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十九話
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野苺は北部では見ない、赤くてハートの形をした品種である。物珍しげに眺めると、料理人のおじさんはひとつを私の口に突っ込んだ。
「んん!」
「おれの地元の特産なんだ。どうだ? 美味いか?」
まろやかに甘く、マンゴーのような食感がした。酸っぱさがなくて食べやすい。
私はうんうん、と首を縦に振った。
「そりゃあ良かった。これならベビちゃんも食えると思ってな」
料理人は苺を小さく切り刻むと、ヨーグルトの中へ混ぜ入れた。砂糖は入っていないけど、苺がこれだけ甘ければきっと大丈夫だ。
「ありがとうございます!」
朝食にさっそく食べさせよう。
私や他の使用人の朝食時間は、フェリクス侯爵家の当主や後継者のイヴァンの食事を下げたあとだ。
私は浮足立ちながら当主の部屋へ急ぐ。
ここ最近は調子が優れない当主は、自室で食事を摂ることがほとんどだ。イヴァンは養父である侯爵と関係が良好なこともあり、時間が許せば二人で食事を共にしている。
キッチンワゴンへ二人分の食事を乗せ、コンコンと扉をノックする。
「朝食をお持ちいたしました…………当主様?」
今日は返事がない。
まだ就寝中かも知れないと耳をすませば、当主とイヴァンの話し声と、かすかにオルゴールの音が聞こえた。
私は扉を少し開け、室内に向かって声をかける。
「お食事、ここに置いておきますね」
「うん、助かるよ」
イヴァンはそれだけ言うと、また当主と話し始めた。食事も食べずに話し続けるなんて、よほど緊急の事が起きたのだろう。
私はそっと扉から離れ、他の仕事に戻ろうとした。
「一三歳くらいですかね」
「ハッハッハ! 随分と長い」
扉の向こうからイヴァンの声が聞こえてきて、閉めた扉に耳を近づける。
「ご存知の通り、僕は外で話すことができませんでした。だから友達もできなくて根暗眼鏡ってずっと呼ばれてました」
過去の話をしているのか。
「その通りなんで。気にしないようにしてたんです。気にしたところでどうにもならないし。改善策なんかないし」
「……」
「からかう人も多かったから、そうじゃない人も僕のこと避けてたような気がします。……僕はそれでも良かったんです。勉強ができれば、貴方の後を継ぐのにふさわしい人間になれれば」
絶えずオルゴールが鳴る部屋で、イヴァンはゆっくりと語っている。
「でも、ローズは違いました。彼女だけは僕をクラスの一員として見てくれました」
突然名前が呼ばれ、どきりと心臓が跳ね上がる。
私は何もしていない。
たまにチョロチョロと彼のあとを追っていただけの、ただの世話好きなクラスメイトだ。
「そうかい」
「はい。彼女に会えることが、僕の唯一の生きがいでした」
高齢の当主は、静かに聞き入っている。
「僕は感情が高ぶると魔力が暴走します。どんなに外面良く体裁を保っていても、心の中が怒っていたり悲しんでいたりすると、言霊に乗って魔力が放出してしまうから、なるべく人と関わらずに勉強ばかりしていました」
「そうじゃったな」
「成績が良かったのはのそのためで全然天才なんかじゃないんです。なのに、ローズはいつも僕のこと褒めてくれました。分からないところを質問しに来たり、暗記のコツを聞きに来たり。僕がひとりぼっちだとかは関係なく、彼女の他の友達と同じように僕にも話しかけてくれました。僕はそれが、すごく嬉しかった」
「……」
学園時代のイヴァンは表情が少なく、勉強以外の物事に関心がないと思っていた。そんなことを考えていたなんて初耳だ。
「もっと仲良くなりたいと思うようになりました。でも、喋ると周りの人を危険な目に遭わせるのが分かっていたから、気軽に声をかけることはできませんでした」
イヴァンはかすかに声を震わせた。
「今のリュシアンを見て、学生時代の僕の行動は間違っていなかったと思いました。僕が自由に喋っていたら、水場の蛇口の水を溢れさせたり、実験のアルコールランプを爆発させたかも知れません」
「それは一大事じゃ」
「もしローズと出会っていなかったら、僕の学生生活はつまらないものだったでしょう。僕にとってはすごく大きな存在。彼女にとっては友達のひとりでしかなくても、僕にとっては大切な、失いたくない女性だったのです」
「え……?」
イヴァンと私は恋人同士の間柄ではなく、学生時代のほとんどを友達として過ごしてきた。
ただの友達であり、笑い合う仲間。それ以上でも以下でもなくて、彼が私に恋愛感情を抱いているかもなんて考えてもみなかった。
こんな胸の内なんか聞いたことがない。
「言い過ぎでしょ……」
心臓がバクバクと音を立てる。
静まれ、と意思を持たぬ臓器に訴える。
「ならば、なぜ彼女を手放したのじゃ」
「……迎えに行くつもりでした」
彼は深く息を吐く。
「彼女は知らないと思うけど、彼女に魅せられている男はたくさんいるんですよ。誰にも取られたくなかったんです」
「あぁ、誠に美しい娘さんじゃ」
当主は噛み締めるように同意した。
「魔力のコントロールができるようになって、侯爵代理として認められるようになったら家を訪ねる予定でした。君ともっと仲良くなりたいと伝えるつもりで。でも、知っての通り色々と調子が狂ってしまいました」
オルゴールの音がプツッと途切れた。
イヴァンが巻き直すと、再びクラシックのメロディーが流れ始めた。
「彼女が幸せになるにはどうするのが良いか、僕なりに考えたんです。子どもを望んでいるのなら、リクエストに応じるのが一番だと思いました。父親に僕を選んでくれるのだから、これ以上の幸せは望んではいけないと、自分に言い聞かせていました」
「そうか……」
「当時の僕は、一生このままなのを覚悟していました。ろくに話せないから、彼女をはじめ、他の誰とも親しい友人にもなれなくて当然だと諦めていました。だからあのお願い……普通の人は引いてしまうかも知れないけど、僕にとってはかけがえのないものだったのです。大好きな彼女と一晩夢を見られれば、それだけで僕は生きていけますから」
「イヴァン……」
思わず小声で彼の名を口にしていた。扉越しに彼の真剣な思いがひしひしと伝わってきて、ブラウスの首元をぎゅっとつかんだ。
「でも、突然コントロールができるようになったのです。青天の霹靂でした。これはローズと仲良くなるチャンス。子どもは二人で育てろとの神の思し召しかと思って、僕は真っ先にローズに会いに行きました。……結局、彼女は実家を出たあとだったのですけどね」
イヴァンは苦笑いする。
「再び出会えたのは奇跡です。僕は二度と、ローズとリュシアンを離したくはありません」
「あまりつきまとうと嫌われるぞ」
「お、重いですかね!?」
「多少な」
「……それでも、彼女がいなければ僕の人生は違っていたと思うのです。たくさんの感謝の気持ちを、ローズに伝えたいのです」
いつのまにかオルゴールは終わっていた。
二人の会話が途切れ、私は我に返ってキッチンワゴンを覗いた。ベーコンは固くなりティーポットのお湯は冷めてしまった。
「いけない、聞きすぎちゃった」
エプロンを締め直し、慌てて厨房へと舞い戻った。火照る顔を、手でパタパタと仰ぎながら。
◇◇◇
イヴァンは私が思っているよりも私のことを考えてくれている。私も彼のために何か出来ることがないだろうか。
仕事先から家へ帰る途中、道すがら考え込んでいたら、ドンッと何かが足に当たった。
「すみません!」
「いえいえ、私も前をよく見ていなかったので」
若い男女が頭を下げた。
足元には一歳くらいの女の子がへたり込んでいる。小さな靴の裏はほとんど汚れがついていないから、おそらく下ろしたばかりだろう。
「歩けるようになったの? すごいね!」
リュシアンももうすぐこんなふうにお散歩できるようになるのだろうか。
期待に胸がざわめき出す。
歩けるようになったらイヴァンも喜んでくれるだろう。彼も、可愛いリュシアンを見たいはず。
「……」
帰宅後、開口一番に私は彼に告げた。
「イヴァン、リュシアンと私と三人で街にお出かけしない?」
「んん!」
「おれの地元の特産なんだ。どうだ? 美味いか?」
まろやかに甘く、マンゴーのような食感がした。酸っぱさがなくて食べやすい。
私はうんうん、と首を縦に振った。
「そりゃあ良かった。これならベビちゃんも食えると思ってな」
料理人は苺を小さく切り刻むと、ヨーグルトの中へ混ぜ入れた。砂糖は入っていないけど、苺がこれだけ甘ければきっと大丈夫だ。
「ありがとうございます!」
朝食にさっそく食べさせよう。
私や他の使用人の朝食時間は、フェリクス侯爵家の当主や後継者のイヴァンの食事を下げたあとだ。
私は浮足立ちながら当主の部屋へ急ぐ。
ここ最近は調子が優れない当主は、自室で食事を摂ることがほとんどだ。イヴァンは養父である侯爵と関係が良好なこともあり、時間が許せば二人で食事を共にしている。
キッチンワゴンへ二人分の食事を乗せ、コンコンと扉をノックする。
「朝食をお持ちいたしました…………当主様?」
今日は返事がない。
まだ就寝中かも知れないと耳をすませば、当主とイヴァンの話し声と、かすかにオルゴールの音が聞こえた。
私は扉を少し開け、室内に向かって声をかける。
「お食事、ここに置いておきますね」
「うん、助かるよ」
イヴァンはそれだけ言うと、また当主と話し始めた。食事も食べずに話し続けるなんて、よほど緊急の事が起きたのだろう。
私はそっと扉から離れ、他の仕事に戻ろうとした。
「一三歳くらいですかね」
「ハッハッハ! 随分と長い」
扉の向こうからイヴァンの声が聞こえてきて、閉めた扉に耳を近づける。
「ご存知の通り、僕は外で話すことができませんでした。だから友達もできなくて根暗眼鏡ってずっと呼ばれてました」
過去の話をしているのか。
「その通りなんで。気にしないようにしてたんです。気にしたところでどうにもならないし。改善策なんかないし」
「……」
「からかう人も多かったから、そうじゃない人も僕のこと避けてたような気がします。……僕はそれでも良かったんです。勉強ができれば、貴方の後を継ぐのにふさわしい人間になれれば」
絶えずオルゴールが鳴る部屋で、イヴァンはゆっくりと語っている。
「でも、ローズは違いました。彼女だけは僕をクラスの一員として見てくれました」
突然名前が呼ばれ、どきりと心臓が跳ね上がる。
私は何もしていない。
たまにチョロチョロと彼のあとを追っていただけの、ただの世話好きなクラスメイトだ。
「そうかい」
「はい。彼女に会えることが、僕の唯一の生きがいでした」
高齢の当主は、静かに聞き入っている。
「僕は感情が高ぶると魔力が暴走します。どんなに外面良く体裁を保っていても、心の中が怒っていたり悲しんでいたりすると、言霊に乗って魔力が放出してしまうから、なるべく人と関わらずに勉強ばかりしていました」
「そうじゃったな」
「成績が良かったのはのそのためで全然天才なんかじゃないんです。なのに、ローズはいつも僕のこと褒めてくれました。分からないところを質問しに来たり、暗記のコツを聞きに来たり。僕がひとりぼっちだとかは関係なく、彼女の他の友達と同じように僕にも話しかけてくれました。僕はそれが、すごく嬉しかった」
「……」
学園時代のイヴァンは表情が少なく、勉強以外の物事に関心がないと思っていた。そんなことを考えていたなんて初耳だ。
「もっと仲良くなりたいと思うようになりました。でも、喋ると周りの人を危険な目に遭わせるのが分かっていたから、気軽に声をかけることはできませんでした」
イヴァンはかすかに声を震わせた。
「今のリュシアンを見て、学生時代の僕の行動は間違っていなかったと思いました。僕が自由に喋っていたら、水場の蛇口の水を溢れさせたり、実験のアルコールランプを爆発させたかも知れません」
「それは一大事じゃ」
「もしローズと出会っていなかったら、僕の学生生活はつまらないものだったでしょう。僕にとってはすごく大きな存在。彼女にとっては友達のひとりでしかなくても、僕にとっては大切な、失いたくない女性だったのです」
「え……?」
イヴァンと私は恋人同士の間柄ではなく、学生時代のほとんどを友達として過ごしてきた。
ただの友達であり、笑い合う仲間。それ以上でも以下でもなくて、彼が私に恋愛感情を抱いているかもなんて考えてもみなかった。
こんな胸の内なんか聞いたことがない。
「言い過ぎでしょ……」
心臓がバクバクと音を立てる。
静まれ、と意思を持たぬ臓器に訴える。
「ならば、なぜ彼女を手放したのじゃ」
「……迎えに行くつもりでした」
彼は深く息を吐く。
「彼女は知らないと思うけど、彼女に魅せられている男はたくさんいるんですよ。誰にも取られたくなかったんです」
「あぁ、誠に美しい娘さんじゃ」
当主は噛み締めるように同意した。
「魔力のコントロールができるようになって、侯爵代理として認められるようになったら家を訪ねる予定でした。君ともっと仲良くなりたいと伝えるつもりで。でも、知っての通り色々と調子が狂ってしまいました」
オルゴールの音がプツッと途切れた。
イヴァンが巻き直すと、再びクラシックのメロディーが流れ始めた。
「彼女が幸せになるにはどうするのが良いか、僕なりに考えたんです。子どもを望んでいるのなら、リクエストに応じるのが一番だと思いました。父親に僕を選んでくれるのだから、これ以上の幸せは望んではいけないと、自分に言い聞かせていました」
「そうか……」
「当時の僕は、一生このままなのを覚悟していました。ろくに話せないから、彼女をはじめ、他の誰とも親しい友人にもなれなくて当然だと諦めていました。だからあのお願い……普通の人は引いてしまうかも知れないけど、僕にとってはかけがえのないものだったのです。大好きな彼女と一晩夢を見られれば、それだけで僕は生きていけますから」
「イヴァン……」
思わず小声で彼の名を口にしていた。扉越しに彼の真剣な思いがひしひしと伝わってきて、ブラウスの首元をぎゅっとつかんだ。
「でも、突然コントロールができるようになったのです。青天の霹靂でした。これはローズと仲良くなるチャンス。子どもは二人で育てろとの神の思し召しかと思って、僕は真っ先にローズに会いに行きました。……結局、彼女は実家を出たあとだったのですけどね」
イヴァンは苦笑いする。
「再び出会えたのは奇跡です。僕は二度と、ローズとリュシアンを離したくはありません」
「あまりつきまとうと嫌われるぞ」
「お、重いですかね!?」
「多少な」
「……それでも、彼女がいなければ僕の人生は違っていたと思うのです。たくさんの感謝の気持ちを、ローズに伝えたいのです」
いつのまにかオルゴールは終わっていた。
二人の会話が途切れ、私は我に返ってキッチンワゴンを覗いた。ベーコンは固くなりティーポットのお湯は冷めてしまった。
「いけない、聞きすぎちゃった」
エプロンを締め直し、慌てて厨房へと舞い戻った。火照る顔を、手でパタパタと仰ぎながら。
◇◇◇
イヴァンは私が思っているよりも私のことを考えてくれている。私も彼のために何か出来ることがないだろうか。
仕事先から家へ帰る途中、道すがら考え込んでいたら、ドンッと何かが足に当たった。
「すみません!」
「いえいえ、私も前をよく見ていなかったので」
若い男女が頭を下げた。
足元には一歳くらいの女の子がへたり込んでいる。小さな靴の裏はほとんど汚れがついていないから、おそらく下ろしたばかりだろう。
「歩けるようになったの? すごいね!」
リュシアンももうすぐこんなふうにお散歩できるようになるのだろうか。
期待に胸がざわめき出す。
歩けるようになったらイヴァンも喜んでくれるだろう。彼も、可愛いリュシアンを見たいはず。
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