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ゼロの行動・前編
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※ゼロ視点
最初はツカサのために洞窟を作った時だった。
ツカサは驚いていた、そりゃあそうだ…ひと回りもふた回りもでかい魔物は初めてだろうからな。
ツカサが見ていないものは俺も見えない…俺とツカサは一心同体だからな。
そして驚いた瞬間、何かを落としたのが見えた。
白いものだから白い地面と一体化していて気付いていないようだ。
それを拾い、眉を潜めた。
…なんだこれ。
ツカサの私物だとは思いたくないが明らかにツカサの字だ…間違えるわけがない。
どうやら手紙みたいで、レイチェルという人物に宛てたものみたいだ。
ツカサの影になり知っていたが、確か酒場の女だったな…ツカサはただの常連じゃなかったか?
熱烈なラブコールを書いてるように見える。
片手で握り潰したら燃えてチリとなった。
それをツカサに見えないようにやり、洞窟の中に入った。
本当はずっとツカサといたかったが、ツカサが疲れてるように見えて休ませようと思った…それに俺にはやる事があった。
大丈夫…いつも影が側にいるから…身体は離れていても心は一緒だ。
「好きだよ、ツカサ」
洞窟の前でそう囁き雪山を降りた。
勿論行く場所なんて一つだろう。
俺の妻を誑かした女を許さない。
直接手を下すわけじゃない、ただ…精神的に追い詰めてやる。
邪悪な笑みを浮かべて酒場に向かった。
夜の王都は賑やかな昼と違い大人の雰囲気を出していて、静かな街が気に入っている。
酒場はアルベールに何度か付き合わされて行った程度で店員の顔とかいちいち覚えてない。
それにツカサと出会ってから一度も行ってないしな。
酒場のドアを開ける。
「いらっしゃいませ!」
元気で明るい女の声がしてそちらを見る。
カウンターの向こうに居て客と話している。
周りの客もこの女目当てなのかだらしない顔をしている。
話をするならカウンター席だな。
…もしこの女の片思いならいかに俺達が愛し合ってるか分からせてやる。
幸いツカサとあの女は恋人同士とは感じないからな。
カウンター席に座るとおしぼりを出してくる。
「お兄さん初めてね、何にします?」
「…水でいい」
酒場に一人で来て水を頼む客を見た事がないのか、キョトンとしていたがすぐに水を出してくれた。
飲みながら女を観察する。
…ツカサ、こんな女がいいのか?…趣味悪いな。
化粧は濃くはないが胸元が開いた服が下品に感じる。
ツカサなんてローブで全く見えないんだぞ!もう少し露出した方がいいだろ!…勿論俺の前でだけな。
俺の方がツカサに相応しい、俺の方がとだんだん目つきが鋭くなってくると女は困った顔をしていた。
「お兄さんお酒飲めないの気にしないでいいわよ、実は私も弱いの」
「そんな事より聞きたい事がある」
豊満な胸を見せてきてもかすりもしない俺は本題に入る。
ツカサの胸の方が100倍興奮する。
ちなみに酒は飲める、騎士団で酒飲み対決をして俺だけ全然酔わない。
ツカサの事をボカさず聞いた。
ツカサとはどういう関係なのか、ツカサの事どう思ってるのか。
女は首を傾げていた。
「…ツカサ?そんなお客さんいたっけ?」
嘘を付いてるようには見えない、本当に知らない顔だ。
名前も知らないのにツカサに好かれてるのか、イライラを抑えるために水を一気飲みした。
俺がどんなに努力してるかきっとこの女は知らないのだろう。
いつかツカサだって分かってくれる日が来るだろう、俺はそう信じている。
「…猫耳、フードの客だ…いただろ?」
ツカサぐらいしかあの格好をしているのを見た事なかったから特徴を言う。
耳型の可愛い頭を思い出して自然と頬が緩む。
あんな可愛い顔を忘れるなんて本当にツカサに愛される資格がないな。
するとやっと分かったのか、女の顔は一気に真顔になった。
「あーーーーー、あのカモ…じゃなくて、お客さんね…ストー……いいお客さんよ」
カモとストーカーと聞こえたような気がするが、明後日の方向を向いてる事から女にはツカサへの想いはないらしい。
ツカサの片思いならさっさと諦めさせて俺に目を向けさせればいいだけだから、簡単だ。
もうここに用はないから話を聞いて店を出た。
明日の朝飯は魚にするか、と釣りスポットの湖に向かった。
最初はツカサのために洞窟を作った時だった。
ツカサは驚いていた、そりゃあそうだ…ひと回りもふた回りもでかい魔物は初めてだろうからな。
ツカサが見ていないものは俺も見えない…俺とツカサは一心同体だからな。
そして驚いた瞬間、何かを落としたのが見えた。
白いものだから白い地面と一体化していて気付いていないようだ。
それを拾い、眉を潜めた。
…なんだこれ。
ツカサの私物だとは思いたくないが明らかにツカサの字だ…間違えるわけがない。
どうやら手紙みたいで、レイチェルという人物に宛てたものみたいだ。
ツカサの影になり知っていたが、確か酒場の女だったな…ツカサはただの常連じゃなかったか?
熱烈なラブコールを書いてるように見える。
片手で握り潰したら燃えてチリとなった。
それをツカサに見えないようにやり、洞窟の中に入った。
本当はずっとツカサといたかったが、ツカサが疲れてるように見えて休ませようと思った…それに俺にはやる事があった。
大丈夫…いつも影が側にいるから…身体は離れていても心は一緒だ。
「好きだよ、ツカサ」
洞窟の前でそう囁き雪山を降りた。
勿論行く場所なんて一つだろう。
俺の妻を誑かした女を許さない。
直接手を下すわけじゃない、ただ…精神的に追い詰めてやる。
邪悪な笑みを浮かべて酒場に向かった。
夜の王都は賑やかな昼と違い大人の雰囲気を出していて、静かな街が気に入っている。
酒場はアルベールに何度か付き合わされて行った程度で店員の顔とかいちいち覚えてない。
それにツカサと出会ってから一度も行ってないしな。
酒場のドアを開ける。
「いらっしゃいませ!」
元気で明るい女の声がしてそちらを見る。
カウンターの向こうに居て客と話している。
周りの客もこの女目当てなのかだらしない顔をしている。
話をするならカウンター席だな。
…もしこの女の片思いならいかに俺達が愛し合ってるか分からせてやる。
幸いツカサとあの女は恋人同士とは感じないからな。
カウンター席に座るとおしぼりを出してくる。
「お兄さん初めてね、何にします?」
「…水でいい」
酒場に一人で来て水を頼む客を見た事がないのか、キョトンとしていたがすぐに水を出してくれた。
飲みながら女を観察する。
…ツカサ、こんな女がいいのか?…趣味悪いな。
化粧は濃くはないが胸元が開いた服が下品に感じる。
ツカサなんてローブで全く見えないんだぞ!もう少し露出した方がいいだろ!…勿論俺の前でだけな。
俺の方がツカサに相応しい、俺の方がとだんだん目つきが鋭くなってくると女は困った顔をしていた。
「お兄さんお酒飲めないの気にしないでいいわよ、実は私も弱いの」
「そんな事より聞きたい事がある」
豊満な胸を見せてきてもかすりもしない俺は本題に入る。
ツカサの胸の方が100倍興奮する。
ちなみに酒は飲める、騎士団で酒飲み対決をして俺だけ全然酔わない。
ツカサの事をボカさず聞いた。
ツカサとはどういう関係なのか、ツカサの事どう思ってるのか。
女は首を傾げていた。
「…ツカサ?そんなお客さんいたっけ?」
嘘を付いてるようには見えない、本当に知らない顔だ。
名前も知らないのにツカサに好かれてるのか、イライラを抑えるために水を一気飲みした。
俺がどんなに努力してるかきっとこの女は知らないのだろう。
いつかツカサだって分かってくれる日が来るだろう、俺はそう信じている。
「…猫耳、フードの客だ…いただろ?」
ツカサぐらいしかあの格好をしているのを見た事なかったから特徴を言う。
耳型の可愛い頭を思い出して自然と頬が緩む。
あんな可愛い顔を忘れるなんて本当にツカサに愛される資格がないな。
するとやっと分かったのか、女の顔は一気に真顔になった。
「あーーーーー、あのカモ…じゃなくて、お客さんね…ストー……いいお客さんよ」
カモとストーカーと聞こえたような気がするが、明後日の方向を向いてる事から女にはツカサへの想いはないらしい。
ツカサの片思いならさっさと諦めさせて俺に目を向けさせればいいだけだから、簡単だ。
もうここに用はないから話を聞いて店を出た。
明日の朝飯は魚にするか、と釣りスポットの湖に向かった。
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