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第一章
第46話:驚嘆・レイラ第三皇女視点
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セント・ジオン皇国は、いえ、皇帝陛下は皇国の改革に忙しいのです。
リカルド王太子の報告を受けた事で、大臣達だけでなく役人達にも驕り高ぶりがあると分かり、それを正そうと必死になっておられます。
魔王軍が大陸を大混乱させている時に、なんと情けない事でしょう。
あちらこちらの役所で、フィフス王国への支援を着服したり流用したりしているのが発覚し、皇帝陛下も皇太子殿下も激怒されています。
魔王軍遊撃隊に対処しなければいけない時に、殺意さえ覚えてしまいます。
「お知らせさせていただきます、我が国のリカルド王太子が、ウェルズリー王国の宣戦布告のない侵略に怒り、即日宣戦布告をして侵攻いたしました」
リカルド王太子の使者から侵攻の報告を聞いた皇帝陛下は、直ぐに重臣会議を開きましたが、重臣の中にはこの大陸危急の時期に開戦するリカルド王太子を非難する者もいましたが、ウェルズリー王国に利権を持つ者でしたので黙殺されました。
それより問題になったのは、リカルド王太子の留守を狙って魔王軍がフィフス王国に大軍を派遣しないかという事でした。
皇帝陛下は貴族の暴走を防ぐためと、自分が寵臣に誑かされないためという理由で、皇太子殿下以下の皇族を重臣会議に参加させるようになっています。
皇族の一致した考えは、密偵の報告を待つという事でした。
正直な話、皇国は大量の密偵をフィフス王国に派遣しています。
王都にいる正式な大使一行だけでなく、傭兵や義勇兵の中にも多数いるのです。
魔王軍がフィフス王国を滅ぼし、大陸に攻め込んでくるのも怖いですが、リカルド王太子の強大な力を恐れたというのが、一番大きな理由です。
その密偵達が、リカルド王太子の使者が皇国に報告した半日後、まだ重臣会議の最中に次々の報告を寄こしてきたのですが、最初の一報が重臣や皇帝陛下を心底驚愕させたのです。
「お知らせいたします、フィフス王国のリカルド王太子殿下がわずか半日でウェルズリー王国を降伏させ、戴冠を宣言されました」
リカルド王太子を非難して黙殺された重臣が、真っ青になっていました。
自分が取り返しのつかない発言をしたと悟ったのです。
重臣に選ばれるくらいですから、欲深くても能力はあります。
皇国が二カ国の領地を手に入れたリカルド王太子にどういう態度を取るのか、直ぐに察して恐怖したのでしょう。
私が知っているリカルド王太子ならば、ウェルズリー王国の農地改革を行い、今までの二倍三倍の収穫量にするでしょう。
フィフス王国は過去の十倍以上の収穫高になっているという報告もあります。
単に二カ国の支配者ではなく、十カ国以上の支配者同等と言えるのです。
その国力は皇国に匹敵すると言っていいでしょう。
皇帝陛下はその支配者であるリカルド王太子と私の政略結婚を決めているのです。
「リカルド王太子は我が娘レイラの婚約者である。
朕はリカルド王太子の行動を正義と断じ戴冠を承認する。
リカルド王太子の行動に否定的な意見を申した者に使者の役目を命じる」
リカルド王太子の報告を受けた事で、大臣達だけでなく役人達にも驕り高ぶりがあると分かり、それを正そうと必死になっておられます。
魔王軍が大陸を大混乱させている時に、なんと情けない事でしょう。
あちらこちらの役所で、フィフス王国への支援を着服したり流用したりしているのが発覚し、皇帝陛下も皇太子殿下も激怒されています。
魔王軍遊撃隊に対処しなければいけない時に、殺意さえ覚えてしまいます。
「お知らせさせていただきます、我が国のリカルド王太子が、ウェルズリー王国の宣戦布告のない侵略に怒り、即日宣戦布告をして侵攻いたしました」
リカルド王太子の使者から侵攻の報告を聞いた皇帝陛下は、直ぐに重臣会議を開きましたが、重臣の中にはこの大陸危急の時期に開戦するリカルド王太子を非難する者もいましたが、ウェルズリー王国に利権を持つ者でしたので黙殺されました。
それより問題になったのは、リカルド王太子の留守を狙って魔王軍がフィフス王国に大軍を派遣しないかという事でした。
皇帝陛下は貴族の暴走を防ぐためと、自分が寵臣に誑かされないためという理由で、皇太子殿下以下の皇族を重臣会議に参加させるようになっています。
皇族の一致した考えは、密偵の報告を待つという事でした。
正直な話、皇国は大量の密偵をフィフス王国に派遣しています。
王都にいる正式な大使一行だけでなく、傭兵や義勇兵の中にも多数いるのです。
魔王軍がフィフス王国を滅ぼし、大陸に攻め込んでくるのも怖いですが、リカルド王太子の強大な力を恐れたというのが、一番大きな理由です。
その密偵達が、リカルド王太子の使者が皇国に報告した半日後、まだ重臣会議の最中に次々の報告を寄こしてきたのですが、最初の一報が重臣や皇帝陛下を心底驚愕させたのです。
「お知らせいたします、フィフス王国のリカルド王太子殿下がわずか半日でウェルズリー王国を降伏させ、戴冠を宣言されました」
リカルド王太子を非難して黙殺された重臣が、真っ青になっていました。
自分が取り返しのつかない発言をしたと悟ったのです。
重臣に選ばれるくらいですから、欲深くても能力はあります。
皇国が二カ国の領地を手に入れたリカルド王太子にどういう態度を取るのか、直ぐに察して恐怖したのでしょう。
私が知っているリカルド王太子ならば、ウェルズリー王国の農地改革を行い、今までの二倍三倍の収穫量にするでしょう。
フィフス王国は過去の十倍以上の収穫高になっているという報告もあります。
単に二カ国の支配者ではなく、十カ国以上の支配者同等と言えるのです。
その国力は皇国に匹敵すると言っていいでしょう。
皇帝陛下はその支配者であるリカルド王太子と私の政略結婚を決めているのです。
「リカルド王太子は我が娘レイラの婚約者である。
朕はリカルド王太子の行動を正義と断じ戴冠を承認する。
リカルド王太子の行動に否定的な意見を申した者に使者の役目を命じる」
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