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7話
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何がどうなって、こうなってしまったのか、全く分かりません。
王太子を襲わせたのは、ゲームでは主人公のはずのエミリーでした。
彼女が刺客を雇い、王太子を襲わせ、あわやという時にエミリーと仲間が助けに入る筋書きだったのです。
仲間はカーゾン準男爵、アスキス子爵と息子のジョシュアといった、ゲーム上も一味同心だった者たちですから、その辺は変わりありません。
「いったいどうなっているのよ?!
全然ゲーム通りにいかないじゃないの!
これでは元の世界に帰れないじゃないの!」
そういう事ですか。
使い魔を送ってエミリーを調べさせましたが、彼女も俺と同じゲーム愛好者だったようです。
俺と違うのは、ゲームをクリアして元の世界に戻ろうとしているところです。
俺がストーリーを改変してしまったから、クリアする方法が変わってしまって、王太子を襲う暴挙に出てしまったのだろう。
さてどうするべきか?
使い魔に集めさせた話では、彼女はここをゲームの世界と割り切って、人殺しも辞さない行動にでています。
俺も同じように彼女を殺す覚悟をしていいのだろうか?
多分俺の性格だと、ゲームのキャラクターだと思ったていた時なら、平気で殺せていたと思うけど、同じ日本人がゲームの世界に送り込まれたのだと分かったら、とてもじゃないけど殺せないと思う。
だからといって、アルテイシアが斬首される結末もいやだ。
さらに言えば、俺とエミリーだけがこの世界に入り込んでいるとも断言できない。
他にもたくさんの人が、この世界に送り込まれてしまったのかもしれない。
そう考えると、怖くて無暗に人殺しで問題を解決することなどできない。
「うう、これは可哀想であるな。
この顔では王宮に努めることも社交界に出ることもつらいであろう。
余を助けてくれた礼として、子爵に陞爵してやろう。
土地はそうだな、北方の不毛の地でよければ与えるが、どうだ?」
「ありがたき幸せでございます」
悩みに悩んだが、自分の手では殺せないので、他人に殺してもらうことにした。
調べた範囲では、王太子を襲った刺客たちは、多くの無辜の民を殺していた。
中に日本人が混じっていても、知らなければ割と平気で陥れることができた。
だから手柄を稼ぐ意味で、王太子にアジトを教えて一網打尽にしてもらった。
ついでに別ルートでアルテイシアを陥れるはずだった、悪役令嬢役のギネス侯爵家令嬢マディソンも逮捕してもらった。
だけどエミリーは別だった。
彼女を殺す事はできなかった。
だから俺がもらい受けることにした。
貴族令嬢を殺す事を避けたい王太子も認めてくれた。
実際に会ってひざ詰めで話し合ったら、憑き物が落ちたように冷静になってくれてたすかった。
ゲームの世界で一人きり生きていかなければいけないことに、恐怖して狂気に陥っていたようだ。
TS転生という、自分よりも不幸な俺に出会って落ち着いたようだ。
これからの一生は、彼女を支えて生きて行こうと思う。
お気に入りはアルテイシアだったけど、元々のヒロインはエミリーだから、絶世の美女なのは間違いないし、なんといっても同じ日本人だからね。
王太子を襲わせたのは、ゲームでは主人公のはずのエミリーでした。
彼女が刺客を雇い、王太子を襲わせ、あわやという時にエミリーと仲間が助けに入る筋書きだったのです。
仲間はカーゾン準男爵、アスキス子爵と息子のジョシュアといった、ゲーム上も一味同心だった者たちですから、その辺は変わりありません。
「いったいどうなっているのよ?!
全然ゲーム通りにいかないじゃないの!
これでは元の世界に帰れないじゃないの!」
そういう事ですか。
使い魔を送ってエミリーを調べさせましたが、彼女も俺と同じゲーム愛好者だったようです。
俺と違うのは、ゲームをクリアして元の世界に戻ろうとしているところです。
俺がストーリーを改変してしまったから、クリアする方法が変わってしまって、王太子を襲う暴挙に出てしまったのだろう。
さてどうするべきか?
使い魔に集めさせた話では、彼女はここをゲームの世界と割り切って、人殺しも辞さない行動にでています。
俺も同じように彼女を殺す覚悟をしていいのだろうか?
多分俺の性格だと、ゲームのキャラクターだと思ったていた時なら、平気で殺せていたと思うけど、同じ日本人がゲームの世界に送り込まれたのだと分かったら、とてもじゃないけど殺せないと思う。
だからといって、アルテイシアが斬首される結末もいやだ。
さらに言えば、俺とエミリーだけがこの世界に入り込んでいるとも断言できない。
他にもたくさんの人が、この世界に送り込まれてしまったのかもしれない。
そう考えると、怖くて無暗に人殺しで問題を解決することなどできない。
「うう、これは可哀想であるな。
この顔では王宮に努めることも社交界に出ることもつらいであろう。
余を助けてくれた礼として、子爵に陞爵してやろう。
土地はそうだな、北方の不毛の地でよければ与えるが、どうだ?」
「ありがたき幸せでございます」
悩みに悩んだが、自分の手では殺せないので、他人に殺してもらうことにした。
調べた範囲では、王太子を襲った刺客たちは、多くの無辜の民を殺していた。
中に日本人が混じっていても、知らなければ割と平気で陥れることができた。
だから手柄を稼ぐ意味で、王太子にアジトを教えて一網打尽にしてもらった。
ついでに別ルートでアルテイシアを陥れるはずだった、悪役令嬢役のギネス侯爵家令嬢マディソンも逮捕してもらった。
だけどエミリーは別だった。
彼女を殺す事はできなかった。
だから俺がもらい受けることにした。
貴族令嬢を殺す事を避けたい王太子も認めてくれた。
実際に会ってひざ詰めで話し合ったら、憑き物が落ちたように冷静になってくれてたすかった。
ゲームの世界で一人きり生きていかなければいけないことに、恐怖して狂気に陥っていたようだ。
TS転生という、自分よりも不幸な俺に出会って落ち着いたようだ。
これからの一生は、彼女を支えて生きて行こうと思う。
お気に入りはアルテイシアだったけど、元々のヒロインはエミリーだから、絶世の美女なのは間違いないし、なんといっても同じ日本人だからね。
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