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第一章
第51話:食事会
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「しょうさまだ!
しょうさま、しょうさま、しょうさま、しょうさま」
最年少の少女が満面の笑みを浮かべて走って来てくれる。
何とも言いようのない嬉しさが胸の奥底から湧き出てくる。
俺のこんな感情があるとは、正直驚いた。
「ショウ様、お久しぶりでございます。
ここにいると情報が限られてしまうのですが、勝たれたのですよね?」
オセールダンジョンで女子供のリーダーを務める女が、俺が勝つことは当然だと言うような表情と声色で聞いてくる。
「ああ、王国軍を語る連中は全て捕虜にした。
今はエノー伯爵領で材木の切り出しや小物狩りをしている」
「戦勝おめでとうございます。
余計な事とは分かっておりますが、女子供一同御武運をお祈りしておりました」
「余計な事ではない。
ありがとう、うれしいよ」
「私達こそありがとうございます。
ショウ様のお陰で、オセールダンジョンの代官を務めさせていただけました。
他に誰も冒険者がおらず、安心して暮らせます」
ダンジョン内農業のアイデア、技術を独占したい辺境伯は、施策が成功した時点で思い切った政策を行った。
オセールとアンジェのダンジョンのダンジョンを、ポルトスが支援していた女子供の専用としたのだ。
王家に事情を報告する正使に、ネウストリアダンジョンの精鋭冒険者を送った事で、オセールとアンジェとトゥールの冒険者はネウストリアに移動していた。
ネウストリアダンジョンの精鋭冒険者が戻ってきたら、狩場争いになってもオセールとアンジェには戻れない。
トゥールだけは戻れるかもしれないが、ダンジョン内農業が大成功するような事があると、トゥールも信用できる者か辺境伯家の奴隷専用になるだろう。
「皆が頑張ったからだ。
俺が少々手助けしても、信用と実力がないとダンジョンは任せられない。
信用を失わないように、実力を伸ばすように、常に頑張れ」
「「「「「はい!」」」」」
「今日は私達を励ましに来てくださったのですか?」
「それもあるが、頑張ってきたお前達に料理を振るまってやろうと思ってな」
「「「「「やった~」」」」」
「こら、ショウ様の前ではしたない言動は止めなさい!」
「「「「「申し訳ありません!」」」」」
「いい、いい、構わない。
ただ、クリームシチューや麦飯の時と同じように、この料理も覚えて欲しい。
大量に作っておいて、非常時に直ぐに食べられるようにしておきたい」
「頑張って覚えさせていただきます」
女子供に美味しいものを食べさせてあげたい気持ちに嘘わない。
だが同時に、他人に美味しい料理を作ってもらえたら、自分が作る手間が無くなると言う打算もある。
料理によって、自分が作った方が美味しいものもあれば、他人に造ってもらった方が美味しいものがある。
今回俺が作るのは、八宝菜だ。
この世界の御馳走である野菜が大量に使われている。
小全く同じ物がこの世界にはないので、代用の食材を使う必要はあるが、ダンジョン農業が成功すればある程度は再現できるはずだ。
基本の材料の一つウズラの卵があるが、小さすぎて食べ答えがないので、ネットスーパーで売られている卵で一番小さいSSサイズで代用してみる。
ただ、俺の大好きな玉子に食べ応えがあっても、それが八宝菜のバランスを崩して不味くなっていまう可能性もある。
そこで俺の作るのを見ながら試作する女子供の半数には、ウズラの卵を使ってもらう事にした。
「八宝菜・材料」
豚こま切れ肉 :1000g
白菜 :1500g
水煮筍 : 400g
人参 : 500g
冷凍シーフード: 1000g(イカ・エビ・アサリ)
椎茸 : 20個
SSサイズ茹卵: 40個
水 :2000ml
水溶き片栗粉 : 300ml
サラダ油 : 300ml
「調味料」
酒 :150ml
砂糖 : 50ml
オイスターソース:100ml
鶏ガラスープの素:75ml
塩胡椒 :適量
1:イカとエビとアサリを解凍しておく。
2:白菜を一口大のざく切りにする。
3:椎茸の軸を取って薄切りにする。
4:筍を一口大に切る。
5:人参を2cm幅の短冊に切る。
6:豚こま切れ肉を一口大に切ります。
7:フライパンを中火で熱してサラダ油を敷き豚こま切れ肉を炒める。
8:豚こま切れ肉に火が通ったら、強火にして他の材料を加えて炒める。
9:しんなりとしてきたら水と調味料加えて中火で5分煮る。
10:イカに火が通り、にんじんがやわらかくなったら水溶き片栗粉を加える。
11:とろみがついたら火から下ろして皿に盛り完成。
「美味しい!
ショウ様の料理は何でも美味しいですが、これは別格の美味しさです!」
「本当ですわ、こんな美味しいものを食べたのは生まれて初めてです!」
「ホワイトシチューやオニオンソテーも美味しかったですが、このハッポウサイの方が美味しいです」
手放しで褒めてくれるのが半数だ。
残る半数もとても美味しそうに食べてくれているが、ホワイトシチューやオニオンソテーよりも美味しいと言うのを聞いて複雑な表情をしている。
「正直に教えて欲しいのだが、これまで教えた料理、ホワイトシチューやオニオンソテーの方が美味しいと思う者は手をあげてくれ。
人それぞれ味覚には違いがある。
汗をかいた後だとか、暑い日寒い日によっても食べたい物が違ってくる。
不味かったのかと聞いている訳ではない。
とても美味しいが、ホワイトシチューやオニオンソテーのどちらが好きなのか聞いているだけだから、正直に手をあげてくれ」
俺が誤解の無いように、嘘をつく事のないように、丁寧に説明したら、ようやく半数が正直に手を挙げてくれた。
「よし、よし、よし、よく正直に教えてくれた、礼を言う。
これで振舞い料理の順位を決める事ができる。
連泊する王侯貴族に出す料理の順番を決められる。
次に教えて欲しいのが、大きい卵の方がお美味しかったかだ。
大きい玉子の方が美味しかったと思う者は手をあげてくれ」
俺の想像通り、大きい玉子の方が美味しいと思う者は圧倒的に少なかった。
その少ない女子供に聞くと、玉子が大好きで、大きい卵を食べられて幸せだからと答えてくれた。
こんな女子供には、別に八宝菜に茹卵を入れる必要はない。
茹卵を別につけてあげればいいだけだ。
他の卵料理とは違って一度に大量に作れる。
しかも何時も側にいて手をかける必要もない。
寸胴に大量の玉子を入れて一定の時間茹でればいいだけだ。
俺も、SSサイズの卵よりもウズラの卵の方が料理のバランスが良いと思った。
ウズラの孵卵が成功しているから、鶏や合鴨も含めて、養鳥を増やす。
今は男達を使ってコンタル城で小規模にやってるが、大々的に増やす。
問題は八宝菜の代用食材だ。
特に問題なのは、酒、砂糖、オイスターソースの代用品だ。
シーフードは魔境や森の川にエビや淡水貝がいたので、それで試作してみる。
旨味は鶏の骨と出汁の出る野菜だな。
日本の野菜で出汁が出るのは大根、ゴボウ、トマト、玉葱、アスパラガスなど。
トマトを使うと全く違う料理になるから、それ以外を使う。
キノコ類は全て良い出汁が出るから、こっちで試作させる。
購入できるのはシイタケ、
しいたけ種駒しいたけの種800個=4321円
なめこ種駒なめこの種800個=4321円
ひらたけ種駒ひらたけの種400個=2517円
くりたけ種駒くりたけの種400個=2517円
あらげきくらげ種駒あらげきくらげの種400個=2517円
たもぎたけ種駒たもぎたけの種100個=864円
むきたけ種駒むきたけの種100個=864円
ほだ木原木マイタケ栽培キット=1680円
ほだ木原木白マイタケ栽培キット=1680円
どれか一つでもこの世界で自給自足できるようになってくれればいい。
「八宝菜・材料」
ボア系肉 :1000g
白菜 :1500g
大根 : 400g(アスパラ・ゴボウ・玉葱など)
人参 : 500g
淡水エビ : 500g
淡水貝 : 500g
椎茸 : 20個
ウズラ卵 : 40個
水 :2000ml
水溶き片栗粉: 300ml
サラダ油 : 300ml
「調味料」
鶏ガラ茸スープ:400ml
塩 :適量
試作はそれなりに美味しいが、元の八宝菜ほどではない。
大豆を栽培させて味噌や醤油を試作させるか?
淡水貝でオイスターソースを再現させてみるか?
しょうさま、しょうさま、しょうさま、しょうさま」
最年少の少女が満面の笑みを浮かべて走って来てくれる。
何とも言いようのない嬉しさが胸の奥底から湧き出てくる。
俺のこんな感情があるとは、正直驚いた。
「ショウ様、お久しぶりでございます。
ここにいると情報が限られてしまうのですが、勝たれたのですよね?」
オセールダンジョンで女子供のリーダーを務める女が、俺が勝つことは当然だと言うような表情と声色で聞いてくる。
「ああ、王国軍を語る連中は全て捕虜にした。
今はエノー伯爵領で材木の切り出しや小物狩りをしている」
「戦勝おめでとうございます。
余計な事とは分かっておりますが、女子供一同御武運をお祈りしておりました」
「余計な事ではない。
ありがとう、うれしいよ」
「私達こそありがとうございます。
ショウ様のお陰で、オセールダンジョンの代官を務めさせていただけました。
他に誰も冒険者がおらず、安心して暮らせます」
ダンジョン内農業のアイデア、技術を独占したい辺境伯は、施策が成功した時点で思い切った政策を行った。
オセールとアンジェのダンジョンのダンジョンを、ポルトスが支援していた女子供の専用としたのだ。
王家に事情を報告する正使に、ネウストリアダンジョンの精鋭冒険者を送った事で、オセールとアンジェとトゥールの冒険者はネウストリアに移動していた。
ネウストリアダンジョンの精鋭冒険者が戻ってきたら、狩場争いになってもオセールとアンジェには戻れない。
トゥールだけは戻れるかもしれないが、ダンジョン内農業が大成功するような事があると、トゥールも信用できる者か辺境伯家の奴隷専用になるだろう。
「皆が頑張ったからだ。
俺が少々手助けしても、信用と実力がないとダンジョンは任せられない。
信用を失わないように、実力を伸ばすように、常に頑張れ」
「「「「「はい!」」」」」
「今日は私達を励ましに来てくださったのですか?」
「それもあるが、頑張ってきたお前達に料理を振るまってやろうと思ってな」
「「「「「やった~」」」」」
「こら、ショウ様の前ではしたない言動は止めなさい!」
「「「「「申し訳ありません!」」」」」
「いい、いい、構わない。
ただ、クリームシチューや麦飯の時と同じように、この料理も覚えて欲しい。
大量に作っておいて、非常時に直ぐに食べられるようにしておきたい」
「頑張って覚えさせていただきます」
女子供に美味しいものを食べさせてあげたい気持ちに嘘わない。
だが同時に、他人に美味しい料理を作ってもらえたら、自分が作る手間が無くなると言う打算もある。
料理によって、自分が作った方が美味しいものもあれば、他人に造ってもらった方が美味しいものがある。
今回俺が作るのは、八宝菜だ。
この世界の御馳走である野菜が大量に使われている。
小全く同じ物がこの世界にはないので、代用の食材を使う必要はあるが、ダンジョン農業が成功すればある程度は再現できるはずだ。
基本の材料の一つウズラの卵があるが、小さすぎて食べ答えがないので、ネットスーパーで売られている卵で一番小さいSSサイズで代用してみる。
ただ、俺の大好きな玉子に食べ応えがあっても、それが八宝菜のバランスを崩して不味くなっていまう可能性もある。
そこで俺の作るのを見ながら試作する女子供の半数には、ウズラの卵を使ってもらう事にした。
「八宝菜・材料」
豚こま切れ肉 :1000g
白菜 :1500g
水煮筍 : 400g
人参 : 500g
冷凍シーフード: 1000g(イカ・エビ・アサリ)
椎茸 : 20個
SSサイズ茹卵: 40個
水 :2000ml
水溶き片栗粉 : 300ml
サラダ油 : 300ml
「調味料」
酒 :150ml
砂糖 : 50ml
オイスターソース:100ml
鶏ガラスープの素:75ml
塩胡椒 :適量
1:イカとエビとアサリを解凍しておく。
2:白菜を一口大のざく切りにする。
3:椎茸の軸を取って薄切りにする。
4:筍を一口大に切る。
5:人参を2cm幅の短冊に切る。
6:豚こま切れ肉を一口大に切ります。
7:フライパンを中火で熱してサラダ油を敷き豚こま切れ肉を炒める。
8:豚こま切れ肉に火が通ったら、強火にして他の材料を加えて炒める。
9:しんなりとしてきたら水と調味料加えて中火で5分煮る。
10:イカに火が通り、にんじんがやわらかくなったら水溶き片栗粉を加える。
11:とろみがついたら火から下ろして皿に盛り完成。
「美味しい!
ショウ様の料理は何でも美味しいですが、これは別格の美味しさです!」
「本当ですわ、こんな美味しいものを食べたのは生まれて初めてです!」
「ホワイトシチューやオニオンソテーも美味しかったですが、このハッポウサイの方が美味しいです」
手放しで褒めてくれるのが半数だ。
残る半数もとても美味しそうに食べてくれているが、ホワイトシチューやオニオンソテーよりも美味しいと言うのを聞いて複雑な表情をしている。
「正直に教えて欲しいのだが、これまで教えた料理、ホワイトシチューやオニオンソテーの方が美味しいと思う者は手をあげてくれ。
人それぞれ味覚には違いがある。
汗をかいた後だとか、暑い日寒い日によっても食べたい物が違ってくる。
不味かったのかと聞いている訳ではない。
とても美味しいが、ホワイトシチューやオニオンソテーのどちらが好きなのか聞いているだけだから、正直に手をあげてくれ」
俺が誤解の無いように、嘘をつく事のないように、丁寧に説明したら、ようやく半数が正直に手を挙げてくれた。
「よし、よし、よし、よく正直に教えてくれた、礼を言う。
これで振舞い料理の順位を決める事ができる。
連泊する王侯貴族に出す料理の順番を決められる。
次に教えて欲しいのが、大きい卵の方がお美味しかったかだ。
大きい玉子の方が美味しかったと思う者は手をあげてくれ」
俺の想像通り、大きい玉子の方が美味しいと思う者は圧倒的に少なかった。
その少ない女子供に聞くと、玉子が大好きで、大きい卵を食べられて幸せだからと答えてくれた。
こんな女子供には、別に八宝菜に茹卵を入れる必要はない。
茹卵を別につけてあげればいいだけだ。
他の卵料理とは違って一度に大量に作れる。
しかも何時も側にいて手をかける必要もない。
寸胴に大量の玉子を入れて一定の時間茹でればいいだけだ。
俺も、SSサイズの卵よりもウズラの卵の方が料理のバランスが良いと思った。
ウズラの孵卵が成功しているから、鶏や合鴨も含めて、養鳥を増やす。
今は男達を使ってコンタル城で小規模にやってるが、大々的に増やす。
問題は八宝菜の代用食材だ。
特に問題なのは、酒、砂糖、オイスターソースの代用品だ。
シーフードは魔境や森の川にエビや淡水貝がいたので、それで試作してみる。
旨味は鶏の骨と出汁の出る野菜だな。
日本の野菜で出汁が出るのは大根、ゴボウ、トマト、玉葱、アスパラガスなど。
トマトを使うと全く違う料理になるから、それ以外を使う。
キノコ類は全て良い出汁が出るから、こっちで試作させる。
購入できるのはシイタケ、
しいたけ種駒しいたけの種800個=4321円
なめこ種駒なめこの種800個=4321円
ひらたけ種駒ひらたけの種400個=2517円
くりたけ種駒くりたけの種400個=2517円
あらげきくらげ種駒あらげきくらげの種400個=2517円
たもぎたけ種駒たもぎたけの種100個=864円
むきたけ種駒むきたけの種100個=864円
ほだ木原木マイタケ栽培キット=1680円
ほだ木原木白マイタケ栽培キット=1680円
どれか一つでもこの世界で自給自足できるようになってくれればいい。
「八宝菜・材料」
ボア系肉 :1000g
白菜 :1500g
大根 : 400g(アスパラ・ゴボウ・玉葱など)
人参 : 500g
淡水エビ : 500g
淡水貝 : 500g
椎茸 : 20個
ウズラ卵 : 40個
水 :2000ml
水溶き片栗粉: 300ml
サラダ油 : 300ml
「調味料」
鶏ガラ茸スープ:400ml
塩 :適量
試作はそれなりに美味しいが、元の八宝菜ほどではない。
大豆を栽培させて味噌や醤油を試作させるか?
淡水貝でオイスターソースを再現させてみるか?
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