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五日目・後編
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じゃあ俺が握り締めてる騎士服は知らない人の?
ゼロがいなくなってあんな上着を見つけたからパニックになっていたが、そういえばゼロはチートキャラだった。
ポイントにならないほど倒せないデーモングリズリーを一人で倒して、ポイントになるほど倒せるガーゴイルが倒せないわけないよな。
何だか恥ずかしい勘違いをしてしまいパッと手を離すが時すでに遅し、ゼロに肩を掴まれた。
「…俺という夫がいながら」
「夫じゃねーし!それよりガーゴイルが!」
「…?」
ガーゴイルの事を思い出してゼロに言う。
まだ近くにいたら危ない!
俺を助けに来てくれたならガーゴイルにも気付いている筈なのになんでそんな余裕なんだ!?
周りを警戒しながらキョロキョロ見る。
…あれ?後ろになんか屍が見えるんだけど気のせい?
俺の視線に気付きゼロも後ろを向く。
「あーあれ?いきなり襲いかかってきたから…つい」
ついのレベルじゃないほどボコボコにやられてるんだけど…
可笑しいな、10万ポイントをそんな簡単にやっつけれるほど弱い分けないんだけど…
あ、ゼロのステータスが可笑しいのか。
あちこち身体が砕けているが虫の息でまだ殺してないみたいだ。
ずっとこのまま放置してたのか、いっそ楽にしてあげた方がいいのに…
俺に襲いかかってきたけどさすがに半殺しは可哀想だ。
「ゼロ、なんで楽にしてやらないんだ」
「…ツカサが見つけたからな、ツカサがトドメを刺せばいい」
「え?」
ゼロは俺を見て優しく微笑んだ。
…そっか、俺がずっと一人の時見たかった顔だ。
でも、今その顔はあまり見たくなかった。
ゼロはきっとガーゴイルの事を知ってる。
だから俺にポイントを渡そうとしている。
俺は静かに首を横に振る。
「出来ない、俺は何もしてない…見つけるだけなら誰にでも出来る…ゼロに頼りたくない」
ゼロがいなかった二日間、ずっと情けなく思っていた。
ゼロを頼る自分に…
俺は一人でスノーホワイト祭にやって来たんだ。
なのにいつの間にかゼロに甘えていた。
ゼロがいなくなったからってまたゼロに頼ろうと探していたのかもしれない。
だから俺は…
「ツカサ…」
「ゼロ…っ!?」
ゼロに呼ばれたと思ったら手に何かを握らされ、腕を引かれ抱きしめられた。
その衝撃で何かが刺さる手の感触がして驚いた。
柔らかくはないがはっきりと感じる肉を裂く感触が手にこびりつく。
…怖い、何を刺したんだ俺…視界がゼロの服に覆われて見えない。
指先が震えて心臓の音がうるさい。
耳元でゼロの甘い声が響いた。
「…俺は、頼られたい…俺だけに頼ってよ」
顔を上げると視界に見えたのはガーゴイルが昇天する光景だった。
ゼロは俺から離れた。
放心状態の俺の手には黒い剣が握られている。
…ゼロの武器だろう。
手から滑り落ちた剣を拾い鞘に納めるのをボーッと眺めていた。
なんで、俺…嫌だって、言ったのに…
「…ゼロ」
「もう一匹まで倒せないか、俺がやっとく」
ゼロは俺に背を向け鞘から剣を抜きもう一匹のガーゴイルにトドメを刺した。
魔物にトドメを刺すのは何度もしていた。
だからきっと平気なんだ、だってこれは所詮ゲームなんだから…
でも、俺の気持ちを無視されて無理矢理命を奪わされた事に驚きゼロが俺を無視するわけないという変な自信が打ち砕かれたようだった。
ゼロが怖くて俺に近付いてくるゼロに怯えていたら、気付いてないわけないのに構わず俺を抱き抱えた。
次は何をさせるのか分からずパニックになり抵抗して暴れる。
「いや、いやだっ!離して!!」
「ツカサ、あまり暴れちゃダメだ…傷の手当てをするから帰ろう」
そういえばガーゴイルの攻撃は直に食らわなかったが何度か引き裂かれ身体のあちこちに傷が出来て血が滲んでいた。
黒いローブだからイマイチ分からないだろうが、ローブも切れていて一目で分かるようになっていた。
手当て…確かに言われてみれば痛い。
抵抗をやめて大人しくなる。
ゼロは魔法陣なしで浮遊した。
心の何処かで勘違いしていた。
ゼロは、俺の嫌がる事はしない…と…
だから俺の意思を無視したゼロにショックを受けていた。
…我ながら身勝手な考えだ。
俺は、散々ゼロの意思なんて聞いてなかったのに…
今なら分かる、何故「頼ってほしい」と言ったのか。
ゼロもショックだったのだろう、俺が…ゼロをいらないみたいに言ってしまったから…
でもそれは違う、ゼロと対等になりたかっただけなんだ。
言わなきゃ誰にも分からない。
洞窟に戻りゼロに手当てしてもらった。
普段なら服を脱がされるだけで暴れていたがそんな元気もない。
お互い無言の空気だった。
先に口を開いたのは意外にも俺だった。
「…ゼロ、手…冷えてるのか?」
「冷たかった?悪い、ちょっと耐性シールド付けたままだとツカサを探すのが見えづらくてな」
俺のために、手が冷えるまで探してくれたのか?
手当てが終わりゼロは夕飯の支度を始める。
俺も手伝おうとするが、ゼロが悲しい顔をするから手を引っ込めた。
鍋からいい匂いがする。
やっと帰ってこれたとそれだけで安心した。
ゼロはスープを掬い器に入れる。
「はい」
「…ありがとう」
「じゃあ俺、行くから」
俺に器を渡したらゼロはさっさと洞窟から出ようとする。
またゼロがいなくなるような気がして慌ててゼロの袖を掴む。
怖かったけど、ゼロがいなくなるのはもっと怖かった。
「外、寒いから…いればいいだろ」
「いや、耐性シールド張るから大丈夫」
「お…俺がっ、寒いんだよ!」
いつもぐいぐい来るくせに、ちょっと許すと引くゼロにイラっとしてスープの器を置きボロボロになったローブを持つ。
毛布代わりにはなるだろ。
こんな恥ずかしい事、もう絶対にしないと心に誓った。
両手を広げるとゼロは目を見開いていた。
いつもツンツンしている俺がこんな事をするとは思っていなかったのだろう。
そりゃあそうだ、俺だって驚いてるんだから…
「…来いよ、い…嫌なら無理にとは…」
最後まで言う前にゼロに抱きしめられた。
せっかく持ってたローブを落としてしまった。
思ったよりゼロの肌は冷たかったからギュッてして抱きしめる。
だんだんとゼロの体温が戻ってきていた。
……なんか、事情が知らない奴が見たら変な誤解しそうだな。
これは雪山で遭難した時の温め方で変な意味は決してない!…遭難してないけど…
「そんな可愛い事されると、勘違いしちゃうよ」
「…勘違いってなんだよ」
ゼロは笑うだけで答えてはくれない。
その日は一緒に食事をして抱きしめて眠った。
最近寝てないからか、今日はぐっすり眠れそうだ。
ゼロがいなくなってあんな上着を見つけたからパニックになっていたが、そういえばゼロはチートキャラだった。
ポイントにならないほど倒せないデーモングリズリーを一人で倒して、ポイントになるほど倒せるガーゴイルが倒せないわけないよな。
何だか恥ずかしい勘違いをしてしまいパッと手を離すが時すでに遅し、ゼロに肩を掴まれた。
「…俺という夫がいながら」
「夫じゃねーし!それよりガーゴイルが!」
「…?」
ガーゴイルの事を思い出してゼロに言う。
まだ近くにいたら危ない!
俺を助けに来てくれたならガーゴイルにも気付いている筈なのになんでそんな余裕なんだ!?
周りを警戒しながらキョロキョロ見る。
…あれ?後ろになんか屍が見えるんだけど気のせい?
俺の視線に気付きゼロも後ろを向く。
「あーあれ?いきなり襲いかかってきたから…つい」
ついのレベルじゃないほどボコボコにやられてるんだけど…
可笑しいな、10万ポイントをそんな簡単にやっつけれるほど弱い分けないんだけど…
あ、ゼロのステータスが可笑しいのか。
あちこち身体が砕けているが虫の息でまだ殺してないみたいだ。
ずっとこのまま放置してたのか、いっそ楽にしてあげた方がいいのに…
俺に襲いかかってきたけどさすがに半殺しは可哀想だ。
「ゼロ、なんで楽にしてやらないんだ」
「…ツカサが見つけたからな、ツカサがトドメを刺せばいい」
「え?」
ゼロは俺を見て優しく微笑んだ。
…そっか、俺がずっと一人の時見たかった顔だ。
でも、今その顔はあまり見たくなかった。
ゼロはきっとガーゴイルの事を知ってる。
だから俺にポイントを渡そうとしている。
俺は静かに首を横に振る。
「出来ない、俺は何もしてない…見つけるだけなら誰にでも出来る…ゼロに頼りたくない」
ゼロがいなかった二日間、ずっと情けなく思っていた。
ゼロを頼る自分に…
俺は一人でスノーホワイト祭にやって来たんだ。
なのにいつの間にかゼロに甘えていた。
ゼロがいなくなったからってまたゼロに頼ろうと探していたのかもしれない。
だから俺は…
「ツカサ…」
「ゼロ…っ!?」
ゼロに呼ばれたと思ったら手に何かを握らされ、腕を引かれ抱きしめられた。
その衝撃で何かが刺さる手の感触がして驚いた。
柔らかくはないがはっきりと感じる肉を裂く感触が手にこびりつく。
…怖い、何を刺したんだ俺…視界がゼロの服に覆われて見えない。
指先が震えて心臓の音がうるさい。
耳元でゼロの甘い声が響いた。
「…俺は、頼られたい…俺だけに頼ってよ」
顔を上げると視界に見えたのはガーゴイルが昇天する光景だった。
ゼロは俺から離れた。
放心状態の俺の手には黒い剣が握られている。
…ゼロの武器だろう。
手から滑り落ちた剣を拾い鞘に納めるのをボーッと眺めていた。
なんで、俺…嫌だって、言ったのに…
「…ゼロ」
「もう一匹まで倒せないか、俺がやっとく」
ゼロは俺に背を向け鞘から剣を抜きもう一匹のガーゴイルにトドメを刺した。
魔物にトドメを刺すのは何度もしていた。
だからきっと平気なんだ、だってこれは所詮ゲームなんだから…
でも、俺の気持ちを無視されて無理矢理命を奪わされた事に驚きゼロが俺を無視するわけないという変な自信が打ち砕かれたようだった。
ゼロが怖くて俺に近付いてくるゼロに怯えていたら、気付いてないわけないのに構わず俺を抱き抱えた。
次は何をさせるのか分からずパニックになり抵抗して暴れる。
「いや、いやだっ!離して!!」
「ツカサ、あまり暴れちゃダメだ…傷の手当てをするから帰ろう」
そういえばガーゴイルの攻撃は直に食らわなかったが何度か引き裂かれ身体のあちこちに傷が出来て血が滲んでいた。
黒いローブだからイマイチ分からないだろうが、ローブも切れていて一目で分かるようになっていた。
手当て…確かに言われてみれば痛い。
抵抗をやめて大人しくなる。
ゼロは魔法陣なしで浮遊した。
心の何処かで勘違いしていた。
ゼロは、俺の嫌がる事はしない…と…
だから俺の意思を無視したゼロにショックを受けていた。
…我ながら身勝手な考えだ。
俺は、散々ゼロの意思なんて聞いてなかったのに…
今なら分かる、何故「頼ってほしい」と言ったのか。
ゼロもショックだったのだろう、俺が…ゼロをいらないみたいに言ってしまったから…
でもそれは違う、ゼロと対等になりたかっただけなんだ。
言わなきゃ誰にも分からない。
洞窟に戻りゼロに手当てしてもらった。
普段なら服を脱がされるだけで暴れていたがそんな元気もない。
お互い無言の空気だった。
先に口を開いたのは意外にも俺だった。
「…ゼロ、手…冷えてるのか?」
「冷たかった?悪い、ちょっと耐性シールド付けたままだとツカサを探すのが見えづらくてな」
俺のために、手が冷えるまで探してくれたのか?
手当てが終わりゼロは夕飯の支度を始める。
俺も手伝おうとするが、ゼロが悲しい顔をするから手を引っ込めた。
鍋からいい匂いがする。
やっと帰ってこれたとそれだけで安心した。
ゼロはスープを掬い器に入れる。
「はい」
「…ありがとう」
「じゃあ俺、行くから」
俺に器を渡したらゼロはさっさと洞窟から出ようとする。
またゼロがいなくなるような気がして慌ててゼロの袖を掴む。
怖かったけど、ゼロがいなくなるのはもっと怖かった。
「外、寒いから…いればいいだろ」
「いや、耐性シールド張るから大丈夫」
「お…俺がっ、寒いんだよ!」
いつもぐいぐい来るくせに、ちょっと許すと引くゼロにイラっとしてスープの器を置きボロボロになったローブを持つ。
毛布代わりにはなるだろ。
こんな恥ずかしい事、もう絶対にしないと心に誓った。
両手を広げるとゼロは目を見開いていた。
いつもツンツンしている俺がこんな事をするとは思っていなかったのだろう。
そりゃあそうだ、俺だって驚いてるんだから…
「…来いよ、い…嫌なら無理にとは…」
最後まで言う前にゼロに抱きしめられた。
せっかく持ってたローブを落としてしまった。
思ったよりゼロの肌は冷たかったからギュッてして抱きしめる。
だんだんとゼロの体温が戻ってきていた。
……なんか、事情が知らない奴が見たら変な誤解しそうだな。
これは雪山で遭難した時の温め方で変な意味は決してない!…遭難してないけど…
「そんな可愛い事されると、勘違いしちゃうよ」
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