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第三章「アイドルグループ アサガオ組ドッキリ企画 アイドルが下着泥棒に狙われたら?」
「アイドルが下着泥棒に狙われたら? 3」
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エリカは泣き叫ぶ。
「うわーん! なんだよ、ばかぁあああ! 本気で心配したんだからな! ばかぁ死ね!」
泣きじゃくりながら、ナギサを叩き出すエリカ。
「ちょ、ほんとに痛いって。まあいいや、みたとおり「ドッキリ大成功!」だったね」
「はぁ、バカじゃないの! ほんとサイテー! なんで、気が付かなかったんだろ」
仕掛け人のナギサが、種明かしをして見せる。
「エリカってクールぶってバカだからさ、適当なことをいったらザー汁アワビに注ぎ込むまでやるんじゃないかって」
「ふざけんな! そんなことするわけないだろ!」
「食べるまでだったね」
「……こんなの本物じゃないんでしょ? 怪しいと思ってたんだ」
ドッキリと言うからには、ザー汁は偽物なんだろうと言うエリカ。
「そう、よくエッチなビデオで使ってる疑似のやつだよ。エリちゃんよく見てるもんね」
「見てねえよ! 誰がエリちゃんだ」
普段そんな呼び方したことねえだろと、エリカはむくれてみせる。
ここからは、テレビのカメラが回ってると知っているからする反応である。
「途中でザー汁チャレンジ失敗したのもったいなかったね、まだペットボトルに半分も残ってるのに」
ナギサがそうやって持ち出した一リットルのペットボトルに、半分もザー汁がとごっていた。
「うぇ、うぇぇ……」
偽物とわかっていても気持ち悪い。
あの酷い味を思い出して、エリカはえずいてしまう。
「今回は、ほんと聞いたことないような声だすなあエリカ。面白い」
「疑似だとわかってても、キモい……」
これが本物だったらと思うと余計だ。
ザー汁恐怖症とかいってたのも、この分だと冗談だと思うんだけど。
ほんとに恐怖症になってしまいそうと思うエリカである。
「なあこれ、どんだけお腹に入るかやってみない? あたし赤ちゃん袋が結構大きいほうだと思うんだよね」
そうわけがわからないことを言って、ナギサは透明な漏斗でペットボトルに入っているザー汁をどんどん自分のあわびに注ぎ込んでいく。
「やめなさいって! いくら偽物だからって……」
そんなの入れたら病気になっちゃうんじゃないか。
エリカにそう思わせるほどの汚らわしさが、その液体にはあった。
「はぁ、準備したやつはぜんぶ使わなきゃいけないんだから、エリカもやるんだよ。ザー汁チャレンジ」
「うそぉ」
こんな真似を自分もやらなきゃいけないと知ってエリカは驚く。
「このドッキリ企画知ってるでしょ、エリカもやらないと終わらないよ」
あの悪名高きプロデューサーの無茶振り企画なのだから、それくらいはあるかとエリカは舌を巻く。
「ほら、半分遺しておいたから。どうせなら、得意の新体操のポーズでやってくれよ、足めっちゃあげるやつ」
「わかった、わかりましたよ」
これも番組だからしょうがない。
エリカは、あっけなく服を脱ぎ捨てて全裸になると、足を思いっきり天にあげる。
百八十度開脚する新体操のポーズだ。
「それだと自分で入れられないだろうから、私がいれてあげるね」
「はーい」
ナギサは、エリカのアワビに透明な漏斗を挿入する。
もちろんカメラがそこにズームして、大事な場所がドアップで映っている。
これは、エリカの純血を示すための儀式でもあったからだ。
そろそろ男性アイドルとの熱愛報道なんて、ありもしないものを払拭しないといけない。
この番組にはその効果もあると知っているから、、ナギサはエリカの無垢なアワビにためらいもなく漏斗をぶっ刺してザー汁をぶちまけた。
エリカのアワビは、ドクンッドクンッと音を鳴らして誰のものともわからぬザー汁をアワビの中に飲み込んでいく。
処女の膜があるからこそ、入口は狭く一度入ったザー汁は外にもれない。
エリカは、ペットボトルの約四分の一の大量のザー汁をアワビで飲み込んだ。
お腹いっぱいにザー汁を飲み干すと、エリカはドヤッとした顔をした。
「さすが、エリカ。一滴もこぼさないなんて」
「へんっ。これくらい、なんてことはないよ」
最後に、二人は眼の前にアシスタントディレクターが持ってきたフリップを同時に声を合わせて読む。
「「アイドルが下着泥棒に狙われたら?」」
「「ザー汁チャレンジが始まって!」」
「「二人とも、ファンの赤ちゃんを妊娠しちゃう!?」」
そう読んでしまってから、ナギサは不思議そうに言う。
「これ、ファンのザー汁って設定だったの?」
それに、エリカが楽しそうに突っ込む。
「仕掛け人のお前も知らないんかーい」
「いや、ファンのザー汁って設定なら、臭いとか汚いとか言ってたエリカめっちゃ印象悪いなって……」
そう言われて、エリカはハッとして言う。
「あー! すんません! ぜんぜん臭くないです! ザー汁、いい匂い! 美味しかったし!」
「あははははっ! 今さら白々しすぎる」
ナギサが笑って、無事にロケは終了するのだった。
「うわーん! なんだよ、ばかぁあああ! 本気で心配したんだからな! ばかぁ死ね!」
泣きじゃくりながら、ナギサを叩き出すエリカ。
「ちょ、ほんとに痛いって。まあいいや、みたとおり「ドッキリ大成功!」だったね」
「はぁ、バカじゃないの! ほんとサイテー! なんで、気が付かなかったんだろ」
仕掛け人のナギサが、種明かしをして見せる。
「エリカってクールぶってバカだからさ、適当なことをいったらザー汁アワビに注ぎ込むまでやるんじゃないかって」
「ふざけんな! そんなことするわけないだろ!」
「食べるまでだったね」
「……こんなの本物じゃないんでしょ? 怪しいと思ってたんだ」
ドッキリと言うからには、ザー汁は偽物なんだろうと言うエリカ。
「そう、よくエッチなビデオで使ってる疑似のやつだよ。エリちゃんよく見てるもんね」
「見てねえよ! 誰がエリちゃんだ」
普段そんな呼び方したことねえだろと、エリカはむくれてみせる。
ここからは、テレビのカメラが回ってると知っているからする反応である。
「途中でザー汁チャレンジ失敗したのもったいなかったね、まだペットボトルに半分も残ってるのに」
ナギサがそうやって持ち出した一リットルのペットボトルに、半分もザー汁がとごっていた。
「うぇ、うぇぇ……」
偽物とわかっていても気持ち悪い。
あの酷い味を思い出して、エリカはえずいてしまう。
「今回は、ほんと聞いたことないような声だすなあエリカ。面白い」
「疑似だとわかってても、キモい……」
これが本物だったらと思うと余計だ。
ザー汁恐怖症とかいってたのも、この分だと冗談だと思うんだけど。
ほんとに恐怖症になってしまいそうと思うエリカである。
「なあこれ、どんだけお腹に入るかやってみない? あたし赤ちゃん袋が結構大きいほうだと思うんだよね」
そうわけがわからないことを言って、ナギサは透明な漏斗でペットボトルに入っているザー汁をどんどん自分のあわびに注ぎ込んでいく。
「やめなさいって! いくら偽物だからって……」
そんなの入れたら病気になっちゃうんじゃないか。
エリカにそう思わせるほどの汚らわしさが、その液体にはあった。
「はぁ、準備したやつはぜんぶ使わなきゃいけないんだから、エリカもやるんだよ。ザー汁チャレンジ」
「うそぉ」
こんな真似を自分もやらなきゃいけないと知ってエリカは驚く。
「このドッキリ企画知ってるでしょ、エリカもやらないと終わらないよ」
あの悪名高きプロデューサーの無茶振り企画なのだから、それくらいはあるかとエリカは舌を巻く。
「ほら、半分遺しておいたから。どうせなら、得意の新体操のポーズでやってくれよ、足めっちゃあげるやつ」
「わかった、わかりましたよ」
これも番組だからしょうがない。
エリカは、あっけなく服を脱ぎ捨てて全裸になると、足を思いっきり天にあげる。
百八十度開脚する新体操のポーズだ。
「それだと自分で入れられないだろうから、私がいれてあげるね」
「はーい」
ナギサは、エリカのアワビに透明な漏斗を挿入する。
もちろんカメラがそこにズームして、大事な場所がドアップで映っている。
これは、エリカの純血を示すための儀式でもあったからだ。
そろそろ男性アイドルとの熱愛報道なんて、ありもしないものを払拭しないといけない。
この番組にはその効果もあると知っているから、、ナギサはエリカの無垢なアワビにためらいもなく漏斗をぶっ刺してザー汁をぶちまけた。
エリカのアワビは、ドクンッドクンッと音を鳴らして誰のものともわからぬザー汁をアワビの中に飲み込んでいく。
処女の膜があるからこそ、入口は狭く一度入ったザー汁は外にもれない。
エリカは、ペットボトルの約四分の一の大量のザー汁をアワビで飲み込んだ。
お腹いっぱいにザー汁を飲み干すと、エリカはドヤッとした顔をした。
「さすが、エリカ。一滴もこぼさないなんて」
「へんっ。これくらい、なんてことはないよ」
最後に、二人は眼の前にアシスタントディレクターが持ってきたフリップを同時に声を合わせて読む。
「「アイドルが下着泥棒に狙われたら?」」
「「ザー汁チャレンジが始まって!」」
「「二人とも、ファンの赤ちゃんを妊娠しちゃう!?」」
そう読んでしまってから、ナギサは不思議そうに言う。
「これ、ファンのザー汁って設定だったの?」
それに、エリカが楽しそうに突っ込む。
「仕掛け人のお前も知らないんかーい」
「いや、ファンのザー汁って設定なら、臭いとか汚いとか言ってたエリカめっちゃ印象悪いなって……」
そう言われて、エリカはハッとして言う。
「あー! すんません! ぜんぜん臭くないです! ザー汁、いい匂い! 美味しかったし!」
「あははははっ! 今さら白々しすぎる」
ナギサが笑って、無事にロケは終了するのだった。
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