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終章「英雄、ガンプ・プファイト」
第三十三話:水浴びを楽しむ
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緑竜鬼ドラニガフのダンジョン。
前に、探索できなかったエリアがあるのだ。
「俺はちょっとダンジョンに用があるから、お前らにその間に命じておくことがある」
「その前に、身体を洗わせろよ!」
蛙魔人の毒液でドロドロになっている女騎士ヴァルキュリアから文句が出る。
そりゃガンプも、身体が洗えるものなら洗いたい。
「しかし、こんなところに水浴びできるところなんてないぞ」
ダンジョンの周りは毒の沼地である。
ここに来た時は、飲水にも困って湧き水を探したが、塩水しかなくて大変困った記憶がある。
「なんなの、水がいるの?」
女勇者セイラが聞いてくる。
「お前もしかして、水持ってきたのか」
飲水用の水は用意しているが、馬車にそんなもの載せるスペースはなかったので……。
「何をやるつもりなんだ」
「このあたりかな」
ドーン! ドーン!
岩場で思いっきり床に拳を叩きつけるセイラ。
岩が割れる、だけで済まずクレーターができている。
あいかわらず人間離れしているが、その行動に何の意味があると思っていると。
プッシュー!
割れた岩場から、湧き水が吹き出した。
「なんじゃこりゃ」
もしかして、こいつ拳で井戸を掘ったのか。
「あー気持ちいい」
そう言ってセイラは、一人で水浴びしている。
おそるおそる、ドロドロの顔を洗ってみると。
「めっちゃ気持ちいい……」
湿気の多いドロドロの沼地だからな。
セイラは、ホイホイとエッチなコスチュームと下着まで脱いで吹き出てくる水に股を当てて、「あははは!」と遊んでいる。
身体に凹凸がないから、脱ぎやすいんだろうな。
「おい! セイラ」
「ガンプもいるのに裸になるなんて、いたましいですよ!」
さっさと脱いでしまったセイラに、ヴァルキュリアと聖女プリシラが注意する。
「だって、もう裸とかいまさらじゃない?」
あまりにもあっけらかんとしたセイラの反応に、ガンプも笑う。
「そりゃそうだ、俺も綺麗にして洗濯もするわ」
正直、めちゃくちゃありがたかった。
毒の粘液は、付着し続けてる限り解毒しないとダメージを食らうからな。
「この泉があるだけで、毒の沼地での死亡率が下がるな。セイラでかしたぞ」
「ぶい!」
真っ裸で、両手でピースサインをするセイラ。
あ、それはちょっとギャップがあってエロいな。
「ちょっと、師匠! なに断たせてるんだよ」
ヴァルキュリアや、プリシラにも「最低!」「いたましいです!」と注意されてしまう。
「俺が悪いんじゃない! セイラが急に変なことするから」
「ふーん師匠、僕みたいな子供体型でも反応するんだ……」
急に恥ずかしくなったのか、頬を赤くして胸を手で隠すセイラ。
でも、まんざらでもない口調だ。
「俺の名誉のためにいっとくけど、そのほとんどない胸に興奮したわけじゃないからな」
「なんだよ!」
ドカ!
「あぶねええええ! 避けなきゃいまの死んでるだろ!」
セイラが振り回した拳で、岩が砕けている。
セイラの動きを知り尽くしてるガンプじゃなきゃ避けられないツッコミだ。
「大丈夫だよ。プリシラもいるから」
「回復魔法ありきじゃねえか!」
ケラケラと笑うセイラに毒気を抜かれたのか、ガンプはしょうがないなと笑う。
「お前らもさっさと身体を洗えよ」
「だって、その魔導球で全国民に配信してるんでしょう! 私はもうあられのない姿を晒したくありません」
プリシラが言う。
「ああ、わかった。じゃあ配信は止めるから」
「そうなのですか。ガンプさんを、信じていいのですね」
そう言って、ホッとするプリシラ。
「まあ一応映像は撮っとくけどな」
「撮るのかよ!」
今度はヴァルキュリアがツッコんでくる。
手がでないだけ、セイラよりマシだったりする。
撮らないわけないだろ。
花の盛りは短いのだ。
若く美しい時期を撮っておいた俺に、いつか三人は感謝することに……ならないかなあとガンプは笑う。
まあ、自分の欲棒のためにやっているだけだ。
「しょうがありませんね」
「ほんとに配信はしてないんだな」
いい加減慣れてきたのか、プリシラもヴァルキュリアもエッチなコスチュームと下着を脱ぎ始める。
なるべく魔導球とガンプの視線から肌を隠そうと背中を向けるが、その背中がもう色っぽいんだよな。
プリシラははやり、その超巨乳が目を引くのだが、美しく長い銀髪が濡れて、真っ白い背中に張り付く神々しい姿もそそるものがある。
「見るなよ! 絶対こっちを見るなよ!」
ヴァルキュリアはそれ、見てくれって言ってるようなもんだろう。
赤髪で紅玉の瞳のヴァルキュリアは、あれほど激しい戦闘をしながら肌は白く身体は美しいものだ。
肉体が闘気で守られていることもあるが、回復力もものすごいからだろう。
Dカップの胸は、性格と同じく反抗的にツンと立っているし、六つに割れた腹筋も素晴らしい。
「だが、ここは。あえてセイラ」
「ひゃう!」
ガンプが、後ろからセイラを抱きしめるとブルブルと肩を震わせる。
「じっとしてろよ」
「なんで僕! プリシラもヴァルキュリアもいるのに!」
なんでかなあ。
いつでも俺を一撃で殺せる実力を持つ女勇者をこの手で自由にできる。
その権利を楽しみたくなっただけかもしれない。
「じっとしてろって、身動ぎするな」
「だって……師匠やっぱり、僕のことが一番……」
ぶつくさセイラは言って、裸になったときも平気だったのに今は肩まで真っ赤にしている。
ガンプにとっては、そんなことは関係なく。
プリシラとヴァルキュリアの水浴びを眺めながら。
ただ自分が気持ちよくなることしか頭にないのだった。
前に、探索できなかったエリアがあるのだ。
「俺はちょっとダンジョンに用があるから、お前らにその間に命じておくことがある」
「その前に、身体を洗わせろよ!」
蛙魔人の毒液でドロドロになっている女騎士ヴァルキュリアから文句が出る。
そりゃガンプも、身体が洗えるものなら洗いたい。
「しかし、こんなところに水浴びできるところなんてないぞ」
ダンジョンの周りは毒の沼地である。
ここに来た時は、飲水にも困って湧き水を探したが、塩水しかなくて大変困った記憶がある。
「なんなの、水がいるの?」
女勇者セイラが聞いてくる。
「お前もしかして、水持ってきたのか」
飲水用の水は用意しているが、馬車にそんなもの載せるスペースはなかったので……。
「何をやるつもりなんだ」
「このあたりかな」
ドーン! ドーン!
岩場で思いっきり床に拳を叩きつけるセイラ。
岩が割れる、だけで済まずクレーターができている。
あいかわらず人間離れしているが、その行動に何の意味があると思っていると。
プッシュー!
割れた岩場から、湧き水が吹き出した。
「なんじゃこりゃ」
もしかして、こいつ拳で井戸を掘ったのか。
「あー気持ちいい」
そう言ってセイラは、一人で水浴びしている。
おそるおそる、ドロドロの顔を洗ってみると。
「めっちゃ気持ちいい……」
湿気の多いドロドロの沼地だからな。
セイラは、ホイホイとエッチなコスチュームと下着まで脱いで吹き出てくる水に股を当てて、「あははは!」と遊んでいる。
身体に凹凸がないから、脱ぎやすいんだろうな。
「おい! セイラ」
「ガンプもいるのに裸になるなんて、いたましいですよ!」
さっさと脱いでしまったセイラに、ヴァルキュリアと聖女プリシラが注意する。
「だって、もう裸とかいまさらじゃない?」
あまりにもあっけらかんとしたセイラの反応に、ガンプも笑う。
「そりゃそうだ、俺も綺麗にして洗濯もするわ」
正直、めちゃくちゃありがたかった。
毒の粘液は、付着し続けてる限り解毒しないとダメージを食らうからな。
「この泉があるだけで、毒の沼地での死亡率が下がるな。セイラでかしたぞ」
「ぶい!」
真っ裸で、両手でピースサインをするセイラ。
あ、それはちょっとギャップがあってエロいな。
「ちょっと、師匠! なに断たせてるんだよ」
ヴァルキュリアや、プリシラにも「最低!」「いたましいです!」と注意されてしまう。
「俺が悪いんじゃない! セイラが急に変なことするから」
「ふーん師匠、僕みたいな子供体型でも反応するんだ……」
急に恥ずかしくなったのか、頬を赤くして胸を手で隠すセイラ。
でも、まんざらでもない口調だ。
「俺の名誉のためにいっとくけど、そのほとんどない胸に興奮したわけじゃないからな」
「なんだよ!」
ドカ!
「あぶねええええ! 避けなきゃいまの死んでるだろ!」
セイラが振り回した拳で、岩が砕けている。
セイラの動きを知り尽くしてるガンプじゃなきゃ避けられないツッコミだ。
「大丈夫だよ。プリシラもいるから」
「回復魔法ありきじゃねえか!」
ケラケラと笑うセイラに毒気を抜かれたのか、ガンプはしょうがないなと笑う。
「お前らもさっさと身体を洗えよ」
「だって、その魔導球で全国民に配信してるんでしょう! 私はもうあられのない姿を晒したくありません」
プリシラが言う。
「ああ、わかった。じゃあ配信は止めるから」
「そうなのですか。ガンプさんを、信じていいのですね」
そう言って、ホッとするプリシラ。
「まあ一応映像は撮っとくけどな」
「撮るのかよ!」
今度はヴァルキュリアがツッコんでくる。
手がでないだけ、セイラよりマシだったりする。
撮らないわけないだろ。
花の盛りは短いのだ。
若く美しい時期を撮っておいた俺に、いつか三人は感謝することに……ならないかなあとガンプは笑う。
まあ、自分の欲棒のためにやっているだけだ。
「しょうがありませんね」
「ほんとに配信はしてないんだな」
いい加減慣れてきたのか、プリシラもヴァルキュリアもエッチなコスチュームと下着を脱ぎ始める。
なるべく魔導球とガンプの視線から肌を隠そうと背中を向けるが、その背中がもう色っぽいんだよな。
プリシラははやり、その超巨乳が目を引くのだが、美しく長い銀髪が濡れて、真っ白い背中に張り付く神々しい姿もそそるものがある。
「見るなよ! 絶対こっちを見るなよ!」
ヴァルキュリアはそれ、見てくれって言ってるようなもんだろう。
赤髪で紅玉の瞳のヴァルキュリアは、あれほど激しい戦闘をしながら肌は白く身体は美しいものだ。
肉体が闘気で守られていることもあるが、回復力もものすごいからだろう。
Dカップの胸は、性格と同じく反抗的にツンと立っているし、六つに割れた腹筋も素晴らしい。
「だが、ここは。あえてセイラ」
「ひゃう!」
ガンプが、後ろからセイラを抱きしめるとブルブルと肩を震わせる。
「じっとしてろよ」
「なんで僕! プリシラもヴァルキュリアもいるのに!」
なんでかなあ。
いつでも俺を一撃で殺せる実力を持つ女勇者をこの手で自由にできる。
その権利を楽しみたくなっただけかもしれない。
「じっとしてろって、身動ぎするな」
「だって……師匠やっぱり、僕のことが一番……」
ぶつくさセイラは言って、裸になったときも平気だったのに今は肩まで真っ赤にしている。
ガンプにとっては、そんなことは関係なく。
プリシラとヴァルキュリアの水浴びを眺めながら。
ただ自分が気持ちよくなることしか頭にないのだった。
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