27 / 159
第1章 幼少期編
第18話 出発
しおりを挟む
あっと言う間に3日経ち、神殿の依頼の日が来た。
因みに、この3日間はギルドで遺跡について調べたり、リーナ師匠が我が家に訪ねてきて、そのまま居座り修行が始まったり、まあ色々あった。
お陰で普通の攻撃魔法についても、教えを請うことができ、それなりに使えるようになったのは良かったかな。心も体もボロボロだけど・・・。
それと、元旦の日に2匹目のアースドラゴンが従魔になった。従魔は200匹を超えているが、ドラゴンはまだそんなに多くない。レアな感じでちょっと嬉しい。
朝起きてリビングに向かうと、寛いでいるリーナ師匠が居た。
「おはようございますリーナ師匠。今日も自分の家のように寛いでいますね」
「あら、おはようリョーマ。ええ、この家は案外居心地良いから、このまま居座っちゃおうかと思ってるわ」
いえ、勘弁して下さい。俺の身が持ちません・・・。リーナ師匠の教え方は体育会系で、意外としんどかったんだ。そして皮肉は通じなかった。ぶぶ漬け出そうか。あれ、でもぶぶ漬けイコール帰れってのは落語の話で本当ではないんだっけ?
「気に入って頂いて嬉しいですが、リーナ師匠は半月ほどしたら新学期じゃないですか? いつまでもこの街にいちゃダメですよ。王都に帰って下さい」
「うーん、まあそうね。私も本業は学生だからね。考えておくわ」
考える余地はどこにも有りません。帰って下さい。でも、帰る前に【魔法創造】が取得できたら良いんだけど。
今までのスキルと違い、リーナ師匠に話を聞きながら色々と試してはいるけど、まだスキルを取得出来ていない。さすがにレジェンドランクのスキルは半端ないって事かな。
「この前のギルドの報酬で小金持ちなんだから、暫くは私を養って頂戴。私はココでぐーたら生活を送るわ」
そう、先日の薬草採取とゴブリンジェネラルの発見・討伐で、結構な額の報酬を貰った。
薬草は品質が非常に高く、根まで完璧に採れていた事から、作られるポーションの品質も高くなり、買取価格・販売価格も比例して高くなる。
あの薬草の山を見た買取担当者は、嬉しさの余り小躍りしていたらしい。
また、ゴブリンについてもスタンピードに繋がりかねない重大な案件との事で、評価が高く報奨金もたんまり頂いた。ゴブリンがジェネラルまで進化するのはよっぽどの事らしい。
そんなこんなで、ギルドランクは登録初日に2ランク上がりDとなった。それに味を占めて、次の日も同じように薬草採取に行こうと思ったが、リーナ師匠がやってきて地獄のしごきが始まった為に、まだ行けていない。
ただ今日は依頼に出かけるので、師匠から解放される。ひゃっほー!
「リョーマ今日は神殿の依頼に行くのよね? 昨日出した課題は移動中でも出来ると思うから、しっかりやっておくのよ?」
くっ! 鬼師匠からは逃げられないのかっ。
「冗談よ。依頼中は何が起きるか分からないから、常に万全の態勢を整えるようにするの。修行なんてやってる場合じゃないわ。先輩冒険者からのアドバイスね」
良かった。この人どこまでが本気か分からないんだよね。
「おはよう、リョーマ。巫女様が馬車でレミちゃんをここまで連れて来るって話だったから、しっかり準備して待っているのよ」
リーナ師匠とバカ話? をしていると、母がやってきた。母はリーナ師匠が魔法を教えてくれる事になった事を知ると、驚きつつもあの方なら問題ないわと言って家に居座る事を快諾していた。
もちろん、VIP待遇である。これは母もリーナ師匠の正体を知っていると見るべきだな。まあ、俺からその件に触れる気はないけど。
そんな感じで準備をしつつ、暫く待っているとメイドの一人が呼びに来た。
「リョーマ坊ちゃん、シーラ様とお連れの方がいらっしゃいました。玄関前でお待ちです」
「ありがとう。直ぐに向かいます」
入念に準備したから大丈夫だとは思うけど、初めての護衛依頼だし、緊張するなあ。そう思いながらも、玄関に向かう。
「おはようございます。シーラ様、レミ。お待たせしました」
「リョーマ君、おはようございます。今日は良い天気で、護衛日和ですよ」
護衛日和って初めて聞いたな。でも、確かに良い天気だ。家の裏からは森の奥に壮大な山脈が見えているし、街の向こうに見える湖も太陽の光を受けて輝いている。
「おはようリョーマ。あっ! サーシャ様もおはようございます! 今日はお子様をお借りします!」
どうやら、母も付いて来ていたみたいで、早速レミが反応している。
「日帰りしようと思うと、時間も無いので直ぐに出発しようと思いますが、レミの準備は大丈夫ですか?」
「私は大丈夫。装備と食料、日帰りするって話だったけど、もしもの時に備えてお泊りグッズも持ってきたのよ」
「それでは、必要最小限の物だけカバンに入れて、持っていて下さい。残りは僕の【収納】に入れておきます」
そうして、レミから荷物を受け取ると、玄関前でシーラ様、母に加えてリーナ師匠も見送りをしてくれた。
「行って参ります。可能なら日帰り、遅くても明日には戻りますので、よろしくお願いします」
「行ってらっしゃいリョーマ。初めての依頼頑張ってね?」
「リョーマ君、貴方の事なので心配はしていませんが、レミをよろしくお願いしますね」
こうして、俺とレミは森に向かって出発した。
遺跡は3日前に薬草採取した方角にあり、あそこから更に進んだ所にあるらしい。先日のゴブリンの件があるのでちょっと心配だ。ギルドもまだ調査団の募集をしている段階であり、対処は出来ていないらしい。
もしもゴブリンの集団に出会したとして、レミを護りながらどこまで対処できるか分からない。大丈夫だとは思うけど、この世に絶対なんてないからね。
「ちょっと待ちなさいリョーマ」
「あれ? 師匠どうしたんですか?」
いざ森へ! と足を踏み入れようとした所で、リーナ師匠に止められた。
「神託の内容は、遺跡での護衛は年齢半分以下の異性との事だけど、遺跡までの道程は特に指定されていないでしょ? 楽しそうだし、私も付いていくわ」
「ホントですか!? 助かります。遺跡は先日ゴブリンジェネラルと出会った場所の方角なので、少し心配だったんです」
リーナ師匠が同行を申し出てくれた。
「師匠は飛んで付いてきたらいいから、楽ですね」
「いや、あの魔法は消費が激しいから、何があるか分からない森の中では、魔力を節約する為に止めておくわ。貴方の『浮遊』で全員運んで頂戴?」
また無茶な事を・・・。と思ったけど、そう言えば他人に『浮遊』をかけた事はなかったかな。因みに『浮遊』魔法については、しごきの中で白状させられた。ハッタリだったとバレて怒られた。浮くだけの魔法ですみません。
「先入観で自分にしか使えないかと思っていましたが、そう言われると他の人にも使えそうな気もしますね」
そう言いつつ師匠に『浮遊』をかけてみる。どうやら触れないと使えない様なので、その旨を説明して肩に触れて発動する。
「やったわ! いけるじゃない!」
「成功したみたいですね。レミも浮かせるから、ちょっとこっちに」
これ、もしかしたら攻撃手段としても使えるんじゃないかな? 触らないと発動しない欠点はあるけど、触れて浮かせてしまえば、相手は自力で移動が出来なくなる。地上と違って踏ん張りも利かないし、飛び道具や魔法がないと何も出来なくなりそうだ。
「わわっ! ホントに浮いた! リョーマ凄いよ」
レミ大喜びだ。尻尾がピンと立っている。確か猫は嬉しいと尻尾がピンと立つんだよね? 犬派だったからうろ覚えだ。そうそう、みんな忘れかけてるかも知れないけど、レミは猫耳獣人だ。
「それじゃあ、行きましょうか。他人を動かすのは初めてなので、少しづつ行きます」
そう言いつつ、まずはリーナ師匠に『送風』をかける。
・・・加減はしたんだけど、魔力を込めすぎたのかバランスを崩して、浮いたまま上下にクルクル回った。逆に奇跡的なバランス!?
「わっ! 何? 何? 目が回るわ!」
今日はズボンを履いているので、パンツは見えない。残念! あ、いや残念ではないよ? これでも健全な男の子だから、興味がないって言うと嘘になるって言うか・・・。俺は誰に言い訳してるんだ。
「すみません! 直ぐ止めます」
この後、他人を上手く移動させる事が出来るようになるのに10分程かかり、やっと森へと足を踏み入れたのだった。ん? 浮いてるから、踏み入れたって表現はどうなんだろう?
因みに、この3日間はギルドで遺跡について調べたり、リーナ師匠が我が家に訪ねてきて、そのまま居座り修行が始まったり、まあ色々あった。
お陰で普通の攻撃魔法についても、教えを請うことができ、それなりに使えるようになったのは良かったかな。心も体もボロボロだけど・・・。
それと、元旦の日に2匹目のアースドラゴンが従魔になった。従魔は200匹を超えているが、ドラゴンはまだそんなに多くない。レアな感じでちょっと嬉しい。
朝起きてリビングに向かうと、寛いでいるリーナ師匠が居た。
「おはようございますリーナ師匠。今日も自分の家のように寛いでいますね」
「あら、おはようリョーマ。ええ、この家は案外居心地良いから、このまま居座っちゃおうかと思ってるわ」
いえ、勘弁して下さい。俺の身が持ちません・・・。リーナ師匠の教え方は体育会系で、意外としんどかったんだ。そして皮肉は通じなかった。ぶぶ漬け出そうか。あれ、でもぶぶ漬けイコール帰れってのは落語の話で本当ではないんだっけ?
「気に入って頂いて嬉しいですが、リーナ師匠は半月ほどしたら新学期じゃないですか? いつまでもこの街にいちゃダメですよ。王都に帰って下さい」
「うーん、まあそうね。私も本業は学生だからね。考えておくわ」
考える余地はどこにも有りません。帰って下さい。でも、帰る前に【魔法創造】が取得できたら良いんだけど。
今までのスキルと違い、リーナ師匠に話を聞きながら色々と試してはいるけど、まだスキルを取得出来ていない。さすがにレジェンドランクのスキルは半端ないって事かな。
「この前のギルドの報酬で小金持ちなんだから、暫くは私を養って頂戴。私はココでぐーたら生活を送るわ」
そう、先日の薬草採取とゴブリンジェネラルの発見・討伐で、結構な額の報酬を貰った。
薬草は品質が非常に高く、根まで完璧に採れていた事から、作られるポーションの品質も高くなり、買取価格・販売価格も比例して高くなる。
あの薬草の山を見た買取担当者は、嬉しさの余り小躍りしていたらしい。
また、ゴブリンについてもスタンピードに繋がりかねない重大な案件との事で、評価が高く報奨金もたんまり頂いた。ゴブリンがジェネラルまで進化するのはよっぽどの事らしい。
そんなこんなで、ギルドランクは登録初日に2ランク上がりDとなった。それに味を占めて、次の日も同じように薬草採取に行こうと思ったが、リーナ師匠がやってきて地獄のしごきが始まった為に、まだ行けていない。
ただ今日は依頼に出かけるので、師匠から解放される。ひゃっほー!
「リョーマ今日は神殿の依頼に行くのよね? 昨日出した課題は移動中でも出来ると思うから、しっかりやっておくのよ?」
くっ! 鬼師匠からは逃げられないのかっ。
「冗談よ。依頼中は何が起きるか分からないから、常に万全の態勢を整えるようにするの。修行なんてやってる場合じゃないわ。先輩冒険者からのアドバイスね」
良かった。この人どこまでが本気か分からないんだよね。
「おはよう、リョーマ。巫女様が馬車でレミちゃんをここまで連れて来るって話だったから、しっかり準備して待っているのよ」
リーナ師匠とバカ話? をしていると、母がやってきた。母はリーナ師匠が魔法を教えてくれる事になった事を知ると、驚きつつもあの方なら問題ないわと言って家に居座る事を快諾していた。
もちろん、VIP待遇である。これは母もリーナ師匠の正体を知っていると見るべきだな。まあ、俺からその件に触れる気はないけど。
そんな感じで準備をしつつ、暫く待っているとメイドの一人が呼びに来た。
「リョーマ坊ちゃん、シーラ様とお連れの方がいらっしゃいました。玄関前でお待ちです」
「ありがとう。直ぐに向かいます」
入念に準備したから大丈夫だとは思うけど、初めての護衛依頼だし、緊張するなあ。そう思いながらも、玄関に向かう。
「おはようございます。シーラ様、レミ。お待たせしました」
「リョーマ君、おはようございます。今日は良い天気で、護衛日和ですよ」
護衛日和って初めて聞いたな。でも、確かに良い天気だ。家の裏からは森の奥に壮大な山脈が見えているし、街の向こうに見える湖も太陽の光を受けて輝いている。
「おはようリョーマ。あっ! サーシャ様もおはようございます! 今日はお子様をお借りします!」
どうやら、母も付いて来ていたみたいで、早速レミが反応している。
「日帰りしようと思うと、時間も無いので直ぐに出発しようと思いますが、レミの準備は大丈夫ですか?」
「私は大丈夫。装備と食料、日帰りするって話だったけど、もしもの時に備えてお泊りグッズも持ってきたのよ」
「それでは、必要最小限の物だけカバンに入れて、持っていて下さい。残りは僕の【収納】に入れておきます」
そうして、レミから荷物を受け取ると、玄関前でシーラ様、母に加えてリーナ師匠も見送りをしてくれた。
「行って参ります。可能なら日帰り、遅くても明日には戻りますので、よろしくお願いします」
「行ってらっしゃいリョーマ。初めての依頼頑張ってね?」
「リョーマ君、貴方の事なので心配はしていませんが、レミをよろしくお願いしますね」
こうして、俺とレミは森に向かって出発した。
遺跡は3日前に薬草採取した方角にあり、あそこから更に進んだ所にあるらしい。先日のゴブリンの件があるのでちょっと心配だ。ギルドもまだ調査団の募集をしている段階であり、対処は出来ていないらしい。
もしもゴブリンの集団に出会したとして、レミを護りながらどこまで対処できるか分からない。大丈夫だとは思うけど、この世に絶対なんてないからね。
「ちょっと待ちなさいリョーマ」
「あれ? 師匠どうしたんですか?」
いざ森へ! と足を踏み入れようとした所で、リーナ師匠に止められた。
「神託の内容は、遺跡での護衛は年齢半分以下の異性との事だけど、遺跡までの道程は特に指定されていないでしょ? 楽しそうだし、私も付いていくわ」
「ホントですか!? 助かります。遺跡は先日ゴブリンジェネラルと出会った場所の方角なので、少し心配だったんです」
リーナ師匠が同行を申し出てくれた。
「師匠は飛んで付いてきたらいいから、楽ですね」
「いや、あの魔法は消費が激しいから、何があるか分からない森の中では、魔力を節約する為に止めておくわ。貴方の『浮遊』で全員運んで頂戴?」
また無茶な事を・・・。と思ったけど、そう言えば他人に『浮遊』をかけた事はなかったかな。因みに『浮遊』魔法については、しごきの中で白状させられた。ハッタリだったとバレて怒られた。浮くだけの魔法ですみません。
「先入観で自分にしか使えないかと思っていましたが、そう言われると他の人にも使えそうな気もしますね」
そう言いつつ師匠に『浮遊』をかけてみる。どうやら触れないと使えない様なので、その旨を説明して肩に触れて発動する。
「やったわ! いけるじゃない!」
「成功したみたいですね。レミも浮かせるから、ちょっとこっちに」
これ、もしかしたら攻撃手段としても使えるんじゃないかな? 触らないと発動しない欠点はあるけど、触れて浮かせてしまえば、相手は自力で移動が出来なくなる。地上と違って踏ん張りも利かないし、飛び道具や魔法がないと何も出来なくなりそうだ。
「わわっ! ホントに浮いた! リョーマ凄いよ」
レミ大喜びだ。尻尾がピンと立っている。確か猫は嬉しいと尻尾がピンと立つんだよね? 犬派だったからうろ覚えだ。そうそう、みんな忘れかけてるかも知れないけど、レミは猫耳獣人だ。
「それじゃあ、行きましょうか。他人を動かすのは初めてなので、少しづつ行きます」
そう言いつつ、まずはリーナ師匠に『送風』をかける。
・・・加減はしたんだけど、魔力を込めすぎたのかバランスを崩して、浮いたまま上下にクルクル回った。逆に奇跡的なバランス!?
「わっ! 何? 何? 目が回るわ!」
今日はズボンを履いているので、パンツは見えない。残念! あ、いや残念ではないよ? これでも健全な男の子だから、興味がないって言うと嘘になるって言うか・・・。俺は誰に言い訳してるんだ。
「すみません! 直ぐ止めます」
この後、他人を上手く移動させる事が出来るようになるのに10分程かかり、やっと森へと足を踏み入れたのだった。ん? 浮いてるから、踏み入れたって表現はどうなんだろう?
23
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる