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十七話
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イケメン貴族であるイヴァンが、公共の場で言ってはいけない単語を言いそうな気がした。
「ストップ!! いいから。分かったから!」
「オレは分かんねぇよ。遮るなよ」
アンドレは身を乗り出してイヴァンへ近づいた。
「嘘でしょう。分かんないこととかある?」
アンドレの言葉にいちいちイライラして、私はたまらず声を張ってしまった。
「だから、童貞じゃなくなったってことでしょう? イヴァンは大人になったって言ってるの。性的な意味で!」
辺りが一瞬静寂に包まれ、イヴァンはまばらな拍手をした。
「……そうだね。御名答……」
何故か少し頬を染めている彼の理由を察したのは、いくらか経ってからだ。
「……ほ、ほら、私たちもいい歳だからさ。ソウイウコトしてもオカシクないト言うか……」
私はロボットのようにぎこちなくなってしまった。
「ローズ」
「はい……」
「執事には会った? お茶でも飲みながらゆっくり話そうか」
「……はい……」
イヴァンは笑みを浮かべ、私を再び侯爵邸の中へ案内したのだった。
装飾の施された大きな扉が閉まる直前、「嘘だろ!? なんでアイツが……オレより先に……」などと、アンドレがブツブツ呟いていた。
◇◇◇
「ローズ、今まで何してたの?」
「それは……」
応接室の広いテーブルの上には百合の挿された花瓶と茶菓子、二人分のカモミールティーが置かれている。
リュシアンを抱いたイヴァンは、私の真横の椅子に座って真剣な眼差しで問いただしていた。
「ね、大丈夫だったの? どうやって暮らしてるの?」
「……」
彼の瞳は、心配と不安と、好奇心でいっぱいになっている。大丈夫と胸を張っては言えないけど、こうして無事に生きているので問題はない。
私はイヴァンに事のいきさつを語りながら、ゆっくりと紅茶をすする。彼に余計な心配をかけたくなかったが、心配している以上正直に話すのが道理だと思った。イヴァンにはたくさん協力してもらっているし、彼にはリュシアンのことも知る権利がある。
私はこれまでの流れをひととおり語ったあと、一番頭を悩ませている魔力制御について話した。
「魔法の暴発は、残念ながら完全には防げないね」
「やっぱり?」
「さっき分かったと思うけど、魔力については性経験でしか治療できないようなんだ。魔法使いを輩出している昔の王族はかなり早くにみんな結婚しているけど、それが理由でもあるんだろうね」
イヴァンはメレンゲを焼いた菓子をひょいっとひとつ手に取ると口の中へ放り込んだ。サクサクと咀嚼する音が聞こえる。
「まだ小さいリュシアンに性的なことを望むのは論理的にもありえないし、とりあえず対処法で凌ぐしかない」
「イヴァンみたいな?」
「そうだね」
彼は今でこそ言論を制限していないし眼鏡も外しているが、長く制限のある生活を送っていた。
イヴァンがじっとリュシアンの瞳を見つめると、リュシアンは泣き出しそうになってぷいっと顔を背けた。彼は「まいったな」と頭を掻きながら苦笑いした。
「僕は五歳くらいから視力を下げる眼鏡をかけてたけど、この子は僕より魔力がありそうだし、慎重に対処する必要がありそうだね」
イヴァンはリュシアンの柔らかい頬の下に手を添えると、ゆっくりと彼と目を合わせた。
「瞳の黒色が濃い。濃ければ濃いほど、内に秘めた魔力が強いんだ。これは大変だったね……」
「あ……」
横顔がそっくりで、思わず胸がキュンとする。
リュシアンさえいればいいと思って家を出てきたけれど、イヴァンはどう思っていたんだろう。血の繋がりがある子どもがいれば会いたいと思うのが普通じゃないのか。
「黙っていてごめんね。生まれたらすぐ知らせるべきだったかな」
「何、急に」
「もっと小さい頃のリュシアンにも会いたかったかなって」
「……」
前世の記憶が、複雑に絡みつく。
前世の夫は子どもに興味がな薄かったし、不倫をする人間など、子どもより異性が大事な人もいる。
いつの間にか男性とはそういうものだと思い込んでしまっていた。イヴァンが同じとは限らないのに。
「そうだね。だけど、過去のリュシアンを知らないぶん、これからいっぱい知っていくから大丈夫だよ」
イヴァンはリュシアンの頬に触れたまま、私の方を見て微笑んだ。
「君はひとりで育てる決断をして、僕のそばにいることを選ばなかった。何か理由があるんだろうし、その選択は尊重したいと思っている。だけど、僕にも幸せを分けて欲しい」
彼は目を細めて笑った。
一方イヴァンの傍らで、リュシアンは良い顔をしていなかった。私たちが話す間はずっとしかめっ面。頬を膨らませたリュシアンは、グーにした小さな手をイヴァンの頭上へ振りかざした。
「リュシアン!」
私は咄嗟に、彼の身体を引き寄せた。
リュシアンは普通の赤ちゃんではない。魔力持ちで、普通じゃないことができるのだ。
いくらイヴァンが好意を示そうと、リュシアンにとってイヴァンはまだ赤の他人で、自分に危害を加える恐れのある敵でしかない。
「だー!!」
尋常とは思えない速さで拳が風を切った。赤ちゃんだからとナメてかかってはいけない。攻撃力倍増なんて魔法をかけられたら、普通の人だったらひとたまりもない──
「上手だね!」
イヴァンは何倍も大きな手で、リュシアンの握りこぶしを包み込んだ。
「あ?」
「これが君の魔法……初めて見たよ。本当に魔法が使えるんだね」
「あ……?」
「でもちょっと危ないから、ごめんね」
リュシアンの手を包んだままイヴァンが何かの呪文を唱えると、もくもくと白い煙が立ち上る。煙はたちまちに霧となり、辺りはドライアイスのごとく真っ白の霧で覆われてしまった。イヴァンは一瞬にして、リュシアンの膨大な魔力を消し去ってしまった。
私は背筋が凍りつく。
イヴァンがリュシアンの魔法を見たことが無いのと同じく、私もイヴァンの魔法を目にしたのは初めてだった。
一人前の魔法使いとは、こんなにも強い力を持っていたのだ。何も持たない者は到底敵わない、超越した力。もしイヴァンと会わずにいたら、リュシアンは取り返しのつかないことをしでかしていただろう。
「リュシアンくん、君は天才だね」
「ちゃい!」
「せっかくだし、もっと天才になるために僕と練習しない?」
「う?」
「ママを守れる、強くて優しいヒーローになるんだ」
イヴァンは小指を立ててリュシアンのそれと絡ませた。
「ローズ、リュシアンは僕に指導させてくれないかな。この子は強くて……危うい」
真っすぐな瞳に、偽りはなかった。
「ストップ!! いいから。分かったから!」
「オレは分かんねぇよ。遮るなよ」
アンドレは身を乗り出してイヴァンへ近づいた。
「嘘でしょう。分かんないこととかある?」
アンドレの言葉にいちいちイライラして、私はたまらず声を張ってしまった。
「だから、童貞じゃなくなったってことでしょう? イヴァンは大人になったって言ってるの。性的な意味で!」
辺りが一瞬静寂に包まれ、イヴァンはまばらな拍手をした。
「……そうだね。御名答……」
何故か少し頬を染めている彼の理由を察したのは、いくらか経ってからだ。
「……ほ、ほら、私たちもいい歳だからさ。ソウイウコトしてもオカシクないト言うか……」
私はロボットのようにぎこちなくなってしまった。
「ローズ」
「はい……」
「執事には会った? お茶でも飲みながらゆっくり話そうか」
「……はい……」
イヴァンは笑みを浮かべ、私を再び侯爵邸の中へ案内したのだった。
装飾の施された大きな扉が閉まる直前、「嘘だろ!? なんでアイツが……オレより先に……」などと、アンドレがブツブツ呟いていた。
◇◇◇
「ローズ、今まで何してたの?」
「それは……」
応接室の広いテーブルの上には百合の挿された花瓶と茶菓子、二人分のカモミールティーが置かれている。
リュシアンを抱いたイヴァンは、私の真横の椅子に座って真剣な眼差しで問いただしていた。
「ね、大丈夫だったの? どうやって暮らしてるの?」
「……」
彼の瞳は、心配と不安と、好奇心でいっぱいになっている。大丈夫と胸を張っては言えないけど、こうして無事に生きているので問題はない。
私はイヴァンに事のいきさつを語りながら、ゆっくりと紅茶をすする。彼に余計な心配をかけたくなかったが、心配している以上正直に話すのが道理だと思った。イヴァンにはたくさん協力してもらっているし、彼にはリュシアンのことも知る権利がある。
私はこれまでの流れをひととおり語ったあと、一番頭を悩ませている魔力制御について話した。
「魔法の暴発は、残念ながら完全には防げないね」
「やっぱり?」
「さっき分かったと思うけど、魔力については性経験でしか治療できないようなんだ。魔法使いを輩出している昔の王族はかなり早くにみんな結婚しているけど、それが理由でもあるんだろうね」
イヴァンはメレンゲを焼いた菓子をひょいっとひとつ手に取ると口の中へ放り込んだ。サクサクと咀嚼する音が聞こえる。
「まだ小さいリュシアンに性的なことを望むのは論理的にもありえないし、とりあえず対処法で凌ぐしかない」
「イヴァンみたいな?」
「そうだね」
彼は今でこそ言論を制限していないし眼鏡も外しているが、長く制限のある生活を送っていた。
イヴァンがじっとリュシアンの瞳を見つめると、リュシアンは泣き出しそうになってぷいっと顔を背けた。彼は「まいったな」と頭を掻きながら苦笑いした。
「僕は五歳くらいから視力を下げる眼鏡をかけてたけど、この子は僕より魔力がありそうだし、慎重に対処する必要がありそうだね」
イヴァンはリュシアンの柔らかい頬の下に手を添えると、ゆっくりと彼と目を合わせた。
「瞳の黒色が濃い。濃ければ濃いほど、内に秘めた魔力が強いんだ。これは大変だったね……」
「あ……」
横顔がそっくりで、思わず胸がキュンとする。
リュシアンさえいればいいと思って家を出てきたけれど、イヴァンはどう思っていたんだろう。血の繋がりがある子どもがいれば会いたいと思うのが普通じゃないのか。
「黙っていてごめんね。生まれたらすぐ知らせるべきだったかな」
「何、急に」
「もっと小さい頃のリュシアンにも会いたかったかなって」
「……」
前世の記憶が、複雑に絡みつく。
前世の夫は子どもに興味がな薄かったし、不倫をする人間など、子どもより異性が大事な人もいる。
いつの間にか男性とはそういうものだと思い込んでしまっていた。イヴァンが同じとは限らないのに。
「そうだね。だけど、過去のリュシアンを知らないぶん、これからいっぱい知っていくから大丈夫だよ」
イヴァンはリュシアンの頬に触れたまま、私の方を見て微笑んだ。
「君はひとりで育てる決断をして、僕のそばにいることを選ばなかった。何か理由があるんだろうし、その選択は尊重したいと思っている。だけど、僕にも幸せを分けて欲しい」
彼は目を細めて笑った。
一方イヴァンの傍らで、リュシアンは良い顔をしていなかった。私たちが話す間はずっとしかめっ面。頬を膨らませたリュシアンは、グーにした小さな手をイヴァンの頭上へ振りかざした。
「リュシアン!」
私は咄嗟に、彼の身体を引き寄せた。
リュシアンは普通の赤ちゃんではない。魔力持ちで、普通じゃないことができるのだ。
いくらイヴァンが好意を示そうと、リュシアンにとってイヴァンはまだ赤の他人で、自分に危害を加える恐れのある敵でしかない。
「だー!!」
尋常とは思えない速さで拳が風を切った。赤ちゃんだからとナメてかかってはいけない。攻撃力倍増なんて魔法をかけられたら、普通の人だったらひとたまりもない──
「上手だね!」
イヴァンは何倍も大きな手で、リュシアンの握りこぶしを包み込んだ。
「あ?」
「これが君の魔法……初めて見たよ。本当に魔法が使えるんだね」
「あ……?」
「でもちょっと危ないから、ごめんね」
リュシアンの手を包んだままイヴァンが何かの呪文を唱えると、もくもくと白い煙が立ち上る。煙はたちまちに霧となり、辺りはドライアイスのごとく真っ白の霧で覆われてしまった。イヴァンは一瞬にして、リュシアンの膨大な魔力を消し去ってしまった。
私は背筋が凍りつく。
イヴァンがリュシアンの魔法を見たことが無いのと同じく、私もイヴァンの魔法を目にしたのは初めてだった。
一人前の魔法使いとは、こんなにも強い力を持っていたのだ。何も持たない者は到底敵わない、超越した力。もしイヴァンと会わずにいたら、リュシアンは取り返しのつかないことをしでかしていただろう。
「リュシアンくん、君は天才だね」
「ちゃい!」
「せっかくだし、もっと天才になるために僕と練習しない?」
「う?」
「ママを守れる、強くて優しいヒーローになるんだ」
イヴァンは小指を立ててリュシアンのそれと絡ませた。
「ローズ、リュシアンは僕に指導させてくれないかな。この子は強くて……危うい」
真っすぐな瞳に、偽りはなかった。
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