プロ作家が教える小説の稼ぎ方

ヤラナイカー

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天才くんの見えないもの

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天才くん「だから頭の中で映画を撮ればいいんでは」

それ、他のアニメ化2回やってる作家も言ってたわ。
天才くんはわからなくてしょうがないんだけど、それデキる人少ないんだよ。

天才くん「まじか、大変だな。これができないと、気付きにくくない?」

俺は、ハリウッド映画をチェックしてようやく天才くんの言ってることがわかったんだからね。
脳をパソコンに例えると、その性能の違いみたいなもんなんだよ。

おそらく、シーン単位とかでならかろうじて映像化できるけど。
普通の人は解像度が低いんだわ。

天才くん「文章だけの想起では見逃されることが多々あるだろうに。それだと、超ローアングルで撮った時のスカートの中のパンツの色や皺や匂いもわからないでしょ?」

だから、常人にはパンツの皺なんか見えるほどの解像度がないし、匂いを感じるような感覚もないんだよ。

天才くん「それはつらいな」

だから文学とかでは読者の鼻先にドブ川の匂いを漂わせるとかやるけど
そういうのは、かなり頑張らないと伝わらないはずなんだね。

天才くん「ドブ川の匂いと書かれても、即ドブ川の匂いなんて感じないわけだな。だから、そう感じるレベルまで生々しく書くか、もしくはカットして流してしまうしかないと」

そういうこと。
村上春樹の信者とかいるけど、村上春樹のレベルになると読者の意識をコントロールして、その映像を見せてしまうこともできる。

だから、読者は生まれて初めて目が開かされたとか、世界の色が変わったとか感じて、信者にまでなってしまうんだと思うな。

天才くん「ファッションでやってるんだと思ってたわ」

まあ、そういう面はあるだろうけど。
凡人に解像度の高い映像を伝えるというのは、難しいことなんだと思うね。

ましてや、匂いまでとなると相手の心の襞に分け入って、よっぽど丁寧にやらないと伝わないと思ったほうがいいよ。
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