26 / 36
第一章
第26話:おかげ犬
しおりを挟む
「まあ、お陰犬だわ、偉い子ね」
「ほう、これは珍しい、何か食べ物をあげないといけないな」
「もういい時間だし、寝床を用意してやったらどうだ?」
「旅籠にお伊勢参りの人がいるようなら、一緒に連れて行ってくれないかねぇ」
「もしいないのなら、次の宿場まで誰かに連れて行かそうじゃないか」
お伊勢様に限らず、体の弱い者やどうしてもやらなければいけない仕事のある者が、代理の者を立てて宮参りさせる事はある。
伊勢講や富士講で、代表者がお参りするのも一種の代参だ。
そんな代参の中に、犬に参ってもらうという珍しい形がある。
珍しいとは言っても「おかげ犬」という名称が定着するくらいには、多くの犬が代参している。
代参の犬である事は、首にかけたしめ縄と但し書きで明らかだ。
お伊勢様に参るのに必要な銭は首からかけた巾着に入れられている。
そんな「おかげ犬」を邪険にする者など滅多にいない。
この時代の人達にとって、主人の代わりにお伊勢様に行く犬は、忠義を体現する存在なのだ。
そんな忠犬「おかげ犬」を御世話する事は、自分の信心を明らかにして功徳を積む絶好の機会でもあるのだ。
とても信心深いこの時代の人々が「おかげ犬」の持った銭を盗むなど、よほど性根のねじ曲がった者しかやらない悪事だ。
そんな「おかげ犬」が檜垣屋の前を通って外宮に向かうのを見た優子は閃いた。
「角兵衛さん、飼い主のいない犬を集めるのは難しいかしら?」
「犬でございますか?
犬なら山に行けば幾らでもおりますし、里で聞けば幾らでも子犬を分けてくれますが、どうなさる御心算ですか?」
「おかげ犬のような賢い犬がいるのですから、体の不自由な者を助ける犬を育てようと思ったのです」
優子は単なる思い付きで言っているわけではない。
妖怪変化を見る事の出来る優子は、齢を経た獣が妖怪になる事をよく知っている。
直ぐに役に立つことはないだろうが、妖怪に変化した元犬に指導させれば、眼の見えない者に代わって見る事や、耳の聞こえない者に代わって聞く事ができる。
妖怪変化や式神では、見鬼の才能がない者には見る事も聞く事もできない。
付喪神の中には普通の人間の前に姿を現せる者がいるが、あからさまに姿を現したら大問題になってしまう。
とてもではないが、常時身体の者の手助けをする事などできないが、犬に覚えさせればずっと側で手助けさせられる。
「古の時代には、伝令を務めて敵から城を護った犬がいると聞いた事はありますが、体の不自由な者を助けられるほど賢い犬がいるでしょうか?」
角兵衛は優子の言う事を鵜呑みにはせず、何か問題がないか確かめてもらおうと、再度問いかけていた。
「最初から諦めていては、何事も始まりませんよ。
失敗した時には、また新たな方法を考えればいい事です。
犬を貰い受ける当てがあるのなら、できるだけ多くの犬を貰ってきてください」
「分かりました。
お嬢様がそこまで言われるのでしたら、里に使いの者をやりましょう」
丁度犬の出産時期であったこともあり、乳離れと基本的な躾の終わった犬が檜垣屋と体の不自由な者達の家に集められた。
犬が可愛い盛りであった事もあり、子犬達は多くの人達から愛情一杯にお世話され、人間の事が大好きな犬に育ってくれた。
そして人のいない所では、妖怪変化が子犬達を躾けている。
元犬だった妖怪変化が、自分達犬族に合ったやり方で体の不自由な人達を手助けできるように、子犬達に色々と教えている。
人には決してわからない、犬独特の能力や本能を利用して、体の不自由な人達の役に立てる能力を磨いていった。
子犬達は見る見るうちに賢くなっていった。
人が教えていたら、とても到達できない高みにまで成長していった。
「お嬢様の申されていた通りでございました。
私ごときがお嬢様の考えに口をはさむなど、不遜でございました」
「何を言っているのですか。
角兵衛さんが色々と教え諭してくれるから、間違えずにやってこられたのです。
これからも私がおかしな事をしないように、しっかりと見張っていてくださいね」
「畏れ多い事でございます。
そのように言っていただけますと、番頭冥利に尽きます」
これは後々の話になるのだが「おかげ犬」を参考に体の不自由な者を助ける犬を育てる話は、大きな成功を収めた。
全ての人を助けられる犬を育てるには、よほど才能のある犬でなければ不可能だったが、不自由な所がそれぞれ違うので、目の不自由な人を手助けする犬、耳の不自由な者を手助ける犬と、専門を分けるようになっていった。
専門を分けるようになって、全ての犬が何らかの不自由を持つ人を助けられるようになり、必要になる人手がとても少なくなった。
その分人は歌舞音曲や鍼灸あんま指圧に集中する事ができるようになった。
「ねえ、角兵衛さん、檜垣屋や系列の御師宿に、おかげ犬を休ませる寝床を用意できないかしら?」
「それはとても好いお考えだと思いますが、おかげ犬のお世話をするのでしたら、あまりに貧相な寝床ではお伊勢様にお叱りを受けてしまうかもしれません」
「そうね、でも今はもっと酷いのではないかしら?
専門の寝床がなく、縁の下や庭先で寝かしているのでしょう?」
「……そうですね、今は酷い状態でしたね。
お嬢様がおられる檜垣屋と系列の御師宿が、率先垂範しなければいけませんね」
「何もかも角兵衛さんに任せては負担が大き過ぎますから、角兵衛さんが任せられると思う者に、全ての御師宿におかげ犬の寝床を設ける役目を与えてください」
「これはと思う者を何人か候補に上げさせていただきますが、御神託で決めていただいた方がいいと思われます。
役目を与えられた者も、御神託で選ばれれば覚悟が定まるでしょう。
その者に何かを命じられる者も、御神託に選ばれた者からの指示であれば、反感を持たずに素直に聞き入れられるでしょう」
「確かに角兵衛さんの言う通りですね。
御神託で決めていただく方が、何事も上手くいくでしょう。
早速あいにお願いしなければいけませんね」
優子が決断した事で、おかげ犬の寝床設置役を誰が務めるかは、あいの巫女舞で御神託を受ける事になった。
今までの実績もあり、お伊勢様で重大な事を決める時には、あいが巫女舞で御神託を受けるのが常識となった。
これによってお伊勢様でのあいの権威は、比べる者がいないくらいに高まった。
いや、あいを見出した優子だけは例外だが、他の者では世襲禰宜であろうと逆らえないくらいの権威を得た。
「ほう、これは珍しい、何か食べ物をあげないといけないな」
「もういい時間だし、寝床を用意してやったらどうだ?」
「旅籠にお伊勢参りの人がいるようなら、一緒に連れて行ってくれないかねぇ」
「もしいないのなら、次の宿場まで誰かに連れて行かそうじゃないか」
お伊勢様に限らず、体の弱い者やどうしてもやらなければいけない仕事のある者が、代理の者を立てて宮参りさせる事はある。
伊勢講や富士講で、代表者がお参りするのも一種の代参だ。
そんな代参の中に、犬に参ってもらうという珍しい形がある。
珍しいとは言っても「おかげ犬」という名称が定着するくらいには、多くの犬が代参している。
代参の犬である事は、首にかけたしめ縄と但し書きで明らかだ。
お伊勢様に参るのに必要な銭は首からかけた巾着に入れられている。
そんな「おかげ犬」を邪険にする者など滅多にいない。
この時代の人達にとって、主人の代わりにお伊勢様に行く犬は、忠義を体現する存在なのだ。
そんな忠犬「おかげ犬」を御世話する事は、自分の信心を明らかにして功徳を積む絶好の機会でもあるのだ。
とても信心深いこの時代の人々が「おかげ犬」の持った銭を盗むなど、よほど性根のねじ曲がった者しかやらない悪事だ。
そんな「おかげ犬」が檜垣屋の前を通って外宮に向かうのを見た優子は閃いた。
「角兵衛さん、飼い主のいない犬を集めるのは難しいかしら?」
「犬でございますか?
犬なら山に行けば幾らでもおりますし、里で聞けば幾らでも子犬を分けてくれますが、どうなさる御心算ですか?」
「おかげ犬のような賢い犬がいるのですから、体の不自由な者を助ける犬を育てようと思ったのです」
優子は単なる思い付きで言っているわけではない。
妖怪変化を見る事の出来る優子は、齢を経た獣が妖怪になる事をよく知っている。
直ぐに役に立つことはないだろうが、妖怪に変化した元犬に指導させれば、眼の見えない者に代わって見る事や、耳の聞こえない者に代わって聞く事ができる。
妖怪変化や式神では、見鬼の才能がない者には見る事も聞く事もできない。
付喪神の中には普通の人間の前に姿を現せる者がいるが、あからさまに姿を現したら大問題になってしまう。
とてもではないが、常時身体の者の手助けをする事などできないが、犬に覚えさせればずっと側で手助けさせられる。
「古の時代には、伝令を務めて敵から城を護った犬がいると聞いた事はありますが、体の不自由な者を助けられるほど賢い犬がいるでしょうか?」
角兵衛は優子の言う事を鵜呑みにはせず、何か問題がないか確かめてもらおうと、再度問いかけていた。
「最初から諦めていては、何事も始まりませんよ。
失敗した時には、また新たな方法を考えればいい事です。
犬を貰い受ける当てがあるのなら、できるだけ多くの犬を貰ってきてください」
「分かりました。
お嬢様がそこまで言われるのでしたら、里に使いの者をやりましょう」
丁度犬の出産時期であったこともあり、乳離れと基本的な躾の終わった犬が檜垣屋と体の不自由な者達の家に集められた。
犬が可愛い盛りであった事もあり、子犬達は多くの人達から愛情一杯にお世話され、人間の事が大好きな犬に育ってくれた。
そして人のいない所では、妖怪変化が子犬達を躾けている。
元犬だった妖怪変化が、自分達犬族に合ったやり方で体の不自由な人達を手助けできるように、子犬達に色々と教えている。
人には決してわからない、犬独特の能力や本能を利用して、体の不自由な人達の役に立てる能力を磨いていった。
子犬達は見る見るうちに賢くなっていった。
人が教えていたら、とても到達できない高みにまで成長していった。
「お嬢様の申されていた通りでございました。
私ごときがお嬢様の考えに口をはさむなど、不遜でございました」
「何を言っているのですか。
角兵衛さんが色々と教え諭してくれるから、間違えずにやってこられたのです。
これからも私がおかしな事をしないように、しっかりと見張っていてくださいね」
「畏れ多い事でございます。
そのように言っていただけますと、番頭冥利に尽きます」
これは後々の話になるのだが「おかげ犬」を参考に体の不自由な者を助ける犬を育てる話は、大きな成功を収めた。
全ての人を助けられる犬を育てるには、よほど才能のある犬でなければ不可能だったが、不自由な所がそれぞれ違うので、目の不自由な人を手助けする犬、耳の不自由な者を手助ける犬と、専門を分けるようになっていった。
専門を分けるようになって、全ての犬が何らかの不自由を持つ人を助けられるようになり、必要になる人手がとても少なくなった。
その分人は歌舞音曲や鍼灸あんま指圧に集中する事ができるようになった。
「ねえ、角兵衛さん、檜垣屋や系列の御師宿に、おかげ犬を休ませる寝床を用意できないかしら?」
「それはとても好いお考えだと思いますが、おかげ犬のお世話をするのでしたら、あまりに貧相な寝床ではお伊勢様にお叱りを受けてしまうかもしれません」
「そうね、でも今はもっと酷いのではないかしら?
専門の寝床がなく、縁の下や庭先で寝かしているのでしょう?」
「……そうですね、今は酷い状態でしたね。
お嬢様がおられる檜垣屋と系列の御師宿が、率先垂範しなければいけませんね」
「何もかも角兵衛さんに任せては負担が大き過ぎますから、角兵衛さんが任せられると思う者に、全ての御師宿におかげ犬の寝床を設ける役目を与えてください」
「これはと思う者を何人か候補に上げさせていただきますが、御神託で決めていただいた方がいいと思われます。
役目を与えられた者も、御神託で選ばれれば覚悟が定まるでしょう。
その者に何かを命じられる者も、御神託に選ばれた者からの指示であれば、反感を持たずに素直に聞き入れられるでしょう」
「確かに角兵衛さんの言う通りですね。
御神託で決めていただく方が、何事も上手くいくでしょう。
早速あいにお願いしなければいけませんね」
優子が決断した事で、おかげ犬の寝床設置役を誰が務めるかは、あいの巫女舞で御神託を受ける事になった。
今までの実績もあり、お伊勢様で重大な事を決める時には、あいが巫女舞で御神託を受けるのが常識となった。
これによってお伊勢様でのあいの権威は、比べる者がいないくらいに高まった。
いや、あいを見出した優子だけは例外だが、他の者では世襲禰宜であろうと逆らえないくらいの権威を得た。
0
あなたにおすすめの小説
元Sランク受付嬢の、路地裏ひとり酒とまかない飯
☆ほしい
ファンタジー
ギルド受付嬢の佐倉レナ、外見はちょっと美人。仕事ぶりは真面目でテキパキ。そんなどこにでもいる女性。
でも実はその正体、数年前まで“災厄クラス”とまで噂された元Sランク冒険者。
今は戦わない。名乗らない。ひっそり事務仕事に徹してる。
なぜって、もう十分なんです。命がけで世界を救った報酬は、“おひとりさま晩酌”の幸福。
今日も定時で仕事を終え、路地裏の飯処〈モンス飯亭〉へ直行。
絶品まかないメシとよく冷えた一杯で、心と体をリセットする時間。
それが、いまのレナの“最強スタイル”。
誰にも気を使わない、誰も邪魔しない。
そんなおひとりさまグルメライフ、ここに開幕。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる