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第一章
第2話:天罰・聖女ローゼマリー視点
「今の天罰の話は黙っていてくださいね、貴女に何かあってはいけませんからね」
私の言葉を聞いて、修道女が顔を引きつらせています。
私が教皇に天罰を下そうとしている事に気が付いたと同時に、自分も口封じに殺される可能性があると理解したのでしょう。
これで天罰を下せなければ、この修道女は私の言葉を教皇に伝えるでしょう。
そうなると教皇と全面対決になりますが、もう向こうも私が敵だと認識しているはずですから、今更どうという事もありません。
「聖女ローゼマリー様御入場!」
式典の進行係でしょうか、大声で私の入場を伝えてくれます。
私は教えられたとおりに、列席の王侯貴族や教会関係者に威厳を示す態度で、重々しく入場します。
これは、教会関係者が王侯貴族に自分達の権力を見せつけるための、とても重要な儀式なので、偉そうな態度を取らなければいけないのですが、正直噴飯ものです。
ろくに神の声も聴くことができない怠け者が、自分を偉そうに見せようとするなんて、不遜にもほどがあります。
「聖女ローゼマリー、祝福を授ける、こちらへ」
祭壇の前を占拠した金の亡者、教皇が尊大な態度で私に命じます。
思わず怒りで怒鳴り散らしたくなりましたが、何とかその言葉を飲み込みました。
ここで儀式を台無しにするわけにはいきません。
金儲けのためにはじめられた何の意味もない儀式ですが、愚かな者達はこれを終えなければ聖女だと認めないのです。
聖女になるのには、神の祝福が全てで、卑小な人間など関係ないのに、真実を理解する事もできない、自分達を少しでも大きく見せたい屑が人間です。
「神に選ばれた聖女ローゼマリーに、教皇である私が祝福を与える」
金の亡者が不遜な言葉を口にしたとたん、天罰が下りました。
人間ごときが神に選ばれた聖女に改めて祝福を与えるなんて、神よりも人間が偉いと言い放ったも同然です。
教養も信心もない人間が何を言おうと、神は気になさりません。
ですが、神の名を騙って人々を騙し利益を貪る教会関係者には、かねてから怒っておられたのです。
「神を自分より下に見るような言動をした不遜な教皇には、天罰が下りました。
これは神の最後通告です。
心から悔い改めないと、教会に天罰の嵐が吹き荒れることになります。
次の教皇が選出されるまでは、神の命で私が教皇を代行します。
分かっているでしょうが、本当に相応しい者を教皇に選ばなければ、枢機卿全員に天罰が下りますからね」
私が神に天罰を願って教皇を殺す心算でしたが、想定外に神の御意思で天罰が下りました。
これは好機なので、教皇の座を奪ってやりました。
さて、誰が従順に従い、誰が私に牙を向くのでしょうか?
私の言葉を聞いて、修道女が顔を引きつらせています。
私が教皇に天罰を下そうとしている事に気が付いたと同時に、自分も口封じに殺される可能性があると理解したのでしょう。
これで天罰を下せなければ、この修道女は私の言葉を教皇に伝えるでしょう。
そうなると教皇と全面対決になりますが、もう向こうも私が敵だと認識しているはずですから、今更どうという事もありません。
「聖女ローゼマリー様御入場!」
式典の進行係でしょうか、大声で私の入場を伝えてくれます。
私は教えられたとおりに、列席の王侯貴族や教会関係者に威厳を示す態度で、重々しく入場します。
これは、教会関係者が王侯貴族に自分達の権力を見せつけるための、とても重要な儀式なので、偉そうな態度を取らなければいけないのですが、正直噴飯ものです。
ろくに神の声も聴くことができない怠け者が、自分を偉そうに見せようとするなんて、不遜にもほどがあります。
「聖女ローゼマリー、祝福を授ける、こちらへ」
祭壇の前を占拠した金の亡者、教皇が尊大な態度で私に命じます。
思わず怒りで怒鳴り散らしたくなりましたが、何とかその言葉を飲み込みました。
ここで儀式を台無しにするわけにはいきません。
金儲けのためにはじめられた何の意味もない儀式ですが、愚かな者達はこれを終えなければ聖女だと認めないのです。
聖女になるのには、神の祝福が全てで、卑小な人間など関係ないのに、真実を理解する事もできない、自分達を少しでも大きく見せたい屑が人間です。
「神に選ばれた聖女ローゼマリーに、教皇である私が祝福を与える」
金の亡者が不遜な言葉を口にしたとたん、天罰が下りました。
人間ごときが神に選ばれた聖女に改めて祝福を与えるなんて、神よりも人間が偉いと言い放ったも同然です。
教養も信心もない人間が何を言おうと、神は気になさりません。
ですが、神の名を騙って人々を騙し利益を貪る教会関係者には、かねてから怒っておられたのです。
「神を自分より下に見るような言動をした不遜な教皇には、天罰が下りました。
これは神の最後通告です。
心から悔い改めないと、教会に天罰の嵐が吹き荒れることになります。
次の教皇が選出されるまでは、神の命で私が教皇を代行します。
分かっているでしょうが、本当に相応しい者を教皇に選ばなければ、枢機卿全員に天罰が下りますからね」
私が神に天罰を願って教皇を殺す心算でしたが、想定外に神の御意思で天罰が下りました。
これは好機なので、教皇の座を奪ってやりました。
さて、誰が従順に従い、誰が私に牙を向くのでしょうか?
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