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第23章 講師のドラゴン
第132話 呪文効率学の授業
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「呪文効率学の授業を始める。俺はホムン、見てのとおりのゴーレムだ。前任の講師ジャスガは一身上の都合で退職した」
俺はOHPに今日の講義の内容を映し出させた。
「まず、呪文の『モセ』を『モ』に変えろ。これで何文字かは短縮できる。『ラスコニカ』は『ラ』に変える。これで大幅に短縮できるはずだ」
「先生、呪文翻訳学と内容が被っています。新しいことはないのですか」
「もちろんあるぞ」
俺は次の内容をOHPに映し出させる。
それには短縮詠唱と書かれていた。
「短縮詠唱を教えてくれるのですか」
「ああ、教える。君、前に出て来てくれ」
俺は一人の生徒を指差した。
「俺?」
「そうだ」
生徒は好奇心に目を輝かせ教卓の前に立った。
俺はある魔道具を使った。
「承諾を求められていますけど」
「もちろんイエスだ」
「ちょっと恐いな」
「これをやれば君は生徒の人気者で、女の子に凄くもてるぞ」
「やります」
魔道具は正常に作動したようだ。
「よし、今から呪文を唱える。復唱するように。ヒラニシ・モチニミゆヒラニシよ・が・モチキニソ・けモレ・モほハコモゆヌよレ・む」
「ヒラニシ・モチニミゆヒラニシよ・が・モチキニソ・けモレ・モほハコモゆヌよレ・む。うわ、こんな短い呪文で着火が」
生徒の目の前には火の玉が浮かんでいる。
呪文のイメージはこうだ。
void main(void)
{
MAGIC *m; /*魔法定義*/
m=fbm(1); /*火の玉生成*/
}
普通の着火のイメージがこう。
void main(void)
{
MAGIC *mp; /*魔法定義*/
mp=fire_ball_make(1); /*火の玉生成*/
}
呪文にして13文字短くなっている。
もちろん生徒にライブラリの秘密を明かした訳ではない。
生徒に作動させた魔道具に秘密がある。
それのイメージはこうだ。
void main(void)
{
system("copy /Y ゴーレムの魔法名.lib 生徒の魔法名.lib"); /*ゴーレムのライブラリを生徒にコピー*/
}
この呪文を学園の図書室で見つけた時は興奮した。
ミニアに呪文を教える手間が省けるからだ。
実際の魔道具は生徒の魔法名が外部入力になっているが些細な違いだ。
この呪文なんで注目されてなかったかと言うとライブラリの内容がみなが同じだからだ。
実行しても同じ物をコピーしたのでは意味がない。
「俺もやる。ヒラニシ・モチニミゆヒラニシよ・が・モチキニソ・けモレ・モほハコモゆヌよレ・む。あれ火の玉が出ない。呪文間違えたのかな」
別の生徒が呪文を唱えて失敗。
そりゃそうだ。
この生徒のライブラリには『fbm』なんて存在しないからな。
「これを実行するには秘術がいる」
「その秘術はどうしたら掛けてもらえますか」
「生徒全員に掛けるにはドラゴンが必要だ」
「なぜドラゴンなのですか」
「ブースター代わりに使うだけだ。という事で、これからドラゴンの所に行くぞ。もちろん希望者のみだ」
驚いた事に生徒全員が俺についてきた。
学園の門をくぐり、街の門をくぐり、豆腐ハウスの前に向う。
俺は茶目っ気を出して翼を広げ出迎えてやった。
「襲ってこないよな」
「大丈夫だろ。鞍が付いているし」
「さあ、並んだ並んだ」
生徒が列になり、一人ずつドラゴンの前に歩み出る。
ライブラリをコピーされると、生徒は短縮された着火の呪文を試し驚いていた。
「先生、呪文はこれだけですか」
「いや、まだまだ沢山あるぞ」
その時、俺はぞくりと背筋を震わせた。
そして、思わず吠えてしまった。
ドラゴンが急に吠えたので、腰を抜かす生徒もいる。
なんか獲物認定されたような気分だった。
久しく忘れていた感覚だ。
幼竜の時はたびたびあったが、成長してからはない。
ウィッチをベヒーモスから助けた時もこんな感覚はなかった。
強敵がいると思い辺りを見回すがそんな影は見えない。
風邪でも引いたかな。
もう今日は寝よう。
「授業は終わりだ。みんな気をつけて帰るように」
生徒達の誰かが含み笑いを漏らしたような気がした。
生徒達を見送り思った。
まさかな。
生徒の誰かに獲物認定されたんじゃ。
普通に考えると、ないだろ。
間違いだと思いたい
俺はOHPに今日の講義の内容を映し出させた。
「まず、呪文の『モセ』を『モ』に変えろ。これで何文字かは短縮できる。『ラスコニカ』は『ラ』に変える。これで大幅に短縮できるはずだ」
「先生、呪文翻訳学と内容が被っています。新しいことはないのですか」
「もちろんあるぞ」
俺は次の内容をOHPに映し出させる。
それには短縮詠唱と書かれていた。
「短縮詠唱を教えてくれるのですか」
「ああ、教える。君、前に出て来てくれ」
俺は一人の生徒を指差した。
「俺?」
「そうだ」
生徒は好奇心に目を輝かせ教卓の前に立った。
俺はある魔道具を使った。
「承諾を求められていますけど」
「もちろんイエスだ」
「ちょっと恐いな」
「これをやれば君は生徒の人気者で、女の子に凄くもてるぞ」
「やります」
魔道具は正常に作動したようだ。
「よし、今から呪文を唱える。復唱するように。ヒラニシ・モチニミゆヒラニシよ・が・モチキニソ・けモレ・モほハコモゆヌよレ・む」
「ヒラニシ・モチニミゆヒラニシよ・が・モチキニソ・けモレ・モほハコモゆヌよレ・む。うわ、こんな短い呪文で着火が」
生徒の目の前には火の玉が浮かんでいる。
呪文のイメージはこうだ。
void main(void)
{
MAGIC *m; /*魔法定義*/
m=fbm(1); /*火の玉生成*/
}
普通の着火のイメージがこう。
void main(void)
{
MAGIC *mp; /*魔法定義*/
mp=fire_ball_make(1); /*火の玉生成*/
}
呪文にして13文字短くなっている。
もちろん生徒にライブラリの秘密を明かした訳ではない。
生徒に作動させた魔道具に秘密がある。
それのイメージはこうだ。
void main(void)
{
system("copy /Y ゴーレムの魔法名.lib 生徒の魔法名.lib"); /*ゴーレムのライブラリを生徒にコピー*/
}
この呪文を学園の図書室で見つけた時は興奮した。
ミニアに呪文を教える手間が省けるからだ。
実際の魔道具は生徒の魔法名が外部入力になっているが些細な違いだ。
この呪文なんで注目されてなかったかと言うとライブラリの内容がみなが同じだからだ。
実行しても同じ物をコピーしたのでは意味がない。
「俺もやる。ヒラニシ・モチニミゆヒラニシよ・が・モチキニソ・けモレ・モほハコモゆヌよレ・む。あれ火の玉が出ない。呪文間違えたのかな」
別の生徒が呪文を唱えて失敗。
そりゃそうだ。
この生徒のライブラリには『fbm』なんて存在しないからな。
「これを実行するには秘術がいる」
「その秘術はどうしたら掛けてもらえますか」
「生徒全員に掛けるにはドラゴンが必要だ」
「なぜドラゴンなのですか」
「ブースター代わりに使うだけだ。という事で、これからドラゴンの所に行くぞ。もちろん希望者のみだ」
驚いた事に生徒全員が俺についてきた。
学園の門をくぐり、街の門をくぐり、豆腐ハウスの前に向う。
俺は茶目っ気を出して翼を広げ出迎えてやった。
「襲ってこないよな」
「大丈夫だろ。鞍が付いているし」
「さあ、並んだ並んだ」
生徒が列になり、一人ずつドラゴンの前に歩み出る。
ライブラリをコピーされると、生徒は短縮された着火の呪文を試し驚いていた。
「先生、呪文はこれだけですか」
「いや、まだまだ沢山あるぞ」
その時、俺はぞくりと背筋を震わせた。
そして、思わず吠えてしまった。
ドラゴンが急に吠えたので、腰を抜かす生徒もいる。
なんか獲物認定されたような気分だった。
久しく忘れていた感覚だ。
幼竜の時はたびたびあったが、成長してからはない。
ウィッチをベヒーモスから助けた時もこんな感覚はなかった。
強敵がいると思い辺りを見回すがそんな影は見えない。
風邪でも引いたかな。
もう今日は寝よう。
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生徒達の誰かが含み笑いを漏らしたような気がした。
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普通に考えると、ないだろ。
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