33 / 159
第1章 幼少期編
第1章 エピローグ
しおりを挟む
女神様から、従魔になった悪魔については、完全に俺の眷属なので心配は要らないと説明され、白い空間での会談は終わった。
ただ、野良の? 悪魔には十分注意する様にと、念を押された。
遺跡に戻りレミに聞くと、俺が白い空間に居たのは一瞬だったようだ。俺が祈りを捧げた後、光が俺に収束しその後普通に俺は動き出したらしい。
その後は、リーナ師匠と合流して昼食のサンドイッチを堪能してから帰路についた。
行きと違い、目に付いたゴブリンについては、なるべく倒して数を減らしつつ森の入口、つまり我が家まで帰る。ゴブリンキングは倒したとは言え、複数のゴブリンジェネラルでも、ゴブリンの群れを率いて、森を出てくる事もあるらしいからね。
因みに、転生者かどうかに付いて、リーナ師匠にまだ確認していない。何となくタイミングが掴めないんだよね。
家の裏手まで帰ると、また母がソワソワしながら待っていて、
「おかえりなさいリョーマ! リーナさん、レミちゃん。
リーナさんったら、いつの間にか付いて行っちゃって・・・、私も付いていけば良かったわ」
とか言っていた。ママンは仕事をして下さい。
その足でそのままレミを神殿まで送り届け、依頼達成の報告をした。
そうそう、今回の【神託】は色々イレギュラーだったからか、レミの【神託】スキルが2レベル上がった。2人の女神の【神託】を達成した事になったらしい。
その事実を伝えると、10代で【神託】スキルが3になったのは神殿史上初めてだと大騒ぎになっていた。レミはこれから忙しくなりそうだな。聖女とか言って祭り上げられたりして?
そして、ギルドへのゴブリンキング討伐の報告。これは揉めに揉めた。何がって、俺の扱いをどうするかで・・・。
討伐の事実自体は、魔石と死体を見せたので、すんなりとは行かないまでも、受け入れてもらえた。でも、5歳児がランクBのリーナ師匠も居たとはいえ、ほぼ単独でゴブリンキングが率いるゴブリンの群れを討伐してしまった事による反響が思いのほか大きかったのだ。
あとでリーナ師匠に、もう少し考えてから報告に行きなさいよと怒られた。テヘペロ。
達成した内容は既にSランク冒険者のソレであるが、Cランク以上は順を追って昇格する必要があるとの事で、一旦Cランクになり、後ほど昇格試験を受けてBランクになる事となった。
報酬についても、一般人が働かなくても数回人生を送れるくらいの額を頂いた。とりあえず、当面お金に困る事はないだろう。
そして最後に、王都に行く件だが、俺は王都の学園に通わせてもらう方向で両親と話をしようと思っている。
王都の学園には寮もあるらしいし、地方から学びに来る子も居ない訳ではなさそうだ。
リーナ師匠にその話をしたら、じゃあ私の実家から通う? とか言われたが、それは絶対にヤバいと思います。だって、リーナ師匠の実家って事は多分アレだよね。王都で1番大きな建物。
丁重にお断りさせて頂いた。
さあ、まずは両親を説得するところから始めよう!
─── 第1章 完
ただ、野良の? 悪魔には十分注意する様にと、念を押された。
遺跡に戻りレミに聞くと、俺が白い空間に居たのは一瞬だったようだ。俺が祈りを捧げた後、光が俺に収束しその後普通に俺は動き出したらしい。
その後は、リーナ師匠と合流して昼食のサンドイッチを堪能してから帰路についた。
行きと違い、目に付いたゴブリンについては、なるべく倒して数を減らしつつ森の入口、つまり我が家まで帰る。ゴブリンキングは倒したとは言え、複数のゴブリンジェネラルでも、ゴブリンの群れを率いて、森を出てくる事もあるらしいからね。
因みに、転生者かどうかに付いて、リーナ師匠にまだ確認していない。何となくタイミングが掴めないんだよね。
家の裏手まで帰ると、また母がソワソワしながら待っていて、
「おかえりなさいリョーマ! リーナさん、レミちゃん。
リーナさんったら、いつの間にか付いて行っちゃって・・・、私も付いていけば良かったわ」
とか言っていた。ママンは仕事をして下さい。
その足でそのままレミを神殿まで送り届け、依頼達成の報告をした。
そうそう、今回の【神託】は色々イレギュラーだったからか、レミの【神託】スキルが2レベル上がった。2人の女神の【神託】を達成した事になったらしい。
その事実を伝えると、10代で【神託】スキルが3になったのは神殿史上初めてだと大騒ぎになっていた。レミはこれから忙しくなりそうだな。聖女とか言って祭り上げられたりして?
そして、ギルドへのゴブリンキング討伐の報告。これは揉めに揉めた。何がって、俺の扱いをどうするかで・・・。
討伐の事実自体は、魔石と死体を見せたので、すんなりとは行かないまでも、受け入れてもらえた。でも、5歳児がランクBのリーナ師匠も居たとはいえ、ほぼ単独でゴブリンキングが率いるゴブリンの群れを討伐してしまった事による反響が思いのほか大きかったのだ。
あとでリーナ師匠に、もう少し考えてから報告に行きなさいよと怒られた。テヘペロ。
達成した内容は既にSランク冒険者のソレであるが、Cランク以上は順を追って昇格する必要があるとの事で、一旦Cランクになり、後ほど昇格試験を受けてBランクになる事となった。
報酬についても、一般人が働かなくても数回人生を送れるくらいの額を頂いた。とりあえず、当面お金に困る事はないだろう。
そして最後に、王都に行く件だが、俺は王都の学園に通わせてもらう方向で両親と話をしようと思っている。
王都の学園には寮もあるらしいし、地方から学びに来る子も居ない訳ではなさそうだ。
リーナ師匠にその話をしたら、じゃあ私の実家から通う? とか言われたが、それは絶対にヤバいと思います。だって、リーナ師匠の実家って事は多分アレだよね。王都で1番大きな建物。
丁重にお断りさせて頂いた。
さあ、まずは両親を説得するところから始めよう!
─── 第1章 完
23
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる