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記憶喪失の真実
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※リーフリード視点
アズサを風呂に入れて、布団にゆっくり寝かせる。
外部から来た男に連れられて行ったのか自分で行ったのか分からない。
俺自身もアズサの悩みに踏み込む事が出来なかった。
俺を見るアズサの顔は、どこか思いつめているようで俺は見て見ぬフリをした。
土足で踏み込んで、アズサがこの国のからいなくなるんじゃないかと思うと怖かった。
もう、あんな思いしたくはない。
アズサが忘れ草の真ん中で倒れていた時、血の気が引いた。
抱き上げるといつもの体温が感じられず、死んでしまったのではないかと思って怖かった。
自分がアズサに会いたくて、アズサが俺に会いに森に入る事を止めなかった。
こんな事ならアズサを国の中に閉じ込めていれば良かった。
アズサと会えなくなる事は俺の頭の中にはなかった。
後悔してもアズサは目を覚まさない、エルフの血は薬になると聞いた事があった。
アズサが目を覚ますなら、この血を捧げる。
唇を噛んで、アズサに口付けをする。
アズサの目蓋が震えて、薬が効いたのだと嬉しかった。
でも、そんな嬉しい気持ちもすぐになくなった。
「…だれ、ですか?」
うわ言のように言ったその言葉は俺にとって鋭い刃のように突き刺さった。
アズサを屋敷に連れ帰って、必死に看病した。
俺の血によってアズサは元気を取り戻した。
でも、戻らないものがあった。
俺と過ごした記憶が、忘れ草によって消えてしまった。
ここでも俺はアズサを家に帰す選択肢はなかった。
きっと、バチが当たったんだ……自分勝手な俺に…
俺はアズサの恋人で婚約者だと告げると、困った顔をしつつ笑ってくれた。
アズサとは婚約者でも恋人ですらない…ただの友人だった。
俺の方がアズサに会う度に好きになっていた。
誰にも渡したくない、渡すくらいなら俺は……
その結果アズサは今こうして眠っている。
解放しなきゃいけないのかもしれない、もしかしたら森の中に入ったのも俺から離れるためかもしれない。
昔の呼び名で呼んでいた、アズサの記憶は元に戻っていた。
「ごめん、ごめんな……アズサ」
「…ぅっ」
「アズサ!」
アズサが目を覚まして、ボーッとした顔で俺の方を見ていた。
手を握りしめると、アズサは俺の方を向いてくれた。
こんな卑しい俺にも笑いかけてくれる…アズサの優しさは記憶があろうとなかろうと変わらない。
アズサは無理に起き上がろうとしていたから、肩を軽く押して止めた。
ここはもう森の中じゃない、安心してくれ。
明日話を聞くとして、今日はそのままゆっくり寝かせたい。
俺の気持ちを伝えると、アズサに服を弱々しく掴まれた。
手を握ると、アズサの瞳が不安げに揺れていた。
「アズサ、話は明日でいい…無理するな」
「…でも、明日は結婚式……」
「もうしなくていい、だから安心してくれ」
アズサは結婚式に思いつめていたのか、好きでもない男と結婚式なんてしたくないのは当然だ。
早く結婚しなくては、アズサが記憶を取り戻して俺から離れる前に……その事ばかり考えていた。
でも、そんな事をしてもアズサの心までは手に入れる事が出来ない。
アズサの幸せを願う事が本当の愛だって気付いた……たとえ傍に俺がいなくても…
そう思っていたのに、アズサの瞳からポロポロと涙が流れてきた。
驚いてアズサに駆け寄ると、アズサは涙声で俺にしがみついた。
「き、記憶…戻ったのっ?」
「記憶?何の話だ?」
「だって……リーフリード、忘れ草で記憶喪失だったから」
アズサは泣きながら言っていて、俺は呆然とアズサの言葉を聞いていた。
確かに記憶をなくした時、アズサに忘れ草で出会ったと話した。
アズサの記憶が消えたのはそこだし、俺達の関係が始まる…その程度の軽い気持ちてま話した。
まさか俺が記憶喪失にされてるとは思わなかった。
俺は元々記憶喪失にはなっていない、忘れ草の記憶が失う毒は俺には効かない。
記憶喪失のフリをするつもりはないが、今疲れているアズサの頭を混乱させるわけにはいかないから記憶喪失になっていない事は言わず思い出した事にした。
アズサと過ごした記憶を一分一秒でも忘れた事はないのに。
記憶が戻ったとなると、アズサも喜んでくれるかと思った。
でもアズサは喜ぶとはほど遠いくらいに顔を青くしていた。
「あ、その…良かったね、本当の婚約者を思い出して」
口では良かったと言うが、俺の方を見ていない。
それどころか、アズサはいったい何の話をしているんだ?
本当の婚約者?俺はアズサしか婚約者にした覚えはない。
アズサの頬に触れても、こちらを見てくれない。
アズサの言っている意味が分からず、これは話し合いをする必要があると思った。
そうでないと、胸の奥底がすっきり出来ずに未練になる。
「アズサも記憶が戻ったんだろ」
「…う、ん」
「アズサの中の記憶にある俺が全てだ、アズサを愛している…それだけだ」
アズサは驚いた顔をして俺を見つめていた。
あんなに愛していると伝えたのに、アズサには分からなかったのか。
アズサの話によると俺が記憶喪失で、本命の相手とアズサを勘違いしたらしい。
俺がそんな間抜けに見えたとは、かなりショックだ。
でも、これは俺が嘘を付いたからアズサは勘違いした。
そして俺のために蛍草を探しに危険な森に入ったらしい。
初めて出会ったあの時のように、アズサは他人のために一生懸命だった。
俺の嘘のせいでアズサは危険な目に遭った、あの客人達はむしろアズサを止めようとしてくれたのか。
またアズサが勘違いしないように、俺はアズサに全て話す事にした。
最初から話していればこんなすれ違いにはならなかった。
全て俺が悪い、アズサに愛想尽かされても当然だ。
謝って許される事ではない、それでも頭を下げた。
アズサは驚いて頭を上げるように言っていたが、それでもやめなかった。
「俺が勝手にした事だから、リーフリードは悪くないよ」
「いや、俺の嘘がなかったらアズサは蛍草を取りに森に行く事はなかった」
「俺、も…リーフリードに伝えたい事があるんだ」
アズサに手を握られて、俺はいろんな感情が溢れてくる。
ダメだ、あんな事をしたのにまたアズサを縛るつもりなのか。
もう、解放しないと……声を絞り出すように俺は一言一言口にした。
「アズサ…」で言葉が止まってしまって、臆病な俺は何も言えなくなる。
アズサの顔がまともに見れずに下を向くと、アズサに頬を触られた。
導かれるように顔を上げると、アズサの唇が俺の唇に触れた。
触れるだけの軽いキスだったけど、アズサの想いが込められていた。
「俺、リーフリードの事…好きだよ…確かに記憶がなくなる前までは友人としか思ってなかったけど、リーフリードと過ごして俺はリーフリードに他に本命がいると分かってても好きな気持ちも変わらなかった」
「アズ……」
「リーフリードさえ良かったら、俺を…正式にリーくんのものにして下さい」
アズサに抱きしめられると、さっきまで体温を感じなかったのに温かなアズサのぬくもりをこの身体で感じる事が出来た。
今度は俺も泣きたい気分になって、アズサを抱きしめているから見えないだろうと静かに泣いた。
随分と遠回りになってしまったが、やっと俺達は両想いになった。
今度こそ必ずアズサを危険な目に遭わせない、俺が全てを掛けてアズサを守る事を誓った。
アズサを風呂に入れて、布団にゆっくり寝かせる。
外部から来た男に連れられて行ったのか自分で行ったのか分からない。
俺自身もアズサの悩みに踏み込む事が出来なかった。
俺を見るアズサの顔は、どこか思いつめているようで俺は見て見ぬフリをした。
土足で踏み込んで、アズサがこの国のからいなくなるんじゃないかと思うと怖かった。
もう、あんな思いしたくはない。
アズサが忘れ草の真ん中で倒れていた時、血の気が引いた。
抱き上げるといつもの体温が感じられず、死んでしまったのではないかと思って怖かった。
自分がアズサに会いたくて、アズサが俺に会いに森に入る事を止めなかった。
こんな事ならアズサを国の中に閉じ込めていれば良かった。
アズサと会えなくなる事は俺の頭の中にはなかった。
後悔してもアズサは目を覚まさない、エルフの血は薬になると聞いた事があった。
アズサが目を覚ますなら、この血を捧げる。
唇を噛んで、アズサに口付けをする。
アズサの目蓋が震えて、薬が効いたのだと嬉しかった。
でも、そんな嬉しい気持ちもすぐになくなった。
「…だれ、ですか?」
うわ言のように言ったその言葉は俺にとって鋭い刃のように突き刺さった。
アズサを屋敷に連れ帰って、必死に看病した。
俺の血によってアズサは元気を取り戻した。
でも、戻らないものがあった。
俺と過ごした記憶が、忘れ草によって消えてしまった。
ここでも俺はアズサを家に帰す選択肢はなかった。
きっと、バチが当たったんだ……自分勝手な俺に…
俺はアズサの恋人で婚約者だと告げると、困った顔をしつつ笑ってくれた。
アズサとは婚約者でも恋人ですらない…ただの友人だった。
俺の方がアズサに会う度に好きになっていた。
誰にも渡したくない、渡すくらいなら俺は……
その結果アズサは今こうして眠っている。
解放しなきゃいけないのかもしれない、もしかしたら森の中に入ったのも俺から離れるためかもしれない。
昔の呼び名で呼んでいた、アズサの記憶は元に戻っていた。
「ごめん、ごめんな……アズサ」
「…ぅっ」
「アズサ!」
アズサが目を覚まして、ボーッとした顔で俺の方を見ていた。
手を握りしめると、アズサは俺の方を向いてくれた。
こんな卑しい俺にも笑いかけてくれる…アズサの優しさは記憶があろうとなかろうと変わらない。
アズサは無理に起き上がろうとしていたから、肩を軽く押して止めた。
ここはもう森の中じゃない、安心してくれ。
明日話を聞くとして、今日はそのままゆっくり寝かせたい。
俺の気持ちを伝えると、アズサに服を弱々しく掴まれた。
手を握ると、アズサの瞳が不安げに揺れていた。
「アズサ、話は明日でいい…無理するな」
「…でも、明日は結婚式……」
「もうしなくていい、だから安心してくれ」
アズサは結婚式に思いつめていたのか、好きでもない男と結婚式なんてしたくないのは当然だ。
早く結婚しなくては、アズサが記憶を取り戻して俺から離れる前に……その事ばかり考えていた。
でも、そんな事をしてもアズサの心までは手に入れる事が出来ない。
アズサの幸せを願う事が本当の愛だって気付いた……たとえ傍に俺がいなくても…
そう思っていたのに、アズサの瞳からポロポロと涙が流れてきた。
驚いてアズサに駆け寄ると、アズサは涙声で俺にしがみついた。
「き、記憶…戻ったのっ?」
「記憶?何の話だ?」
「だって……リーフリード、忘れ草で記憶喪失だったから」
アズサは泣きながら言っていて、俺は呆然とアズサの言葉を聞いていた。
確かに記憶をなくした時、アズサに忘れ草で出会ったと話した。
アズサの記憶が消えたのはそこだし、俺達の関係が始まる…その程度の軽い気持ちてま話した。
まさか俺が記憶喪失にされてるとは思わなかった。
俺は元々記憶喪失にはなっていない、忘れ草の記憶が失う毒は俺には効かない。
記憶喪失のフリをするつもりはないが、今疲れているアズサの頭を混乱させるわけにはいかないから記憶喪失になっていない事は言わず思い出した事にした。
アズサと過ごした記憶を一分一秒でも忘れた事はないのに。
記憶が戻ったとなると、アズサも喜んでくれるかと思った。
でもアズサは喜ぶとはほど遠いくらいに顔を青くしていた。
「あ、その…良かったね、本当の婚約者を思い出して」
口では良かったと言うが、俺の方を見ていない。
それどころか、アズサはいったい何の話をしているんだ?
本当の婚約者?俺はアズサしか婚約者にした覚えはない。
アズサの頬に触れても、こちらを見てくれない。
アズサの言っている意味が分からず、これは話し合いをする必要があると思った。
そうでないと、胸の奥底がすっきり出来ずに未練になる。
「アズサも記憶が戻ったんだろ」
「…う、ん」
「アズサの中の記憶にある俺が全てだ、アズサを愛している…それだけだ」
アズサは驚いた顔をして俺を見つめていた。
あんなに愛していると伝えたのに、アズサには分からなかったのか。
アズサの話によると俺が記憶喪失で、本命の相手とアズサを勘違いしたらしい。
俺がそんな間抜けに見えたとは、かなりショックだ。
でも、これは俺が嘘を付いたからアズサは勘違いした。
そして俺のために蛍草を探しに危険な森に入ったらしい。
初めて出会ったあの時のように、アズサは他人のために一生懸命だった。
俺の嘘のせいでアズサは危険な目に遭った、あの客人達はむしろアズサを止めようとしてくれたのか。
またアズサが勘違いしないように、俺はアズサに全て話す事にした。
最初から話していればこんなすれ違いにはならなかった。
全て俺が悪い、アズサに愛想尽かされても当然だ。
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アズサは驚いて頭を上げるように言っていたが、それでもやめなかった。
「俺が勝手にした事だから、リーフリードは悪くないよ」
「いや、俺の嘘がなかったらアズサは蛍草を取りに森に行く事はなかった」
「俺、も…リーフリードに伝えたい事があるんだ」
アズサに手を握られて、俺はいろんな感情が溢れてくる。
ダメだ、あんな事をしたのにまたアズサを縛るつもりなのか。
もう、解放しないと……声を絞り出すように俺は一言一言口にした。
「アズサ…」で言葉が止まってしまって、臆病な俺は何も言えなくなる。
アズサの顔がまともに見れずに下を向くと、アズサに頬を触られた。
導かれるように顔を上げると、アズサの唇が俺の唇に触れた。
触れるだけの軽いキスだったけど、アズサの想いが込められていた。
「俺、リーフリードの事…好きだよ…確かに記憶がなくなる前までは友人としか思ってなかったけど、リーフリードと過ごして俺はリーフリードに他に本命がいると分かってても好きな気持ちも変わらなかった」
「アズ……」
「リーフリードさえ良かったら、俺を…正式にリーくんのものにして下さい」
アズサに抱きしめられると、さっきまで体温を感じなかったのに温かなアズサのぬくもりをこの身体で感じる事が出来た。
今度は俺も泣きたい気分になって、アズサを抱きしめているから見えないだろうと静かに泣いた。
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