるのか!!」
「王都の美味を御用意できませんので、砦ならではの珍味となります。」
「先ずは本膳の、翼竜胸肉の澄まし汁・翼竜腿大蒜生姜醤油焼き・翼竜皮と軟骨の膾膾(なます)・薇塩漬け・白米でございます。」
「ほう、初めて食べるが、皆も頂こうか。」
『は!』
体裁を整えようとしてるが、貪るように食ってるよ。
初めて竜を喰うんだから仕方ないか。
頃合いかな。
「二の膳が、翼竜心臓の山椒煮・翼竜腿肉の白味噌汁・清酒を用意させていただきました、一緒に三の膳も出させていただきます、馬鹿貝の赤味噌汁・鯉の洗・翼竜肝の甘煮でございます、与の膳として翼竜胸肉カツレツでございます、引き物膳として、全てを少しづつ詰めさせていただきました、宿舎でお食べください。」
酒が入り、カツレツを食べた時点で彼らの自制心の箍が外れた
明日は早くから現場巡視が有るのだが・・・・・・・・彼らは酔い潰れるまで騒ぎ続けた。
『視察1』
流石に上使に選ばれた面々だ、昨晩酔い潰れたと思ったが、約束の時間に砦にやってきた。
「上使殿、我らは時間通りに狩場で囮に成らねばなりません、上使殿は案内の者と馬で臨時奴隷千人砦に行かれてください。」
「うむ、判った。」
「彩、行こうか。」
「はい旦那様。」
俺達は何時も通り囮をして、ボスを惹きつけブレスを吐かせた。上使殿達は、結構有能で仕事熱心なようだ、初めての森の中を馬で駆け、1時間少しで臨時砦に到着した様だ。
「上使様方、お待ちしておりました、多摩奴隷千人頭代理の朝野でございます。」
「出迎え御苦労、案内せよ。」
「は! 今1度目の狩りが終わり、獲物の仕分けをしているところでございます。」
「視察いたす。」
「は! どうぞ、通常は冒険者組合まで持って行き、そこで計量して買取となるのですが、魔竜魔獣を欲する、皮革・獣肉・貿易・魔道具・魔薬等の組合が直接買い取りに参っております、その為臨時奴隷冒険者砦では通常より高値で直接取引されております。」
「ふむ、では冒険者組合が仕切っておる駐屯所では組合買取か?」
「はい左様でございます、冒険者組合も融通できる汎用魔法袋を全てこちらに集中させて買取に力を入れております。」
「買取値はいかほどか?」
「は、平均値に成りますが、魔獣でkg当たり200銅貨、魔竜でkg当たり2000銅貨でありますが、魔法使いは魔晶石を手元に残しますので140銅貨と1400銅貨位です。」
「なぜ残すのじゃ?」
「魔力を使わせずに狩った魔獣魔竜からは、魔力の残った魔晶石が取れます、この魔晶石の魔力は、人の魔力と違い拒絶反応が起こりません、ゆえに魔法使いは自分の魔力を充魔することなく、予備の魔力を手に入れることが出来ます。」
「狩場などの実戦では、予備魔力の有無が命にかかわるからか?」
「は! ここは絶好の狩場、最低の冒険者でも1日3万銅貨は稼げます、まして魔法使いなら100万銅貨も夢ではございません、大和様が王都に行かれる前に稼ぎたいのが人情でございます。」
「それほどか!」
「王都の部屋住みの方々で、腕に覚えのある方は武者修行に絶好の場所でございますが、大和様の仰るには魔獣魔竜の数が心配、1日でも早く新しい魔境に狩り場を増やしたいとのことです。」
「うむ、部屋住みの独立の為の資金か? だがそうそう新しい士族卒族家は創設できんぞ?」
「いえ、大和様の仰るには、生活資金がれば一門または陪臣として士族卒族位を保つことが出来る、どの家も血族を平民に落とさずに済むと。」
「おおおお、それは好いな、子弟を平民に落とすは父として当主として辛いものだからな。」
『視察2』
『多摩奴隷千人臨時砦』
「上使様方、大和様が鍛えられた奴隷魔法使いが囮を行います、連絡が入り次第ここの冒険者達が狩りを行います、御検分願います。」
「うむ、此方は何時でもいいぞ。」
『狩場』
「ヒロミ、そろそろ始めようか。」
「ええ、トモコ支援宜しく。」
2人は飛行魔法で一気に魔境の中に切り込んだ。ヒロミはプエルタサウルスの脳を圧縮強化火炎魔法で焼き即死させた。即座に尊から貸与された100トン級汎用魔法袋に獲物を収納する。ヒロミはそのまま高度を上げ視界を確保。それを確認したトモコが、同じく圧縮強化火炎魔法でプエルタサウルスの脳を焼き即死させ、尊から貸与された汎用魔法袋に収容した。2人は常に1人が警戒、1人が狩りの体制を維持してボスを急襲を防いでいた。
「ヒロミ! ボスよ!!」
「逃げよう! トモコ!!」
2人はボス側に防御魔法壁を展開しつつ、魔境外へと逃げる、同時に各砦と駐屯地にボス誘導成功の念話を送った。
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